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Ⅱ.
第一話
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消毒液の匂いが鼻の粘膜をやけに刺激する。マキナはその匂いに包まれながら目を開いた。
真っ白な見慣れない天井が視界に入った時、頭の中にナイフを持った男の影が過る。
先生とのデートの帰り道に、確か男に滅多刺しにされた筈だ。
あの時確かにマキナは、自分が死んだと感じていた。けれど今マキナは生きているのだ。
ゆっくりとベッドから身体を起こした時、マキナにとってよく聞き慣れた声が耳に飛び込んできた。
「気が付いたのか?」
声のする方に目を向ければ、沢山のモニターが積み重なっているパソコンデスクが視界に入る。その傍らには颯斗が立っていた。
白衣を羽織った颯斗が機械を操作しながら、ブルーライトに照らされている。
颯斗の眼鏡には何が書いてあるのか良く解らない数式が、反射されて映し出されていた。
そういえば意識が途切れる寸前に、マキナは颯斗に助けを求めた。
「あ………颯斗…………此処って一体…………」
辺りを見回せば見た事の無い怪しい機械や、妙な培養液の中で何かが揺れている水槽がある。
この部屋は病室の造りを良く思い返させると、マキナは感じていた。
身体を動かそうとした瞬間に、沢山の管が自分に繋がっている事に気付く。
すると颯斗はマキナに歩み寄り、身体についた怪しい管を取り始めた。
「…………俺の研究所。お前ホント、大変だったんだからな…………」
「えっ!?此処病院じゃないの!?!?」
マキナが声を張り上げた瞬間、颯斗がマキナの着ているパジャマの袖を捲る。すると痛々しい傷の痕が晒された。
頭の中でリフレインする、ナイフを振り下ろされた時の恐怖感。
陰惨な事件に巻き込まれていた事を、その時改めて理解した。
「病院じゃない。あの日、病院に運びこまれる前に………お前は死んでいたんだ………」
颯斗がそう言いながら、抜き終わった管を慣れた手付きで処理する。
さらりとトンでもない事を吐き捨てられて、マキナは完全に硬直してしまっていた。
死んでいたと言われたものの、マキナの身体は動いている。
マキナは颯斗が言っている言葉の意味を、一切理解できないでいた。
「えと…………でも今アタシ動いてね???生きてるよね???」
「ああ。お前はこの国で初めて、公式に認められたLepidopteraによる人類初の死者蘇生実験の被験者で、それに成功した人間なんだよ………」
Lepidoptera。マキナはそれが颯斗の作った人工細胞であると思い出す。
その時マキナはよく解らないけれど、とても泣き出したい気持ちになった。
男の影に滅多刺しにされたその時、マキナに襲い掛かってきた恐怖心。それが今、心の中を占めている。
マキナは声が震えるのを懸命に抑えながら、静かに囁いた。
「あのさ………颯斗。鏡ある………??アタシ、めっちゃ刺されたし、顔も傷付いてた気がするの………」
マキナは傷塗れの手を颯斗に伸ばし、泣くのを懸命に堪えている。
颯斗の表情に翳りが見えたのを、マキナはその時見逃さなかった。
鏡を手渡された後、恐る恐るそれを持ち上げ自分の姿を映し出す。
鏡の中にはまるで、フランケンシュタインを思い返させる縫い目塗れの顔があった。
「っ………………!!!!何これ、特殊メイク??マジやばくない………??
ヤバイじゃん………こんなんじゃ盛れない…………」
マキナは堪えきれずにボロボロと涙を流す。そんなマキナの事を見下ろしながら、颯斗はグッと唇を噛み締めた。
ベッドサイドの椅子に腰かけ、剥げかけたネイルの手を颯斗は握り締める。
そして颯斗はマキナを宥めるかの様に、優しい声色で問いかけた。
「…………傷とかそういうのは、必ず俺が何とかする。だから今は、あの日の事を話してくれないか…………?
お前は事件直前まで何処にいて、何をしていて、そしてどんな風にあの事件に巻き込まれたのかを………」
颯斗に問いかけられたその瞬間、頭の中で先生との逢瀬が蘇る。
もしも今、颯斗に全てを話してしまったとすれば、先生との秘密の交際も明るみになってしまうだろう。
それに今は事件の事でさえも、口にできる勇気はまだマキナには存在していなかった。
「や…………!!マジ無理!!!だってアタシ刺されてめっちゃ怖かったし…………!!
そんなすぐ話せるわけないじゃん…………!!!」
マキナがそう言い放った瞬間、颯斗の表情は一気に曇る。そして静かに頷いて、とても優しく囁いた。
「解った。ゆっくりで良い。ゆっくりで構わないから、何時かちゃんと話して欲しい………。
お前の気持ちを一切考えず………すまない…………。
お前の蘇生に関しては、連続殺人事件の犯人逮捕にも繋がっているから、国から許可を得る事ができたんだ」
こんなに優しく言葉を囁く颯斗を見たのは、喘息がとても酷かった時以来だ。
とても穏やかな優しい声色は懐かしく、マキナの中に染み込んだ。
暗くなってしまった空気を、何とかして回復させたいとマキナは思う。
そして颯斗に違う話を持ち掛けた。
「ねえ颯斗………アタシ、どんくらい寝てた………??」
「ああ、一週間寝たきりだった。身体の傷はちゃんと再生を続けていたから、細胞が上手く馴染んでいたのは解った」
「えっ………!?一週間!?!?やばくない!?!?お風呂とか入りたいんだけど!!!」
「ああ、じゃあ行ってこい。この部屋を出て右側の階段を降りれば浴室がある。タオルも使ってない歯ブラシも其処に置いてあるから」
「解った………!!!行ってくる………!!!」
マキナはベッドから飛び起きて、バタバタと浴室目掛けて駆けてゆく。
その時にふと、身体は前よりも軽々と動く事に気が付いた。異様な程に身体が軽い。
マキナが黒ずくめの男にナイフで刺された時、かなりの箇所を刺されている筈だ。
一週間くらいでこんなに身体が動かせるのは、何だか変だと感じた。
脱衣所に入り、着ていたパジャマに手を掛ける。
全裸になって全身が映る姿見の前に立てば、縫い目と継ぎ接ぎ塗れの痛々しい肉体が映し出された。
幾つかマキナのものではない皮膚が縫い付けられているような、そんな箇所も存在している。
人一倍自分の身体に気を遣い、毎日美容に励んでいたマキナにとって、それはとても衝撃的だった。
常に『超絶可愛いつよつよの女子高生黒ギャル』でいられる様に、自分の肉体を磨いていたのだ。
過去にし続けた努力の分、事件で付いた傷は彼女の心を傷付ける。
『こんなんじゃ全然可愛くないじゃん…………せんせーにこんなアタシ、見せらんない…………』
マキナはまた泣きだしそうになるのを堪えながら、浴室のガラス戸に手を掛ける。
けれどこの時マキナは、ある事に気付く。一週間でこんなにも身体の傷はふさがるものなのだろうか。
マキナは昔テニスの試合で転倒し、脚に大きな擦り傷を付けた事がある。
その時についた傷痕は確か、約一か月は残っていた。
余りにも直るのが早すぎる。これがLepidopteraの力なのかと息を呑んだ。
浴槽にお湯を溜めながら、泡立てたボディーソープをスポンジで身体に広げてゆく。
久しぶりのお風呂で身を清めながら、マキナは頭の中でぼんやりと先生の事を思い浮かべる。
先生は今何処で何をしていて、何を思っているのだろうと考えれば胸がズキズキと痛む。
マキナの手に自ら頬を寄せて微笑む先生が、どうしても頭から消えてくれない。
早く先生に自分が無事である事を伝えたいと思う反面、こんな姿じゃ逢いにいけないと感じる。
先生にはとても可愛い自分だけを、見せて居たかったとマキナは思った。
半身浴が出来る位にお湯の溜まった浴槽に浸かり、マキナは溜め息を吐く。
濡れた長い髪を高く結び、バスタブに身体を預ける。こんなに盛れていない自分は初めてだと思う。
事件の事を考えれば考える程に、心が暗くなってゆく。
けれど暗くなればなるほど良くないのは、とっくにマキナは感じていた。
こういう落ち込んだ時こそは、何か美味しいものでも食べようと思う。
落ち込んだ時はなるべく、美味しい物を食べてよく眠るのが一番元気になる。
もうすぐ夏も近づいているのだから、ひんやりとした甘いものがいい。
出来たら細かく砕かれたクッキーの入った、アイスクリームがいいとマキナは思った。
真っ白な見慣れない天井が視界に入った時、頭の中にナイフを持った男の影が過る。
先生とのデートの帰り道に、確か男に滅多刺しにされた筈だ。
あの時確かにマキナは、自分が死んだと感じていた。けれど今マキナは生きているのだ。
ゆっくりとベッドから身体を起こした時、マキナにとってよく聞き慣れた声が耳に飛び込んできた。
「気が付いたのか?」
声のする方に目を向ければ、沢山のモニターが積み重なっているパソコンデスクが視界に入る。その傍らには颯斗が立っていた。
白衣を羽織った颯斗が機械を操作しながら、ブルーライトに照らされている。
颯斗の眼鏡には何が書いてあるのか良く解らない数式が、反射されて映し出されていた。
そういえば意識が途切れる寸前に、マキナは颯斗に助けを求めた。
「あ………颯斗…………此処って一体…………」
辺りを見回せば見た事の無い怪しい機械や、妙な培養液の中で何かが揺れている水槽がある。
この部屋は病室の造りを良く思い返させると、マキナは感じていた。
身体を動かそうとした瞬間に、沢山の管が自分に繋がっている事に気付く。
すると颯斗はマキナに歩み寄り、身体についた怪しい管を取り始めた。
「…………俺の研究所。お前ホント、大変だったんだからな…………」
「えっ!?此処病院じゃないの!?!?」
マキナが声を張り上げた瞬間、颯斗がマキナの着ているパジャマの袖を捲る。すると痛々しい傷の痕が晒された。
頭の中でリフレインする、ナイフを振り下ろされた時の恐怖感。
陰惨な事件に巻き込まれていた事を、その時改めて理解した。
「病院じゃない。あの日、病院に運びこまれる前に………お前は死んでいたんだ………」
颯斗がそう言いながら、抜き終わった管を慣れた手付きで処理する。
さらりとトンでもない事を吐き捨てられて、マキナは完全に硬直してしまっていた。
死んでいたと言われたものの、マキナの身体は動いている。
マキナは颯斗が言っている言葉の意味を、一切理解できないでいた。
「えと…………でも今アタシ動いてね???生きてるよね???」
「ああ。お前はこの国で初めて、公式に認められたLepidopteraによる人類初の死者蘇生実験の被験者で、それに成功した人間なんだよ………」
Lepidoptera。マキナはそれが颯斗の作った人工細胞であると思い出す。
その時マキナはよく解らないけれど、とても泣き出したい気持ちになった。
男の影に滅多刺しにされたその時、マキナに襲い掛かってきた恐怖心。それが今、心の中を占めている。
マキナは声が震えるのを懸命に抑えながら、静かに囁いた。
「あのさ………颯斗。鏡ある………??アタシ、めっちゃ刺されたし、顔も傷付いてた気がするの………」
マキナは傷塗れの手を颯斗に伸ばし、泣くのを懸命に堪えている。
颯斗の表情に翳りが見えたのを、マキナはその時見逃さなかった。
鏡を手渡された後、恐る恐るそれを持ち上げ自分の姿を映し出す。
鏡の中にはまるで、フランケンシュタインを思い返させる縫い目塗れの顔があった。
「っ………………!!!!何これ、特殊メイク??マジやばくない………??
ヤバイじゃん………こんなんじゃ盛れない…………」
マキナは堪えきれずにボロボロと涙を流す。そんなマキナの事を見下ろしながら、颯斗はグッと唇を噛み締めた。
ベッドサイドの椅子に腰かけ、剥げかけたネイルの手を颯斗は握り締める。
そして颯斗はマキナを宥めるかの様に、優しい声色で問いかけた。
「…………傷とかそういうのは、必ず俺が何とかする。だから今は、あの日の事を話してくれないか…………?
お前は事件直前まで何処にいて、何をしていて、そしてどんな風にあの事件に巻き込まれたのかを………」
颯斗に問いかけられたその瞬間、頭の中で先生との逢瀬が蘇る。
もしも今、颯斗に全てを話してしまったとすれば、先生との秘密の交際も明るみになってしまうだろう。
それに今は事件の事でさえも、口にできる勇気はまだマキナには存在していなかった。
「や…………!!マジ無理!!!だってアタシ刺されてめっちゃ怖かったし…………!!
そんなすぐ話せるわけないじゃん…………!!!」
マキナがそう言い放った瞬間、颯斗の表情は一気に曇る。そして静かに頷いて、とても優しく囁いた。
「解った。ゆっくりで良い。ゆっくりで構わないから、何時かちゃんと話して欲しい………。
お前の気持ちを一切考えず………すまない…………。
お前の蘇生に関しては、連続殺人事件の犯人逮捕にも繋がっているから、国から許可を得る事ができたんだ」
こんなに優しく言葉を囁く颯斗を見たのは、喘息がとても酷かった時以来だ。
とても穏やかな優しい声色は懐かしく、マキナの中に染み込んだ。
暗くなってしまった空気を、何とかして回復させたいとマキナは思う。
そして颯斗に違う話を持ち掛けた。
「ねえ颯斗………アタシ、どんくらい寝てた………??」
「ああ、一週間寝たきりだった。身体の傷はちゃんと再生を続けていたから、細胞が上手く馴染んでいたのは解った」
「えっ………!?一週間!?!?やばくない!?!?お風呂とか入りたいんだけど!!!」
「ああ、じゃあ行ってこい。この部屋を出て右側の階段を降りれば浴室がある。タオルも使ってない歯ブラシも其処に置いてあるから」
「解った………!!!行ってくる………!!!」
マキナはベッドから飛び起きて、バタバタと浴室目掛けて駆けてゆく。
その時にふと、身体は前よりも軽々と動く事に気が付いた。異様な程に身体が軽い。
マキナが黒ずくめの男にナイフで刺された時、かなりの箇所を刺されている筈だ。
一週間くらいでこんなに身体が動かせるのは、何だか変だと感じた。
脱衣所に入り、着ていたパジャマに手を掛ける。
全裸になって全身が映る姿見の前に立てば、縫い目と継ぎ接ぎ塗れの痛々しい肉体が映し出された。
幾つかマキナのものではない皮膚が縫い付けられているような、そんな箇所も存在している。
人一倍自分の身体に気を遣い、毎日美容に励んでいたマキナにとって、それはとても衝撃的だった。
常に『超絶可愛いつよつよの女子高生黒ギャル』でいられる様に、自分の肉体を磨いていたのだ。
過去にし続けた努力の分、事件で付いた傷は彼女の心を傷付ける。
『こんなんじゃ全然可愛くないじゃん…………せんせーにこんなアタシ、見せらんない…………』
マキナはまた泣きだしそうになるのを堪えながら、浴室のガラス戸に手を掛ける。
けれどこの時マキナは、ある事に気付く。一週間でこんなにも身体の傷はふさがるものなのだろうか。
マキナは昔テニスの試合で転倒し、脚に大きな擦り傷を付けた事がある。
その時についた傷痕は確か、約一か月は残っていた。
余りにも直るのが早すぎる。これがLepidopteraの力なのかと息を呑んだ。
浴槽にお湯を溜めながら、泡立てたボディーソープをスポンジで身体に広げてゆく。
久しぶりのお風呂で身を清めながら、マキナは頭の中でぼんやりと先生の事を思い浮かべる。
先生は今何処で何をしていて、何を思っているのだろうと考えれば胸がズキズキと痛む。
マキナの手に自ら頬を寄せて微笑む先生が、どうしても頭から消えてくれない。
早く先生に自分が無事である事を伝えたいと思う反面、こんな姿じゃ逢いにいけないと感じる。
先生にはとても可愛い自分だけを、見せて居たかったとマキナは思った。
半身浴が出来る位にお湯の溜まった浴槽に浸かり、マキナは溜め息を吐く。
濡れた長い髪を高く結び、バスタブに身体を預ける。こんなに盛れていない自分は初めてだと思う。
事件の事を考えれば考える程に、心が暗くなってゆく。
けれど暗くなればなるほど良くないのは、とっくにマキナは感じていた。
こういう落ち込んだ時こそは、何か美味しいものでも食べようと思う。
落ち込んだ時はなるべく、美味しい物を食べてよく眠るのが一番元気になる。
もうすぐ夏も近づいているのだから、ひんやりとした甘いものがいい。
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