罵倒配信者の異世界デバッグ記~クソゲーを神ゲーに変えてみせる!~

あまね

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9、政治と仕様の関係性

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優勝パーティーから二日後、俺たちは帝都イグニスを本格的に探索することにした。竜殺しの証を手に入れたことで王宮への入場許可は得たものの、アルバートとミアは「せっかくだから街をもっと見てみたい」と言い出したのだ。

「そうだな。王宮に行く前に、この帝都の生活を見てみるのもいいかもしれない」

朝食を終えた俺たちは、まず中央市場を目指すことにした。宿の主人によれば、帝都で最も活気のある場所だという。

「中央市場は東の大通りを真っすぐ行って、二つ目の広場を北に曲がれば……」

俺は《攻略サイト》の地図情報を頭の中で参照しながら進もうとしたが、実際の街はそんな単純な構造ではなかった。

「おかしいな……地図では真っすぐのはずなのに、この道曲がってるぞ」

「レンさん、こっちかもしれません!」

ミアが指さす方向に進んでみたが、そこは行き止まりだった。

「すみません、中央市場への行き方を教えていただけますか?」

アルバートが通りすがりの市民に尋ねる。中年の男性は親切そうに笑顔で答えた。

「中央市場ですか? ここから西に 50 歩進んで、それから東に 30 歩戻り、北の路地を右に曲がって……」

その説明を聞きながら、俺は顔をしかめた。西に行ってまた東に戻る? そんな無駄な経路設計があるか?

別の市民に尋ねても似たような答えが返ってくる。「南の広場から迂回して」「噴水のある通りを三周して」など、明らかに非効率的な道案内ばかりだ。

「この街、本当に設計が悪いな……」

つぶやくと、アルバートが肩をすくめた。

「帝都は初めての人には分かりにくいって言いますからね。僕も一度だけ来たことがありますが、毎回迷います」

ミアも同意するように頷いた。

「私も最初はすごく迷ったんです。でも慣れるしかないんですよね~」

俺は不思議に思った。なぜ彼らはこんな不便さを当然のように受け入れているんだろう? ゲームとしてこんな設計なら、プレイヤーからボロクソに叩かれるレベルだ。

迷いに迷って、ようやく中央市場にたどり着いた頃には、既に正午を過ぎていた。

「やっと着いた……」

息を切らしながらそう言うと、ミアは不思議そうな顔をした。

「レンさん、神速のブーツがあるのに、なぜ使わなかったんですか?」

確かにそうだ。だが今回は敢えて使わなかった。

「一般の住民が日常的にどう暮らしているのか知りたかったんだ」

市場は確かに活気に満ちていた。色とりどりの商品を並べた露店、大声で客を呼び込む商人たち、買い物客でごった返す通り……。だが、よく見ると奇妙な光景も目に入る。

ある店の前には、異様に長い行列ができていた。しかも行列は一向に進む気配がない。興味を持って近づいてみると、それは日用品を売る雑貨店だった。

「すみません、何を売っているんですか? こんなに並んで」

行列の最後尾にいた老婆に尋ねると、彼女は当然のように答えた。

「ここは帝都で一番安い雑貨店さ。日用品は全部ここで買うんだよ」

「でも、こんなに行列が……一日中待つんですか?」

「そうさ。朝から並んで、夕方には買えれば御の字さ」

老婆の言葉に愕然とした。一日の大半を買い物の行列に費やすなんて、あまりにも非効率だ。それなのに、誰も文句を言わず、ただ諦めたように並んでいる。

《攻略サイト》を確認すると、この店についての情報があった。

```
【帝都中央市場・御安堂】
・最安値の日用品店だが、一日に接客できる人数が極端に少ない
・NPCの応対速度が異常に遅い(システム的なバグ)
・プレイヤーは「富豪の指輪」(レア装備)を装備すれば優先的に買い物可能
・一般市民は朝から晩まで並ぶことになる理不尽仕様
```

「富豪の指輪か……俺は持ってないな」

他の店を見て回ると、どこも似たような状況だった。食料品店は品物の配置が不合理で、客は店内を何度も往復させられている。薬屋は必要な薬を買うのに不必要な書類手続きが必要らしく、皆うんざりした表情だ。

「これじゃあ、普通に暮らすだけでも大変だな……」

市場の探索を終え、次は職人街へ向かうことにした。が、そこへ行くには別のエリアを通る必要がある。

「あ、エリア移動か……」

案の定、通りの角を曲がった途端、視界が暗転した。5 秒、10 秒……おそらく 15 秒は経っただろうか、ようやく視界が戻る。

「ふう……長いな」

「何が長いんですか?」アルバートが不思議そうに聞いてきた。

「いや、この……移動の間の……」

言いかけて、彼らには「ロード時間」という概念がないことに気づいた。彼らにとってこの暗転は、おそらく「目が眩んだ」程度の認識なのだろう。

「なんでもない。先に進もう」

職人街は、鍛冶屋や革細工師、木工職人などが軒を連ねる地区だった。ここでも奇妙な光景が目に入る。通りの一角にかがみ込んで泣いている少年がいた。

「どうしたんだ?」

声をかけると、少年は涙で濡れた顔を上げた。10 歳くらいだろうか。

「母さんが高熱で寝込んでるんです。薬を買いに行かなきゃいけないのに……」

「薬屋なら市場にあったぞ」

「あれは一般薬しか置いてないんです。母さんには特別な解熱剤が必要で……それは西区画の『銀月薬房』でしか手に入らないんです」

「じゃあ、西区画に行けばいいだろう?」

「でも、西区画は城壁の反対側……往復するには一日かかるし、母さんを一人にする時間が長すぎるんです」

少年の言葉に、アルバートが同情の表情を浮かべた。

「大変だね。僕たちが代わりに買ってきてあげようか?」

少年の顔が明るくなる。

「本当ですか? ありがとうございます! 薬の名前は『月影の雫』といって……」

薬の詳細と住所を聞いた俺たちは、西区画を目指すことにした。《攻略サイト》によれば、職人街から西区画へは「石の橋」を渡るのが最短ルートだという。

「石の橋はこの先を右に曲がって……」

地図情報通りに進むと、確かに石橋があった。しかし橋を渡ろうとすると……

「あれ? 通れない……」

橋の中央に大きな岩が落ちていて、通行を妨げていた。橋の袂には兵士が立っている。

「すみませんが、この橋は一昨日の地震で崩れたため通行止めです」

「地震? そんなの聞いてないぞ……」

《攻略サイト》を確認すると、「石の橋は常に通行止め」との情報が。これもゲームの不具合らしい。実装されたものの、通れないまま放置された場所なのだろう。

「じゃあ、どうやって西区画に行けばいいんですか?」

アルバートが兵士に尋ねると、彼は当たり前のように答えた。

「大回りになりますが、南門から一度街の外に出て、西門から入り直すしかありません」

「外に出るの? そんな……」ミアが驚いた声を上げる。

《攻略サイト》の地図で確認すると、その経路だと片道だけで 3 時間以上かかるという。そして西門から入るには追加で入城税が必要とも書かれている。

「これじゃあ日が暮れるな……」

困っていると、橋のそばで釣りをしていた老人が声をかけてきた。

「お困りのようですな。西に行きたいなら、裏道がありますよ」

「裏道?」

「ええ。あの路地を入って、倉庫の裏手を通り抜けると、川の下をくぐるトンネルがあるんです。そこを通れば西区画に出られますよ」

老人の教えてくれた経路は《攻略サイト》にも載っていなかった。

「助かります。ありがとうございます」

老人の指示通りに進むと、確かに狭いトンネルがあった。ただし暗く、水浸しで、通りかかる誰もが嫌な顔をしている。

「うわ、この水たまり最悪……」

ミアがブーツを濡らすまいと爪先立ちで進む。アルバートも鎧が錆びないかと心配そうだ。

トンネルをくぐり抜けると、やはり視界の暗転。今度は 20 秒ほど続いた。

「なんで街の中なのにこんなに読み込みに時間がかかるんだ……」

つぶやきながら前に進むと、西区画に到着した。ここは東側に比べて高級住宅地という雰囲気だ。石畳も綺麗に整備され、建物も洗練されている。

「銀月薬房はこの通りを北に……」

店を見つけ、『月影の雫』を購入しようとすると、店主が首を横に振った。

「申し訳ありませんが、特殊薬品は『城門通行許可証』をお持ちの方にしか販売できないのです」

「なんだって? そんなルール聞いてないぞ」

「帝都法令第 78 条により、強力な薬品の売買には許可証が必要と定められております」

アルバートが困った顔で尋ねる。

「その許可証はどこで手に入るんですか?」

「北区画の行政庁で発行されています。ただし申請から発行まで通常 5 日ほどかかります」

「5 日も!?」

俺は呆れた。病気の母親がいる少年に、5 日も待てというのか。しかも薬を買うだけなのに、どうして許可証が必要なんだ?

《攻略サイト》で確認すると、「城門通行許可証」の即日発行には裏技があるという。北区画の役人に賄賂を渡すか、特定のサブクエストをクリアするかだ。

「こんな馬鹿げた……」

怒りを抑えつつ俺は考えた。この世界の人々にとって、こんな理不尽なルールは「日常」なのだ。プレイヤーなら不満を言いながらも攻略法を探せるが、実際に住んでいる人々にはそんな選択肢はない。

「待っててくれ。方法を考える」

俺は《攻略サイト》の情報を再確認した。「富豪の指輪」や「城門通行許可証」を持っていれば簡単に解決するが、それらは持っていない。バグ技で壁を抜けて裏側から入る方法もあるようだが……

「アルバート、ミア、俺についてきてくれ」

店の裏手に回り、人目につかない場所を探す。そして神速のブーツを使って三人で一気に壁を駆け上がった。

「わっ! 何するんですか?」

「裏から入るんだ。騒がないでくれ」

屋根から覗き込むと、薬房の裏部屋が見える。窓から忍び込み、店の奥の棚から『月影の雫』を見つけ出した。代金は棚の上に置いておく。

「これじゃあ泥棒と変わらないじゃないですか……」

アルバートが不安そうに囁く。

「金は置いていくし、緊急事態なんだ。理解してくれ」

薬を手に入れた後、同じ経路で外に出た。

「こんなことしなくても済む世界だったらいいのに……」

ミアがポツリと言った。その言葉が胸に響く。

「そうだな……」

来た道を引き返し、職人街の少年のもとへ急いだ。また何度もの暗転を経験しながら、ようやく少年を見つける。

「お兄さん! 見つかったんですか?」

薬を渡すと、少年は涙目になって喜んだ。

「ありがとうございます! これで母さんも良くなるはず……どうやって手に入れたんですか? 城門通行許可証なしでは……」

「気にするな。大事なのは母親を早く治してあげることだ」

少年は何度もお礼を言い、家に急いで帰っていった。その後ろ姿を見送りながら、俺は考え込んだ。

もし神速のブーツがなかったら? もし《攻略サイト》の情報がなかったら? この街の住民たちは、こうした理不尽な仕様に日々苦しめられているんだ。

「帝都って、住みにくい街なんですね……」

アルバートの言葉に、ミアも頷いた。

「私も最初は混乱しました。なんでこんなに不便なのかって」

夕方になり、宿に戻ることにした。ところが宿への道すらも複雑怪奇だ。同じ道を通ったつもりが違う場所に出たり、何度も暗転が起きて方向感覚を失ったり……。

「もう無理……」

ミアが疲れた様子で言った。「この街、設計がおかしいよ……」

俺も同感だった。帝都イグニスは、ゲームとしてのシステム的な制約や不具合が、そのまま街の構造になってしまっている。ロード時間を隠すための無駄な移動距離、プレイヤーを困らせるための理不尽なルール、バグってしまった NPC の挙動……。

宿に着いたのは、すっかり日が暮れた後だった。

「明日は騎士団の訓練に参加するつもりなんですが……」

アルバートが不安そうな表情で言った。

「騎士団?」

「はい。闘技大会で実力を認められたので、お試し参加できることになったんです。子供の頃からの夢だったので……」

彼の目は輝いていた。「騎士になるのが?」と尋ねると、恥ずかしそうに頷いた。

「いいじゃないか。応援してるぞ」

ミアも「頑張ってね!」と声援を送る。アルバートは喜んで早めに床についた。

しかし俺は眠れずにいた。今日見てきた帝都の光景が頭から離れない。プレイヤーならスルーできる不具合や理不尽さも、この世界の住人たちにとっては切実な問題なのだ。

「何かできないだろうか……」

俺には《攻略サイト》という情報と、バグ技を活用する知恵がある。それを使って、少しでもこの世界をマシにできないだろうか?

窓から見える帝都の夜景を眺めながら、そんなことを考えていると、不思議と眠気が襲ってきた。

明日はアルバートの騎士団訓練に付き添ってみよう。彼にとって大切な一日になるはずだ。
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