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第6章。マグマダ種族の反撃Volー6。
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❤️天翔るリアの女王第4部 Vol-6❤️
第6章。マグマダ種族の反撃Volー6。
AG4.3紀元632年11月2日。~AG4.3紀元632年11月20日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。
❣️エレーナ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️エリル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。能力者。
❣️ララ・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
神聖ダガロ帝国統一女王。
❣️ラレーネ・リア・ロラン。
超越知性生体脳カローラレーネの分身。第1具象。ロラン種族の女王。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
神聖ダガロ帝国統一女王。超越知性精神集合体脳カローラの第1具象。
❣️ブロメティウス・バラダル・アイル。
超越知性生体脳ブロメティウスの第1具象。統轄者。ブロメティウス・バラダル・アイル女王。
❣️アルミティヌス・パル・フェアラ。
超越知性生体脳アルミティヌスの第1具象。アルミティヌス・パル・フェアラ女王。
❣️ミロナ・リア・フェアリ。
ミロダリアン銀河連合帝国統一女王。ミロナ神聖女王の具象。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
第6章。マグマダ種族の反撃Vol-6。
中枢部エリア殲滅船団のヤグルル・バハル・ドメルンは、パトラリアス船団の急襲を受け、全船団の半数を失い300万光年後方迄撤退し、体制の建て直しをする。自国にを送り増援を要請する通知艦を派遣する。
数10時間後。増援船団1億台が到着する。数分後、ヤグルル・バハル・ドメルンは、極秘通知艦をドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾラン在中のダブ・バハル・ドメルン皇帝の元に派遣する。
想定外の大敗した東部エリア制圧船団は、新たな増援船団を呼び寄せ一気に生体する決意をを固めるナバラダル・バハル・ドメルン統合司令長官。
脱出したドダルン銀河帝国グフ・バハル・ドメルン皇帝等船団は、極秘軍事星系に逃れ、軍事力の強化に全力を傾けている。
既に、AG4.3紀元632年11月2日現在に於いて、前船団数の数倍を越えている。其の様な状態の時に、極秘通知艦が到着した。
パトラリアス大総督は、ガガラン銀河帝国で最も優れた能力者36人の一人で、其のリーダーでも有る。其の彼女は、フィーチャー・リサーチャー能力で近々更なる大船団で進行して来る未来を見た。
故に、パトラリアス大総帥は自軍の強化並びにパュル連邦共和国軍の軍事力強化に全力を傾けていた。現在に至り、MFM復元機500万台で浮揚軍事要塞都市ガロダリンを5億台を復元していた。更に、新兵器をパュル連邦共和国軍全船団に艤装していた。
大型母船、各種戦艦も、MFM復元機50万台で次と復元して、現在では数10億台に膨れている。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
新しく建築したクリスティーヌ・サークル女王宮殿は、ミロナリオン生体金属で建築された超近代的な建築物で、思念波で自由に造り変える事が出来る。其の上、建築物自体が強大なメンタルエネルギーと意識を持っているので、部外者の侵入は不可能で有る。
ミロナ神殿女王がクリスタル・レーネに戻ると同時に、強力で初めて接触するメンタルエネルギーを感じ取った。
メドラ転送機で、クリスタル・レーネ統合司令センターに移動する。転送機を出ると、目の前にミロナ・リア・フェアリ等5人が立っていた。瞬間的に思念波が飛び交い、5人の正体と、超絶進化したクリスティーヌの存在を知った。
6人に取って会話は必要としなかった。思念波交流で進化の全てを知り、且つ超絶知性集合生体脳クリスティーヌとも思念波交流をする。そして、17人の具象の誕生と新たなフェアラ種族を誕生させたと報告を受ける。
更に、超絶知性集合生体脳クリスティーヌはミロナに「フェアラ種族を誕生させたのは、魔人ガロン種族に対抗する為です」と、思念波で伝える。
「ガロン種族は其れほど強敵なのか❗️」と、思念波で問い掛ける。
「種族存亡に関わる程強敵です❗️」背後から肉声が聞こえ振り返る。
「超絶知性集合生体脳クリスティーヌの第1具象クリスティーヌ・リア・フェアルです❗️」と、自己紹介する。
「クリスティーヌ女王❗️と言う事はナグマダ種族に取ってと言う事が」と、問い掛ける。
「其の通りです❗️ガロン種族は少数の船団で、ナグマダ種族大船団を超強大なメンタルエネルギーで簡単に撃破して撤退させました。其の結果、ナグマダ種族は未曾有の超巨大船団でミロダリアン超銀河団に襲い掛かって来るでしょう❗️」と、説明するクリスティーヌ・リア・フェアル女王。
「なるほど、結論的帰結はそうなるのか」と、ミロナ。
「はい、ガロン種族の半球型船団を、リア人傘下の船団で有ると思い込んだからです❗️」と、クリスティーヌ。
「と言う事は、ガロン種族は潜在的な味方と言う事ですね❗️」
「其の通りです❗️そしてガロン種族も、反撃を予想して大々的に軍事力を強化するでしょう。我々に取っては好都合です」と、クリスティーヌ。
「東部エリアの防衛は大丈夫だと考えているが、万が一に備え脱出ルートも準備して有るわ」と、ミロナ。
「では、早めに脱出させて下さい❗️次の進行は防ぎきれません」と、警告するクリスティーヌ。
「承知した。直ぐに命令を出します」と、ミロナ。再び戒厳令発出スイッチを入れる。同時にクリスティーヌ・サークルの女王宮殿統轄司令と直結されて5個のスクリーンが現れる。其の下に数百のスクリーンが出現した。
「キャメル❗️少々早いが、速やかに撤退作戦を実行して欲しい」と、要望する。
「承知しましたミロナ様」と、答える。
「カローラレーネ❗️ルナ銀河連合帝国、リアン銀河連合帝国等各銀河連合帝国の本拠星系本拠星系をクリスタル・レーネに取り込みを実行せよ❗️」
「リロル総帥❗️星系をクリスタル・レーネに取り込む。其の前に超大型メドラ転送機と、7MDトンネル・ネットワーク・コントローラを極秘に設置せよ❗️」
「承知しました❗️」と、リロル総帥。
ミロナは次々と命令して行く。そして、最後にロボット大巨神生体脳エレスに防衛を託した。
クリスタル・レーネは、無慣性ゼロ移動し、次々と指定星系を取り込んで行き。
超絶知性集合生体脳クリスティーヌの第6具象で有るクリスアラミル・リア・フェアル科学技術部局長が「ミロナ様、新開発した6次元次元宙雷を10数ヶ所に配備して置き土産にしては如何でしょうか❗️」と提案する。
「6次元次元宙雷とは❗️」と、問いただす。
「目標を自動で探知し、超空間を経由して目標全面でドロップダウンして構造亀裂を発生させる兵器です❗️」と、答えるクリスアラミル。
「では、次元砲弾とセットで配備すれば良い」と、ミロナ。
「我がディフェンダー・フォース船団が一撃を与えます❗️」と、ディフェンダー・フォース船団長官のレイン・リア・ダガロ統合大総帥。
「レイン統合大総帥、意気込みは良いが以前の様な作戦が通じるかどうか解らないわよ❗️」と、ラブリナ。
「ラブリナ様、当然考慮してますわ❗️」と、レイン。
「今回、我々は大々的な戦闘はせず、脱出作戦を主とし、戦闘は部分的な急襲だけに留めたいと考えています❗️」と、ミロナが考えを話す。
「クリスイライザ医学部局長に聞きたいのですけど、ガロン種族は標識塔の6次元半エモシオ・メンタル・思念波の影響は受けるでしょうか❗️」と、問い掛けるフランソファ。
「ガロン種族の遺伝子解析をして見ないと結論は出せませんが、恐らく何ら影響も与え無いでしょう❗️」と、答える。
「有難う御座います❗️私の見解と同じです」と、フランソファ。
「我が船団は、ガロン種族の船団より数10倍強力で優秀です。いざとなればマグマダ種族など蹴散らして見せますわ❗️」と、第1遊撃旅団クリスマテタロア・リア・フェアル総統轄大元帥。
(絵1)
クリスティーヌ・リア・フェアル女王は微笑んで「クリスマテタロア❗️貴女の意気込みには敬意を表します。ナグマダ種族と戦えば、ガロン種族の船団より数10倍の戦果を挙げる事も承知しておりますわ❗️だが、ナグマダ種族の船団は天文学的な数字の巨大船団です。勝利しても、全体から見て極僅かでしょう❗️
従って、ミロナ神殿女王陛下が提案した通り、全住民の撤退をメインとして、局所的な奇襲と、スムーズに撤退させるための陽動攻撃が有効です❗️」と、説明する。
「サー❗️女王陛下の言う通りです❗️」と、素直に認めるクリスマテタロア総統轄大元帥。
(絵3)
「では、ミロナ様の提案通り進行させます❗️」と、ミロナの第1具象ミロナ・リア・フェアリ。
クリスタル・レーネは、無慣性ゼロ移動を繰り返し最後の星系を取り込んだ。移動する前に、最新鋭自立型マルチ銀河特急列車7MD・マーズと、最新鋭マルチ戦闘列車ソルジャー・フォースを次々と、射出する。其の台数は各5千台で有る。
クリスタル・レーネが消えると同時に、マーズとソルジャー・フォースは無限分裂を開始する。数10時間後には、各5億台に増殖した。更に数10時間後、5千億台に増殖した。
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ミロダリアン超銀河団東部エリア外縁から、150万光年離れた宙域のナグマダ種族船団が次々とドロップアップして行く。同時に、超銀河団東部エリアの東西外縁広範囲に出現する。
クリスタル・レーネのクリスティーヌ・サークル神聖女王宮殿の統合司令センターに、超絶知性集合生体脳クリスティーヌを経由して情報が掲示される。
「ナバラダル・バハル・ドメルン副総督はかなり学んだわね。各個軍が広範囲に且つ東西から侵入されれば、防衛並びに脱出は難しいわね❗️」と、ミロナ・リア・フェアリ。
「防衛は難しいかも知れないけど、脱出だけなら意外とスムーズに行くかも知れない❗️」と、フランソファ。
いきなり「探知ネットワークです❗️ガロン種族の船団は、中央部のナグマダ種族船団を殲滅して、東部エリアに進軍しました。但し、其の位置が特定出来ません。対探知バリアを展開しているのでしょう❗️」との声が広がる。
「想定外の展開です❗️此れで撤退は楽になります」と、クリスティーヌ・リア・フェアル女王。
「ガロン種族は何故、ナグマダ種族全体を標的にするのでしょうか❗️理解出来ないわ」と、フランソファ。
「推測ですけど、封じ込めた相手がナグマダ種族だと思い込んでいるのでしょう」と、ミロナ神殿女王。
「我々に取っては好都合であり、一歩間違えれば最悪の危機です❗️」と、ラブリナ。
「幸いにも我がアイル種族の船団は、ガロン種族の船団と同タイプの半球型です❗️偽装して、ガロン種族と親族の民族として加勢するのです。ナグマダ種族に対して同じ様な憎しみが有ると偽装すれば良いのです」とブロメティウス・バラダル・アイル女王。
「ガロン種族は全員が強力な能力者です❗️直ぐに嘘がばれます」と、カローラ・リア・ダガロ女王。
「我々が最もガロン種族に近い種族です❗️遺伝子基幹情報も近いでしょう。現在も超古代の憎しみが残っていますので」と、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王。
「偽装作戦とすれば完璧です❗️母船、戦艦等をミロナリオンヴィールスで生体金属変換させれば、強力なメンタルエネルギーが生まれます。其れでカバー出来る」と、ミロナ神聖女王。
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ミロダリアン超銀河団中央部エリア外縁から120万光年離れた宙域に、ナグマダ種族船団数億台が出現する。ほぼ同時刻に、東部エリア外縁から150万光年離れた宙域に数億台が出現した。
探知ネットワークは、直ちにクリスタル・レーネの超絶知性集合生体脳クリスティーヌに通報される。パュル連邦共和国探知・通報ネットワークも探知し、パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督に報告した。報告を受けた大総督は、浮揚軍事要塞都市ガロダリン3億台を、メンタル思念波バリアで探知不能な状態にして、中央部外縁に待機させる。
ヤグルル・バハル・ドメルン中央部エリア殲滅船団副統合司令長官は、大号令を発した。号令一家、巨大船団は次々とドロップアップして行く。同時にミロダリアン超銀河団中央部外縁にドロップダウンして来た。
メンタル思念波バリアで隠れていたパュル連邦共和国軍ガロダリン船団2億台の大総帥レトアカラナス・ガロン・パュル副摂政は、ナグマダ種族船団の後方に移動し動向を見守っている。
パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督直属船団3億台と、レトアラハナル・ガロン・パュル総帥傘下の2億台は、中央部内縁でメンタル思念波バリアで隠れていた。
パュル連邦ネットワークから報告を受けたパトラリアス大総督は、ネットワークを通しレトアカラナス副摂政と詳細な打合せをし、前後から同時に攻撃を開始する。
中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、何も無い宇宙空間の前後から、いきなり数億状のエネルギービームが飛来。まるで生きものの様にバリアを突き抜けユータウンして数回バリアを突き抜けて円筒型船団を爆沈させる。
見えない的からの挟撃を受けたナグマダ種族船団は、あっと言う間に7割の円筒型船団を消滅させた。
運良く生き延びた中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、緊急撤退命令を出すが既に遅く全船団は壊滅してしまった。
此の情報は、ナグマダ種族とリア種族の両陣営に伝わる。
勝利に酔いしれる事無くパトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、パュル通信・探知ネットワークと常時コンタクトをする。
「パュル・ネットワーク広報担当官です❗️東部エリアに円筒型船団を探知しました」と、報告する。
スクリーンを見てくパトラリアス大総督は、憎しみが沸き上がって来る。其の感情を抑え、パュル連邦共和国レトアリテア・ガロン・パュル女王とコンタクトする。
「レトアリテア女王陛下❗️願い後とがあります」と、切り出す。
「話して下さい大総督」
「では女王陛下❗️パュルネットワークを超銀河団全域広げたいので、MFM復元機で、無人のパュル通信・探知艦を復元させて下さい」と、話す。
「承知しました大総督」
「其れともう一つ。万が一に備えてパュル連邦共和国軍は帰還させます❗️」と、伝える大総督。
「解りました。私から帰還する様話します」と、パュル連邦共和国レトアリテア・ガロン・パュル女王。
レトアリテア女王から告知を受けたレトアカラナス・ガロン・パュル副摂政兼大総帥は「お姉さ様、私の直属船団以外は帰還させるけど、私はパトラリアス大総督と行動を共にするわ❗️」と、答える。
「此れ以上の説得は無理のようね。では、必ず勝利を❗️」と、レトアリテア女王。
パトラリアス大総督の船団2億台と、レトアカラナス副摂政の船団1億台が次々とドロップアップして行く。同時に、ミロダリアン超銀河団東部エリア外縁にドロップダウンして来る。
遠距離探知を開始し、数秒後。ナグマダ種族の船団は、広範囲に広がっている事が判明する。
パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、全船団にMFM復元機でパュル通信・探知艦パルの復元を命令する。
パュル通信・探知艦パルの復元は、数10時間で数10億台に達した。内10億台を東部エリア全域に派遣する。其の後も復元を実行する。更に探知艦パルを送り出す。残り数億台は浮揚軍事要塞都市ガロダリンに格納する。
数時間後。通信・探知ネットワークが構築され情報が届き始める。パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は冷静に状況判断をし、分散させる事無く待機を命令する。
中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、直接戦闘には介入せず、広範囲に送り込んだ各個軍の指揮を取っている。
届いて来る情報は、進行した星系は無人で戦闘する事無く制圧した。と、言う情報が次々と届いて来る。
ヤグルルは側近幹部に「どういう事だ❗️」と、問い掛ける。
「閣下❗️恐らく、我々の再進行を知り早々に撤退、或いは脱出したのでしょう」と、答える。
「そうだと良いのだが❗️何故か、不安だ」と、ぼやく。そして、極秘通信回線で「全軍に通達する。万が一にも危険を感じたら一時撤退せよ❗️」と、命令を出す。
ミロダリアン超銀河団東部エリア内の数万ヶ所に配備した次元砲弾と、6次元次元宙雷がナグマダ種族の円筒型船団を探知し目標に向かって発進する。
数百ヶ所のナグマダ種族円筒型船団が、超空間を経由して円筒型母船の目の前に実体化し次元砲弾が強烈核爆発する。バリアは瞬時に崩壊しミニ太陽が発生する。生き延びた円筒型母船は、6次元次元宙雷が目の前で爆発して構造亀裂を発生させる。其れに吸い込まれ、霧一つ残っていなかった。
配置した全ての宙雷と次元砲弾の奇襲でナグマダ種族の船団の一部を殲滅させたが、未だ数10億台以上残っている。
待機していたガガラン銀河帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、構築したばかりのパュル通信・探知ネットワークで監視していた。
其のネットワーク探知スクリーンに、半球型の船団が映し出される。
「我々と同じ半球型だわ❗️」興味津々でスクリーンに集中する。
戦闘シーンを見て確信する。パトラリアス大総督は、パュル・通信ネットワークで呼び掛ける。
通信・探査アイ・ネットワークが通信を探知。翻訳してメフィラハロ・ナダ・ゴビラル副摂政兼大総帥の元に届けられる。
「貴女は何者です❗️」と、呼び掛けるメフィラハロ。
軽く頭を下げてから「私はガガラン銀河帝国大総督のパトラリアス・ガルダ・ガロンです❗️」と、自己紹介する。続けて「我々は未知円筒型船団の種族により古に封印されていた。ようやく封印を破り、銀河に拡張進出した所に、我々が封印を破り銀河に進出したと知り、殲滅しようと攻撃をして来た。我々は其れを逆に殲滅し、円筒型船団を探していた。其の様な時に貴女方を偶然に探知し、或いは我々と同じ様な歴史を持つ種族では無いかと考えコンタクトをしました❗️」と、簡単な歴史を話した。
「丁重な説明有難う御座います❗️私はゴビラル銀河帝国副摂政兼大総帥の、メフィラハロ・ナダ・ゴビラルです❗️
我々は、魔族・ゴビラル種族として危険しされ、超古代から封印されていました。最近になり、天空の女神ミロナ・ラハム・リア神聖女王の御心で封印を解除して頂いたのです❗️
我々は、宇宙の全種族の滅ぼそうとしているナグマダ種族の円筒型船団を殲滅する為に戦っています❗️彼等こそ私達共通の敵であり、封印した種族だからです❗️」と、真実の中に若干の嘘を交えた。
「我々と同じ様な歴史を持つ種族だったのですね。だが、我々とは違いメンタル・エネルギー量は少ない様ですね❗️恐らく、育った環境の差なのでしょう。但し、我々は共通の遺伝子を持つ親戚なのかも知れません」と、パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督。
「パトラリアス大総督閣下❗️私もそう思います。但し、育った環境の違いで、気質、思考方向とは若干異なるようですわ」と、メフィラハロ副摂政。
「メフィラハロ副摂政閣下❗️其の様ですね。だか、共通の敵対者にたいしては同盟出来るでしょう」と、パトラリアス大総督。
「勿論です。大総督閣下❗️では、我々は次なる円筒型船団の殲滅に向かいますので、何れ再開出来るでしょう❗️」と、話して一礼する。
「では、メフィラハロ副摂政閣下、再開を期待して」と、答えてコンタクトを切る。
第6章。マグマダ種族の反撃Volー6。
AG4.3紀元632年11月2日。~AG4.3紀元632年11月20日。
(登場人物)
❣️ミロナ・ラハム・リア。
神聖リア帝国神聖女王。
❣️ラブリナ・ラハム・リア。
リア帝国艦隊総統合司令長官。総統合大元帥。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。
❣️フランソファ・ラハム・リア。
天才マルチ物理学者。ミロナ・ラハム・リア神聖女王の従妹。副摂政。能力者。
❣️エレーナ・ラハム・リア。
クリスタルレーネ母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️エリル・ラハム・リア。
クリスタルレーネ副母船長件リア帝国艦隊副統合司令長官。副統合大元帥。能力者。
❣️ララ・ラハム・リア。
神聖リア帝国副摂政。ミロナ神聖女王親衛部隊統合司令長官。統合大元帥。能力者。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
神聖ダガロ帝国統一女王。
❣️ラレーネ・リア・ロラン。
超越知性生体脳カローラレーネの分身。第1具象。ロラン種族の女王。
❣️カローラ・リア・ダガロ。
神聖ダガロ帝国統一女王。超越知性精神集合体脳カローラの第1具象。
❣️ブロメティウス・バラダル・アイル。
超越知性生体脳ブロメティウスの第1具象。統轄者。ブロメティウス・バラダル・アイル女王。
❣️アルミティヌス・パル・フェアラ。
超越知性生体脳アルミティヌスの第1具象。アルミティヌス・パル・フェアラ女王。
❣️ミロナ・リア・フェアリ。
ミロダリアン銀河連合帝国統一女王。ミロナ神聖女王の具象。
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第6章。マグマダ種族の反撃Vol-6。
中枢部エリア殲滅船団のヤグルル・バハル・ドメルンは、パトラリアス船団の急襲を受け、全船団の半数を失い300万光年後方迄撤退し、体制の建て直しをする。自国にを送り増援を要請する通知艦を派遣する。
数10時間後。増援船団1億台が到着する。数分後、ヤグルル・バハル・ドメルンは、極秘通知艦をドラゴンラル銀河団ゴンラル銀河ゴラル星系第3惑星ゾラン在中のダブ・バハル・ドメルン皇帝の元に派遣する。
想定外の大敗した東部エリア制圧船団は、新たな増援船団を呼び寄せ一気に生体する決意をを固めるナバラダル・バハル・ドメルン統合司令長官。
脱出したドダルン銀河帝国グフ・バハル・ドメルン皇帝等船団は、極秘軍事星系に逃れ、軍事力の強化に全力を傾けている。
既に、AG4.3紀元632年11月2日現在に於いて、前船団数の数倍を越えている。其の様な状態の時に、極秘通知艦が到着した。
パトラリアス大総督は、ガガラン銀河帝国で最も優れた能力者36人の一人で、其のリーダーでも有る。其の彼女は、フィーチャー・リサーチャー能力で近々更なる大船団で進行して来る未来を見た。
故に、パトラリアス大総帥は自軍の強化並びにパュル連邦共和国軍の軍事力強化に全力を傾けていた。現在に至り、MFM復元機500万台で浮揚軍事要塞都市ガロダリンを5億台を復元していた。更に、新兵器をパュル連邦共和国軍全船団に艤装していた。
大型母船、各種戦艦も、MFM復元機50万台で次と復元して、現在では数10億台に膨れている。
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新しく建築したクリスティーヌ・サークル女王宮殿は、ミロナリオン生体金属で建築された超近代的な建築物で、思念波で自由に造り変える事が出来る。其の上、建築物自体が強大なメンタルエネルギーと意識を持っているので、部外者の侵入は不可能で有る。
ミロナ神殿女王がクリスタル・レーネに戻ると同時に、強力で初めて接触するメンタルエネルギーを感じ取った。
メドラ転送機で、クリスタル・レーネ統合司令センターに移動する。転送機を出ると、目の前にミロナ・リア・フェアリ等5人が立っていた。瞬間的に思念波が飛び交い、5人の正体と、超絶進化したクリスティーヌの存在を知った。
6人に取って会話は必要としなかった。思念波交流で進化の全てを知り、且つ超絶知性集合生体脳クリスティーヌとも思念波交流をする。そして、17人の具象の誕生と新たなフェアラ種族を誕生させたと報告を受ける。
更に、超絶知性集合生体脳クリスティーヌはミロナに「フェアラ種族を誕生させたのは、魔人ガロン種族に対抗する為です」と、思念波で伝える。
「ガロン種族は其れほど強敵なのか❗️」と、思念波で問い掛ける。
「種族存亡に関わる程強敵です❗️」背後から肉声が聞こえ振り返る。
「超絶知性集合生体脳クリスティーヌの第1具象クリスティーヌ・リア・フェアルです❗️」と、自己紹介する。
「クリスティーヌ女王❗️と言う事はナグマダ種族に取ってと言う事が」と、問い掛ける。
「其の通りです❗️ガロン種族は少数の船団で、ナグマダ種族大船団を超強大なメンタルエネルギーで簡単に撃破して撤退させました。其の結果、ナグマダ種族は未曾有の超巨大船団でミロダリアン超銀河団に襲い掛かって来るでしょう❗️」と、説明するクリスティーヌ・リア・フェアル女王。
「なるほど、結論的帰結はそうなるのか」と、ミロナ。
「はい、ガロン種族の半球型船団を、リア人傘下の船団で有ると思い込んだからです❗️」と、クリスティーヌ。
「と言う事は、ガロン種族は潜在的な味方と言う事ですね❗️」
「其の通りです❗️そしてガロン種族も、反撃を予想して大々的に軍事力を強化するでしょう。我々に取っては好都合です」と、クリスティーヌ。
「東部エリアの防衛は大丈夫だと考えているが、万が一に備え脱出ルートも準備して有るわ」と、ミロナ。
「では、早めに脱出させて下さい❗️次の進行は防ぎきれません」と、警告するクリスティーヌ。
「承知した。直ぐに命令を出します」と、ミロナ。再び戒厳令発出スイッチを入れる。同時にクリスティーヌ・サークルの女王宮殿統轄司令と直結されて5個のスクリーンが現れる。其の下に数百のスクリーンが出現した。
「キャメル❗️少々早いが、速やかに撤退作戦を実行して欲しい」と、要望する。
「承知しましたミロナ様」と、答える。
「カローラレーネ❗️ルナ銀河連合帝国、リアン銀河連合帝国等各銀河連合帝国の本拠星系本拠星系をクリスタル・レーネに取り込みを実行せよ❗️」
「リロル総帥❗️星系をクリスタル・レーネに取り込む。其の前に超大型メドラ転送機と、7MDトンネル・ネットワーク・コントローラを極秘に設置せよ❗️」
「承知しました❗️」と、リロル総帥。
ミロナは次々と命令して行く。そして、最後にロボット大巨神生体脳エレスに防衛を託した。
クリスタル・レーネは、無慣性ゼロ移動し、次々と指定星系を取り込んで行き。
超絶知性集合生体脳クリスティーヌの第6具象で有るクリスアラミル・リア・フェアル科学技術部局長が「ミロナ様、新開発した6次元次元宙雷を10数ヶ所に配備して置き土産にしては如何でしょうか❗️」と提案する。
「6次元次元宙雷とは❗️」と、問いただす。
「目標を自動で探知し、超空間を経由して目標全面でドロップダウンして構造亀裂を発生させる兵器です❗️」と、答えるクリスアラミル。
「では、次元砲弾とセットで配備すれば良い」と、ミロナ。
「我がディフェンダー・フォース船団が一撃を与えます❗️」と、ディフェンダー・フォース船団長官のレイン・リア・ダガロ統合大総帥。
「レイン統合大総帥、意気込みは良いが以前の様な作戦が通じるかどうか解らないわよ❗️」と、ラブリナ。
「ラブリナ様、当然考慮してますわ❗️」と、レイン。
「今回、我々は大々的な戦闘はせず、脱出作戦を主とし、戦闘は部分的な急襲だけに留めたいと考えています❗️」と、ミロナが考えを話す。
「クリスイライザ医学部局長に聞きたいのですけど、ガロン種族は標識塔の6次元半エモシオ・メンタル・思念波の影響は受けるでしょうか❗️」と、問い掛けるフランソファ。
「ガロン種族の遺伝子解析をして見ないと結論は出せませんが、恐らく何ら影響も与え無いでしょう❗️」と、答える。
「有難う御座います❗️私の見解と同じです」と、フランソファ。
「我が船団は、ガロン種族の船団より数10倍強力で優秀です。いざとなればマグマダ種族など蹴散らして見せますわ❗️」と、第1遊撃旅団クリスマテタロア・リア・フェアル総統轄大元帥。
(絵1)
クリスティーヌ・リア・フェアル女王は微笑んで「クリスマテタロア❗️貴女の意気込みには敬意を表します。ナグマダ種族と戦えば、ガロン種族の船団より数10倍の戦果を挙げる事も承知しておりますわ❗️だが、ナグマダ種族の船団は天文学的な数字の巨大船団です。勝利しても、全体から見て極僅かでしょう❗️
従って、ミロナ神殿女王陛下が提案した通り、全住民の撤退をメインとして、局所的な奇襲と、スムーズに撤退させるための陽動攻撃が有効です❗️」と、説明する。
「サー❗️女王陛下の言う通りです❗️」と、素直に認めるクリスマテタロア総統轄大元帥。
(絵3)
「では、ミロナ様の提案通り進行させます❗️」と、ミロナの第1具象ミロナ・リア・フェアリ。
クリスタル・レーネは、無慣性ゼロ移動を繰り返し最後の星系を取り込んだ。移動する前に、最新鋭自立型マルチ銀河特急列車7MD・マーズと、最新鋭マルチ戦闘列車ソルジャー・フォースを次々と、射出する。其の台数は各5千台で有る。
クリスタル・レーネが消えると同時に、マーズとソルジャー・フォースは無限分裂を開始する。数10時間後には、各5億台に増殖した。更に数10時間後、5千億台に増殖した。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロダリアン超銀河団東部エリア外縁から、150万光年離れた宙域のナグマダ種族船団が次々とドロップアップして行く。同時に、超銀河団東部エリアの東西外縁広範囲に出現する。
クリスタル・レーネのクリスティーヌ・サークル神聖女王宮殿の統合司令センターに、超絶知性集合生体脳クリスティーヌを経由して情報が掲示される。
「ナバラダル・バハル・ドメルン副総督はかなり学んだわね。各個軍が広範囲に且つ東西から侵入されれば、防衛並びに脱出は難しいわね❗️」と、ミロナ・リア・フェアリ。
「防衛は難しいかも知れないけど、脱出だけなら意外とスムーズに行くかも知れない❗️」と、フランソファ。
いきなり「探知ネットワークです❗️ガロン種族の船団は、中央部のナグマダ種族船団を殲滅して、東部エリアに進軍しました。但し、其の位置が特定出来ません。対探知バリアを展開しているのでしょう❗️」との声が広がる。
「想定外の展開です❗️此れで撤退は楽になります」と、クリスティーヌ・リア・フェアル女王。
「ガロン種族は何故、ナグマダ種族全体を標的にするのでしょうか❗️理解出来ないわ」と、フランソファ。
「推測ですけど、封じ込めた相手がナグマダ種族だと思い込んでいるのでしょう」と、ミロナ神殿女王。
「我々に取っては好都合であり、一歩間違えれば最悪の危機です❗️」と、ラブリナ。
「幸いにも我がアイル種族の船団は、ガロン種族の船団と同タイプの半球型です❗️偽装して、ガロン種族と親族の民族として加勢するのです。ナグマダ種族に対して同じ様な憎しみが有ると偽装すれば良いのです」とブロメティウス・バラダル・アイル女王。
「ガロン種族は全員が強力な能力者です❗️直ぐに嘘がばれます」と、カローラ・リア・ダガロ女王。
「我々が最もガロン種族に近い種族です❗️遺伝子基幹情報も近いでしょう。現在も超古代の憎しみが残っていますので」と、メフィスト・ナダ・ゴビラル女王。
「偽装作戦とすれば完璧です❗️母船、戦艦等をミロナリオンヴィールスで生体金属変換させれば、強力なメンタルエネルギーが生まれます。其れでカバー出来る」と、ミロナ神聖女王。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ミロダリアン超銀河団中央部エリア外縁から120万光年離れた宙域に、ナグマダ種族船団数億台が出現する。ほぼ同時刻に、東部エリア外縁から150万光年離れた宙域に数億台が出現した。
探知ネットワークは、直ちにクリスタル・レーネの超絶知性集合生体脳クリスティーヌに通報される。パュル連邦共和国探知・通報ネットワークも探知し、パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督に報告した。報告を受けた大総督は、浮揚軍事要塞都市ガロダリン3億台を、メンタル思念波バリアで探知不能な状態にして、中央部外縁に待機させる。
ヤグルル・バハル・ドメルン中央部エリア殲滅船団副統合司令長官は、大号令を発した。号令一家、巨大船団は次々とドロップアップして行く。同時にミロダリアン超銀河団中央部外縁にドロップダウンして来た。
メンタル思念波バリアで隠れていたパュル連邦共和国軍ガロダリン船団2億台の大総帥レトアカラナス・ガロン・パュル副摂政は、ナグマダ種族船団の後方に移動し動向を見守っている。
パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督直属船団3億台と、レトアラハナル・ガロン・パュル総帥傘下の2億台は、中央部内縁でメンタル思念波バリアで隠れていた。
パュル連邦ネットワークから報告を受けたパトラリアス大総督は、ネットワークを通しレトアカラナス副摂政と詳細な打合せをし、前後から同時に攻撃を開始する。
中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、何も無い宇宙空間の前後から、いきなり数億状のエネルギービームが飛来。まるで生きものの様にバリアを突き抜けユータウンして数回バリアを突き抜けて円筒型船団を爆沈させる。
見えない的からの挟撃を受けたナグマダ種族船団は、あっと言う間に7割の円筒型船団を消滅させた。
運良く生き延びた中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、緊急撤退命令を出すが既に遅く全船団は壊滅してしまった。
此の情報は、ナグマダ種族とリア種族の両陣営に伝わる。
勝利に酔いしれる事無くパトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、パュル通信・探知ネットワークと常時コンタクトをする。
「パュル・ネットワーク広報担当官です❗️東部エリアに円筒型船団を探知しました」と、報告する。
スクリーンを見てくパトラリアス大総督は、憎しみが沸き上がって来る。其の感情を抑え、パュル連邦共和国レトアリテア・ガロン・パュル女王とコンタクトする。
「レトアリテア女王陛下❗️願い後とがあります」と、切り出す。
「話して下さい大総督」
「では女王陛下❗️パュルネットワークを超銀河団全域広げたいので、MFM復元機で、無人のパュル通信・探知艦を復元させて下さい」と、話す。
「承知しました大総督」
「其れともう一つ。万が一に備えてパュル連邦共和国軍は帰還させます❗️」と、伝える大総督。
「解りました。私から帰還する様話します」と、パュル連邦共和国レトアリテア・ガロン・パュル女王。
レトアリテア女王から告知を受けたレトアカラナス・ガロン・パュル副摂政兼大総帥は「お姉さ様、私の直属船団以外は帰還させるけど、私はパトラリアス大総督と行動を共にするわ❗️」と、答える。
「此れ以上の説得は無理のようね。では、必ず勝利を❗️」と、レトアリテア女王。
パトラリアス大総督の船団2億台と、レトアカラナス副摂政の船団1億台が次々とドロップアップして行く。同時に、ミロダリアン超銀河団東部エリア外縁にドロップダウンして来る。
遠距離探知を開始し、数秒後。ナグマダ種族の船団は、広範囲に広がっている事が判明する。
パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、全船団にMFM復元機でパュル通信・探知艦パルの復元を命令する。
パュル通信・探知艦パルの復元は、数10時間で数10億台に達した。内10億台を東部エリア全域に派遣する。其の後も復元を実行する。更に探知艦パルを送り出す。残り数億台は浮揚軍事要塞都市ガロダリンに格納する。
数時間後。通信・探知ネットワークが構築され情報が届き始める。パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は冷静に状況判断をし、分散させる事無く待機を命令する。
中央部エリア殲滅船団副統合司令長官ヤグルル・バハル・ドメルンは、直接戦闘には介入せず、広範囲に送り込んだ各個軍の指揮を取っている。
届いて来る情報は、進行した星系は無人で戦闘する事無く制圧した。と、言う情報が次々と届いて来る。
ヤグルルは側近幹部に「どういう事だ❗️」と、問い掛ける。
「閣下❗️恐らく、我々の再進行を知り早々に撤退、或いは脱出したのでしょう」と、答える。
「そうだと良いのだが❗️何故か、不安だ」と、ぼやく。そして、極秘通信回線で「全軍に通達する。万が一にも危険を感じたら一時撤退せよ❗️」と、命令を出す。
ミロダリアン超銀河団東部エリア内の数万ヶ所に配備した次元砲弾と、6次元次元宙雷がナグマダ種族の円筒型船団を探知し目標に向かって発進する。
数百ヶ所のナグマダ種族円筒型船団が、超空間を経由して円筒型母船の目の前に実体化し次元砲弾が強烈核爆発する。バリアは瞬時に崩壊しミニ太陽が発生する。生き延びた円筒型母船は、6次元次元宙雷が目の前で爆発して構造亀裂を発生させる。其れに吸い込まれ、霧一つ残っていなかった。
配置した全ての宙雷と次元砲弾の奇襲でナグマダ種族の船団の一部を殲滅させたが、未だ数10億台以上残っている。
待機していたガガラン銀河帝国パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督は、構築したばかりのパュル通信・探知ネットワークで監視していた。
其のネットワーク探知スクリーンに、半球型の船団が映し出される。
「我々と同じ半球型だわ❗️」興味津々でスクリーンに集中する。
戦闘シーンを見て確信する。パトラリアス大総督は、パュル・通信ネットワークで呼び掛ける。
通信・探査アイ・ネットワークが通信を探知。翻訳してメフィラハロ・ナダ・ゴビラル副摂政兼大総帥の元に届けられる。
「貴女は何者です❗️」と、呼び掛けるメフィラハロ。
軽く頭を下げてから「私はガガラン銀河帝国大総督のパトラリアス・ガルダ・ガロンです❗️」と、自己紹介する。続けて「我々は未知円筒型船団の種族により古に封印されていた。ようやく封印を破り、銀河に拡張進出した所に、我々が封印を破り銀河に進出したと知り、殲滅しようと攻撃をして来た。我々は其れを逆に殲滅し、円筒型船団を探していた。其の様な時に貴女方を偶然に探知し、或いは我々と同じ様な歴史を持つ種族では無いかと考えコンタクトをしました❗️」と、簡単な歴史を話した。
「丁重な説明有難う御座います❗️私はゴビラル銀河帝国副摂政兼大総帥の、メフィラハロ・ナダ・ゴビラルです❗️
我々は、魔族・ゴビラル種族として危険しされ、超古代から封印されていました。最近になり、天空の女神ミロナ・ラハム・リア神聖女王の御心で封印を解除して頂いたのです❗️
我々は、宇宙の全種族の滅ぼそうとしているナグマダ種族の円筒型船団を殲滅する為に戦っています❗️彼等こそ私達共通の敵であり、封印した種族だからです❗️」と、真実の中に若干の嘘を交えた。
「我々と同じ様な歴史を持つ種族だったのですね。だが、我々とは違いメンタル・エネルギー量は少ない様ですね❗️恐らく、育った環境の差なのでしょう。但し、我々は共通の遺伝子を持つ親戚なのかも知れません」と、パトラリアス・ガルダ・ガロン大総督。
「パトラリアス大総督閣下❗️私もそう思います。但し、育った環境の違いで、気質、思考方向とは若干異なるようですわ」と、メフィラハロ副摂政。
「メフィラハロ副摂政閣下❗️其の様ですね。だか、共通の敵対者にたいしては同盟出来るでしょう」と、パトラリアス大総督。
「勿論です。大総督閣下❗️では、我々は次なる円筒型船団の殲滅に向かいますので、何れ再開出来るでしょう❗️」と、話して一礼する。
「では、メフィラハロ副摂政閣下、再開を期待して」と、答えてコンタクトを切る。
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