星架の望み《ステラデイズ》・星

零元天魔

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竜殺し編・《焔喰らう竜》

第十二話・「自己消費(3)」

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 速度を落とすことなく、荒れた街を駆け抜ける。
 ここまでノンストップ――休憩を挟むことなく目的へと向かっていた。
 「ハァっ、ハァっ……」

 ふと、背後から荒い息遣いが聞こえた。

 振り返るとそこにはひどく疲れた様子の雨嶺あまねの姿があった。
 どうも沙耶さやの剣術に意識を向け過ぎて、気付かぬうちに彼女のことを追いこしてしまっていたようだ。
 「さ、逆刃大さかばだ、くん。……すごい、体力、ですね」
 俺の視線に気付いたのか、息を切らしながら彼女は言う。
 「雨嶺、少し休憩を取るか?」
 そんな彼女を見てそう提案するが彼女は、大丈夫、と言って首を横に振った。
 明らかに大丈夫ではない彼女の姿に、どうしたものかと手をこまねていると、先頭を走っていた沙耶が少しペースを落としてこちらへと近づいて来る。
 彼女の視線は草臥くたびれた様子の雨嶺へと向き、次に俺へと向いた。
 「もう何度も言った……」
 呆れたような表情で彼女は言う。
 そして、言うことを聞かない子供を見る目で雨嶺を見る。
 「ま、まだ……大丈夫」
 「はぁ」
 意固地な彼女を見て沙耶は疲れた様子でため息をこぼした。
 「……お前と合流する前からずっとこうなんだ。どう考えても大丈夫じゃないのに、大丈夫と言い張って休憩を取ろうとしない」
 「なるほど」
 「まったく、どうしてそうも意地を張るのか」
 そう呆れる沙耶に苦笑いを送りつつ、雨嶺ほ方へと視線を向ける。
 額から滝のように流れる汗。荒い呼吸音。重い足取り。
 明らかに疲労困憊という感じの彼女。そんな彼女の様子に、どうして頑なに休憩を拒むのかと頭を悩ませた。
 ……ふむ、わかるわけないか。
 少しの思案の後、自分の中では回答は得られないと判断して本人に聞くという選択を取る。
 「なあ、どうしてそんなに休憩を拒むんだ?」
 ペースを落とし、彼女と並走しながら問い掛ける。
 数秒の沈黙。疲労でレスポンスを返せないのか、質問に対する回答はすぐには帰ってこなかった。
 だが――

 「……足手、……になるわけには、いかないから」

 「「――――」」
 彼女の一言を聞き、俺と沙耶は思わず押し黙る。

 「今もきっと……多くの人が苦しんでいます。なのにちょっと疲れたからって――止まっていられない。
  私が無理をして救われる命があるのなら、

  ――私は、

 今にもで倒れてしまいそうな不安定な体躯たいく
 ふらふらと落ち着かない足取りは見ていてとても心配になる。

 でも――それでも彼女は力強く歩を駆ける。

 その姿に太陽にも似た眩しさを覚えた。
 彼女のその在り方は魅せられるモノがある。
 ――理解は……できる。
 その考え方/在り方に理解を示す。苦しんでいる誰かのために、無茶をしてでも直走ひたる。
 立派だ。素晴らしい。
 聖人君主、あるいは聖女とでも言うような価値観だ。

 理解はできる――
 でも、どうしてそこまで誰かのために頑張れるのか、そこだけはよくわからない。

 人は誰だって自分が一番大切で、物事の基準を自分にしている。
 でも彼女が走り続けているのは自分のためではなく、見ず知らずの誰かのためだ。どうして彼女は、そんな誰かのために命を懸けられるのだろうか?
 「――――」

 ただそれは――いま問うことではない。

 疑問もある。迷いもある。
 だけど、それほどまで堅牢な意思を見せられては、その意思を阻むような言葉を吐けない。
 ここまで来てしまった以上、引き際も去り際も、他の誰かが介入していいものではない。決定する意思は彼女だけにあって、何人も邪魔することは許されない。
 だが、これは――これだけは言わなければならない。


 「無理をするのもいいけど……人間、いつかぞ」


 そう彼女へと伝える。
 「……、それは――」
 驚いた表情を浮かべ、そう何かを言おうとする。
 しかし、俺はそんな彼女を一度無視して話の続きを口にする。
 「人間できることは限られている。無理も無茶も、どこまでだってできるわけじゃない」
 「「…………」」
 俺の言葉を彼女のみならず、沙耶も無言で聞き入れる。
 「誰かを助けるために無茶を、無理をする。それは悪い事ではないし、俺はすごいことだと思う。だけど――」
 スッと雨嶺の方を見る。
 彼女は向けられた視線に息を呑む。

 「無理をして、無茶をして、だ」

 人は――簡単に死ぬ。
 それなりに多くの人の死を見て来たからよくわかる。
 「死んでしまったら――誰も助けることはできない。何もしてやることも、してあげることもできない」
 この言葉は彼女にとって無意味なのかもしれない、お節介なのかもしれない。
 確かに俺は多くの〝死〟を見た。だがそれは常識で生きる俺にとって、だ。彼女達のような超常の世界を生きる者にとっては少ないくらいなのかもしれない。
 俺は彼女達の歩んだ道程を知らない。
 もしかすると、俺なんかとは比べ物にならないほどの人の死と向き合ってきて、俺の言葉は軽薄に聞こえている可能性だってあるだろう。
 でも、この言葉は伝えない方が後悔すると俺は判断した。
 だから俺は言葉を紡ぐ。 

 「だから、無理をするのもいいけど死なない程度にした方がいい。
  だってきっとそうした方が、多くの人を救える――それに、


  ―――悲しむ人も少なくなる」


 「――――」
 伝えたいこと伝え切った。俺はそっと視線を正面に戻す。
 これらの言葉を聞いた彼女がどう思って、どうするのかは知らない。
 チラッと視線を向けた先の彼女は黙っている。
 もう俺にできることはない。あとは彼女が判断することで、彼女に掛けるべき言葉はない。
 そう思いこのことから思考を切ろうと思った。
 その時――

 ふと、先頭を走る沙耶が足を止めた。

 ざざと軽く地面を擦って停止した彼女。突然のことに俺も雨嶺も驚きながら足を止める。
 なにかあったのかと彼女の様子をうかがう。
 すると、急に振り返った彼女が俺を真っ直ぐ見て口を開いた。


 「そういうお前は――どうして?」


 沙耶からの突然の発言に驚く。
 さっきの話を聞いて疑問を口にしたのが沙耶とは。されるにしても雨嶺からだと思っていた。
 予想外の方向から来た言葉に俺は少し動揺した。
 そんな俺を無視して彼女は話を続ける。
 「お前にこの先を歩む能力があることは、この道中でよくわかった。竜伐にあたってお前の持つ力は有用だと思う」
 彼女は急に褒めるように言った。
 だが、なんだかその言葉が何かのお膳立てのようで、少し嫌な予感がした。
 「もしかすると――お前はこの戦いにおいてなのかもしれない」
 「…………」
 「だが、だとしても」
 キリッと鋭い目が俺を射るように見る。

 「一般人であるお前が命を懸けてまですることではない」
 
 彼女はそう俺の行為を否定した。
 「さ、沙耶……」
 「お前と出会ってからずっと思っていた」
 雨嶺が彼女の言葉を静止しようとするも、無視してそのまま続ける。
 「どうして魔術師でもないただの一般人のお前が、命の危険を犯してまでもこの場に、と向かうのか。叢真、お前は確かに力を持っている――だが、お前がここまでする義務なんてものはない」
 心配するような表情を浮かべる彼女。
 ああ、きっと彼女は優しさからそう言ってくれているのだろう。短い付き合いだが、彼女が冷たい人間ではないことはよくわかっている。
 だから、それらの言葉が俺をけなすために紡がれたものでないと理解できる。
 少し躊躇った様子を見せながら彼女は言った。


 「お前は一体――何のために、ここまで来たんだ?」


 神妙な面持ちでそう問い掛けて来る。
 真剣に俺のことを思っての発言。
 ……そうか。
 思いは受け取った。俺はそっと口を開く。

 「俺は本来……残るべきではなかったのに、残ってしまったモノだ」

 彼女の言葉を自分の中で何度か反芻はんすうして、素直な気持ちを回答することにした。
 「七年前の災害……竜によって引き起こされたあの災害星災、俺は運よく生き残った。自分の家族も、幼馴染の家族も、そして助けようと思った人も見殺しにして、そうして――
 「「…………」」
 そう語る俺に二人は怪訝な表情を見せた。
 片方は憐みを孕んだ表情を、もう片方は何か言いたげな様子。
 そんな二人の様子を無視して話を続ける。
 「だから俺はこの残ってしまった命を、人を助けるために使いたいと思った」
 罪過を悔いるように言う。
 「多くの屍の上に今の俺がある。それはきっとこれから先を進み続ければ、また増えると思う……今までのことだって何度も何度も呪って、何もできない無力な自分を嫌悪した」
 そう――死にたくなるほど、殺してしまいたくなるほど後悔した。
 引きる怨嗟。
 紡がれた訓戒。

 ――これまでの言葉/行為。
 ――これからの行為/言葉。

 それらは伽藍洞がらんどうになってしまった心の穴を埋めるための言い訳に過ぎないのかもしれない。
 それらの在り方に正しさなんてものはないのかもしれれない。
 だけど、

 「だから、だからこそ、今は――

  誰かを助けられる力を持っているのなら、
  誰かを助けられる可能性があるのなら、


  俺は迷うことより先にこの命を懸けたい」


 もう後悔に躊躇う時間は終わってる。
 戻るべき退路は断ち切った。
 後ろに進むことはもうできない――もう前にしか道は広がっていない。

 ――進むべき道は一つ。
 であれば――――もう進む他ない。

 「たとえ後悔する選択だったとしても……俺は歩み続ける」
 真っ直ぐ二人のことを見る。
 この意思は既に固まっていた。


 「だってそれが――俺の


 俺は包み隠さず思いの丈を口にした。
 嘘偽りない言葉。
 これは俺が俺に貸した贖罪しょくざいだ。
 「「――――」」
 それらの言葉を聞いた二人は困惑した表情を浮かべていた。
 まあ、理解してもらうようなことでもないか。
 二人の反応を見てそう思う。
 俺は別に自分のことを理解してほしいとも、理解してくれるとも――。だからそんな反応をされても、特に思うことはない。それに自分がおかしいことも少しは自覚してる。
 ……仕方ないよな。
 茫然とする二人を見て苦笑する。
 すると、少しして黙っていた雨嶺がゆっくりと喋り始めた。

 「……逆刃大くんは――んですか?」

 「え?」
 悲壮感たっぷりの表情で彼女は言う。
 俺は突然のことに、きょとん、とした表情を浮かべ首を傾げた。
 「だって……そうじゃないですか。まるで自分が死ぬのは当然で、死んでしまう命なら誰かを助けて死にたいって……そう言っているように聞こえます」
 彼女はどこかとがめるように言葉を掛ける。
 「それじゃあ、先程の私への言葉と矛盾してます」
 「…………」
 「自分が死ぬのはよくて、他はダメって……どうしてあなたは、自分の命をそんなにも軽く見てしまっているんですか?」
 ひどく悲しそうな表情を浮かべる。
 「私も――そう思う」
 同意するように沙耶が言った。
 「お前の考え方……在り方を別に理解できないわけじゃない」
 彼女は目を瞑りながら淡々と言葉を並べる。
 そんな彼女を見て俺は黙ってその言葉を傾聴した。
 「見ず知らずの誰かをたっとび、命を懸けてまで救いの手を伸ばす。素晴らしいとも、尊いとも……傍から見て、心の底からすごいとそう思う」
 きっとその言葉は俺に対してだけというより、対してのものなんだろう。
 ずっと彼女の傍にいた沙耶だからこそ、彼女と少し似た考え方で動く俺に対して思うところがあったんだと思う。
 開いた瞳がキリッと鋭く俺を視る。


 「だが同時に、私にはお前が、
  ――ように見えた」


 彼女はそう言い放った。
 「――――」
 「お前が雨嶺に言った言葉。あれは丸々お前にも言えることではないか?」
 そう言われ、軽く自分の行動を振り返ってみる。
 確かによく考えてみれば、あの言葉は俺自身にも当てはまることだ。
 無茶に無理を重ねているのは俺の方なのかもしれない。
 そんなことを思っていると、沙耶が続けて言う。
 「別に命を懸けることが悪い事だとは思わない。だがお前の場合、自分の命を雑に扱っているだけだ」
 キッパリと彼女は言い切った。

 「せっかく拾った命を無碍むげに扱うことが、本当に生き残ったお前の役割なのか?」

 憂うような表情で彼女は問い掛けて来た。
 ――思考が回る。
 彼女が投げ掛ける難解な問い。


 俺は深く悩む――――答えを出す。


 そうだ、別にこれは難しい問いではない。
 答えは最初からある。
 深く考えることなんて何一つない。
 ただ純粋に、ただ簡潔に、そこにあったものを口に出すだけだ。
 「いや、だれ――」
 が、そう言い掛けたその時――

 ――――バサッ

 遠く。微かに羽音が聞こえた。
 上空に感覚探知範囲ギリギリ内側、全長3mほどの物体を確認。察知したその時点で上空の物体は落下するように、こちら目掛けて飛来していた。
 ――やばいッ!

 一手――反応が遅れた。

 本来であればもっと早い段階で気付けたことだった。
 問答へ意識を向け過ぎたこと。疲労で探知がぼけたこと。上空からは来ないと高を括ったこと。沙耶と雨嶺の二人がいることでどこか気を抜いていたこと――理由は様々だろう。
 でも、今は自戒している場合ではない。
 動けぇ――ッ!
 即座に手を剣に掛け、飛来する敵を迎撃することを選ぶ。

 一秒にも満たない短い刹那。

 声を掛けている暇などなく、ただ行動に移すことだけを遂行する。
 敵意と殺気を混ぜた威圧を飛ばす。
 「「!」」
 俺の動きと表情を見て、襲撃を理解した二人は即座に回避行動を取る。
 ――相変わらず優秀だ。
 この状況、自分達が確認していない的の迎撃より回避を優先し、迎撃は俺に任せるという判断。短い刹那の時間に二人ともそう判断を下すのは、流石と言える。
 そんな感嘆を置いて、攻撃が自身へ向かうようにと誘導する。

 一撃で――

 飛来する敵、そのタイミングを見計らい剣を振るう瞬間を手繰たぐる。

 ――0.4秒経過。
 剣の間合いギリギリに敵が入った。
 ――0.5秒経過。
 ドンピシャのタイミングがやって来る。

 来た。
 ――

 柄を握る手に力を籠める。
 そして剣を力強く振り抜く――
 しかし、


 ――あ。


 剣を、思うように引き抜けない。
 ――いや、正確に言えば思うように動かせない。

 しくっ――


 ドッ――――パンッ!!!


 刹那。敵の突撃を正面から受けた俺の体はピンボールのように弾き飛ばされた。
 「叢真!」「逆刃大くん!」
 二人が名を叫ぶ。
 俺はそのままビルの瓦礫へと吹き飛ばされ、瓦礫の中に叩き込まれる。
 「ぐハ――ッ!」
 全身に衝撃が駆け抜け、ひどい激痛に見舞われる。
 眼前が真っ赤に染まった。
 どうやら頭のどこかを切ったようで頭から血が滴る。
 「ごほッごほッ……」
 あと少しでも遅れていたら……死んでたな。
 苦しく咳をしながらそう思う。
 辛うじて動いた体で攻撃を逸らし、後ろに身を引いたおかげでギリギリ生きている。だが、それができていなければ確実に死んでいた。
 逆によく生きていると自分に感心しそうになる。
 「――くッ」
 体を起こして立ち上がろうとする。
 しかし――

 ガク

 「……あ」
 再び瓦礫の上に倒れ込む。
 体が崩れる。力が入らない。

 ――立ち上がれない。

 手足はおろか、全身に力を入れられない。
 「クッ……ソ」
 動いてくれない体に悪態を吐く。
 外から戦闘音が聞こえた。多分、二人の戦闘が始まったんだろう。
 救護は……見込めないか。
 今の感じからして、あのフリーカーはかなり強い。それにまだ周囲にフリーカーがいる可能性だってある。おそらく、しばらくの間は彼女達が俺を助けに来ることはない。
 ああ、しくじった。
 さっきの対応ももちろんだけど、ここに至るまでの肉体の疲労具合も失念していた。雨嶺にあんなにも言っておいて、俺の方が先にダウンすることになるとは。
 ……情けない。
 自嘲的に笑みをこぼした。
 長期のカウンタ運用に慣れていなかった弊害――というのは言い訳か。そういうことも込みで行動するべきだった。
 ここは戦場だ、慎重さを欠いた時点でこうなるのは遅かれ早かれ確定していた。
 「う、動け……」
 鉛のように重い体を無理やり動かそうと力を籠める。
 だが、この体はまったくいうことを聞いてはくれなかった。
 「クソ……、どうすれば……――」
 困難に喘ぎ、唯一まともに動く脳を使って必死に思考する。
 急いで彼女達のもとへ向かわなければと焦燥した。
 そんな中も外では、激しい戦闘の音が鳴り響いていた。
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