量産型勇者の英雄譚

ちくわ

文字の大きさ
39 / 102
三章 量産型勇者の歩く道

三章七話 『大人の作法』

しおりを挟む


 騒ぎを聞いて駆け付けた騎士団との話を終え、巻き込まれたからという事で事なきをえたルーク達。
 その場にいた男達が証人となり、ルークとティアニーズの無実を証明してくれたのが幸いと言えるだろう。

 しかしながら、騒ぎを起こしたためにその宿で泊まる事は出来ず、追い出される形で宿を後にしたのだった。
 怒りの行き場を失い、ルークは苛立ちを隠せない様子で口を開く。

「ッたく、んだよあの金髪野郎。ちょっとイケメンだからって調子乗りやがって」

「そうですね、ルークさんよりも顔立ちが整ってました」

「うるせぇ、つか、元々はお前がいきなり突っかかって行ったのがわりぃんだろ。後先考えろバーカ」

「バカとはなんですか、彼の行き過ぎた行動を見過ごす事は出来ません。私のやった事は騎士団として当然の事なのです」

「そのせいで泊まる場所なくなって飯もろくに食えなかったんだろ」

 なんだか得意気な様子で胸をはるティアニーズに、ルークは我慢出来ずに脳天へとチョップ。
 頭を抑え、ティアニーズは頬を膨らませながら、

「他の場所を用意しますよ。それより、意外でした……ルークさんが止めに入るなんて」

「お前があのまま勝手に突っ走ってたら、俺の事勇者って言いかねないだろ。面倒事になるのが嫌だから止めたんだ」

「やっぱりですか、貴方の事だからそうだと思いました」

「なに、もしかして助けてくれたとか思っちゃった?」

「違います、あとその言い方凄くムカつくので止めて下さい」

 唇を尖らせ、からかうように言葉を発するルーク。
 ティアニーズは不機嫌そうな顔で眺めた後、無視するように歩幅を大きくして歩みを進める。
 すると、その後ろからコルワがひょいと顔を覗かせ、

「無茶したらダメだよ? あとでアルフードに怒られちゃうからね」

「分かってる、今回はちょっとムカついちゃっただけだから。今度からは気を付けるよ」

「うん! 今度は私も参加するね!」

「そういう事じゃないってば。コルワも女の子なんだから気を付けるんだよ」

「へいそこの女子二人。一応護衛なんだからもうちょい俺を気遣いたまえよ」

 お互いの身を按じ、なんだかイチャコラする二人に不満げな声を挟むルーク。
 聞こえてはいるのだろうけど、二人はそれを無視して前へと突き進み、ルークは嫌々ながらも後を追い掛けるのであった。

 どこを目指しているのか分からず着いていく事数分。
 今晩泊まる場所を探しているという事は分かっていたけれど、最終的にたどり着いたのは、

「騎士団の宿舎じゃん」

「今日はここに泊まります。お金もかからなくて済むので」

「なら最初からそうしろよ、無駄な体力使っちまったじゃんか」

「普通は一般人は泊まれないんです。貴方は勇者なので何とか頼んでみます」

「アルフードが良いって言えばだいじょーぶだよ」

 無駄に歩き回った事に多少の不満はあるものの、泊まれるのであれば仕方ないと文句を飲み込むルーク。
 先頭きって扉を開けようとしたが、先ほどの事を思い出してティアニーズにその役目を譲った。

 中に入り、辺りを見渡すとピリピリした空気に包まれていた。恐らく、勇者殺しが発生した事で騎士団内での緊張感が高まっているのだろう。
 しかし、ルークはそんな事興味ないので、

「ここで待ってるから行って来い。あのアルフードっておっさんに言いに行くんだろ?」

「そうですけど……ルークさんも来て下さいよ」

「断る、何かあのおっさん苦手だし」

「アルフード面倒くさがりで顔もちょっと怖いからねー」

 呑気に呟くルークに、コルワは体を揺らしながら賛同する。
 ティアニーズは顔をしかめながらも、仕方ないといった様子で奥へと一人で進んで行ってしまった。
 その背中を見送ると、ルークは空いている席に腰を下ろす。

「ねぇねぇ、さっきの金色の人強かったねー。凄く意外だけどお兄さんも強かった」

「別に強くねーよ。たまたま防げただけで運が良かったんだ」

「でもあの金色の人かなり手強い人なんだよ。アルフードが前に言ってたもん」

 コルワはルークの前に座り、適当に注文すると頬杖をつきながら話始めた。辺りの雰囲気を感じ取っているのか、耳が絶え間なく反応するように動いている。

「知り合いなのか?」

「私は全然知らないよー。でも、最近有名になってきたってアルフードが言ってた。一人でいっぱい魔獣を倒してるんだって」

「……ふーん、だから宿に居た騎士団の奴等は見逃したのか」

 ずっと違和感があったが、その答えを知ってルークは頷いた。
 いくら宿でおきた喧嘩とはいえ、あれは限度を超えていたと言っていいだろう。しかし、何のおとがめもないどころか騎士団はあの金髪の青年をみすみす見逃していた。
 ある程度名の知れた勇者であれば、ちょっとの問題ならば見逃してもらえるのだろう。しかし、

「つってもあれはやり過ぎだろ。あの男完全に意識失ってたし」

「うん、私もそー思う。喧嘩にも限度があるってアルフードが言ってたもん。それに、金色の人って悪い噂がいっぱいあるんだ」

「悪い噂? さっきみたいに喧嘩しまくってるって事か?」

「そーだよ、色んな所で勇者って名乗る人をボコボコにしてるの」

「いや、それって勇者殺しと変わらねーじゃん」

 言われて気付いたのか、コルワは手を叩いて声を上げた。バカというか天然というか、彼女は考えるのが苦手らしい。
 とはいえ、あれだけ派手に暴れていれば騎士団が目をつけない方がおかしい。
 ルークは運ばれて来た唐揚げを口にし、

「騎士団でアイツの事調べなかったのか?」

「調べたよ、でも金色の人は違うって言ってるし、今は先送りなんだって」

「適当な理由だな。勇者だからって甘くし過ぎだろ」

「それには私も同意するわ」

 不満げに声を漏らすルークに答えたのは、どこからともなく現れたメレスだった。
 服装が変わっており、派手なドレスから質素なものへと着替えていた。ルークの横へ座り、髪を耳にかけると、

「名前はイリート・ナルコット。騎士団の魔獣狩りもたまに手伝ってくれてる優秀な勇者よ」

「優秀な勇者ねぇ……俺から見ても大分イカれた奴だったぞ」

「我が強いのよ。自分以外の勇者を認めないし、魔獣狩りを手伝ってくれる時も自分一人で良いって豪語してる。強いし礼儀も出来てるけど、なんかいけすかないのよね」

「あー! それ私が頼んだやつだよ、そんなに食べないで!」

 自然と会話に溶け込み、喋りながら黙々と唐揚げを食べ進めていると、コルワが皿を奪いとる。
 メレスはそれを見て『ざんねん』と呟き、ルークへの視線を移した。

「アンタ本物の勇者なんだってね、気を付けなさいよ。イリートの事も勇者殺しの事も、もし知れたらどんな目にあうか知れたもんじゃないわ」

「物騒な事言うんじゃねぇ、だったら護衛をもっと優秀な奴つけろ。それと、俺は勇者じゃない」

「アンタがどう思うかは関係ないのよ。周りが勇者だって言ったら勇者なの、自覚持って行動しないと直ぐに殺されるわよ」

「面倒な役目を押し付けんな。つか、誰かが勇者だって名乗って囮になれば良いじゃん、そうすりゃ簡単に捕まえられんだろ」

「そんな危ない事は認めない……ってトワイルに言われた」

 メレスもルークと同じ事を考えていたのか、指についた油を舐めながら同意する。
 妙な色気に刺激され、思わずガン見せてしまうルーク。ニヤリとメレスの頬が歪んだ事に気付くと、慌てて顔を逸らし、

「とにかく、とっとと捕まえてくれよな。桃頭は捕まえるまで王都に行かねぇとか言ってるし」

「あの子頑固だからねー。一度言い出したら聞かないわよ」

「んな事知ってるっての、だから急げって言ってんだろ」

「私は頑固ではなくて意志が強いんです。メレスさんも適当な事言わないで下さい」

 話を終えたのか、プンスカと頬を膨らませたティアニーズが戻って来た。
 続々と増える女性陣にちょっとしたハーレム感覚を覚え、ルークは怪しげに口角を歪ませる。
 ティアニーズはそんなルークに軽蔑の眼差しを向け、

「泊まれる事にはなりました。なったんですけど……部屋が一つしか余ってないらしく……」

「ふざけんな、ゼッテーわざとだろ。何でどこ行っても部屋が一つしかねぇんだよ」

「そんな事私に言われても知りませんよ。アルフードさんは他の用事で忙しそうだったので、仕方なくそれで構いませんとは言いましたけど」

「ふーん、男女が同じ部屋で一晩を過ごすのねぇ……変な事しちゃダメよ?」

 その言葉を聞いてルークは考える。メレスのニヤニヤした顔に段々と苛々が増し、反撃と言わんばかりに言葉を吐き出す。
 路地で感じた違和感をそのまま。

「何言ってんだよ、アンタそういう経験ないんだろ」

 軽い気持ちで口を挟んだメレスだったが、予期していなかった方向からの射撃に驚いたのか、時間が止まったように固まってしまう。そして、指先から広がるように顔が真っ赤になり、

「そ、そそそそそんな訳ないでしょ! 私ってばお姉さんだし、そういう経験の一つや二つや三つや四つくらいはありますぅ!」

「ほー、んじゃなんであの時真っ赤になったなかなぁ? 今も真っ赤だし、もしかして想像して照れちゃってるのかなぁ?」

「な、なに言ってるのよ! 私のテクニックったらそりゃもう極上物なんだから!」

「そりゃそうだよな、だってお姉さんだもんねぇ。まさか経験ないとかあり得ないよなぁ」

 とんでもないブーランを投げている事に気付いていないのか、ルークは憎たらしさを具現化したような表情で責め立てる。ドSというよりも、この場合はただのセクハラなのだが、ノリノリのルークは止まる気配がない。
 見かねたティアニーズはルークの耳を引っ張り、

「変態なのは知ってましたけど、それ以上は許しませんよ。大人の女性をからかうなんて何を考えてるんですか」

「いでででで、わーったからッ、もう止めるから離せッ」

「それと、私とルークさんが一緒に寝ても何も起こりません! もう絶対に触らせません!」

「前科があるみたいな言い方止めなさい。全部君が悪いんだからね」

 引きちぎらんとするほどの威力で耳たぶを引っ張られ、ルークは簡単に負けを認める。
 落ち着きを取り戻したかけた時、プルプルと肩を揺らしながらメレスが立ち上がった。耳までも赤く染め、揺らぐ瞳で声高らかにこう宣言した。

「良いわ……私も一緒に寝てやる! ビビって逃げるんじゃないわよ!」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

なぜ、最強の勇者は無一文で山に消えたのか? ──世界に忘れられ、ひび割れた心のまま始めたダークスローライフ。 そして、虹の種は静かに育ち始め

イニシ原
ファンタジー
ダークスローライフで癒しに耐えろ。 孤独になった勇者。 人と出会わないことで進む時間がスローになるのがダークスローライフ。 ベストな組み合わせだった。 たまに来る行商人が、唯一の接点だった。 言葉は少なく、距離はここちよかった。 でも、ある日、虹の種で作ったお茶を飲んだ。 それが、すべての始まりだった。 若者が来た。 食料を抱えて、笑顔で扉を叩く。 断っても、また来る。 石を渡せば帰るが、次はもっと持ってくる。 優しさは、静けさを壊す。 逃げても、追いつかれる。 それでも、ほんの少しだけ、 誰かと生きたいと思ってしまう。 これは、癒しに耐える者の物語。 *** 登場人物の紹介 ■ アセル 元勇者。年齢は40に近いが、見た目は16歳。森の奥でひとり暮らしている。 ■ アーサー 初老の男性。アセルが唯一接点を持つ人物。たまに森を訪れる。 ■ トリス 若者。20代前半。アーサー行方不明後、食料を抱えて森の家を訪れる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

R・P・G ~転生して不死にされた俺は、最強の英雄たちと滅ぼすはずだった異世界を統治する~

イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の取材中、異世界の大地の女神と接触する。 そのまま半ば強制的に異世界へと転生させられた彼は、惑星そのものと同化し、“星骸の主”として不死の存在へと変貌した。 だが女神から与えられた使命は、この世界の生命を滅ぼし、星を「リセット」すること。 凛人はその命令を、拒否する。 不死であっても無敵ではない。 戦いでは英雄王に殴り倒される始末。しかし一つ選択を誤れば国が滅びる危うい存在。 それでも彼は、星を守るために戦う道を選んだ。 女神の使命を「絶対拒否」する不死者と、裏ボス級の従者たち。 これは、世界を滅ぼさず、統治することを選んだ男の英雄譚である。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

処理中です...