42 / 56
42【アイデンティティ】
しおりを挟む
博達が領地ドラザーヌに来て2ヶ月程が経とうとしていた
「えーと新規宿屋に関する建設計画書並びに許可発行書と、はいはい許可許可!」
博は手際良く判子を押していく
「なぁー紅葉?これって全部やらないといけないのか?」
目の前には山積みに書類が置かれていた
「はい今日中に全て目を通して頂きます」
「グヘェー!なぁー少し休憩しない?」
「駄目です!昨日もそう言ってサボったじゃないですか、ギルドから怒られるのは私達なんですからね!」
紅葉がプンプンと怒っている
「わかったよやりますよ!やらせて頂きますよ!」
「お願いします」
博は書類に目を通し判子を押すただこれだけの作業を延々と繰り返す
「博様少し休憩にしませんか?」
博はその提案に賛成し、紅葉がお茶の用意をしてくれる
因みに最近メイド長の紅葉には名前呼びをさせている
旦那様の呼び方も良い物だけどね
博はお茶を一口含み紅葉をチョイチョイと手招きして呼んだ
「何でしょうか?」
そばに来た紅葉の頭を博はワシャワシャと時には強く時には弱く撫で回した
「あぁ~癒される~やはり犬耳は最高だな~」
「あの博様は亜人が好きなのですか?」
「フフフッ!好きとか嫌いとかの次元では無いんだよこれは」
「では一体何なのですか?」
「大好物さ!」
博は両腕を広げ熱弁し始めた
「俺の生まれた国では犬耳や猫耳は一つのアイデンティティなんだ!
しかも紅葉みたいな美少女がメイド服を着てご主人様と呼んでくれるだけで、どれだけの男が魅了される事だろうか!
それに犬耳!偽物ではなく本物の天然100%の犬耳!
触れば暖かく肌触りも良く更に本人の意思で自由に動かす事の出来る
その犬耳が美少女に合わさる事により完璧なメイドが出来上がっるんだよ!
そんな犬耳メイドを嫌う奴なんか存在しない!」
「いや中には居るでしょ動物嫌いな人」
「タ、ターニャ!?お前いつからそこに?
」
「あぁ~癒されるの所からよ」
「それ最初からじゃないか!てか居たんなら声かけろよな恥ずかしいじゃないか!」
「まぁーそんな事どうでもいいのよ私はただお昼出来たから呼びに来ただけだし」
「あ、うんわかった直ぐ行くよ」
昼食後この出来事を皆の前で暴露されカンナちゃんとネーアにごっぴどく怒られたのであった
【裏庭】
屋敷の裏庭には博が試験的に野菜を育てている
元々この街ドラザーヌは港町なので畑をする習慣が余り無く有るの家庭菜園ぐらいでる
別にこの街が野菜を育てる環境に適していない訳ではなく、魚介類が豊富な街なので、それを輸出して得たお金で野菜などを輸入した方が楽だかららしい
まぁー実際、農業に必要な男の働き手が皆漁業に出ているってのが理由らしいけど
博の畑には色々な野菜や果物を育てているがそんな中、大豆を多く育てている
これは博のとある願いが込められている
そう日本人には無くてはならないもの、醤油と味噌を作るために必要不可欠だから
「美味しそうな枝豆ね」
「ターニャよ先に言っておくが食べるなよ
」
「分かってるわよそんな事、仮にも私は女神なのよ?そんな盗人みたいな事しないわよ!」
その夜、畑に仕掛けてあった罠にターニャは見事に引っかかっていた
【数日後】
博はメイド達を集めとある物の製作に取り掛かっていた
「よーし満遍なく潰してくれよ」
「お兄ちゃんこうですか?」
「そうそう上手い上手い」
大きな桶一杯に葡萄が敷き詰められそれを彼女達がその可憐な足で踏み潰していた
「んしょんしょ、意外に重労働ですね」
「そうですね足腰にきますね」
「これが本当にお酒になるのかしら?」
「よーしそろそろ終わりにしようか!」
博のかけ声と共にメイド達が桶から上がってくる
うむ、眼福眼福!まさに絶景かな!
普段はメイド服で見えない太ももが今目の前に並んでいる
これを幸福と思って何が悪い!いや悪くない!
「旦那様この後はどうするのでしょうか?」
「後はこれに糖を混ぜて発酵&熟成すればワインの完成かな?
なんせ初めて作るから上手く作れるか分かんないし」
「大丈夫ですよ旦那様!皆が力を合わせたのですから!」
「ベアンナはワイン作りに興味が有るの?」
「はい凄く有ります!」
確かにこの世界でお酒と言えばエールかそれに似た物しか無いからな、新しい物に興味を持ってくれるのは素直に嬉しい
「そうか、ならワイン作りの担当責任者になるか?と言っても1日に数回攪拌する程度だけど?」
「よ、よろしいのですか?」
「興味の有る子に担当して貰いたいからね任せるよ」
「はい、精一杯頑張らせて頂きます」
こうして熊人族メイドのベアンナを中心にワイン作りか始動した
「えーと新規宿屋に関する建設計画書並びに許可発行書と、はいはい許可許可!」
博は手際良く判子を押していく
「なぁー紅葉?これって全部やらないといけないのか?」
目の前には山積みに書類が置かれていた
「はい今日中に全て目を通して頂きます」
「グヘェー!なぁー少し休憩しない?」
「駄目です!昨日もそう言ってサボったじゃないですか、ギルドから怒られるのは私達なんですからね!」
紅葉がプンプンと怒っている
「わかったよやりますよ!やらせて頂きますよ!」
「お願いします」
博は書類に目を通し判子を押すただこれだけの作業を延々と繰り返す
「博様少し休憩にしませんか?」
博はその提案に賛成し、紅葉がお茶の用意をしてくれる
因みに最近メイド長の紅葉には名前呼びをさせている
旦那様の呼び方も良い物だけどね
博はお茶を一口含み紅葉をチョイチョイと手招きして呼んだ
「何でしょうか?」
そばに来た紅葉の頭を博はワシャワシャと時には強く時には弱く撫で回した
「あぁ~癒される~やはり犬耳は最高だな~」
「あの博様は亜人が好きなのですか?」
「フフフッ!好きとか嫌いとかの次元では無いんだよこれは」
「では一体何なのですか?」
「大好物さ!」
博は両腕を広げ熱弁し始めた
「俺の生まれた国では犬耳や猫耳は一つのアイデンティティなんだ!
しかも紅葉みたいな美少女がメイド服を着てご主人様と呼んでくれるだけで、どれだけの男が魅了される事だろうか!
それに犬耳!偽物ではなく本物の天然100%の犬耳!
触れば暖かく肌触りも良く更に本人の意思で自由に動かす事の出来る
その犬耳が美少女に合わさる事により完璧なメイドが出来上がっるんだよ!
そんな犬耳メイドを嫌う奴なんか存在しない!」
「いや中には居るでしょ動物嫌いな人」
「タ、ターニャ!?お前いつからそこに?
」
「あぁ~癒されるの所からよ」
「それ最初からじゃないか!てか居たんなら声かけろよな恥ずかしいじゃないか!」
「まぁーそんな事どうでもいいのよ私はただお昼出来たから呼びに来ただけだし」
「あ、うんわかった直ぐ行くよ」
昼食後この出来事を皆の前で暴露されカンナちゃんとネーアにごっぴどく怒られたのであった
【裏庭】
屋敷の裏庭には博が試験的に野菜を育てている
元々この街ドラザーヌは港町なので畑をする習慣が余り無く有るの家庭菜園ぐらいでる
別にこの街が野菜を育てる環境に適していない訳ではなく、魚介類が豊富な街なので、それを輸出して得たお金で野菜などを輸入した方が楽だかららしい
まぁー実際、農業に必要な男の働き手が皆漁業に出ているってのが理由らしいけど
博の畑には色々な野菜や果物を育てているがそんな中、大豆を多く育てている
これは博のとある願いが込められている
そう日本人には無くてはならないもの、醤油と味噌を作るために必要不可欠だから
「美味しそうな枝豆ね」
「ターニャよ先に言っておくが食べるなよ
」
「分かってるわよそんな事、仮にも私は女神なのよ?そんな盗人みたいな事しないわよ!」
その夜、畑に仕掛けてあった罠にターニャは見事に引っかかっていた
【数日後】
博はメイド達を集めとある物の製作に取り掛かっていた
「よーし満遍なく潰してくれよ」
「お兄ちゃんこうですか?」
「そうそう上手い上手い」
大きな桶一杯に葡萄が敷き詰められそれを彼女達がその可憐な足で踏み潰していた
「んしょんしょ、意外に重労働ですね」
「そうですね足腰にきますね」
「これが本当にお酒になるのかしら?」
「よーしそろそろ終わりにしようか!」
博のかけ声と共にメイド達が桶から上がってくる
うむ、眼福眼福!まさに絶景かな!
普段はメイド服で見えない太ももが今目の前に並んでいる
これを幸福と思って何が悪い!いや悪くない!
「旦那様この後はどうするのでしょうか?」
「後はこれに糖を混ぜて発酵&熟成すればワインの完成かな?
なんせ初めて作るから上手く作れるか分かんないし」
「大丈夫ですよ旦那様!皆が力を合わせたのですから!」
「ベアンナはワイン作りに興味が有るの?」
「はい凄く有ります!」
確かにこの世界でお酒と言えばエールかそれに似た物しか無いからな、新しい物に興味を持ってくれるのは素直に嬉しい
「そうか、ならワイン作りの担当責任者になるか?と言っても1日に数回攪拌する程度だけど?」
「よ、よろしいのですか?」
「興味の有る子に担当して貰いたいからね任せるよ」
「はい、精一杯頑張らせて頂きます」
こうして熊人族メイドのベアンナを中心にワイン作りか始動した
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる