だから、私を見て!

興梠司

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ライブ配信

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22時頃みさきはR駅でライブ配信をしていた、彼氏の家か帰るときにライブ配信をするのが日課だった。
彼氏は駅までおくってくれることもなく、街頭のない夜道をあるくのが怖く私はライブ配信を
していた、ライブ配信をしていればなにかあったおきも視聴者が警察にでも電話してくれるだろうと思っていた。

「彼氏に妊娠したかもしれないって話をしたら、彼氏ドン引いてた」
と画面側の仲間に話しかける。
「彼氏最悪」 「なんなのそれ」
とこめんとが飛び交う、画面の向こう側はみさきの仲間しかいない。

さっき彼氏からもらったペッボトルを飲みライブ配信を続ける、ペットボトルの
中身は何故か苦かったが彼氏はときどきふざけてオリジナルドリンクを作るので
それかと思って「ふざけんな」と思ったが飲んだ。

画面の向こうはみさきが彼氏の事が好きなのは知っている、だけど彼氏が浮気をするので
みさきが病んでいる事もしっている。

みさきが急にフラフラと立ちだした、電車は目の前にきている。運転手はめいいっぱいに汽笛を鳴らすが
みさきはホームに落ちて引かれたしまった。この映像は正解に配信をされている。
女子高生が自殺する映像はかなりの悪影響をおよぼした、ライブ配信サイトは閉鎖に
追い込まれかけたが、クビの皮一枚で繋がった。

後日談になるが、みさきの自殺に関して一人の逮捕者がでている。
彼氏の裕介だ、ペットボトルにハルシオンを混ぜた疑いで逮捕された。
ライブ配信中にのんでいたぺットボトルにはハルシオンが入っていた。

裕介はみさきとも付き合っていたが、付き合っている女性は何人もいた、それに
嫉妬したみさきは「私のお腹の中には子供が居る」と言われた。
京介は驚いたし、堕ろしてほしかったがみさきは産むし、親にも報告すると言っていた。

そんなことされた京介は両親から殴られるだけではすまなくなってしまう。
「そうだ!みさきを殺そう」と思いつき、母が飲んでいたハルシオンを粉々にして
ペットボトルのお茶に入れて渡した「気をつけて帰りな」と

京介はバレないものだとおもっていた、みさきもハルシオンを使ってると聞いたのでハルシオンにしたのだがめくれてしまった。

全世界に配信されてしまった自殺ライブ配信は、他殺ということになった
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