【R-18】ドM執事~令嬢に転生したのでプライドの高い堅物イケメン執事を調教して差し上げました~

衣草 薫

文字の大きさ
31 / 38

31.執事のたしなみ※

しおりを挟む
 体と体があまりに激しくぶつかり合うので、次第にパンッ、パンッと乾いた音までしてきた。

「はあっ、……はああぁっ、……イクうッ」

 エドワードは腰の動きを止めて、私の強い締め付けに耐えた。

 快感があまりに強すぎて釣り上げられた魚みたいに口をパクパクさせる私が落ち着くまで、彼は優しい眼差しで私を見つめていた。

「……いいわ、あなた。可愛い顔して、相当遊んでいるのねっ」

「ふふ、これは執事としての仕事の一部として身に着けた技術でございます。家令である父から教えを受けました」

「アルフレッドから?」

 まじめで厳しい彼らの父親が息子にこんなことを教えるなんて意外だった。

「はい、望まれれば奥様やお姉様の性欲処理のお相手をすることもございますし、屋敷で働く優秀なメイドが辞めたがった場合わたくしが体を使って引き留めることもございます。後ろを使って旦那様やお兄様、屋敷で働く者の欲求を満たすこともございます」

 微笑みながらエドワードは平然と言ってのけた。

「セックスが執事の仕事のうちだとすると、じゃあなんでスチュアートはつい先日まで童貞だったの?」

 彼はドMで早漏だから戦力外なのか。

「仕事のうちというよりあくまでわたくしが望んで身に着けただけで、執事だから絶対にやらなければならないというものではございません。わたくしは自分の体を使って屋敷内の平穏を保てるのであれば、使わない手はないと考えているのです」

「へー、見上げた献身ぶりね」

 エドワードは膣内に挿れたままものをぴくんと大きくしながら、私の耳元へ唇を寄せた。

「まあそれは表向きの理由でございます。……わたくしがこれまで淡々と閨技ケイギを磨いてきたのはただ一人マリアンヌ様のためでございます。わたくしはずっと昔からマリアンヌ様を心の中では誰よりお慕いしております。ですからわたくしにとって今夜は特別な夜でございます」

 目の下を赤らめて彼は苦しい胸の内を打ち明けるような表情を見せ一瞬キュンとときめいたが、こんなもの彼にとってはいつものリップサービスなのだと思った。

「……ところでお嬢様、もしこの場にスチュアートが帰ってまいりましたらどういたしますか?」

「そうねぇ、見せつけてあげるのもいいかもしれないわ。彼はこんな上質なセックスなんて知らないでしょうから」

 私の顔を斜めに覗き込んでいた彼はそのヘーゼル色の美しい瞳を使用人部屋へ繋がるドアの方へ向けた。
 行為に夢中で気が付かなかったが、ドアの内側にスチュアートが立っていた。

「あら、帰っていたのね」

 私は淡々とした声でスチュアートに言った。
 最も理想的な展開に胸が高鳴った。

「はい、ノック致しましたが返事がない上に中から微かな声が聞こえましたので……、その……」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです

沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!

処理中です...