新宿の信

興梠司

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第一話 新宿は誰のもの前編

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「俺が歌舞伎町を仕切ってるんじゃ」

「歌舞伎町は俺のもんだ」

ドン・キホーテの裏側で怒声が聞こえる。
歌舞伎町で怒声が聞こえてくるのは日常茶飯事だ、歌舞伎町には4つの暴力団体が共存し、しのぎをしのぎを削っている。 最近は半グレ集団が入ってきていろんな集団が増えてきて毎日の怒声も日々増えてきている。
歌舞伎町で一番大きい集団、ブレスは歌舞伎町を仕切ろうとしていた。歌舞伎に暴力団はいらいないとブレスのリーダー、駒込は思っていた。暴力団がいると駒込たちは自由にできないのでいらないと思いながら暴力団を消してやろうと考えていた、駒込は魚屋の前でタバコを吸っていた。

「治安悪いからここでタバコを吸ううなよ」

「良いじゃねか-よ、客いないんだから」

「よくねーだろ」

駒込にこんな話し方ができるのは信しかいない、駒込と信は高校からの友達で駒込が半グレのリーダーになった所で話方は変わらない。
「信ヤクザ潰してくれないか??」

「それは俺の役目じゃねーだろ」

「まぁ、それを言われたらそうなんだけど」
「ヤクザなんて歌舞伎町にいらないだろ」

「中国人はヤクザが仕切ってる、ヤクザが居なくなったら中国人がやりたい放題になる事実もあるだろ」

「そんなのうちでも仕切れる」

歌舞伎町で中国人が暴れないように仕切っているのは暴力団でその鎖が外れたら中国人が暴れだし、20年前の中国人集団VS暴力団みたいなことが起こる。 日本のヤクザは中国人を嫌う。無鉄砲でなにをしてくるかわからないので怖いのだ。

「最近ヤクザのいざこざにイライラしてるんだ」

「知るか」と言いながらサーモンを切る信

たしかに最近暴力団が幅をきかせすぎているのは信も気になっていた、新宿で暴力団が幅を効かせることは少なかったが、最近は小競り合いが多く警察も抗争が起きるんではないかときがきではないらしい。
駒込がタバコを吸い終わった頃、銃声が鳴り響いた、信も駒込も気づき、信は母親に魚屋を任せ銃声が鳴り響く方へ
向かっていつた。さくら通りに一人倒れているのが金沢連合の組長金沢雄一だった。

金沢を殺ったのは最近参入してきた半グレのスノーのリーダーだということがわかった。リーダーは今も逃走中だ、金沢連合と仲の良いブレスは金沢連合に頼まれちま猫になって探しているが、地下に潜っているという噂があるためなかなか見つからない。見つかったとしても無事に歌舞伎町に戻れることはない。駒込はいろんな情報網を駆使し
リーダーの行方を追った、渋谷のオンボロの一軒家に身を寄せてることがわかった。
金沢を殺ったのは渋谷の暴力団、渋谷連合がスノーに指示をし金沢を襲った、駒込は信を連れて渋谷まで来ていた、信は「なんで俺がこなきゃいけないの」と言う「あいつを殺すわけには行かないだろ」「まぁ、そうだな」

スノーのリーダー的場は二人の同級生だった、的場は高校中退をしたがその後も仲が良かった、そんなやつをヤクザの手に渡す訳にはいかないと信も的場も思った。 的場は一軒家の二階で寝ていたが駒込が足で蹴っ飛ばして起こした。
「殺しにきたのか」

「助けにきてやったひとに対しての言葉かよ」

「お前ら金沢連合の舎弟じゃねーかよ」

「は?俺らは俺ら、金沢連合は金沢連合、一緒するな」

「信が海外の手配したから海外に逃げろ」

「渋谷連合は金沢連合が話しつけることになっている、堅気にはようはないってさ」

「本当か?その代わりスノーは解散だ」

駒込たちは的場を送り歌舞伎町に戻った、信は魚屋に戻ったが魚屋には金沢連合の若頭、木島がいて信をみるたびコーヒを投げてきてこっちに来いとサインを送った。
「的場のことはありがとうな」と頭をさげた。「親父には見つからないってことにしておくから」と言いながらタバコを吸った。 的場と木島は2個したの後輩でスノーに入れたのも木島だった。木島と的場も仲が良く木島は「殺したくない」と信に相談してきた。信は海外に逃がすことを提案し海外行きの手配をした。歌舞伎町で死ぬよりはマシだと思った。海外に逃し的場は死ななくて済んだ、
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