異世界転移はペットを連れて☆チートな守護者の異世界ライフ

亜々流

文字の大きさ
26 / 71
第五章 マルシカから第六王家の所領への関所まで

1、旅をしながら強くなる☆マルクマの町まで

しおりを挟む
 マルシカの町を出て西に向かう。その先の分かれ道を北へ、マルクマの町で今日は泊まる事になる。
 ボク達の他にも、門が開くのを待ている人達がいた。行き先は同じなのかな?

 マリアさんは、マリオさんの格好だった。
 ギルド依頼のブランカさんの体術スキル教室が終わったあと。冒険者ギルドの練習部屋を借りて、三人で合同練習を何回かやっている。

 ブランカさんはたぶん、身体強化のスキル持ちだろう。
 そして、マリアさんは水魔法の使い手だった。もしかして、滑ったぬかるみって……。うん、この事は忘れよう。

 同じ頃に出た馬車は、前の方へ離れていく。冒険者のパーティは森へ道を外れる。
 辺りに人がいなくなるのを見計らいキャリーバックから、ぽち、たま、うさ子を外に出す。

『周りの警戒は忘れちゃダメだよ』

 ぽち、たま、うさ子の五感は並みの人間をはるかに超えてる。だから、最初に危険に気が付く可能性が高い。

『まかせて~』『だいじょ~ぶ』『……にゃ~』

 ブランカさん、マリアさんには、ボク達が念話で会話している事は話してある。盗賊のアジトへ案内させたりと、すでにバレバレでしたが……。
 二人とも流石は聖獣と感心していた。そして、よく話しかけるようになった。ブランカさんの秘密が、ボクに筒抜けになってます。……ぷっぷぷ。

 たまは、1時間もするとキャリーバックに戻って、上から顔を覗かせて景色を眺めている。うさ子も狭いところが好きなよう。
 ぽちは、やっぱり外で駆け回るのが好きみたいだ。

 分かれ道をマルクマ側に進み少し行くと、人がいないの再確認しする。外でしか練習できない魔法の練習をしておく。
 

 たまが魔力をためて行き、口からブレスを吐く様にサンダーボールを撃ち出した。斜め下に光が走り地面を軽く削る。
 たまの魔法の威力は弱かった……。
 ぼくの魔力は三匹の分がプラスされ104になるが、たまの魔力は12くらいなのでその差だろう。

 たまが不安そうな表情でこちらを見上げる。

「たま、大丈夫。最初から強い奴なんていないよ。たまは、これからどんどん大きく強くなっていけるからね。
 それにボクが雷魔法を使えるのは、たまのおかげなんだよ」

 たまを、撫で撫でモフモフしてあげる。

 それでも、ボクのMP1のサンダーボールくらいの威力は出ている。成長すれば、魔力も上がる。雷魔法のレベルも2倍成長チートで上がっていくのだ。

『ぽちもやる~』
『うさ子も、うさ子も~』

 う~んどうしよう、やるといって出来るほど、魔法は簡単ではない……えっ。

 ぽちと、うさ子が、サンダーボールを口から撃ち出していた。

 ……うそ。

「流石は聖獣ですね……」

 ブランカさんが言い、マリアさんも頷いている。二人とも、ぽちやうさ子が雷魔法を使えなかった事なんて知らないものね。
 3週間で、雷魔法を覚えたといったら、ビックリするはずだ。


名前:山本 ぽち Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ドッグ
HP  21/21 MP  18/21 
筋力   13
速さ   12
防御   13

魔力   14

スキル:身体強化Lv3 治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3


名前:山本 たま Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:キャット
HP  21/21 MP  13/22 
筋力   12
速さ   13
防御   12

魔力   14

スキル:雷魔法Lv3 治癒魔法Lv3 身体強化Lv3


名前:山本 うさ子 Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ラビット
HP  20/20 MP  16/20 
筋力    9
速さ   12
防御   11

魔力   14

スキル:治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3 身体強化Lv3


 ステータスを見てみると、成長でステータスが2~3伸びている。そして、スキルが増えていた。
 じゃれあって遊んでいたのと、念話が影響しているのだろうけど、この子ら天才かも知れない。

 そしてボク達の魔法やスキルは、なんと4倍成長チートになる筈だ。

「ぽち、たま、うさ子~スゴイぞ。うん、みんな偉い」

『うれし~』『なでて、なでて~』
『カイト~た~ま~や!』

 ぽち達の成長で魔力111にあがったMP9のサンダーボールは、前回よりも威力が増していた。

『『『た~ま~や~!』』』

 うん、花火は人に向けて撃ってはいけないね……。


 アイテムボックスから出した料理で簡単に昼食を取り、ふたたび街道を進む。町の外では携帯食だったブランカさんとマリアさんは、手の込んだ作り立ての料理に大満足のはず……だったが。

 デザートに、お菓子を要求された。

 つい最近、盗賊は退治されている。その上に、頼もしい護衛つきである。ボク達は何の問題もなく先を進む。

 街道を2~3時間歩いていくと、右側にマルクマの町が見えてきた。
 少し先で、街道からマルクマの町の門に続く道が分かれている。

 街道を、このまま真っ直ぐ進めば第八王都に続いている。

 マルクマの町の作りは、マルシカとあまり変わらない。外壁に守られ、その門はひとつ。
 ボク達は審問官が見守る中、門番の質問に答え門の中に入っていった。
 
しおりを挟む
感想 95

あなたにおすすめの小説

『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』

チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。 その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。 「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」 そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!? のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした

たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。 死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月9日電子版解禁です!! 紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

処理中です...