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17【復活】
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博が目覚めて更に三日後
「完全復活!」
俺は両拳を天に向ける
おおーっ!パチパチパチ♪
「もう動いてもいいの?」
「身体のどこも痛くないし、ステータスにも異常がないからな」
「それならよかったわ」
「それに体を動かさないと鈍っちまうしな」
「よかったニャお兄ちゃん」
何だか久しぶりに猫言葉聞いたな、しかしいつ聞いても新鮮だ!
「取りあえず朝食がてら散歩にでも行きますか?」
「そうね」
【アーケード】
「久しぶりに味の濃いものを食べたな」
「ずっとお粥かスープだけだったものね」
「お兄ちゃん、この後はどうするの?」
「とりあえずギルドに行こうかな」
「そうねまだ依頼報告書も出していないものね」
【ギルド】
「いらっしゃいニャ」
「こんにちわ」
「ニャニャ!博にゃんもう動いて平気なのかニャ?」
「はい、お陰様で元気になりました」
「ニャーそれはよかったニャ本当に心配したニャよ!」
「心配おかけしました」
「いいニャいいニャ」
「遅くなりましたが今日は依頼報告書を出しに来たのですが」
「ちょっと待ってニャ、今回の事件についてギルマスが話を聞きたいらしいから案内するニャ」
「わかりました」
コンコン
「ギルマスいるニャか?」
「やぁどうも始めまして、このギルドを任されているキャーシュと言う者です以後お見知りおきお」
そこにはキャレットの筋肉ギルマスとは対照的にすらりとした男性が立っていた
「どうも始めましては葉月博と言います、こっちは同じ冒険者仲間のターニャとこの子は町の孤児院の子でカンナと言います」
「ご丁寧どうも、じゃあ早速本題に入ってもいいかな?」
そして俺はあの洞窟内で起きた全ての事を話した
「そんな事があったなんて私たちのミスだ申し訳ない」
「謝らないで下さい、元はと言えば僕たちの索敵ミスが原因ですから」
「違うよお兄ちゃんは悪くないよ、私が勝手に着いて行ったのが悪いんだよ」
「たかがスライムの洞窟だと警戒をしなかった俺が悪いんだ」
「でもでも」
今にも泣き出しそうなカンナちゃんの頭を俺はそっと撫でた
「ありがとうカンナちゃん」
「うん.....」
「それにしても何故あんな所にサイクロプスが居たのでしょうかね?」
「サイクロプスは普通どこに生息しているんですか?」
「サイクロプスはダンジョンにしかいないはずですよ、それなのに洞窟に居るなんて初めて聞きましたよ」
「たまたま偶然ダンジョンから出てきたのでは?」
「それは有り得ないニャ各ダンジョンの入り口にはダンジョンガーディアンが常駐していますニャ」
「ガーディアン?」
「はい、ダンジョンからモンスターが溢れ出るのを未然に防いでくれる人達の事です、ですのでダンジョンからあんな巨体なサイクロプスが逃げ出せば分かるはずですが」
「と言うことは、裏で手引きした者がいる可能性が」
「その可能は高いでしょうね、とりあえず今回の事は各ギルドに報告しておきます」
「頼みます」
「しかしEランク冒険者がCランクモンスターをたった独りで討伐とは凄い快挙ですよ」
「そうニャそうニャ!」
「ホーリーランスでしたっけ?サイクロプスを一撃で倒したのは」
「詳しくは覚えて無いんですよね、ただ心の中に声が響いてそれに従ったらいつの間にか倒せてたんですよ」
「ホーリーランスそんな名前初めて聞きましたよ、もしかしたら葉月さん専用のオリジナル魔法なのかもしれませんね」
「そうニャ!ニャリジナル魔法ニャ!」
ニャリジナル魔法って本当に可愛いなこの人は
「まぁー何にせよ無事で良かったです、ニャーナさん例の物を持ってきて頂けますか?」
「はいニャ!」
ドン!
「今回の報酬金貨10枚ですお確かめ下さい」
「えっ!?金貨10枚?」
「はい、サイクロプス討伐並びに迷惑料も含まれています。」
「良いんですか?」
「はい、せめてものお詫びです。」
「じゃあ遠慮無く頂きます」
「また何か有りましたら遠慮無く来て下さい」
「ありがとうございます」
金貨10枚を手に入れた俺はギルドを後にした
「完全復活!」
俺は両拳を天に向ける
おおーっ!パチパチパチ♪
「もう動いてもいいの?」
「身体のどこも痛くないし、ステータスにも異常がないからな」
「それならよかったわ」
「それに体を動かさないと鈍っちまうしな」
「よかったニャお兄ちゃん」
何だか久しぶりに猫言葉聞いたな、しかしいつ聞いても新鮮だ!
「取りあえず朝食がてら散歩にでも行きますか?」
「そうね」
【アーケード】
「久しぶりに味の濃いものを食べたな」
「ずっとお粥かスープだけだったものね」
「お兄ちゃん、この後はどうするの?」
「とりあえずギルドに行こうかな」
「そうねまだ依頼報告書も出していないものね」
【ギルド】
「いらっしゃいニャ」
「こんにちわ」
「ニャニャ!博にゃんもう動いて平気なのかニャ?」
「はい、お陰様で元気になりました」
「ニャーそれはよかったニャ本当に心配したニャよ!」
「心配おかけしました」
「いいニャいいニャ」
「遅くなりましたが今日は依頼報告書を出しに来たのですが」
「ちょっと待ってニャ、今回の事件についてギルマスが話を聞きたいらしいから案内するニャ」
「わかりました」
コンコン
「ギルマスいるニャか?」
「やぁどうも始めまして、このギルドを任されているキャーシュと言う者です以後お見知りおきお」
そこにはキャレットの筋肉ギルマスとは対照的にすらりとした男性が立っていた
「どうも始めましては葉月博と言います、こっちは同じ冒険者仲間のターニャとこの子は町の孤児院の子でカンナと言います」
「ご丁寧どうも、じゃあ早速本題に入ってもいいかな?」
そして俺はあの洞窟内で起きた全ての事を話した
「そんな事があったなんて私たちのミスだ申し訳ない」
「謝らないで下さい、元はと言えば僕たちの索敵ミスが原因ですから」
「違うよお兄ちゃんは悪くないよ、私が勝手に着いて行ったのが悪いんだよ」
「たかがスライムの洞窟だと警戒をしなかった俺が悪いんだ」
「でもでも」
今にも泣き出しそうなカンナちゃんの頭を俺はそっと撫でた
「ありがとうカンナちゃん」
「うん.....」
「それにしても何故あんな所にサイクロプスが居たのでしょうかね?」
「サイクロプスは普通どこに生息しているんですか?」
「サイクロプスはダンジョンにしかいないはずですよ、それなのに洞窟に居るなんて初めて聞きましたよ」
「たまたま偶然ダンジョンから出てきたのでは?」
「それは有り得ないニャ各ダンジョンの入り口にはダンジョンガーディアンが常駐していますニャ」
「ガーディアン?」
「はい、ダンジョンからモンスターが溢れ出るのを未然に防いでくれる人達の事です、ですのでダンジョンからあんな巨体なサイクロプスが逃げ出せば分かるはずですが」
「と言うことは、裏で手引きした者がいる可能性が」
「その可能は高いでしょうね、とりあえず今回の事は各ギルドに報告しておきます」
「頼みます」
「しかしEランク冒険者がCランクモンスターをたった独りで討伐とは凄い快挙ですよ」
「そうニャそうニャ!」
「ホーリーランスでしたっけ?サイクロプスを一撃で倒したのは」
「詳しくは覚えて無いんですよね、ただ心の中に声が響いてそれに従ったらいつの間にか倒せてたんですよ」
「ホーリーランスそんな名前初めて聞きましたよ、もしかしたら葉月さん専用のオリジナル魔法なのかもしれませんね」
「そうニャ!ニャリジナル魔法ニャ!」
ニャリジナル魔法って本当に可愛いなこの人は
「まぁー何にせよ無事で良かったです、ニャーナさん例の物を持ってきて頂けますか?」
「はいニャ!」
ドン!
「今回の報酬金貨10枚ですお確かめ下さい」
「えっ!?金貨10枚?」
「はい、サイクロプス討伐並びに迷惑料も含まれています。」
「良いんですか?」
「はい、せめてものお詫びです。」
「じゃあ遠慮無く頂きます」
「また何か有りましたら遠慮無く来て下さい」
「ありがとうございます」
金貨10枚を手に入れた俺はギルドを後にした
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