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16.交換条件※
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私は伸ばしていた細く長い足を組んで、
「あなた、今すぐズボンを脱いで私の見ている前でオナニーなさい」
と口角を上げて言った。
予想していなかったことを言われてスチュアートは驚きのあまり見開いた黒い瞳を揺らし、しばらく黙ってから答えた。
「お嬢様、先日も申し上げました通り、そういった品位に欠ける発言はお慎みください」
「そんな説教はいらないわ。あなたこの前、私の見ている前で夢精したのをもう忘れたの?」
彼は全く動揺する様子を見せず、ふぅ、と小さく息を吐いてから、堂々とした声で話し始めた。
「……いいえ、覚えております。先日は不覚にもお見苦しい姿を晒してしまいましたこと、大変申し訳なく思っております。しかしお嬢様の見ている前で自慰など致しかねます」
「じゃあ何? 今夜もいやらしい夢を見て下着を汚すつもり? どうせあれから三日、一度も抜いてないんでしょう」
スチュアートは視線を逸らさず、硬い表情のまま黙り込んだ。
「二十六歳にもなって思春期の子供のように頻繁に夢精するなんてみっともないわ。あなたは私の執事なのだから、そんなんじゃ困るのよ」
みっともないと言った瞬間、彼の眉がぴくっと震えた。
「例えお嬢様の指示であれ、わたくしには出来ることと出来ないことがございます」
どうやら折れないつもりのようだ。こうなると彼はとことん意地になるだろう。
私は嬉しくて内心ゾクゾクしながら椅子から立ち上がった。
「そう、じゃあ仕方ないわ」
ドレッサーの引き出しから金属でできた犬の口輪のような形状の筒を取り出した。
「それは……」
萎えた男性器にぴったりとはまる形と大きさのそれを見て、彼はゴクッと喉を鳴らしながら、顔色をわずかに曇らせた。これが男性用の貞操帯だと知っているのだろう。
「あなたがオナニーしたいと泣いてすがるようにしてあげるわ」
私が笑うと彼は顔を引きつらせたが、瞳の奥は甘く揺らいでいる。やはり彼は本物のM男だと私は確信した。
弱いものいじめは私の趣味ではない。私はあくまで相手のマゾとしてのポテンシャルを引き出して、日常では満たされない最大限の快感を与えることに喜びを感じるのだから。
「ズボンと下着を下ろしなさい」
「致しかねます」
この期に及んで彼は私をキッと睨みつけた。絶対に脱がない気だろう。
「ねえ、スチュアート。あなた家令になりたいそうね?」
図星なのだろう、彼の目が再び大きく見開かれた。
「あなたは大事な時期に私の世話係になったことで焦っているのでしょう? でもね、いつだってピンチはチャンスよ」
「……何をおっしゃりたいのでしょうか」
スチュアートは私の話に興味を示した。
「ねえ、想像してみて、あなたが私の世話係になった途端、夜な夜な派手に遊んでいた私が淑女になったとしたら、私のお父様もアルフレッドもあなたを大きく評価すると思わない? もしも、あなたがもっと私に従順になるのなら、今後は舞踏会にもパーティーにも行かずに夜は家で大人しくしていると約束するわ」
私が転生する前の派手好きのマリアンヌが頻繁に夜遅くまで舞踏会やパーティーに出かけていたことに彼らが困り果てていることを、最初に彼から聞いて知っていた。
「従順に、とは具体的に……、どうすれば……」
恐る恐る尋ねる彼に、私はふふっと笑いながら手にした貞操帯を自分の顔の横で揺らして見せた。
「私に従順になった証にこれを二週間つけて」
「あなた、今すぐズボンを脱いで私の見ている前でオナニーなさい」
と口角を上げて言った。
予想していなかったことを言われてスチュアートは驚きのあまり見開いた黒い瞳を揺らし、しばらく黙ってから答えた。
「お嬢様、先日も申し上げました通り、そういった品位に欠ける発言はお慎みください」
「そんな説教はいらないわ。あなたこの前、私の見ている前で夢精したのをもう忘れたの?」
彼は全く動揺する様子を見せず、ふぅ、と小さく息を吐いてから、堂々とした声で話し始めた。
「……いいえ、覚えております。先日は不覚にもお見苦しい姿を晒してしまいましたこと、大変申し訳なく思っております。しかしお嬢様の見ている前で自慰など致しかねます」
「じゃあ何? 今夜もいやらしい夢を見て下着を汚すつもり? どうせあれから三日、一度も抜いてないんでしょう」
スチュアートは視線を逸らさず、硬い表情のまま黙り込んだ。
「二十六歳にもなって思春期の子供のように頻繁に夢精するなんてみっともないわ。あなたは私の執事なのだから、そんなんじゃ困るのよ」
みっともないと言った瞬間、彼の眉がぴくっと震えた。
「例えお嬢様の指示であれ、わたくしには出来ることと出来ないことがございます」
どうやら折れないつもりのようだ。こうなると彼はとことん意地になるだろう。
私は嬉しくて内心ゾクゾクしながら椅子から立ち上がった。
「そう、じゃあ仕方ないわ」
ドレッサーの引き出しから金属でできた犬の口輪のような形状の筒を取り出した。
「それは……」
萎えた男性器にぴったりとはまる形と大きさのそれを見て、彼はゴクッと喉を鳴らしながら、顔色をわずかに曇らせた。これが男性用の貞操帯だと知っているのだろう。
「あなたがオナニーしたいと泣いてすがるようにしてあげるわ」
私が笑うと彼は顔を引きつらせたが、瞳の奥は甘く揺らいでいる。やはり彼は本物のM男だと私は確信した。
弱いものいじめは私の趣味ではない。私はあくまで相手のマゾとしてのポテンシャルを引き出して、日常では満たされない最大限の快感を与えることに喜びを感じるのだから。
「ズボンと下着を下ろしなさい」
「致しかねます」
この期に及んで彼は私をキッと睨みつけた。絶対に脱がない気だろう。
「ねえ、スチュアート。あなた家令になりたいそうね?」
図星なのだろう、彼の目が再び大きく見開かれた。
「あなたは大事な時期に私の世話係になったことで焦っているのでしょう? でもね、いつだってピンチはチャンスよ」
「……何をおっしゃりたいのでしょうか」
スチュアートは私の話に興味を示した。
「ねえ、想像してみて、あなたが私の世話係になった途端、夜な夜な派手に遊んでいた私が淑女になったとしたら、私のお父様もアルフレッドもあなたを大きく評価すると思わない? もしも、あなたがもっと私に従順になるのなら、今後は舞踏会にもパーティーにも行かずに夜は家で大人しくしていると約束するわ」
私が転生する前の派手好きのマリアンヌが頻繁に夜遅くまで舞踏会やパーティーに出かけていたことに彼らが困り果てていることを、最初に彼から聞いて知っていた。
「従順に、とは具体的に……、どうすれば……」
恐る恐る尋ねる彼に、私はふふっと笑いながら手にした貞操帯を自分の顔の横で揺らして見せた。
「私に従順になった証にこれを二週間つけて」
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