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第二章 ボクと彼女と××××!?

16、ボクと彼女と連合国4 まったりと進む平和的侵略

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 まったりと時間は過ぎていく。
 ルイジアナとショタエルフ、ロリエルフは、一緒に冒険をしている。ニャンテンドウのドリスタの通信機能を使ってのパーティープレイだ……。
 本物のモンスターがいるのだから、リアルでやれば良いのにと思う。

「そういえば、カス……キャスはドラゴンを一緒に倒した事があるんだぞ。
 こんど、モンスター退治に連れて行ってもらうと良いんじゃないか?」

 ボクの言葉に、兄エルフを尊敬の眼で見るロリエルフ……。
 もしかしたらショタエルフが兄の意地を見せて、冒険の中で命を落とす未来があるかも知れない。

「それ、勇者様が倒した北の山のドラゴンの事だから! 僕は付いて行っただけだからね!」

「いやいや、実やキャスはドラゴンを殴っては蹴っての大活躍を……」
「していません!」

「う~ん。キャスは若いんだから、乗せられて俺TUEEEとか言ってドラゴンに突っ込んでいく無謀さも許されると思うんだがな……?」

「そんなマネしたら死ぬじゃないですか!」

「…………」

「拓真、あんまりからかうとキャスくんが可哀相だよ」

「はっははは……。もしもの時は、ちゃんとお墓参りには行くから安心してよいよ」

 どうやら、彼女はショタ趣味はないようなので安心してよい。単に小さな子の姿を可愛いと思っているだけで他意はないようだ。

 ところで、童話のピーターパンは原作の中で仲間の子供が大人になりかけると処分していたという。
 このショタエルフもいつかは、大人の姿になるのかと思っていると、ふとショタエルフと目があった……。

☆☆☆
 魅惑のポッチャリ体系を維持する秘訣?!
 とにかく高カロリーな美味しい物を心行くまで食べましょう。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――なので、運動は、控えめにね。
 ちなみに今日の流行の先駆けとなったのは、600年前のこと。当時やまもと王国で、外交官を勤めていたアゥキャス元王子であるとされています。
(エルフ通信:やまもと暦666年6月6日6時発信)
☆☆☆

 今エルフの未来に何らかの影響を与えたような気がするが……気のせいだろうか。

 オクトーバ王国は、オクトーバ民主主義共和国へと国名を替えた。無事に政権がひっくり返ったそうだ。
 さっそく連合国への加盟を打診してきている。

 連合国では基本的な法を共通に、細かいところは各国で決めることにしている。
 基本法は、改正に天使の承認を必要とするが、殺人や強盗、強姦を禁じる普遍的な法なので改正の必要が来る事は早々無いだろう。

 日本国憲法の9条の様に、国家の基本的な権利を侵害する矛盾したものではない。
 敵国(当時のアメリカ)が、侵略した国で施行した法といってもアレはあまりに酷過ぎる。その上に現在まで続くほどに、改正が困難になっている。


 最近気がついたのだが、悪魔の実の呪いで受けているステータスのマイナス補正の回復が早い。

「ルイジアナ。666年も回復にかかる筈が、一年で6も回復しているのはどうしてだ?」


山本拓真 19歳 Lv87 人間
HP    7770/7770 MP 8880/8880
攻撃力  110(770-660) 
防御力  120(780-660) 
速度   220(880-660) 
魔法力  160(820-660) 
魔防力  210(870-660) 

スキル:物品引き寄せLv99 鑑定Lv10
魔法:生活魔法Lv70 

追記:召喚された勇者の恋人(異世界言語)


『へんだね? ちょっと見てみるよ。
 う~ん。……強い力と結びついて、君の中の力が活性化したせいだね』

「……?」

『平たく言うと、エッチしたおかげだね。
 早く回復させたいなら、スケベの回数増やすといいかも知れないよ』

 ボクが思わず彼女の方を見ると、彼女がほほを染めてコクリと頷いた。

 やまもと王国を中心とする連合国は、増えつつある。
 その中で比較的近い距離にありながら、ほとんど接触が無い国があった。

 草原の魔王、獣人の王国である。
 

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