45 / 67
軟禁生活編
恋人になれたらよかった② ※先生視点
しおりを挟む
「君……そんな空っぽの声で僕のこと好きって言って……なんにも説得力、ないよ?」
「あぁっ!!」
意識を少し戻してやろうと痩せているくせにまぁるい形をした柔らかい尻肉を平手打ちすれば、顎が反り返るほどビクッと反応して見せる。少しは目に力が入ったかと頬を掴んで無理にこちらへ振り向かせれば、半目ではあるもののきちんと目が合った。
「ここからは出ていくけど、僕のことは好きなの?」
「好、き……」
「離れたいのに?」
前立腺からもう少し奥まで進んで膀胱のあたりまで強く、引っ掛けるように擦ると肩から腰にかけて電気が走っていくようにビクビクと震えていくのがわかる。もうココは必要ないというように固くすることを放棄するようになった男性器に手を伸ばし、だらだらと涎を垂らす鈴口だけ親指と人差し指で繰り返しつまむように刺激した。
腰を浮かせながら自身を気持ちよさそうに扱く出雲の姿は好きだったけれど、このまま立ち上がらなくていいと思っている。男性としてはここが立ち上がらないとなると、女性と性行為ができないのはもちろん挿入しないにしろ羞恥心を覚え、そこに至るのに抵抗ができるものだろう。
だから可愛らしく濡れててらてらと光る鈴口だけ、まるで乳首を愛撫する時のように優しく撫で回してやる。すると体の芯がぶるりと震えてくるのが伝わってくる。潮を吹くのを身体が完全に覚えてクセになってしまっているのだ。僕がこの子が潮を吹いてるところが可愛くて大好きなので、ついつい弄り倒してしまうのが一番の原因なのだが。
「あっ……あっ……でちゃ、ぅ……や、また出ちゃぅぅ……」
「また? きみ、また漏らすの? 駄目だよ。我慢するんだよ?」
「しぇんしぇ、やだぁ……むじゅむじゅ、しゅる……がまん、できなっ……あー、だめ、きもちいぃ……」
「ほら、我慢我慢。漏らしたくないね? 恥ずかしいね? 頑張って」
我慢できるよう焦らすように腰の動きを遅くしてゆっくりと、しかし確実にそこをとらえて抉るように撫で上げる。こりこりとした前立腺の先で膀胱が張っているのがわかる。
やだと言っていたくせに、焦らすとすぐに自ら腰を擦り寄せてくる。それじゃあ足りないとヘコヘコと男性器に自分の気持ちいいところを擦り付けてくる。しかもこちらを煽るようにきゅうきゅうと中を締めてくるのだ。
「ん……そんなに締めると、もっと動かしたくなるよ? いいの? 漏らしちゃうよ?」
「あ、だめ……だめ、です、うごかしちゃ、だめ……」
「腰揺らしながら言っても……説得力ないね。本当はまた僕に、恥ずかしいところ見られたいんじゃないの? オナニー見てくださいって、毎日のように、保健室に来てたくらい……出雲は変態だもんね? ああ、そうだ……」
脱力しきって重たい出雲の身体をなんとか後ろから起こして抱き上げ、膝裏を抱えて大きく足を開かせた。
「覚えてる? 初めて潮吹き見せてくれた時、この格好だったね」
その時は挿入こそしていなかったし、出雲の男性器はしっかりと起立していたが。
「あ……やっ……」
ふるふると横に首を降る出雲の耳の縁に舌を伸ばす。可愛いほくろ。君がもし出ていくのならこの耳を切り落として貰いたい。こんなことを言い出したら君の体の好きな箇所がありすぎてバラバラに切り刻むことになってしまうけれど。でも君の体についてないと意味ないか。
出雲の身体を揺すりながら、下から何度も何度も擦り付ける。不安定な姿勢に身体が怯えて入口がぎゅうぎゅうと締まるのがあまりに気持ちよくて、焦らす余裕もなく腰が止まらなくなる。
刺激してあげてるはずの前立腺が中が締まることで、逆に僕の裏筋をコリコリと刺激してきて何度も何度もそこを往復した。
「あっ、あっ、出ちゃう、や、あっ、よごしちゃ……ぅ、はずかしい、はずかしいのやぁぁぁっ……おもらし、しゃせない、でぇ……」
「んー、無理……気持ちいい。気持ちよくて、止まんない……でも出雲は嫌なら、我慢しなね? 僕は出したい時に、出すけど」
「がまんっ、できにゃいぃ、やだぁ、あ、あ、がまん、ぅっ、んんんっ、あぁぁっ」
「あ、いいね、締まる……気持ちいいから、もっと我慢して? 僕がイクまで出さなかったら、ご褒美に休憩時間にしようか?」
あ、と短く声を上げ、こくこくと頷く姿がいじらしい。
朝から何時間もずっと僕の手で、または玩具で前立腺を弄られて意識を手放して取り戻しての繰り返し。ずっと表情に力はなく、目も口も半開き、喘ぎ声も舌っ足らずでとろけきっている。
それでも休憩がもらえるという甘い誘いを叶えるため、抱えている足にぐっと力を入れるのが腕に伝わる。太ももからふくらはぎ、足先までぎゅっと筋肉が締まり、それと一緒に入口が窄まる。僕の言葉を信じて力を振り絞る姿も、性器への刺激もたまらなかった。
しかしこんな風にされると奥まで入れるのを我慢するのがキツい。根元までずっぽり咥えこませたい。
「我慢すると、締め付け凄いね? そんなに……漏らしたくないの?」
耳たぶを舐めながら囁けば、ぴくぴくと太ももが揺れる。
「ひゃっ……しぇんしぇぇぇ……みみ、だめ……えっちな声しちゃ、らめっ……」
「うん? エッチな声だしてるのは君だよ?」
「せんせいの、声、えっちですっ……頭おかしくなゆっ……」
「そんな風に思ってたの? へぇ?」
随分可愛いことを言ってくれる。我慢しなきゃいけないのにどうして滾らせるかな。
「じゃあ……僕に、悪い子だね、て……やらしい子だねって言われて、いつも頭おかしくなりそうだったの?」
試しに耳元でそんな風に囁いてみれば、言葉にならないほど身体を震わせ息を深く吸いながら身を固くする。思い通りの可愛い反応をするから面白くて笑ってしまえば、笑い声にすらビクついて。
「可愛いね。お漏らししなって言ったら、我慢できなそうだね? 我慢してって言われたから頑張ってるの? いい子だね」
「ちがっ……あ、言っちゃ、言っちゃらめ……だめです、だめぇ……出ちゃうぅっ……」
「なんで? 僕は休憩したくないな。君がたっぷりお漏らししたら、奥までハメたいから、ね? 出しな?尿道擦れて気持ちいいよ? 君が気持ちよさそうに出すとこ大好きだから、見せて」
背をゾクゾクと震わせながらあ、あ、と堪らず声を漏らす姿が可愛くて、プレイとしてではなく自分がただ我慢できずに激しく出し入れを繰り返しながら、一回だけ奥まで差し込んで中にある入口に入るか入らないかの加減でぐりっと亀頭を押し付ける。
「あー……ここ、ここに入れたい。ほら、早く出しなよ。負けちゃいなよ。奥までハメてっておねだりしながら、たくさんお漏らししなよ」
「あぁぁ……おく、おくぅぅ……おくほしいぃ……」
「ははっ……ほんっと、弱いなきみ」
奥まで入れていたのをまたズルっと抜き、手前の前立腺と膀胱への刺激を再開する。フックのように反った部分でしつこく何度も休みなく擦ると、僕に抱き上げられた身体は大きく何度も跳ね、その度に入口が締まって出し入れをしている動きと合わせて搾り取られそうだった。
「あっ、あっ、出ちゃ、出ちゃうぅっ……! せんせぇぇっ……奥まで、奥までおちんちん、ハメてくだしゃぃっ……おもらし、しゅるから……おちんちんもっと、ハメてぇっ……! あ、あ、あああっ」
「あ、出てる出てる……はぁ、きもちいい。気持ちいいね? ちゃんと言うこと聞けていい子だね」
ぎゅんっと締め上げたあと、萎えた性器から本当に尿でも漏らしたように、でも透明な液体が尿道から溢れ出した。シーツに染みを広げていきながら、中が弛緩していく。気持ちよさそうな力の抜けた声が僕を煽る。
さすがに体勢がきついので、潮吹きが止まったのを見届けてから性器を抜き、今度は仰向けに出雲の身体を寝かせた。寝かせた途端にちょろっとまた出たのが可愛くて、つい屈んで先端にキスをしてしまった。
そういえばフェラしてほしいって言っていたなと思い出し、そのまま先の方だけ少し舐めてあげると深いため息を吐くように喘ぎ始めた。
「あ、あ……え? せんせ、なめて……あぁ……なめてるっ……あ、せんせぇぇ……」
「嬉しそうだね。でも我慢できないから、今は入れようね」
股に埋めていた顔を上げ、投げ出された足を開いてお尻を上げさせる。ぽっかり開いて中まで見せつけながら、ヒクヒクと動いて早く中に飲み込みたいと誘ってくる。
こんなに開いてしまって、本当に一般的なサイズの男性とは満足なセックスはできないのではないかと思った。一生僕だけが使う穴。
あの小学生の君と、何か話した記憶があるがなんだっただろう。君との会話は全て覚えているのに、当たり前だがあの時のことだけは思い出せない。こんなにいやらしい君を見ながら小さな君を思い出す僕は最低だな。これが興奮なのか、罪悪感なのかで変わるのだろうが、そのどちらもが複雑に絡み合っている。
エプロンをしていた。あんな頃から料理をしていたのか。ここでも注文して届いてからはTシャツの上からきちんとエプロンをつけていた。ベージュ色の帆布素材でできた、ポケットが二つあるシンプルなもの。
Tシャツの丈よりエプロンの丈の方が長く、エプロンから伸びる太ももにフェティシズムだなぁ、などと思っていたが、届いた時の君はそんな僕をよそにとても嬉しそうだった。
いつも僕のTシャツを着ているため“先生のおうちに俺の物ができました”と大切そうに胸に抱えるのを見て、もっと色々この子の物を増やそうと思ったのに結局あれから何も買ってあげていない。この子は何かねだったりしないから、気の利かない僕はどうしたらいいかわからないのだ。
「せんせい……?」
挿入する手前でフリーズしてしまった僕を、まだ息を切らしているくせに心配そうに見上げる。
「エプロン買った時……奥さんみたいですかって聞きながら、名前で呼んでくれたね」
「え……」
「もう一回、呼んでくれる?」
出雲は突然の事で何を言われているのかよくわかっていないようだった。なまえ、と小さな声で呟いて、何度か瞬きをして、太ももに添えられた僕の手に自分の手を重ねる。
「みなわ……さん」
「うん」
「水泡さん」
「はは……駄目だ。君に名前で、呼ばれると。照れてしまって……」
名前を呼ばれただけで馬鹿みたいに胸が高鳴る。
引き止めるためにもっと酷いことをしてやりたいと思うけど、君を傷つけたい欲は確実にあるのだけれど、どうしてもブレーキがかかる。
深いため息をついてベットから離れ、コンビニ袋から出て床に転がる缶ビールを手に取る。酒にでも頼らないと君を大事にしたい理性が働いて何もできやしない。
君を大事にしたい理性?
そんなお綺麗なものではない。君に嫌われたくないだけだ。
のどごしも何もない、喉の渇きも癒えない、ぬるくて苦い飲みづらい液体と化したそれをお構いなしに一気に煽る。こんなもんで酔えるわけがない。今朝はさすがに酔っていたが一晩中浴びるように飲んでやっとだ。今はただ、アルコールを入れましたという気分と事実があればいい。君に甘える口実、君を傷つける口実。
出雲と出会ってから自分の汚い部分ばかりに気付かされて嫌になる。
「先生、でいい。先生って呼んで? 出雲」
「せんせい……」
今にも眠ってしまいそうな柔らかな声で呼ばれ、頭を撫でると心地よさそうに目を瞑ってしまった。先生でいられる期間ももう短いがそう呼ばれる方が落ち着く。
空き缶はサイドボードへ置いて、もう一缶開けて口をつけ、そいつもサイドボードへ。
もう一度太ももを抱えて足を大きく開かせ、中に指を入れて具合を確かめる。新しく開封したバックプレイ用のローションが優秀でまだ乾いてはなさそうだった。
「出雲。出雲、寝ないよ? おねだりは?」
太ももを平手打ちするバシンッと乾いた音が部屋に響く。続けて下腹部を親指でグッと押さえつけた。
「うっ……あ、せんせっ……いたい……」
「今日は根元までしっかり入れるよ? おねだりは?」
僕の言葉に出雲はぼんやりした顔のまま僅かに眉根を寄せた。
「えっあ……え? おととい、は……? ぜんぶ、入ってなかったんですか」
「入ってないよ? 僕専用の穴……奥まで開通しないと、ね」
気持ちいいことが大好きな出雲でもさすがにゾッときたらしく、桃色をしていた頬から色が消え青ざめる。
「え、だって……入らない、です……奥に突き当たって……」
「うん、頑張ろうか」
「あぁっ!!」
意識を少し戻してやろうと痩せているくせにまぁるい形をした柔らかい尻肉を平手打ちすれば、顎が反り返るほどビクッと反応して見せる。少しは目に力が入ったかと頬を掴んで無理にこちらへ振り向かせれば、半目ではあるもののきちんと目が合った。
「ここからは出ていくけど、僕のことは好きなの?」
「好、き……」
「離れたいのに?」
前立腺からもう少し奥まで進んで膀胱のあたりまで強く、引っ掛けるように擦ると肩から腰にかけて電気が走っていくようにビクビクと震えていくのがわかる。もうココは必要ないというように固くすることを放棄するようになった男性器に手を伸ばし、だらだらと涎を垂らす鈴口だけ親指と人差し指で繰り返しつまむように刺激した。
腰を浮かせながら自身を気持ちよさそうに扱く出雲の姿は好きだったけれど、このまま立ち上がらなくていいと思っている。男性としてはここが立ち上がらないとなると、女性と性行為ができないのはもちろん挿入しないにしろ羞恥心を覚え、そこに至るのに抵抗ができるものだろう。
だから可愛らしく濡れててらてらと光る鈴口だけ、まるで乳首を愛撫する時のように優しく撫で回してやる。すると体の芯がぶるりと震えてくるのが伝わってくる。潮を吹くのを身体が完全に覚えてクセになってしまっているのだ。僕がこの子が潮を吹いてるところが可愛くて大好きなので、ついつい弄り倒してしまうのが一番の原因なのだが。
「あっ……あっ……でちゃ、ぅ……や、また出ちゃぅぅ……」
「また? きみ、また漏らすの? 駄目だよ。我慢するんだよ?」
「しぇんしぇ、やだぁ……むじゅむじゅ、しゅる……がまん、できなっ……あー、だめ、きもちいぃ……」
「ほら、我慢我慢。漏らしたくないね? 恥ずかしいね? 頑張って」
我慢できるよう焦らすように腰の動きを遅くしてゆっくりと、しかし確実にそこをとらえて抉るように撫で上げる。こりこりとした前立腺の先で膀胱が張っているのがわかる。
やだと言っていたくせに、焦らすとすぐに自ら腰を擦り寄せてくる。それじゃあ足りないとヘコヘコと男性器に自分の気持ちいいところを擦り付けてくる。しかもこちらを煽るようにきゅうきゅうと中を締めてくるのだ。
「ん……そんなに締めると、もっと動かしたくなるよ? いいの? 漏らしちゃうよ?」
「あ、だめ……だめ、です、うごかしちゃ、だめ……」
「腰揺らしながら言っても……説得力ないね。本当はまた僕に、恥ずかしいところ見られたいんじゃないの? オナニー見てくださいって、毎日のように、保健室に来てたくらい……出雲は変態だもんね? ああ、そうだ……」
脱力しきって重たい出雲の身体をなんとか後ろから起こして抱き上げ、膝裏を抱えて大きく足を開かせた。
「覚えてる? 初めて潮吹き見せてくれた時、この格好だったね」
その時は挿入こそしていなかったし、出雲の男性器はしっかりと起立していたが。
「あ……やっ……」
ふるふると横に首を降る出雲の耳の縁に舌を伸ばす。可愛いほくろ。君がもし出ていくのならこの耳を切り落として貰いたい。こんなことを言い出したら君の体の好きな箇所がありすぎてバラバラに切り刻むことになってしまうけれど。でも君の体についてないと意味ないか。
出雲の身体を揺すりながら、下から何度も何度も擦り付ける。不安定な姿勢に身体が怯えて入口がぎゅうぎゅうと締まるのがあまりに気持ちよくて、焦らす余裕もなく腰が止まらなくなる。
刺激してあげてるはずの前立腺が中が締まることで、逆に僕の裏筋をコリコリと刺激してきて何度も何度もそこを往復した。
「あっ、あっ、出ちゃう、や、あっ、よごしちゃ……ぅ、はずかしい、はずかしいのやぁぁぁっ……おもらし、しゃせない、でぇ……」
「んー、無理……気持ちいい。気持ちよくて、止まんない……でも出雲は嫌なら、我慢しなね? 僕は出したい時に、出すけど」
「がまんっ、できにゃいぃ、やだぁ、あ、あ、がまん、ぅっ、んんんっ、あぁぁっ」
「あ、いいね、締まる……気持ちいいから、もっと我慢して? 僕がイクまで出さなかったら、ご褒美に休憩時間にしようか?」
あ、と短く声を上げ、こくこくと頷く姿がいじらしい。
朝から何時間もずっと僕の手で、または玩具で前立腺を弄られて意識を手放して取り戻しての繰り返し。ずっと表情に力はなく、目も口も半開き、喘ぎ声も舌っ足らずでとろけきっている。
それでも休憩がもらえるという甘い誘いを叶えるため、抱えている足にぐっと力を入れるのが腕に伝わる。太ももからふくらはぎ、足先までぎゅっと筋肉が締まり、それと一緒に入口が窄まる。僕の言葉を信じて力を振り絞る姿も、性器への刺激もたまらなかった。
しかしこんな風にされると奥まで入れるのを我慢するのがキツい。根元までずっぽり咥えこませたい。
「我慢すると、締め付け凄いね? そんなに……漏らしたくないの?」
耳たぶを舐めながら囁けば、ぴくぴくと太ももが揺れる。
「ひゃっ……しぇんしぇぇぇ……みみ、だめ……えっちな声しちゃ、らめっ……」
「うん? エッチな声だしてるのは君だよ?」
「せんせいの、声、えっちですっ……頭おかしくなゆっ……」
「そんな風に思ってたの? へぇ?」
随分可愛いことを言ってくれる。我慢しなきゃいけないのにどうして滾らせるかな。
「じゃあ……僕に、悪い子だね、て……やらしい子だねって言われて、いつも頭おかしくなりそうだったの?」
試しに耳元でそんな風に囁いてみれば、言葉にならないほど身体を震わせ息を深く吸いながら身を固くする。思い通りの可愛い反応をするから面白くて笑ってしまえば、笑い声にすらビクついて。
「可愛いね。お漏らししなって言ったら、我慢できなそうだね? 我慢してって言われたから頑張ってるの? いい子だね」
「ちがっ……あ、言っちゃ、言っちゃらめ……だめです、だめぇ……出ちゃうぅっ……」
「なんで? 僕は休憩したくないな。君がたっぷりお漏らししたら、奥までハメたいから、ね? 出しな?尿道擦れて気持ちいいよ? 君が気持ちよさそうに出すとこ大好きだから、見せて」
背をゾクゾクと震わせながらあ、あ、と堪らず声を漏らす姿が可愛くて、プレイとしてではなく自分がただ我慢できずに激しく出し入れを繰り返しながら、一回だけ奥まで差し込んで中にある入口に入るか入らないかの加減でぐりっと亀頭を押し付ける。
「あー……ここ、ここに入れたい。ほら、早く出しなよ。負けちゃいなよ。奥までハメてっておねだりしながら、たくさんお漏らししなよ」
「あぁぁ……おく、おくぅぅ……おくほしいぃ……」
「ははっ……ほんっと、弱いなきみ」
奥まで入れていたのをまたズルっと抜き、手前の前立腺と膀胱への刺激を再開する。フックのように反った部分でしつこく何度も休みなく擦ると、僕に抱き上げられた身体は大きく何度も跳ね、その度に入口が締まって出し入れをしている動きと合わせて搾り取られそうだった。
「あっ、あっ、出ちゃ、出ちゃうぅっ……! せんせぇぇっ……奥まで、奥までおちんちん、ハメてくだしゃぃっ……おもらし、しゅるから……おちんちんもっと、ハメてぇっ……! あ、あ、あああっ」
「あ、出てる出てる……はぁ、きもちいい。気持ちいいね? ちゃんと言うこと聞けていい子だね」
ぎゅんっと締め上げたあと、萎えた性器から本当に尿でも漏らしたように、でも透明な液体が尿道から溢れ出した。シーツに染みを広げていきながら、中が弛緩していく。気持ちよさそうな力の抜けた声が僕を煽る。
さすがに体勢がきついので、潮吹きが止まったのを見届けてから性器を抜き、今度は仰向けに出雲の身体を寝かせた。寝かせた途端にちょろっとまた出たのが可愛くて、つい屈んで先端にキスをしてしまった。
そういえばフェラしてほしいって言っていたなと思い出し、そのまま先の方だけ少し舐めてあげると深いため息を吐くように喘ぎ始めた。
「あ、あ……え? せんせ、なめて……あぁ……なめてるっ……あ、せんせぇぇ……」
「嬉しそうだね。でも我慢できないから、今は入れようね」
股に埋めていた顔を上げ、投げ出された足を開いてお尻を上げさせる。ぽっかり開いて中まで見せつけながら、ヒクヒクと動いて早く中に飲み込みたいと誘ってくる。
こんなに開いてしまって、本当に一般的なサイズの男性とは満足なセックスはできないのではないかと思った。一生僕だけが使う穴。
あの小学生の君と、何か話した記憶があるがなんだっただろう。君との会話は全て覚えているのに、当たり前だがあの時のことだけは思い出せない。こんなにいやらしい君を見ながら小さな君を思い出す僕は最低だな。これが興奮なのか、罪悪感なのかで変わるのだろうが、そのどちらもが複雑に絡み合っている。
エプロンをしていた。あんな頃から料理をしていたのか。ここでも注文して届いてからはTシャツの上からきちんとエプロンをつけていた。ベージュ色の帆布素材でできた、ポケットが二つあるシンプルなもの。
Tシャツの丈よりエプロンの丈の方が長く、エプロンから伸びる太ももにフェティシズムだなぁ、などと思っていたが、届いた時の君はそんな僕をよそにとても嬉しそうだった。
いつも僕のTシャツを着ているため“先生のおうちに俺の物ができました”と大切そうに胸に抱えるのを見て、もっと色々この子の物を増やそうと思ったのに結局あれから何も買ってあげていない。この子は何かねだったりしないから、気の利かない僕はどうしたらいいかわからないのだ。
「せんせい……?」
挿入する手前でフリーズしてしまった僕を、まだ息を切らしているくせに心配そうに見上げる。
「エプロン買った時……奥さんみたいですかって聞きながら、名前で呼んでくれたね」
「え……」
「もう一回、呼んでくれる?」
出雲は突然の事で何を言われているのかよくわかっていないようだった。なまえ、と小さな声で呟いて、何度か瞬きをして、太ももに添えられた僕の手に自分の手を重ねる。
「みなわ……さん」
「うん」
「水泡さん」
「はは……駄目だ。君に名前で、呼ばれると。照れてしまって……」
名前を呼ばれただけで馬鹿みたいに胸が高鳴る。
引き止めるためにもっと酷いことをしてやりたいと思うけど、君を傷つけたい欲は確実にあるのだけれど、どうしてもブレーキがかかる。
深いため息をついてベットから離れ、コンビニ袋から出て床に転がる缶ビールを手に取る。酒にでも頼らないと君を大事にしたい理性が働いて何もできやしない。
君を大事にしたい理性?
そんなお綺麗なものではない。君に嫌われたくないだけだ。
のどごしも何もない、喉の渇きも癒えない、ぬるくて苦い飲みづらい液体と化したそれをお構いなしに一気に煽る。こんなもんで酔えるわけがない。今朝はさすがに酔っていたが一晩中浴びるように飲んでやっとだ。今はただ、アルコールを入れましたという気分と事実があればいい。君に甘える口実、君を傷つける口実。
出雲と出会ってから自分の汚い部分ばかりに気付かされて嫌になる。
「先生、でいい。先生って呼んで? 出雲」
「せんせい……」
今にも眠ってしまいそうな柔らかな声で呼ばれ、頭を撫でると心地よさそうに目を瞑ってしまった。先生でいられる期間ももう短いがそう呼ばれる方が落ち着く。
空き缶はサイドボードへ置いて、もう一缶開けて口をつけ、そいつもサイドボードへ。
もう一度太ももを抱えて足を大きく開かせ、中に指を入れて具合を確かめる。新しく開封したバックプレイ用のローションが優秀でまだ乾いてはなさそうだった。
「出雲。出雲、寝ないよ? おねだりは?」
太ももを平手打ちするバシンッと乾いた音が部屋に響く。続けて下腹部を親指でグッと押さえつけた。
「うっ……あ、せんせっ……いたい……」
「今日は根元までしっかり入れるよ? おねだりは?」
僕の言葉に出雲はぼんやりした顔のまま僅かに眉根を寄せた。
「えっあ……え? おととい、は……? ぜんぶ、入ってなかったんですか」
「入ってないよ? 僕専用の穴……奥まで開通しないと、ね」
気持ちいいことが大好きな出雲でもさすがにゾッときたらしく、桃色をしていた頬から色が消え青ざめる。
「え、だって……入らない、です……奥に突き当たって……」
「うん、頑張ろうか」
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる