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前日譚その1
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「あれ?姫様いらっしゃい。
連絡無かったと思うんですけど、遊びにでも来ました?」
「やっほージェリー。うん、今日はこっちに用が有ったから、ついでにジェリーの顔を見ていこうと思って」
ただ遊びに来た訳がないでしょう。
私だって情報収集は欠かしてませんからね。
大方先日の魔王の命令の件ってところ。
私の一族と魔王の因縁を知ってるからって、貴女がわざわざ来てくれたのはありがたいですが。
1人で貴女がここまで来るなんてよっぽどでしょう。
「あらら、私はついでですか?」
「にゃふふーメインは勿論ジェリーなのだ。と言うわけで入らせて貰って良い?ここら辺明るすぎて…」
明るいかしら?
スライムは光に強くも弱くもないから特になにもしてないけど。
まあ、魔王城周辺よりは明るいですが。
「ああ、勿論ですよ。私の城は友人を閉め出す門はありませんから。って言うかお一人ですか?
ねーこさんを連れてないの珍しいですね。」
「うん、ねーこは休みをあげないとすぐに無茶しちゃうから。だから今回は私一人なの」
ねーこさんは休みの方が休めない気もしますが……
実はあの人って影から見てませんよね。
流石は伝説の暗殺者。本気で潜まれたらわかりませんし。
「それで、何か食べていきますか?って用があるんだったらそんな暇無いですか……」
「ううん、メインはジェリーだもん。ジェリーのお菓子大好き」
「はいはい、ありがとうございます…うちの特産ですからねスライムプリン」
さて、やっと本題ですか。
めんどくさいから少し姫様をからかってうっぷんはらしますか。
「それで、結局何の用なんですか?ただ遊びに来たって訳でもないみたいですが。遊びに来たんじゃなくて、私に何か任務でもありました?」
「ううん、違うよ」
あれ、違いましたか。
潜入できそうな知り合いなんて私しかいないと思ってましたが。
「うん、だって遊びに来たのも本当だもん」
「なるほど…エリー将軍。お帰りはあちらになります」
「え、私なんか悪いことしちゃったかな?ねーことジェリーにだけ許した姫様呼びを止めるなんて本当に怒ってる証拠だよね?ごめん、謝るから。ジェリーにまで見捨てられたら…私…私…」
全く、四天王筆頭ってことは実質No.2でしょう。
そんなに打たれ弱くてどうするんですか。
うっぷんはらすどころじゃないですよ。
昔はあんなに姫様って呼ばれるのいやがってたのに。
今も私とねーこさん以外が呼べば切り捨てるような目をしますよね。
そんなにエリーの名前が重いですか…
貴女はもうその名前にふさわしいと思いますがね。
「姫様には怒ってはいませんよ。ただ、貴女を寄越すレベルの任務って…
あのクソババア。今度はどんな無茶振りをしたんですか?」
「ごめん、ごめんねジェリー」
「はあ…だから姫様には怒ってませんよ。
って言うか貴女ならすぐにわかるでしょうに。私が最初から怒ってないって」
あの原理がよくわからない心眼何なんですかね?
姫様の相手の心まで読むやつ。
絶対心眼ってそういう技術じゃないですよ。
前にふらっと人間界に遊びに行ったと思ったら覚えてきましたが。
姫様の説明聞いてもよくわからない謎技術ですよね。
「だって、親友の心なんて暴きたくないし…」
「はいはい、私も姫様のことは親友だと思ってますよ。全く、その程度のことはわかってるでしょうに…」
「だって…ひっく…エリー将軍って…ひっく…私なんかにその実力が無いのは知ってる癖に…私は別に姫様で良かった。でも、それだとまた見捨てられちゃう。お母様に見捨てられたみたいに。他の人達に見捨てられたみたいに…ジェリーとねーこにも見捨てられたら今度こそ私…」
「はいはい、ごめんね姫様。親友でしょ私達。さっきのは冗談よ、冗談。ほら、プリンでも食べて」
全くあのばばあ愛情表現下手すぎでしょう。
少しは姫様の相手をしてやりなさいよ。
こんなになるまでほっとくなんて。
もう私やねーこさんが何言っても慰めにしかとられないんですよ。
わかってるんですか?
今私が抜けたら貴女もっと忙しくなりますよ?
今の四天王でまがりなりにもちゃんと仕事してるの私とあいつだけですし。
私がいなくなったら、前四天王の魔狼マロンさんも使えなくなるんですよ。
私が取り込みましたから、私からそう離れられませんし。
マロンさん……私が取り込んだせいで大分若返りましたし、私の妹みたいな存在になったからマロンちゃんで良いか。
狼だと凛々しいのに、人間形態だと随分と可愛くなっちゃいましたしね。
変なこと考えないで素直に姫様の相手をしてあげれば良いのに。
まあ、アドバイスはしませんけどね。
私達一族は、貴女にやられた仕打ち忘れてませんから。
みたいな会話があったのが5日前。
何で私は人間界の電車に乗っているんでしょうね。
全くあのクソババアは。
私の事をこき使いすぎなんですよ。
本当に、死んでくれないかな?
いやダメダメ…もう諦めたんだから…
全く、姫様のことは好きですが。
もう少し自信を持っていただかないと。
貴女が居るから私は魔王への復讐を諦めたのですから…ね。
案外私は今の自分を気に入ってるようですし。
命のやり取りじゃなく嫌がらせで困らせる程度ですませる甘い私をね。
連絡無かったと思うんですけど、遊びにでも来ました?」
「やっほージェリー。うん、今日はこっちに用が有ったから、ついでにジェリーの顔を見ていこうと思って」
ただ遊びに来た訳がないでしょう。
私だって情報収集は欠かしてませんからね。
大方先日の魔王の命令の件ってところ。
私の一族と魔王の因縁を知ってるからって、貴女がわざわざ来てくれたのはありがたいですが。
1人で貴女がここまで来るなんてよっぽどでしょう。
「あらら、私はついでですか?」
「にゃふふーメインは勿論ジェリーなのだ。と言うわけで入らせて貰って良い?ここら辺明るすぎて…」
明るいかしら?
スライムは光に強くも弱くもないから特になにもしてないけど。
まあ、魔王城周辺よりは明るいですが。
「ああ、勿論ですよ。私の城は友人を閉め出す門はありませんから。って言うかお一人ですか?
ねーこさんを連れてないの珍しいですね。」
「うん、ねーこは休みをあげないとすぐに無茶しちゃうから。だから今回は私一人なの」
ねーこさんは休みの方が休めない気もしますが……
実はあの人って影から見てませんよね。
流石は伝説の暗殺者。本気で潜まれたらわかりませんし。
「それで、何か食べていきますか?って用があるんだったらそんな暇無いですか……」
「ううん、メインはジェリーだもん。ジェリーのお菓子大好き」
「はいはい、ありがとうございます…うちの特産ですからねスライムプリン」
さて、やっと本題ですか。
めんどくさいから少し姫様をからかってうっぷんはらしますか。
「それで、結局何の用なんですか?ただ遊びに来たって訳でもないみたいですが。遊びに来たんじゃなくて、私に何か任務でもありました?」
「ううん、違うよ」
あれ、違いましたか。
潜入できそうな知り合いなんて私しかいないと思ってましたが。
「うん、だって遊びに来たのも本当だもん」
「なるほど…エリー将軍。お帰りはあちらになります」
「え、私なんか悪いことしちゃったかな?ねーことジェリーにだけ許した姫様呼びを止めるなんて本当に怒ってる証拠だよね?ごめん、謝るから。ジェリーにまで見捨てられたら…私…私…」
全く、四天王筆頭ってことは実質No.2でしょう。
そんなに打たれ弱くてどうするんですか。
うっぷんはらすどころじゃないですよ。
昔はあんなに姫様って呼ばれるのいやがってたのに。
今も私とねーこさん以外が呼べば切り捨てるような目をしますよね。
そんなにエリーの名前が重いですか…
貴女はもうその名前にふさわしいと思いますがね。
「姫様には怒ってはいませんよ。ただ、貴女を寄越すレベルの任務って…
あのクソババア。今度はどんな無茶振りをしたんですか?」
「ごめん、ごめんねジェリー」
「はあ…だから姫様には怒ってませんよ。
って言うか貴女ならすぐにわかるでしょうに。私が最初から怒ってないって」
あの原理がよくわからない心眼何なんですかね?
姫様の相手の心まで読むやつ。
絶対心眼ってそういう技術じゃないですよ。
前にふらっと人間界に遊びに行ったと思ったら覚えてきましたが。
姫様の説明聞いてもよくわからない謎技術ですよね。
「だって、親友の心なんて暴きたくないし…」
「はいはい、私も姫様のことは親友だと思ってますよ。全く、その程度のことはわかってるでしょうに…」
「だって…ひっく…エリー将軍って…ひっく…私なんかにその実力が無いのは知ってる癖に…私は別に姫様で良かった。でも、それだとまた見捨てられちゃう。お母様に見捨てられたみたいに。他の人達に見捨てられたみたいに…ジェリーとねーこにも見捨てられたら今度こそ私…」
「はいはい、ごめんね姫様。親友でしょ私達。さっきのは冗談よ、冗談。ほら、プリンでも食べて」
全くあのばばあ愛情表現下手すぎでしょう。
少しは姫様の相手をしてやりなさいよ。
こんなになるまでほっとくなんて。
もう私やねーこさんが何言っても慰めにしかとられないんですよ。
わかってるんですか?
今私が抜けたら貴女もっと忙しくなりますよ?
今の四天王でまがりなりにもちゃんと仕事してるの私とあいつだけですし。
私がいなくなったら、前四天王の魔狼マロンさんも使えなくなるんですよ。
私が取り込みましたから、私からそう離れられませんし。
マロンさん……私が取り込んだせいで大分若返りましたし、私の妹みたいな存在になったからマロンちゃんで良いか。
狼だと凛々しいのに、人間形態だと随分と可愛くなっちゃいましたしね。
変なこと考えないで素直に姫様の相手をしてあげれば良いのに。
まあ、アドバイスはしませんけどね。
私達一族は、貴女にやられた仕打ち忘れてませんから。
みたいな会話があったのが5日前。
何で私は人間界の電車に乗っているんでしょうね。
全くあのクソババアは。
私の事をこき使いすぎなんですよ。
本当に、死んでくれないかな?
いやダメダメ…もう諦めたんだから…
全く、姫様のことは好きですが。
もう少し自信を持っていただかないと。
貴女が居るから私は魔王への復讐を諦めたのですから…ね。
案外私は今の自分を気に入ってるようですし。
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