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第六話
第六話 無限の形 その8
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振り下ろされたタオ・ギロチンがガミオン・コクーンに達しようとした時、
突如、ニュートゥの死角からタイタンマンが割って入った。
「むぅ!?」
虚をつかれて一瞬のスキが生じたニュートゥの腕をタイタンマンが殴りつける。
「グァッ!?」
エネルギーをとどめの一撃に込めていた為、ニュートゥの防御力は低下している。
腕の装甲が拉げてしまい、掴んでいたタオ・ギロチンから離れそうになるが、
ニュートゥは痛みをこらえると、すんでのところで持ち直した。
「ぬう!次から次へと、姑息な手を!」
触手を振るいタイタンマンを打ち付けるニュートゥ。
だが、タイタンマンは自身の体の一部を無数のパーツに分解して帯状に広がり、
その一撃をすりぬけたかと思うと、波のようにうねりながらニュートゥの腕に絡み付いていく。
「強制合体して体の自由を奪うつもりか!?」
みるみると腕を覆っていくタイタンマンのパーツが巨大な手甲を形作ると
ニュートゥの右腕はがっちりと固定され、きしみ始める。
「なんのこれしき!逆に支配してやるわ!」
ニュートゥは意識を集中し、タイタンマンのシステムを塗り替えようと試みる。
だが、その瞬間、ニュートゥはタイタンマンの中に強靭な意思が宿っている事を読み取った。
「この感覚は……メガミオン!?もしや!従者に意識を移したのか!?」
タイタンマンからガミオン・コクーンに視線を移すニュートゥ。
「では、コイツは抜け殻!?」
しかし、未だ力が抜ける気配がないガミオン・コクーンとタイタンマンを観比べてニュートゥが確信する。
「い、いや、違う!……では、コイツは!?……そ、そうか!!タケシ!!そこにいたのか!!」
ニュートゥの注意がそれた隙に、ガミオン・コクーンがニュートゥの体から離れる。
続いてタイタンマンは取りついた腕を操り、タオ・ギロチンを跳ね上げて刃の軌道を修正、
ニュートゥに向けて押し上げた。
「ヤ、ヤバイ!!離せ!!ニュートゥ!!」
「し、しまっ……!?」
タオが指示をしようとも、ニュートゥの腕はタイタンマンによってがっちりと固定されている為、自由にするのは難しい。
加えてタケシの存在に気を取られていたニュートゥの、
無防備にさらされた腹部に、タオ・ギロチンの刃が容赦なく突き刺さる。
「ぐぅぅ!?」
「ニュートゥ!!」
追い打ちにガミオン・コクーンが間合いを詰めて、タオ・ギロチンの刀の峰を拳で打ち付ける。
刃は音を立てて、更にニュートゥの腹部へとめりこんでいく。
「ぐぐっ!?お、おのれ……」
抗うニュートゥの力に刃が止まる度、ガミオン・コクーンは拳を繰り出し続ける。
叩きつけられる連打が、ニュートゥの身体にタオ・ギロチンの刃を徐々に、だが確実に減り込ませていった。
「ガミオン!!」
「応!!」
タケシの合図の元、タイタンマンとガミオンコクーンは拳に力を籠め、
とどめとばかりに同時に拳を繰り出してタオ・ギロチンを打ち叩いた。
「「オオオオラァァァァ!!」」
雄叫びを上げた二人の、全力で押し込まれた刃は、ついにニュートゥの体を貫き、
その身体を腹部から上下に真っ二つに叩き割った。
「ぐわああああああああああああああああ!!!」
断末魔の叫びを上げるニュートゥ。
飛び散る液体と火花が空中に広がる。
勝利を確信したタイタンマンとガミオン・コクーンがニュートゥの身体からはなれた次の瞬間、
ニュートゥの切断面がまばゆい光を発して爆発した。
「ニュートゥーーー!!!」
爆風で弾き飛ばされていくタオの叫び声も空しく爆音にかき消され、ニュートゥには届かない。
爆発は比較的小規模のものであったが、激しく明滅する光の波が周囲に広がっていくと、
地上の明かりが次々と消え去り、街は闇に包まれていった。
突如、ニュートゥの死角からタイタンマンが割って入った。
「むぅ!?」
虚をつかれて一瞬のスキが生じたニュートゥの腕をタイタンマンが殴りつける。
「グァッ!?」
エネルギーをとどめの一撃に込めていた為、ニュートゥの防御力は低下している。
腕の装甲が拉げてしまい、掴んでいたタオ・ギロチンから離れそうになるが、
ニュートゥは痛みをこらえると、すんでのところで持ち直した。
「ぬう!次から次へと、姑息な手を!」
触手を振るいタイタンマンを打ち付けるニュートゥ。
だが、タイタンマンは自身の体の一部を無数のパーツに分解して帯状に広がり、
その一撃をすりぬけたかと思うと、波のようにうねりながらニュートゥの腕に絡み付いていく。
「強制合体して体の自由を奪うつもりか!?」
みるみると腕を覆っていくタイタンマンのパーツが巨大な手甲を形作ると
ニュートゥの右腕はがっちりと固定され、きしみ始める。
「なんのこれしき!逆に支配してやるわ!」
ニュートゥは意識を集中し、タイタンマンのシステムを塗り替えようと試みる。
だが、その瞬間、ニュートゥはタイタンマンの中に強靭な意思が宿っている事を読み取った。
「この感覚は……メガミオン!?もしや!従者に意識を移したのか!?」
タイタンマンからガミオン・コクーンに視線を移すニュートゥ。
「では、コイツは抜け殻!?」
しかし、未だ力が抜ける気配がないガミオン・コクーンとタイタンマンを観比べてニュートゥが確信する。
「い、いや、違う!……では、コイツは!?……そ、そうか!!タケシ!!そこにいたのか!!」
ニュートゥの注意がそれた隙に、ガミオン・コクーンがニュートゥの体から離れる。
続いてタイタンマンは取りついた腕を操り、タオ・ギロチンを跳ね上げて刃の軌道を修正、
ニュートゥに向けて押し上げた。
「ヤ、ヤバイ!!離せ!!ニュートゥ!!」
「し、しまっ……!?」
タオが指示をしようとも、ニュートゥの腕はタイタンマンによってがっちりと固定されている為、自由にするのは難しい。
加えてタケシの存在に気を取られていたニュートゥの、
無防備にさらされた腹部に、タオ・ギロチンの刃が容赦なく突き刺さる。
「ぐぅぅ!?」
「ニュートゥ!!」
追い打ちにガミオン・コクーンが間合いを詰めて、タオ・ギロチンの刀の峰を拳で打ち付ける。
刃は音を立てて、更にニュートゥの腹部へとめりこんでいく。
「ぐぐっ!?お、おのれ……」
抗うニュートゥの力に刃が止まる度、ガミオン・コクーンは拳を繰り出し続ける。
叩きつけられる連打が、ニュートゥの身体にタオ・ギロチンの刃を徐々に、だが確実に減り込ませていった。
「ガミオン!!」
「応!!」
タケシの合図の元、タイタンマンとガミオンコクーンは拳に力を籠め、
とどめとばかりに同時に拳を繰り出してタオ・ギロチンを打ち叩いた。
「「オオオオラァァァァ!!」」
雄叫びを上げた二人の、全力で押し込まれた刃は、ついにニュートゥの体を貫き、
その身体を腹部から上下に真っ二つに叩き割った。
「ぐわああああああああああああああああ!!!」
断末魔の叫びを上げるニュートゥ。
飛び散る液体と火花が空中に広がる。
勝利を確信したタイタンマンとガミオン・コクーンがニュートゥの身体からはなれた次の瞬間、
ニュートゥの切断面がまばゆい光を発して爆発した。
「ニュートゥーーー!!!」
爆風で弾き飛ばされていくタオの叫び声も空しく爆音にかき消され、ニュートゥには届かない。
爆発は比較的小規模のものであったが、激しく明滅する光の波が周囲に広がっていくと、
地上の明かりが次々と消え去り、街は闇に包まれていった。
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鳳さん、こんばんは。クサナギ・モトハルです😀
前回の返信ではお気遣いもいただき、大変感謝しております😃
おかげさまでこちらの作業はひと段落つき、少し時間もできたことで、そちらの第2話を「その6」まで読ませていただきました。
ラブコメ(エロコメ?)モードの回(主に乙女とキョーコの話)とシリアス・モードの回(主にガミオンの話)が交互に入り混じり、そのどちらにも今後の伏線が隠されているようで、こちらも注意して読んではアレコレと想像しております。
あと、ガミオンたち「タイタンメイデン」を敢えてウルトラマンやセブンのようなウルトラ種族だとすると、このお話ではつまりウルトラ種族同士で対立(闘争?)している勢力があるといった感じに理解していいでしょうか?
だとすると、単純に「ウルトラ種族=善・正義=みんな仲間」的な構造だった『ウルトラマン』シリーズとは異なる複雑な世界観が生まれ、その点も非常に興味深く思えます。
なんにせよ、これからも続きを読ませていただきにお邪魔いたしますね🐦🎵
それでは、また🌸
クサナギさん、お忙しい中、御感想ありがとうございます。
今回は特に伏線や今後の展開に関わる出来事等の情報を盛り込みつつ、物語を進行させています。
さらに、ご指摘の通り、作中のタイタンメイデンは同じ種族同士が争っているわけですが、
その理由等も含めて今後徐々に明かしていく予定です。
それでは、これからも楽しんでいただけるよう精進していきたいと思います。
御感想ありがとうございました。
鳳さん、お返事ありがとうございます。クサナギ・モトハルです😃
現在、私も自分のほうの作品の区切り(第2章)を再編集するなどの作業があり、読破速度をあまり上げられず、ようやく先ほどそちらの第2話「パラダイムシフト!」その1を拝見し……朝から目のやり場に困ってしまいました(え?)😅
まあ、それはそれとして、本文以外でも少し気になっているのが、紹介文の隣にある「ガミオン(メガミオン?)」のイラストです👀✨
私はイラストのほうはまったくの素人で、専門的な評価などはできませんが、単純に「上手いなあ」と思い、それも注目ポイントとなっていました。特に色使いが非常に華やかで、表情や全体的なフォルムも含め、かなり慣れた方(プロのイラストレーターさん?)がお描きになっているのでは……と想像したりもしています。
いずれ現在の主要キャラである「武石乙女(少女タケシ)」や「キョーコ」、また、敵であるドローンなどのイラストも公開されると読み手としては嬉しいのですが、書き手としては素直な気持ちとして羨ましいなあ……なんて思うところもあります🐦😆
ともあれ、今後のお話を楽しみしつつ、ゆっくり読ませていただきますね。
どうも失礼しました。それでは、また🌸
クサナギさん、第2話「パラダイムシフト!」その1の感想ありがとうございます。
イラストもお褒め頂き、ありがとうございます。
このイラストは自分で描いております。
今は様々なツールが豊富ですので、それらを活用し、修正、調整を繰り返すと結構何とかなるものですよ。
最初はキャラクターの挿絵などを多く入れる予定だったのですが、
(初期のキャラ外見の描写が少ないのは、それで視覚的に補完するつもりだった名残です)
なかなか時間が取れずラフデザインだけがたまる一方です。(一部敵のデザインだけは出来ています)
いずれすべて公開できればいいのですが……
それでは、また、お暇なときにでも続きを読んでいただけたら、と思います。
でも無理をなさらずに、ご自分の作品作りを優先してくださいませ。
どうもありがとうございました。
鳳たかしさん、こんばんは。クサナギ・モトハルです😀
まず、今日のうちに第1話「鋼鉄の女神」を最後まで読み終えました👀✨
とにかく、こういう基本はシリアスで感動的な話になのに、どこかにバカバカしい(失礼!)までのネタが織り込まれて味つけされている話は、私も自分の書くお話で目指しているところでもあるので、個人的には楽しんで読めました(好き嫌いは分かれるでしょうが……😅)。
やはり『ウルトラマン』がお好きだったとのことですが、それはもう、冒頭の「無限に広がる大宇宙……」という書き出しからして、故・城達也さんあたりのナレーションが聴こえてきそうなノリですから、私などは「わかってらっしゃる!」とか勝手に嬉しくなっちゃうんですよね😆
逆に少し自分のことを書くと、私はどちらかというと『仮面ライダー』を始めとする石ノ森章太郎先生が原作の等身大ヒーローファンでして、やはりたぶん誰もが考えるだろう「女仮面ライダー」ネタが、いつの間にか「機械仕掛けの戦乙女」になり、しかも基本はラブコメ・ラブストーリーになった……というような点で、『ウルトラマン』と『ライダー』の違いはあれど、勝手に共感を覚えているのです😃
また、私も自分の作品のほうで、どこまでアダルトな雰囲気を出すか出さないのかについては気がかりな点でして、だからこそ、そちらの第1話は参考にもなり、上手く描いている点を評価したワケです👍
ともあれ、お互い、自分の好きなお話を、これからも楽しんで書いていけたらいいですね🐦🎵
どうも失礼しました。それでは、また🌸
クサナギさん、いつも感想ありがとうございます。
おっしゃる通り『基本は真面目に、しかしユーモアは忘れずに』は常に心掛けているので
そこら辺を理解して楽しんでいただけて何よりです。
アダルトな描写のバランス感もやっぱり難しいですよね。
自分も試行錯誤しながらやってますので、そこも評価していただけて、すごく嬉しいです。
クサナギさんは仮面ライダーが好きとのことで、
「ウルトラマン」「仮面ライダー」はやはり偉大な作品なんだなぁと改めて感じます。
それでは、これからもお互い、より良い作品を目指して頑張っていきましょう!
どうもありがとうございました!