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第7章。サルト帝国監視警邏船団。
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🩷クリスタルに誘われて第6部🩷保存版⑧。
2244年10月2日。~2245年9月18日。
(記録)
2211年9月5日。
(アステラドラグ銀河団外縁のクリスアーナ・ドームの現在地から天の川銀河惑星テラ迄の距離)
1億8620万526光年。
🩷サルト人の天敵。
デスペラ人。
第7章。サルト帝国監視警邏船団。
(登場人物)
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王総轄。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。長女。ブルー・クリスタル。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアナリル・フェアリ・クリス。
フェアリ共和国神聖女王総轄。フェアリ種族。身長10センチメートル。ユリア神聖女王総轄と共生。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアパロレラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王大総括。フェアリ種族全体の神聖女王大総括。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メアリレルナ・フェアリ・クリス。
ユリア神聖女王監視官。メリアナリク・フェアリ・クリス神聖女王総括
の特使。神聖女王。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアパロラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️マロアレロニ・フェアラ・クリス。
フェアラ共和国神聖女王総括。フェアリ種族。身長10センチメートル。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️ラメレナーレ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王副総括。バアラル銀河の魔女。ユリア神聖女王の副臣。サルト宇宙帝国最後の女王の従妹の末裔。ユリア神聖女王の腹心。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️集合生体脳ユリアテシア。
ロボット惑星の半生体ロボット脳のネットワークの集合脳の名称。進化して超越知性体の域に達している。
❣️ユリアテリナ・サルト・ザトン。
集合生体脳ユリアティリナの分身。代理。
❣️メロカリナーラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル連合共和国神聖女王総括。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミリ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団総帥。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
2244年10月2日。
🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷
2245年9月18日。
第7章。サルト帝国監視警邏船団。
本文
1
2244年10月2日。クィーン標識塔セピアがバロバラガル銀河外縁に実体化する。サルトの目からの報告では未だに艦隊が集結中で、其の艦数は800万台で有る。想定外の艦隊数で有る。
サルト銀河団連合帝国に取っては取るに足りない艦隊数では有る。
「ユリア様、想定以上の艦隊数ですね」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「問題無い艦隊数じゃ。で、デグラバロン銀河帝国軍団が転移したらクリスタル艦隊遊撃旅団50個軍団を派遣して制圧せよ。ユリアパラル船団100個軍団は待機させておくように」と、指示するユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるメアリレルナ特使。
バロバラガル銀河帝国軍が次々と銀河外縁に実体化して来る。其の艦隊数280万台で有る。圧倒的に少ない艦隊数で有る。勝敗は素人でも解る状況だ。
デグラバロン銀河帝国軍団が次々と転移を開始し、バロバラガル銀河外縁に滞空しているバロバラガル銀河帝国軍団から80万キロメートル離れた宙域に次々と実体化し滞空する。
監視しているメアリレルナ特使が「ユリア様、始まりましたね」と、ユリア神聖女王に話し掛ける。
「果たしてデグラバロン銀河帝国軍団はどう出るのか楽しみじゃな」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様、タイミングを間違えない様に」と、話し掛けるユリア神聖女王警護部隊メリアパロレラ・フェアリ・クリス副神聖女王。
「承知しておる。仮にタイミングが外れそうならばメリアパロレラの独断で号令を出して欲しい」と、答えるユリア神聖女王。
ユリア神聖女王は通信機の準備を整えて、メッセージを送るタイミングを測っている。遂に其の時が訪れた。デグラバロン銀河帝国軍団が動き出す。
ユリア神聖女王は、思念波と通信で「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンで有る。直ちに戦闘行動を中止せよ」と、メッセージを送信する。ほぼ同時に、クィーン標識塔セピアが両陣営の中間に実体化する。数秒後。ユリアパラル船団100個軍団が実体化し、両陣営を取り囲む。更に数秒後。クリスタル艦隊遊撃旅団60個軍団がクィーン標識塔セピアの前後に実体化する。更に数秒後。デグラバロン銀河外縁にクリスタル艦隊遊撃旅団100個軍団が実体化し、銀河内に進入して行く。
「状況を見れば一目瞭然で有ろう。繰り返す、直ちに無条件降伏せよ」と、メッセージを送る。
「私はバロバラガル銀河帝国統轄女王のパロメレラ・ラガル・バグレダです。告知に従って無条件降伏致します」と、返信が届く。
「パロメレラ統轄女王、懸命な判断に感謝する」と、返信するユリア神聖女王。続けて「バグバログ皇帝、君は軍事大国を気取っているが、此の宇宙には数万倍、数100万倍軍事大国で有る帝国が存在する事を知るべきだ。次いでに話しておくが、デグラバロン銀河帝国は既に我が精鋭部隊が制圧を開始している。自分の帝国が征服される屈辱を味わうべきだ」と、メッセージを送るユリア神聖女王。
「バグバログ皇帝、私はユリア様程温厚でも無く気が長くも無い。私の艦隊は直ぐにでも殲滅出来る様に包囲してのだから」と、話し掛けるユリアテリナ・サルト・ザトン代理。
数秒後。「私はデグラバロン銀河帝国軍総帥で有るレハバロダ・アレン・ドバラです。私は神聖女王陛下の元に無条件降伏致します。其の条件として、我々をデグラバロン銀河帝国に戻さないで下さい。帝国には総督と、2人の貴族が付いており、其れ等の艦隊数帝国軍団依りやや上回っていますので御注意下さい」と、話し掛ける。
「レハバロダ総帥、御忠告有難う。だが、我が艦隊は強力だ。何等心配していない。でも、忠告に従いユリアパラル船団100個軍団を制圧救援軍団として派遣します」と、答えるユリア神聖女王。
「陛下、忠告を聞いて頂き感謝致します」と、話し掛けレハバロダ総帥。
「レハバロダ総帥、間もなくタートル・ゼータ1万台が到着しますので、到着次第艦隊毎に着艦して下さい。尚、着艦後にレハバロダ総帥並びに艦隊幹部と共にクィーン標識塔セピアに来艦して下さい」と、話し掛けてから「パロメレラ統轄女王、貴女と貴女の側近幹部と共に来艦して下さい」と、話し掛ける。
「承知致しました」と、答えるパロメレラ統轄女王。
小一時間後。パロメレラ統轄女王等が来艦して来た。ユリア神聖女王は丁重に出迎え、統合指令センター第1会議室に案内する。
ユリア神聖女王は「パロメレラ統轄女王、無条件降伏に感謝する。我々は帝国制を打倒して、平和共存出来る民主政治を実行する銀河連邦共和国を樹立させたいと願っています。其れも更に大きな組織の傘下となれば、仮に未知種族からの侵略を受けても、大きな組織が対処するので平和は保たれます」と、没頭に話し掛ける。
「神聖女王陛下。其の大きな組織とはサルト銀河団連合帝国の事ですね」と、問い掛けるパロメレラ統轄女王。想定以上に賢い人で有る。其の実直で嘘偽りが無い。
「其の通りですパロメレラ統轄女王。貴女は非常に賢く層目な方ですね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「陛下の意図は心の中に染み込んで来ました。解りました。では、バロバラガル銀河帝国を廃止し、新たにバロバラガル銀河連邦共和国に解明します。陛下、宜しくお願いします」と、話し掛けるパロメレラ統轄女王。
「誠に賢く、先見の先見の明が有る様だ。では、自国に戻り貴女の信頼出来る側近幹部並びに親戚一同を呼び寄せ、全員が揃ったならば来艦して下さい。来艦次第不老不死の処置をしますので」と、話し掛けるユリア神聖女王。
2244年11月8日。パロメレラ統轄女王等一行の不老不死の処置並びにヒュプノ教育等が終了し、統合指令センターに戻って来た。ユリア神聖女王は小一時間程話して、後は自由解散にする。
潜在的な反皇帝派で有るデグラバロン銀河共和国統轄女王のレハミレハ・ラロン・レダバは、皇帝と意見、考え方の相違から銀河の西側一帯を支配している。本拠地はデルタ星団銀河ラログ星系第3惑星ラロンで有る。
フェアラ遊撃旅団が、レハミレハ統轄女王と接触する。
〈始めまして。私はフェアラ遊撃旅団第101軍統轄女王のロハメレラハ・フェアラ・クリスです。レハミレハ統轄女王に御挨拶申し上げます。サルト銀河団連合帝国神聖女王ユリア様の命令に依り伺いました〉と、思念で挨拶する。
「まぁっ、可愛い妖精達ね。良いわ。話しを聞きましょう」と、答えるレハミレハ統轄女王。
〈感謝致します。では、ユリア様の言葉を伝えます。ユリア様は、デグラバロン銀河共和国を解体して、銀河東西を統一したデグラバロン銀河連邦共和国と改名して其の統一した国家の統轄女王に就任して欲しい。との事です〉と、話し掛ける。
「なるほど、悪い話では無いわね。で、其の見返りは」と、問い掛けるレハミレハ統轄女王。
〈承諾してくれれば不老不死にするテロメロンを譲渡するそうです。但し、サルト銀河団連合帝国傘下デグラバロン銀河連邦共和国として自治国家として平和共存を維持して頂きたい〉と、答える。
「成る程。永遠の命とは魅力的です。断わる理由が見当たらない。全て承知しました」と、答えるレハミレハ統轄女王。
〈では、貴女が信頼出来る側近幹部並びに親戚一同を招集してから再び来艦して下さい。到着次第不老不死の処置をしますので。でわ、此れにて〉と、話してから姿を消した。
2
2244年11月28日。レハミレハ統轄女王等一行が到着する。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊統轄司令メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王等が出迎え、不老不死処置室に案内し不老不死の処置を開始する。
数時間後。不老不死の処置とヒュプノ教育を済ませ統合指令センターに戻って来た。
ユリア神聖女王は、全員に向かって「お目出度う。此れで皆様方は私達の仲間になりました。従って皆様方はサルト銀河団連合帝国並びにデグラバロン銀河連邦共和国の為に尽くさなければなりません。宜しいでしょうか」と、問い掛ける。数秒間全員の思考をリサーチする。結果、誰一人不審者はいなかった。寧ろ、ユリア神聖女王の威厳さと全てを見通す眼力に敬意を抱き永遠に忠誠を誓っていた。其れを知り、ユリア神聖女王は安心した。
2245年2月8日。2大銀河連邦共和が安定して来たので、ユリア神聖女王は最後の銀河制圧を開始する事にした。
「セピア、ゴーストバリアを展開して最後の銀河外縁に移動して欲しい」と、要請する。
「承知致しました」と、答える生体脳セピア。
数秒後。未知銀河外縁に実体化する。
「サルトの目からの報告が有りません。探知され破壊された可能性が高いです」と、報告する生体脳セピア。
「始めての事件で有るな。かなり高度な知性体が住んでいるのだろう。セピア、戦闘体制を整えて用心して進行せよ」と、指示するユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア様」と、報告する生体脳セピア。
「ユリア様、フェアラ遊撃旅団を派遣しましょうか」と、問い掛けるメアリレルナ特使。
「では宜しく頼む」と、答えるユリア神聖女王。
フェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王傘下の数部隊が出動する。いきなり未知銀河外縁に小型母船フェリアンが実体化する。
其の小型母船から直径80キロメートル。全高8キロメートルの小型母船フェリアンから直径100メートル。全高20メートルの戦艦フェリが次々と射出される。其の数2000台で有る。
いきなり消えると、未知銀河の至る所で実体化し、周辺の調査を開始する。小型で生体金属で製造されており、ゴーストバリアとメンタルバリアを2重に展開されており探知される事はほぼ無い。有人惑星を発見すると、周回軌道上から精神触手を伸ばし重要人物を発見して脳内をリサーチして情報を収集をする。
2245年3月15日。ほぼ完璧な情報を収集してユリア神聖女王に思考波伝達で報告する。
〈ユリア様。調査の報告をします。調査した銀河な名称は、マジバダロン銀河と言います。支配者は、レラピミレハ・サルト・ザトン統轄女王で、本拠地は、
デルタ星団マジバダロン銀河銀河バロン星系第3惑星マロンです。コンタクトを取りますか〉と、問い掛けるフェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王。
〈我が一族ではないか。早急に接触して話しを付けよ〉と、指示するユリア神聖女王。
フェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王は、部下10人と共にレラピミレハ統轄女王の眼前に実体化する。
〈レラピミレハ統轄女王陛下、お初にお目通り致します。私はフェアラ遊撃旅団第1001軍副神聖女王のロハメレラハ・フェアラ・クリスです。サルト銀河団連合帝国神聖女王陛下の命令で接触致しました。ユリア様は、早急にコンタクトする様にとの事です〉と、話し掛ける。
「サルトの姫様が生きておられたのですね。承知しました」と、答えてから通信機のスイッチを入れる。
「サルトの姫様。私はマジバダロン銀河帝国統轄女王のレラピミレハ・サルト・ザトンです。姫様が健在ならサルト帝国は安泰です。私の肩の荷が下りました。出会え事に感謝致します」と、話し掛ける。
「硬い話は無しにされよ。レラピミレハは私の従妹ではないか」と、答えるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるレラピミレハ統轄女王。
「所でレラピミレハ、私の事は姉様と呼ぶが良い。で、貴女の側近幹部並びに親戚一同を招集してから私のクィーン標識塔セピアに来艦なさい。其れと、サルト人居住惑星を全てクリスアーナ・ドームに転移させるので、其の旨を告知なさい」と、指示するユリア神聖女王。
「承知しました姉様」と、答えるレラピミレハ統轄女王。
2245年4月5日。レラピミレハ統轄女王等一行が来艦して来た。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊統轄司令メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王と配下10人が出迎えて処置室に案内する。
数時間後。不老不死の処置とヒュプノ教育等全てが終了し、統合指令センターに戻って来た。
ユリア神聖女王は、メリアロレナ統轄女王に神聖女王の称号を与え側近幹部に任命する。
「メリアロレナ、此れからサルト帝国の発展に力を貸して頂きたい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「心得ています姉様」と、答えるメリアロレナ統轄女王。
「ユリア様。惑星の転移は要約3分の1に達しました。全ての転移には後6ヶ月程掛かります」と、報告するメアリレルナ特使。
ユリア神聖女王は「メアリレルナ、デルタ星団の中心を調査して欲しい。私は新型駆動機関の開発を続行する為に自分のラボに戻りますので後のは宜しく頼む」と、要請する。
「承知しましたユリア様」と、答えるメアリレルナ特使。
ラボの責任者で有るミレイラ・サルト・ザトンと面談して研究状況を確認してから自分のラボに入った。ラボは研究別に別れている。其の中で現在最も気にしているナロミアラレ・フェアリ・クリス天才推進機関科学技術者の個別ラボに入った。
「ナロミアラレ、研究成果は有るか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「相変わらずですね。どうやら質量の点で躓いています。クリスアーナ・ドームは質量が大き過ぎて速度欠損が発生し、結果遠距離転移を妨げている様です」と、報告するナロミアラレ・フェアリ・クリス天才推進機関科学技術者。
「速度欠損か、成る程。では、新たなバリアの開発も必要たわね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「新型バリアの開発とは言え、そう簡単にゆきません」と、答えるナロミアラレ学者。
「申し訳無い。では新型駆動機関の開発を推し進めるしか無いのね」と、答えるユリア神聖女王。
「其の通りですユリア様」と、話し掛けるナロミアラレ学者。
ユリア神聖女王は「確か、セピア、超越知性体に進化したと話していたわよね」と、問い掛ける。
「既に超越知性体に進化果たし、更に脳量量が数百倍に増えました。其れ伴い、メンタルエネルギーが数万倍になりました。ユリア様、何か御用ですか」と、問い掛ける生体脳セピア。
「問い合わせたい事が有る。私は今、新型駆動機関の研究をしているのだが、クリスアーナ・ドームの重量、容量が大き過ぎて、其れ対応出来る駆動機関が無いので何か知恵が有るなら手助けして欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「其れでしたら、6DMハーフエンジンを推薦致します。別称絶対移動駆動とも言います。既に、母船ミレムアラナ用と旗艦ミュウ用は完成しております。現在、クィーン標識塔セピア用とクリスアーナ・ドーム用のエンジンを製造中です。各種戦艦用は増産中です」と、答える生体脳セピア。
「先読みしていたのね。セピア、有難。助かります。で、其のエンジンで、クリスアーナ・ドームを遠長距離転移が可能になるのですね」と、話し掛けユリア神聖女王。
「理論上は無限です。設計図、構造図、組立図等を伝送します」と、答える生体脳セピア。
調査に向かったシークレット・フォース第1部隊ハロナ゙メリア・フェアリ・クリス統轄女王は、デルタ星団の中心点で巨大なグリーンのクリスタルを発見する。ハロナ゙メリア統轄女王は、時間を掛けて調査、分析してグリーンのクリスタルの機能の全てを理解し、コピーを造り出した。本物をクリスアーナ・ドームに転送し、コピーと置き換える。次に、コピーを母船と旗艦ミュウとクィーン標識塔セピアに転送してから引き上げた。
ハロナ゙メリア統轄女王は、調査結果を思考波で伝達する。
〈ユリア様、ハロナ゙メリアです。デルタ星団の中心点にグリーンの巨大クリスタルを発見しました。此のクリスタルの役割は、3大銀河の重力のバランスを維持する機能と、通信・監視の機能と、宇宙兵器としての機能を備えています。最後の宇宙兵器は、闇の勢力の暗黒星雲の破壊を意図していると考えられます〉と、報告するハロナ゙メリア統轄女王。
〈成る程。宇宙の罠を仕掛けたのだな〉と、答えるユリア神聖女王。
〈其の通りですユリア様。研究の為、コピーをクィーン標識塔セピアに転送しました〉と、話し掛けるハロナ゙メリア統轄女王。
〈ハロナ゙メリア、調査御苦労様でした。早速研究します〉と、答えてコンタクトを絶つユリア神聖女王。
3
2245年9月15日。ユリア・ラボで、小型の6DMハーフエンジンを完成させる。もの造りの達人で有るフェリアル種族も、自分建ち用の超小型の6DMハーフエンジンを完成させた。
ユリア神聖女王は、届いたグリーンのクリスタルの分析を開始する。機器が示した値は想像を絶するエネルギー量だった。更に、此のクリスタルは6次元エネルギーを凝縮し結晶化させた物と判明する。
更に、天才マルチ物理学者パレミアレラ・フェアリ・クリスが、クリスタルからエネルギーを取り出す機器を開発する。其れをエネルギー吸引装置と命名する。
いきなり警報ブザーが鳴り響く。
「セピア依り緊急報告です。デグラバロン銀河随伴銀河依り3角形状戦艦が次々と実体化しています。現在、目的地は不明です。ユリア神聖女王は直ちに統合指令センターにお戻り下さい」と、報告する生体脳セピア。
ユリア神聖女王は瞬間移動をして統合指令センターに戻り最高位司令席に腰を下ろす。
「セピア、サルトの目を1台射出し監視させよ」と、命令するユリア神聖女王。
「承知しました」と、答える生体脳セピア。
2245年9月18日。サルトの目からの凡そ200万台が集結する。目的地は未だ不明である。其れから数時間後。3角形状戦艦部隊が動き出した。進行方向は、デグラバロン銀河では無く、どうやらクィーン標識塔セピアの様だ。と、推測していたユリア神聖女王。
「セピア依り報告。未知の3角形状戦艦部隊が本艦を目指しいます。防衛体制を整えて暫し滞空してます
「承知したセピア」と、答えるユリア神聖女王。
「通信が届きましたので通信回線を開きます」と、報告生体脳セピア。
「私はサルト帝国監視警邏船団総帥マグロレグ・サルト・ザトンです。
サルトの姫様らしき情報が届きましたので、確認の為コンタクトを付けました。我々には戦う意志は有りません。確認の為のコンタクトですので返信願います」と、話し掛けて来た。
ユリア神聖女王に直ぐに返信する。「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンで有る。噂では知っていたが、実在しているとは全く知らなかった」と、話し掛ける。
「やはり、サルトの姫様でしたか」と、満面の笑みを浮かべるマグロレグ総帥。
「マグロレグ総帥、全艦クィーン標識塔セピアに着艦するが良い」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました姫様。ではパミレサレヒ統轄女王陛下に連絡します」と、答えるマグロレグ総帥。
数分後。パミレサレヒ統轄女王からコンタクト「私はサルト帝国監視警邏船団統轄女王のパミレサレヒ・サルト・ザトンです。マグロレグ総帥からサルトの姫様を発見したとの報告を受けましたので、慌ててコンタクトしました。本当にサルトの姫様なのですね。此れでサルト帝国は再興出来ます」と、話し掛ける。
「パミレサレヒ統轄女王。サルト帝国監視警邏船団は極秘組織だったのか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「其の通り極秘組織です。姫様、母船デルタリアンで姫様と合流しても宜しいでしょうか」と、答えてから問い掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「其れは構わない」と、答えるユリア神聖女王。
小一時間後。母船デルタリアンが、クィーン標識塔セピアの直ぐ側に実体化して来る。
「姫様、我が船団を母船デルタリアンに格納して宜しいでしょうか」と、問い掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「承知した。で、貴女の側近幹部並びに親戚一同を招集したら我がクィーン標識塔セピアに来艦して欲しい。到着次第不老不死の処置をするので」と、話し掛けるユリア神聖女王。
数時間後。パミレサレヒ統轄女王等一行が来艦して来た。出迎えたのは。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王と、其の配下100名で有る。
エスコートして不老不死処置室に案内する。全員メリアロレナ統轄女王に従って、ベッドに横になる。全員が仰向けになると、不老不死処置の起動スイッチを押す。
数時間後。パミレサレヒ統轄女王等一行等が全ての処置を終えて統合指令センターに戻って来た。戻るなり、パミレサレヒ統轄女王はユリア神聖女王に相談したい事が有れと話し掛ける。
「ユリア様、母船デルタリアンは、直径800キロメートル。全高1800キロメートル。と巨大な母船ですが、人口が増え過ぎて居住スペースが減少しています」と、話し掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「理解した。では、母船デルタリアンをクリスアーナ・ドームに取り込んで内部に有る惑星に移住させれば良い。クリスアーナ・ドームには私の母上が統轄しているので伝えておくと」と、答える。
「有難う御座いますユリア様。直ぐに指示します」と、話し掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「我がフェアラ遊撃旅団が転移させるので民には其の様に告知して欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるパミレサレヒ統轄女王。
2245年9月18日。惑星の転移は順調に進んでいるが、後半年は必要で有る。ユリア神聖女王に取り、まだ暇な時間が訪れる。再び研究ラボに戻り新手な研究を始める。其の研究は天才マルチ物理学者パレミアレラ・フェアリ・クリスのタキオン粒子の研究で有る。彼女のチームは、タキオン粒子の更なる活用を研究している。
ユリア神聖女王は、パレミアレラのチームのラボに入る。
「パレミアレラ、研究は進んでいますか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「相変わらず進展無しよ」と、答えるパレミアレラマルチ物理学者。
「簡単に進展はしないのが通常なのだから。だから、リフレッシュして発想の転換をしなさい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様の言う通りね」と、答えるパレミアレラマルチ物理学者。
「タキオン粒子を止められば面白いかもね」と、話し掛けユリア神聖女王。
「成る程。止められれば超重力、つまりブラックホールになるかも知れないわね」と、何気なしに話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様、有難う御座います。参考になりました」と、話し掛けるパレミアレラマルチ物理学者。
「参考になったのなら嬉しいわ」と、答えるユリア神聖女王。
2244年10月2日。~2245年9月18日。
(記録)
2211年9月5日。
(アステラドラグ銀河団外縁のクリスアーナ・ドームの現在地から天の川銀河惑星テラ迄の距離)
1億8620万526光年。
🩷サルト人の天敵。
デスペラ人。
第7章。サルト帝国監視警邏船団。
(登場人物)
❣️ユリア・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王総轄。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。長女。ブルー・クリスタル。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアナリル・フェアリ・クリス。
フェアリ共和国神聖女王総轄。フェアリ種族。身長10センチメートル。ユリア神聖女王総轄と共生。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアパロレラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王大総括。フェアリ種族全体の神聖女王大総括。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メアリレルナ・フェアリ・クリス。
ユリア神聖女王監視官。メリアナリク・フェアリ・クリス神聖女王総括
の特使。神聖女王。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️メリアパロラ・フェアリ・クリス。
フェアリ種族の神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️マロアレロニ・フェアラ・クリス。
フェアラ共和国神聖女王総括。フェアリ種族。身長10センチメートル。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️ラメレナーレ・サルト・ザトン。
サルト銀河団連合帝国神聖女王副総括。バアラル銀河の魔女。ユリア神聖女王の副臣。サルト宇宙帝国最後の女王の従妹の末裔。ユリア神聖女王の腹心。
能力促進フィールドの効果に依り、超越知性体に匹敵する迄進化する。
❣️集合生体脳ユリアテシア。
ロボット惑星の半生体ロボット脳のネットワークの集合脳の名称。進化して超越知性体の域に達している。
❣️ユリアテリナ・サルト・ザトン。
集合生体脳ユリアティリナの分身。代理。
❣️メロカリナーラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル連合共和国神聖女王総括。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミラ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団神聖女王。ユリア神聖女王の腹心。
❣️レメロリミリ・クリスタル・ザトン。
クリスタル艦隊遊撃旅団総帥。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
❣️メリアナテシア・サルトリル・ザトルダ。
黒の騎士団の神聖女王。ユリア神聖女王の側近幹部。
2244年10月2日。
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2245年9月18日。
第7章。サルト帝国監視警邏船団。
本文
1
2244年10月2日。クィーン標識塔セピアがバロバラガル銀河外縁に実体化する。サルトの目からの報告では未だに艦隊が集結中で、其の艦数は800万台で有る。想定外の艦隊数で有る。
サルト銀河団連合帝国に取っては取るに足りない艦隊数では有る。
「ユリア様、想定以上の艦隊数ですね」と、話し掛けるメアリレルナ特使。
「問題無い艦隊数じゃ。で、デグラバロン銀河帝国軍団が転移したらクリスタル艦隊遊撃旅団50個軍団を派遣して制圧せよ。ユリアパラル船団100個軍団は待機させておくように」と、指示するユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるメアリレルナ特使。
バロバラガル銀河帝国軍が次々と銀河外縁に実体化して来る。其の艦隊数280万台で有る。圧倒的に少ない艦隊数で有る。勝敗は素人でも解る状況だ。
デグラバロン銀河帝国軍団が次々と転移を開始し、バロバラガル銀河外縁に滞空しているバロバラガル銀河帝国軍団から80万キロメートル離れた宙域に次々と実体化し滞空する。
監視しているメアリレルナ特使が「ユリア様、始まりましたね」と、ユリア神聖女王に話し掛ける。
「果たしてデグラバロン銀河帝国軍団はどう出るのか楽しみじゃな」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様、タイミングを間違えない様に」と、話し掛けるユリア神聖女王警護部隊メリアパロレラ・フェアリ・クリス副神聖女王。
「承知しておる。仮にタイミングが外れそうならばメリアパロレラの独断で号令を出して欲しい」と、答えるユリア神聖女王。
ユリア神聖女王は通信機の準備を整えて、メッセージを送るタイミングを測っている。遂に其の時が訪れた。デグラバロン銀河帝国軍団が動き出す。
ユリア神聖女王は、思念波と通信で「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンで有る。直ちに戦闘行動を中止せよ」と、メッセージを送信する。ほぼ同時に、クィーン標識塔セピアが両陣営の中間に実体化する。数秒後。ユリアパラル船団100個軍団が実体化し、両陣営を取り囲む。更に数秒後。クリスタル艦隊遊撃旅団60個軍団がクィーン標識塔セピアの前後に実体化する。更に数秒後。デグラバロン銀河外縁にクリスタル艦隊遊撃旅団100個軍団が実体化し、銀河内に進入して行く。
「状況を見れば一目瞭然で有ろう。繰り返す、直ちに無条件降伏せよ」と、メッセージを送る。
「私はバロバラガル銀河帝国統轄女王のパロメレラ・ラガル・バグレダです。告知に従って無条件降伏致します」と、返信が届く。
「パロメレラ統轄女王、懸命な判断に感謝する」と、返信するユリア神聖女王。続けて「バグバログ皇帝、君は軍事大国を気取っているが、此の宇宙には数万倍、数100万倍軍事大国で有る帝国が存在する事を知るべきだ。次いでに話しておくが、デグラバロン銀河帝国は既に我が精鋭部隊が制圧を開始している。自分の帝国が征服される屈辱を味わうべきだ」と、メッセージを送るユリア神聖女王。
「バグバログ皇帝、私はユリア様程温厚でも無く気が長くも無い。私の艦隊は直ぐにでも殲滅出来る様に包囲してのだから」と、話し掛けるユリアテリナ・サルト・ザトン代理。
数秒後。「私はデグラバロン銀河帝国軍総帥で有るレハバロダ・アレン・ドバラです。私は神聖女王陛下の元に無条件降伏致します。其の条件として、我々をデグラバロン銀河帝国に戻さないで下さい。帝国には総督と、2人の貴族が付いており、其れ等の艦隊数帝国軍団依りやや上回っていますので御注意下さい」と、話し掛ける。
「レハバロダ総帥、御忠告有難う。だが、我が艦隊は強力だ。何等心配していない。でも、忠告に従いユリアパラル船団100個軍団を制圧救援軍団として派遣します」と、答えるユリア神聖女王。
「陛下、忠告を聞いて頂き感謝致します」と、話し掛けレハバロダ総帥。
「レハバロダ総帥、間もなくタートル・ゼータ1万台が到着しますので、到着次第艦隊毎に着艦して下さい。尚、着艦後にレハバロダ総帥並びに艦隊幹部と共にクィーン標識塔セピアに来艦して下さい」と、話し掛けてから「パロメレラ統轄女王、貴女と貴女の側近幹部と共に来艦して下さい」と、話し掛ける。
「承知致しました」と、答えるパロメレラ統轄女王。
小一時間後。パロメレラ統轄女王等が来艦して来た。ユリア神聖女王は丁重に出迎え、統合指令センター第1会議室に案内する。
ユリア神聖女王は「パロメレラ統轄女王、無条件降伏に感謝する。我々は帝国制を打倒して、平和共存出来る民主政治を実行する銀河連邦共和国を樹立させたいと願っています。其れも更に大きな組織の傘下となれば、仮に未知種族からの侵略を受けても、大きな組織が対処するので平和は保たれます」と、没頭に話し掛ける。
「神聖女王陛下。其の大きな組織とはサルト銀河団連合帝国の事ですね」と、問い掛けるパロメレラ統轄女王。想定以上に賢い人で有る。其の実直で嘘偽りが無い。
「其の通りですパロメレラ統轄女王。貴女は非常に賢く層目な方ですね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「陛下の意図は心の中に染み込んで来ました。解りました。では、バロバラガル銀河帝国を廃止し、新たにバロバラガル銀河連邦共和国に解明します。陛下、宜しくお願いします」と、話し掛けるパロメレラ統轄女王。
「誠に賢く、先見の先見の明が有る様だ。では、自国に戻り貴女の信頼出来る側近幹部並びに親戚一同を呼び寄せ、全員が揃ったならば来艦して下さい。来艦次第不老不死の処置をしますので」と、話し掛けるユリア神聖女王。
2244年11月8日。パロメレラ統轄女王等一行の不老不死の処置並びにヒュプノ教育等が終了し、統合指令センターに戻って来た。ユリア神聖女王は小一時間程話して、後は自由解散にする。
潜在的な反皇帝派で有るデグラバロン銀河共和国統轄女王のレハミレハ・ラロン・レダバは、皇帝と意見、考え方の相違から銀河の西側一帯を支配している。本拠地はデルタ星団銀河ラログ星系第3惑星ラロンで有る。
フェアラ遊撃旅団が、レハミレハ統轄女王と接触する。
〈始めまして。私はフェアラ遊撃旅団第101軍統轄女王のロハメレラハ・フェアラ・クリスです。レハミレハ統轄女王に御挨拶申し上げます。サルト銀河団連合帝国神聖女王ユリア様の命令に依り伺いました〉と、思念で挨拶する。
「まぁっ、可愛い妖精達ね。良いわ。話しを聞きましょう」と、答えるレハミレハ統轄女王。
〈感謝致します。では、ユリア様の言葉を伝えます。ユリア様は、デグラバロン銀河共和国を解体して、銀河東西を統一したデグラバロン銀河連邦共和国と改名して其の統一した国家の統轄女王に就任して欲しい。との事です〉と、話し掛ける。
「なるほど、悪い話では無いわね。で、其の見返りは」と、問い掛けるレハミレハ統轄女王。
〈承諾してくれれば不老不死にするテロメロンを譲渡するそうです。但し、サルト銀河団連合帝国傘下デグラバロン銀河連邦共和国として自治国家として平和共存を維持して頂きたい〉と、答える。
「成る程。永遠の命とは魅力的です。断わる理由が見当たらない。全て承知しました」と、答えるレハミレハ統轄女王。
〈では、貴女が信頼出来る側近幹部並びに親戚一同を招集してから再び来艦して下さい。到着次第不老不死の処置をしますので。でわ、此れにて〉と、話してから姿を消した。
2
2244年11月28日。レハミレハ統轄女王等一行が到着する。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊統轄司令メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王等が出迎え、不老不死処置室に案内し不老不死の処置を開始する。
数時間後。不老不死の処置とヒュプノ教育を済ませ統合指令センターに戻って来た。
ユリア神聖女王は、全員に向かって「お目出度う。此れで皆様方は私達の仲間になりました。従って皆様方はサルト銀河団連合帝国並びにデグラバロン銀河連邦共和国の為に尽くさなければなりません。宜しいでしょうか」と、問い掛ける。数秒間全員の思考をリサーチする。結果、誰一人不審者はいなかった。寧ろ、ユリア神聖女王の威厳さと全てを見通す眼力に敬意を抱き永遠に忠誠を誓っていた。其れを知り、ユリア神聖女王は安心した。
2245年2月8日。2大銀河連邦共和が安定して来たので、ユリア神聖女王は最後の銀河制圧を開始する事にした。
「セピア、ゴーストバリアを展開して最後の銀河外縁に移動して欲しい」と、要請する。
「承知致しました」と、答える生体脳セピア。
数秒後。未知銀河外縁に実体化する。
「サルトの目からの報告が有りません。探知され破壊された可能性が高いです」と、報告する生体脳セピア。
「始めての事件で有るな。かなり高度な知性体が住んでいるのだろう。セピア、戦闘体制を整えて用心して進行せよ」と、指示するユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア様」と、報告する生体脳セピア。
「ユリア様、フェアラ遊撃旅団を派遣しましょうか」と、問い掛けるメアリレルナ特使。
「では宜しく頼む」と、答えるユリア神聖女王。
フェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王傘下の数部隊が出動する。いきなり未知銀河外縁に小型母船フェリアンが実体化する。
其の小型母船から直径80キロメートル。全高8キロメートルの小型母船フェリアンから直径100メートル。全高20メートルの戦艦フェリが次々と射出される。其の数2000台で有る。
いきなり消えると、未知銀河の至る所で実体化し、周辺の調査を開始する。小型で生体金属で製造されており、ゴーストバリアとメンタルバリアを2重に展開されており探知される事はほぼ無い。有人惑星を発見すると、周回軌道上から精神触手を伸ばし重要人物を発見して脳内をリサーチして情報を収集をする。
2245年3月15日。ほぼ完璧な情報を収集してユリア神聖女王に思考波伝達で報告する。
〈ユリア様。調査の報告をします。調査した銀河な名称は、マジバダロン銀河と言います。支配者は、レラピミレハ・サルト・ザトン統轄女王で、本拠地は、
デルタ星団マジバダロン銀河銀河バロン星系第3惑星マロンです。コンタクトを取りますか〉と、問い掛けるフェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王。
〈我が一族ではないか。早急に接触して話しを付けよ〉と、指示するユリア神聖女王。
フェアラ遊撃旅団第1001軍ロハメレラハ・フェアラ・クリス副神聖女王は、部下10人と共にレラピミレハ統轄女王の眼前に実体化する。
〈レラピミレハ統轄女王陛下、お初にお目通り致します。私はフェアラ遊撃旅団第1001軍副神聖女王のロハメレラハ・フェアラ・クリスです。サルト銀河団連合帝国神聖女王陛下の命令で接触致しました。ユリア様は、早急にコンタクトする様にとの事です〉と、話し掛ける。
「サルトの姫様が生きておられたのですね。承知しました」と、答えてから通信機のスイッチを入れる。
「サルトの姫様。私はマジバダロン銀河帝国統轄女王のレラピミレハ・サルト・ザトンです。姫様が健在ならサルト帝国は安泰です。私の肩の荷が下りました。出会え事に感謝致します」と、話し掛ける。
「硬い話は無しにされよ。レラピミレハは私の従妹ではないか」と、答えるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるレラピミレハ統轄女王。
「所でレラピミレハ、私の事は姉様と呼ぶが良い。で、貴女の側近幹部並びに親戚一同を招集してから私のクィーン標識塔セピアに来艦なさい。其れと、サルト人居住惑星を全てクリスアーナ・ドームに転移させるので、其の旨を告知なさい」と、指示するユリア神聖女王。
「承知しました姉様」と、答えるレラピミレハ統轄女王。
2245年4月5日。レラピミレハ統轄女王等一行が来艦して来た。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊統轄司令メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王と配下10人が出迎えて処置室に案内する。
数時間後。不老不死の処置とヒュプノ教育等全てが終了し、統合指令センターに戻って来た。
ユリア神聖女王は、メリアロレナ統轄女王に神聖女王の称号を与え側近幹部に任命する。
「メリアロレナ、此れからサルト帝国の発展に力を貸して頂きたい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「心得ています姉様」と、答えるメリアロレナ統轄女王。
「ユリア様。惑星の転移は要約3分の1に達しました。全ての転移には後6ヶ月程掛かります」と、報告するメアリレルナ特使。
ユリア神聖女王は「メアリレルナ、デルタ星団の中心を調査して欲しい。私は新型駆動機関の開発を続行する為に自分のラボに戻りますので後のは宜しく頼む」と、要請する。
「承知しましたユリア様」と、答えるメアリレルナ特使。
ラボの責任者で有るミレイラ・サルト・ザトンと面談して研究状況を確認してから自分のラボに入った。ラボは研究別に別れている。其の中で現在最も気にしているナロミアラレ・フェアリ・クリス天才推進機関科学技術者の個別ラボに入った。
「ナロミアラレ、研究成果は有るか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「相変わらずですね。どうやら質量の点で躓いています。クリスアーナ・ドームは質量が大き過ぎて速度欠損が発生し、結果遠距離転移を妨げている様です」と、報告するナロミアラレ・フェアリ・クリス天才推進機関科学技術者。
「速度欠損か、成る程。では、新たなバリアの開発も必要たわね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「新型バリアの開発とは言え、そう簡単にゆきません」と、答えるナロミアラレ学者。
「申し訳無い。では新型駆動機関の開発を推し進めるしか無いのね」と、答えるユリア神聖女王。
「其の通りですユリア様」と、話し掛けるナロミアラレ学者。
ユリア神聖女王は「確か、セピア、超越知性体に進化したと話していたわよね」と、問い掛ける。
「既に超越知性体に進化果たし、更に脳量量が数百倍に増えました。其れ伴い、メンタルエネルギーが数万倍になりました。ユリア様、何か御用ですか」と、問い掛ける生体脳セピア。
「問い合わせたい事が有る。私は今、新型駆動機関の研究をしているのだが、クリスアーナ・ドームの重量、容量が大き過ぎて、其れ対応出来る駆動機関が無いので何か知恵が有るなら手助けして欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「其れでしたら、6DMハーフエンジンを推薦致します。別称絶対移動駆動とも言います。既に、母船ミレムアラナ用と旗艦ミュウ用は完成しております。現在、クィーン標識塔セピア用とクリスアーナ・ドーム用のエンジンを製造中です。各種戦艦用は増産中です」と、答える生体脳セピア。
「先読みしていたのね。セピア、有難。助かります。で、其のエンジンで、クリスアーナ・ドームを遠長距離転移が可能になるのですね」と、話し掛けユリア神聖女王。
「理論上は無限です。設計図、構造図、組立図等を伝送します」と、答える生体脳セピア。
調査に向かったシークレット・フォース第1部隊ハロナ゙メリア・フェアリ・クリス統轄女王は、デルタ星団の中心点で巨大なグリーンのクリスタルを発見する。ハロナ゙メリア統轄女王は、時間を掛けて調査、分析してグリーンのクリスタルの機能の全てを理解し、コピーを造り出した。本物をクリスアーナ・ドームに転送し、コピーと置き換える。次に、コピーを母船と旗艦ミュウとクィーン標識塔セピアに転送してから引き上げた。
ハロナ゙メリア統轄女王は、調査結果を思考波で伝達する。
〈ユリア様、ハロナ゙メリアです。デルタ星団の中心点にグリーンの巨大クリスタルを発見しました。此のクリスタルの役割は、3大銀河の重力のバランスを維持する機能と、通信・監視の機能と、宇宙兵器としての機能を備えています。最後の宇宙兵器は、闇の勢力の暗黒星雲の破壊を意図していると考えられます〉と、報告するハロナ゙メリア統轄女王。
〈成る程。宇宙の罠を仕掛けたのだな〉と、答えるユリア神聖女王。
〈其の通りですユリア様。研究の為、コピーをクィーン標識塔セピアに転送しました〉と、話し掛けるハロナ゙メリア統轄女王。
〈ハロナ゙メリア、調査御苦労様でした。早速研究します〉と、答えてコンタクトを絶つユリア神聖女王。
3
2245年9月15日。ユリア・ラボで、小型の6DMハーフエンジンを完成させる。もの造りの達人で有るフェリアル種族も、自分建ち用の超小型の6DMハーフエンジンを完成させた。
ユリア神聖女王は、届いたグリーンのクリスタルの分析を開始する。機器が示した値は想像を絶するエネルギー量だった。更に、此のクリスタルは6次元エネルギーを凝縮し結晶化させた物と判明する。
更に、天才マルチ物理学者パレミアレラ・フェアリ・クリスが、クリスタルからエネルギーを取り出す機器を開発する。其れをエネルギー吸引装置と命名する。
いきなり警報ブザーが鳴り響く。
「セピア依り緊急報告です。デグラバロン銀河随伴銀河依り3角形状戦艦が次々と実体化しています。現在、目的地は不明です。ユリア神聖女王は直ちに統合指令センターにお戻り下さい」と、報告する生体脳セピア。
ユリア神聖女王は瞬間移動をして統合指令センターに戻り最高位司令席に腰を下ろす。
「セピア、サルトの目を1台射出し監視させよ」と、命令するユリア神聖女王。
「承知しました」と、答える生体脳セピア。
2245年9月18日。サルトの目からの凡そ200万台が集結する。目的地は未だ不明である。其れから数時間後。3角形状戦艦部隊が動き出した。進行方向は、デグラバロン銀河では無く、どうやらクィーン標識塔セピアの様だ。と、推測していたユリア神聖女王。
「セピア依り報告。未知の3角形状戦艦部隊が本艦を目指しいます。防衛体制を整えて暫し滞空してます
「承知したセピア」と、答えるユリア神聖女王。
「通信が届きましたので通信回線を開きます」と、報告生体脳セピア。
「私はサルト帝国監視警邏船団総帥マグロレグ・サルト・ザトンです。
サルトの姫様らしき情報が届きましたので、確認の為コンタクトを付けました。我々には戦う意志は有りません。確認の為のコンタクトですので返信願います」と、話し掛けて来た。
ユリア神聖女王に直ぐに返信する。「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンで有る。噂では知っていたが、実在しているとは全く知らなかった」と、話し掛ける。
「やはり、サルトの姫様でしたか」と、満面の笑みを浮かべるマグロレグ総帥。
「マグロレグ総帥、全艦クィーン標識塔セピアに着艦するが良い」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました姫様。ではパミレサレヒ統轄女王陛下に連絡します」と、答えるマグロレグ総帥。
数分後。パミレサレヒ統轄女王からコンタクト「私はサルト帝国監視警邏船団統轄女王のパミレサレヒ・サルト・ザトンです。マグロレグ総帥からサルトの姫様を発見したとの報告を受けましたので、慌ててコンタクトしました。本当にサルトの姫様なのですね。此れでサルト帝国は再興出来ます」と、話し掛ける。
「パミレサレヒ統轄女王。サルト帝国監視警邏船団は極秘組織だったのか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「其の通り極秘組織です。姫様、母船デルタリアンで姫様と合流しても宜しいでしょうか」と、答えてから問い掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「其れは構わない」と、答えるユリア神聖女王。
小一時間後。母船デルタリアンが、クィーン標識塔セピアの直ぐ側に実体化して来る。
「姫様、我が船団を母船デルタリアンに格納して宜しいでしょうか」と、問い掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「承知した。で、貴女の側近幹部並びに親戚一同を招集したら我がクィーン標識塔セピアに来艦して欲しい。到着次第不老不死の処置をするので」と、話し掛けるユリア神聖女王。
数時間後。パミレサレヒ統轄女王等一行が来艦して来た。出迎えたのは。ユリア神聖女王警護部隊第1部隊メリアロレナ・フェアリ・クリス統轄女王と、其の配下100名で有る。
エスコートして不老不死処置室に案内する。全員メリアロレナ統轄女王に従って、ベッドに横になる。全員が仰向けになると、不老不死処置の起動スイッチを押す。
数時間後。パミレサレヒ統轄女王等一行等が全ての処置を終えて統合指令センターに戻って来た。戻るなり、パミレサレヒ統轄女王はユリア神聖女王に相談したい事が有れと話し掛ける。
「ユリア様、母船デルタリアンは、直径800キロメートル。全高1800キロメートル。と巨大な母船ですが、人口が増え過ぎて居住スペースが減少しています」と、話し掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「理解した。では、母船デルタリアンをクリスアーナ・ドームに取り込んで内部に有る惑星に移住させれば良い。クリスアーナ・ドームには私の母上が統轄しているので伝えておくと」と、答える。
「有難う御座いますユリア様。直ぐに指示します」と、話し掛けるパミレサレヒ統轄女王。
「我がフェアラ遊撃旅団が転移させるので民には其の様に告知して欲しい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるパミレサレヒ統轄女王。
2245年9月18日。惑星の転移は順調に進んでいるが、後半年は必要で有る。ユリア神聖女王に取り、まだ暇な時間が訪れる。再び研究ラボに戻り新手な研究を始める。其の研究は天才マルチ物理学者パレミアレラ・フェアリ・クリスのタキオン粒子の研究で有る。彼女のチームは、タキオン粒子の更なる活用を研究している。
ユリア神聖女王は、パレミアレラのチームのラボに入る。
「パレミアレラ、研究は進んでいますか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「相変わらず進展無しよ」と、答えるパレミアレラマルチ物理学者。
「簡単に進展はしないのが通常なのだから。だから、リフレッシュして発想の転換をしなさい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様の言う通りね」と、答えるパレミアレラマルチ物理学者。
「タキオン粒子を止められば面白いかもね」と、話し掛けユリア神聖女王。
「成る程。止められれば超重力、つまりブラックホールになるかも知れないわね」と、何気なしに話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様、有難う御座います。参考になりました」と、話し掛けるパレミアレラマルチ物理学者。
「参考になったのなら嬉しいわ」と、答えるユリア神聖女王。
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