割れたコップ

興梠司

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割れたコップ

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君は昨晩僕が寝ている時に合鍵だけを残し出ていった。
その日の喧嘩が原因なのはわかっている、付き合い始めて3年、僕のことを
かまってくれる回数が少なくなった。

一緒にいるのに僕は寂しくなった。
「何で僕のことをちゃんと見てくれないの?」
と怒ってしまった。

君は笑いながら「もう終わりにしよう」と言った。
僕には何のことかわからなかった、喧嘩を終わりにするのか
関係を終わりにするのか、僕にはわからなかった。

「私もう出ていくね」と君が言ったが僕には
なにも言える術は無かった。
「もう一回だけチャンスをくれないか?」とすがり付くしか無かった

「私もう限界なの」

「ごめん」
という会話しか出来なく僕は黙って寝室に入ると君は荷物を
まとめていた。本当に出ていくんだと客観的に思ってしまった。

僕に出ていくななんて権利はない、最近の喧嘩は僕が発端だ
連絡が遅い、帰ってくるのが遅い、そんなんで喧嘩ばっかり

僕がもう少し我慢できればそれで良かったんだ。
君の笑顔が大好きだったのにもう見れなくなると思うと
涙が止まらない、でも君には僕だけを見てほしかった

君が出ていく音がした、合鍵だけを残して
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