異世界転移はペットを連れて☆チートな守護者の異世界ライフ

亜々流

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第五章 マルシカから第六王家の所領への関所まで

5、第八王都の一日☆まったり休息と謎解き……

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 ボク以外の日本人に会えるかも知れない。そうは思っていたが、こんなに早くそれも50年前の転移者とは予想外だった。

 あのお爺さんには家族がいる。
 40歳で転移して異世界で50年、現在90歳である。もはや、この世界に自然溶け込んでいるのだ。
 生活に困っている様でもなく、ボクの助けは要らないだろう。

 それに、ジェネレーションギャップが激しすぎる。別の意味で、別世界の人だった。

 ボクは、このまま旅を続けるべきだろう。逆に、貴族に目を付けられているボクが、迷惑をかける可能性もあるしね。

 50年前の転移者が生きていたのだ。10年前、20年前、30年前、40年前の転移者が生きている可能性も高く思えてくる。 
 サポートが必要になるのが十年に一度くらいと、かなりアバウトな情報だったのも気になる。
 次元の穴自体はもっと発生してるに違いない。その他、イレギュラーもあるだろう。

 あのお爺さん、奥さんが三人もいたそうだ……。頑張ったんだね。

 第八王都の宿屋に行く。明日もう一泊する予定なので二泊分を払う。

「カイトさん明日、冒険者ギルドへ寄って貰っても良いですか?」

「はい、大丈夫です。……ついでに練習部屋を借りて、ぽち達とお昼にしましょう」

 ボク達的には、もうすっかり冒険者ギルドのスキル練習用の部屋は喫茶店&休憩所である。
 ブランカさん達は、ギルドを通して実家に送金するそうだ。送金システム完備とか、ギルドあなどれない。


 朝食は部屋で取るのだが、いつの間にかブランカさんマリアさんも一緒に食べるようになった。目的は、ぽち、たま、うさ子の食事風景だろう。

「そういえば、ぽち、たま、うさ子レベルアップしてるよ。おめでとう」

 僕も上がった気がしてたけど、まだだった……。ぽち達の上昇分を感じたのかな? 治癒魔法も上がっている。
 3匹とも、ミルク皿から顔を上げるとこちらを見る。ぽち、たまは軽く鳴き、うさ子は首をかしげる。

『ぽち強くなった~』
『たまも強い~』『うさ子も?』

「まだ子供なのに、レベルアップするなんてスゴイですね~」
「……流石は、聖獣ですね」

 ブランカさんマリアさんが感心している。レベルアップできる人間の三歳児は、まずいないだろう。

『『『すごいの? つよい?』』』

「うん、強くなったけど、まだまだ外は危ないレベルだよ。ちゃんと一緒にいなきゃダメだからね」

『『『うん、わかった~。カイトといっしょ~』』』


名前:山本 ぽち Lv3 ジョブ:聖獣(特) 種族:ドッグ
HP  31/31 MP  31/31 
筋力   15
速さ   14
防御   15

魔力   16

スキル:身体強化Lv3 治癒魔法Lv4 雷魔法Lv3


名前:山本 たま Lv3 ジョブ:聖獣(特) 種族:キャット
HP  31/31 MP  32/32 
筋力   14
速さ   15
防御   14

魔力   16

スキル:雷魔法Lv3 治癒魔法Lv4 身体強化Lv3


名前:山本 うさ子 Lv3 ジョブ:聖獣(特) 種族:ラビット
HP  30/30 MP  30/30 
筋力   11
速さ   14
防御   13

魔力   16

スキル:治癒魔法Lv4 雷魔法Lv3 身体強化Lv3



 流石は、王都と言うべきか。高級品を売っている、武器や防具の店が一軒だけではない。魔法のかかった武器や防具もたくさんあった。
 ボクは、軽さの中に防御力を求めたい。その結果、多少値段はするが魔法の服になった。

 よく見ると、ブランカさんマリアさんも装備だけでも一財産するのが分かる。

『カイト、えっち~』『すけべ~』『エロ~』

 いやいや、見てるものが違うから。体じゃなくて、装備だから! 

「カイトさんは、大きいおっぱいと小さいおっぱい、どちらがお好きなんですか?」

 マリアさん、見比べていません。黙秘権を行使します。見てたのは装備です。冤罪を主張させてもらいます。

 食べ物、飲み物の店を見て歩く。北上すると手に入れにくくなる南国フルーツ系は、大目に買い込んでおこう。
 アイテムボックスに補充していく。アイテムボックス自体は珍しくないが、ボクのアイテムボックスの容量は、滅多にいないほどの大容量らしい。


 手続きを済ませて、冒険者ギルドのスキル練習部屋に入る。そろそろ、バレバレだろうから言っておこう。

「ブランカさんマリアさん」

「「……?」」

「実は……ボク達は、異世界から転移してきた遭難者なんです」

「えっ、マジですか!」
「ですよね。……ブランカ? 相変わらず残念な……」

 どうやらブランカさんは、気が付いてなかったようだ。マリアさんにも呆れられている。

『『『ざんね~ん』』』「……ブ、ブランカさん?」

 ブランカさんが、顔を赤らめて弁解を始めた。

「……だって、メディック家のブライアンさんが」

「……?」

「どこかの王族だって……」

「えっ、何故?」

 ブランカさんが、お茶菓子のチョコレートを取ると、それを見せながら言った。

「毒殺防止のための完全密封! そして……秘匿技術?」


「……ぶっふわっははははっ! な、何でそうなったぁ~?」

 ボクは、マリウス君の謎の回収作業の意味を、ここで始めて理解した。そういえば、最初にボクがゴミの回収したね……。

「……これ。このゴミ、土に戻りにくいゴミなんです。
 ボクは異世界の一般人ですよ」 

 ぽち、たま、うさ子も、うんうんと言う感じで軽い鳴き声を上げる。

 ボクは和んだところで、この際にと疑問に思っていたことを聞いてみた。

「ところで、マリアさんは、ずっと男装で行くんですか?」

「……ん。装備の買い替えは、お金の無駄です」

「えっ、それだけ?」

 ブランカさんを見て、マリアさんが言う。

「もう、これに手を出そうなんて男は少ないです。出されても一捻りですから」

「……ですよね~」

 ブランカさんとマリアさんは、故郷の村を出てからダンジョンで5年間にわたり鍛え上げたそうだ。
 二人を見てみる。ボクは未だに、二人の強さを測りきれないでいる……。

『『『カイトまた、エロエロ~』』』

 だから、違うから~!

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