無法者と王子 只今異世界逃亡中?!〜2人は凸凹コンビすぎる〜

虫餅 

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一章 「逃走開始!鴉迷窟篇」

1ー1 脱走始めました。

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『いやーおめでとう』僕を取り囲む少年3人の1人がそう気さくに話しかけたするとその中のもう1人は『この人王子様次期国王陛下だぞ?,そんな口聴いたら、承継されちゃうよぉ~』とふざけながら言う。それに『いやいや,大丈夫wそんな事しないからさ、普通に話してよ』と答えた。ここ、〈ステングラ王国〉は、生まれた子の15の誕生日の日に、将来次期王としての証である十字型の金の剣を与えると言うものがある。我が国と次期王の生活の平和を願ったものらしい。そして今日は僕の誕生日。丁度15になる。かつて国々の戦いを制しこの国の平和を手に入れた現王である父上、そんな父上の意思を継いで、僕はこの国の平和を手に入れたいと思っている。

『もしかしたら,もう一緒に遊べなくなるかもな。』
と背後から肩を組まれてそう言われた。

『あはは…あ,やばい時間だ』
城の真ん中にある巨大な時計,その時計は目的の時間12時25分を指していた。

『それじゃあ!』

『またな』
と緑の服の友達

『一緒に遊べなくなるかもしれないから悲しいなぁ』
と茶髪の小太りの友達

『まぁ,暇な時また遊ぼうぜ』
と黒短髪の友達が明るく接する。

その全員に応えるように一言…
『あぁ…またな!』
そう言って走り去っていった。3人の人影から小さくなり始めた頃遠くから声が聞こえる。向こうは,門がありこの国と,外を繋ぐ境界になっている。その門の前には2人の門番が立っている……はずだが侵入者らしきボロい布を被った人がこちらに走ってきた。背後から門番も走ってくるが一度攻撃されたのか,体力がなさそうによろけながら重そうな鎧を動かし走って来ていた。
『待てー!』

『不法入国者を逃すな!!』
すれ違う人を避け,人が少なくなるとその男が振り向き,黒い何か小さな鉄の武器を取り出す。


  “ドォン”

その鈍い音共に,甲冑に穴が開き,倒れ込んでしまう。その後,その武器を懐に隠すと,その不法入国者と走っている2人が一瞬すれ違った。

壁の外,森の中,その向こうは崖になっておりいつ落ちてもわからない。
『ここまで来れば。』

『悪党!確保』
そこにいたボロい布を巻いてる者に飛びつくがその拍子に足元の地面が崩れて視界が回転する。
『いたた』
崖の下,広い森の中。
目の前で布を巻いてる男の素顔が見えた。
その男は,頭を縛ってるが,男だ、鋭い吊り目の男がゆっくりと起き上がった。
『な,なんだよ,死ぬ所だった。流石に2度死ぬのはごめんだな…』
すると背後から飛びつかれて手を押さえ込まれる。
『捕まえた,逃がさない…』

『しっけーな本当ここの国の奴らは』
飛びつくが力の差は必然。振り落とされた。
『犯罪者顔,!いかにも重犯罪者!』

『いや,見た目で判断するなよ?!俺だって逃げたくて逃げてたわけじゃ…』
そう言いかけた時,複数の足男が2人の目の前で止まった2人が同時に頭を上げて音の方の見た。
そこには落ちた音を聞いて周り道をして来た、城の兵達が…
『………』

『…………!』
その時ハッとしたと思ったら,いきなり背後から肩を組んで首を抑えて来た。
『えーと…こいつがどうなってもいいのか!』
不法入国者の突然の行動で取り押さえられ驚きつつも,焦っているのか少し詰まり気味の脅しに呆れ。
『さっきの合間はなんだったんだよ…』
と小声で吐く。
すると捕まえたまま不法入国者は少しづつ背後の森の奥まで下がる背を向けてそのまますぐに駆け足でその場から森へと走った。


『待て!その方を離せー!』
と,背後から騎士達が追いかけてくるが,やはり甲冑などの分速さは圧倒的に不利。すぐに撒いてもりの奥へと入っていた。




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