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07.皆で朝食を
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目を覚ますと知らない景色だった。
視界の端にある窓はカーテンがきっちり閉ざされていて、薄暗いどころか暗い部屋。いつもより小さい天蓋もぴたりと閉まっているのに少しひんやりする。
起き上がって目の前の景色を眺めていると、こんこんと控えめなノック音が聞こえてきた。
「……? はい……」
「失礼いたします」
こんな暗い内から何だろうと答えると、かけられた声は女性のものだった。今まで女性が来る事などなかったのに。不思議に思いながら着崩れた寝間着を軽く整える。天蓋の布地をベッドの柱に引っかけて留めると、メイド服の上に上着を着た女性が丁度部屋の明かりを灯した所だった。
クリーム色の柔らかそうな髪を結い上げた、その人の青い目がラズリウを映す。目尻を下げて微笑んだその人の顔に見覚えがある。
「あ」
ちがう、離宮じゃない。
「ラズリウ殿下、おはようございます」
「あ、え……お、はようございます……」
祖国の自室だと思っていたけれど、そうではなかった。昨日アルブレアに到着して王宮の部屋に宿泊したのだった。すっかり熟睡して寝ぼけていたらしい自分が恥ずかしくて、軽く頭を掻く。
シーナが手際よく部屋に置かれているいくつかのランプを灯すと、すっかり部屋が明るくなった。連動するように天井に近い壁の飾りも光っているけれど、あれも何かの道具なんだろうか。
そんな事を考えつつぼんやりとシーナの行動を見ていると、洗い桶や水差しの乗ったワゴンと一緒にラズリウの方へ向かってくる。
「ご支度を。本日よりアルブレア王家の皆様とお食事を共にして頂きます」
「えっ!?」
「とはいっても昼食や夕食は別々になられる事が多いので、殆ど朝食のみでございますよ」
促されるまま顔を洗い、体を軽く拭いて貰って出された服に袖を通す。柔らかい花のような香りがする長袖のシャツは柔らかくて暖かい。その上に袖のない上衣を着て、またその上に厚手の長袖を着る。下半身もぴたりとした下衣の上に厚手のズボンのような下衣を重ねるという徹底ぶりだ。
ここまでしなくても十分暖かいのにと不思議に思っていると、シーナが窓のカーテンを開いた。穏やかな朝日と一緒に冷たい空気がラズリウの元まで一気に押し寄せてくる。雪の中にある王宮だった事を忘れて油断していたラズリウは思わず震え上がってしまった。
これは着替えずにうっかりカーテンを開けると凍えてしまう。気を付けなければ。
最初こそ驚いたが、しばらくすると火が大きくなってきた暖炉のお陰で冷たい空気も気にならなくなっていく。
優しい手つきで髪を梳いて貰い、心地よさに少し微睡んでいると急にシーナの顔がすぐ近くにやってきて一瞬息が止まった。
「まぁ……ラズリウ殿下のお肌の色でしたら薄化粧は要りませんわね」
「え、お、お化粧、ですか?」
ネヴァルストで普段化粧をするのは一部の化粧好きな女性だけだ。それ以外の女性や男性は儀式の時や、戦に出る時くらいでしかその習慣はない。
「肌色が白いと、朝は血色が特に悪く見えてしまうのです。アルブレアでは殿方でも朝方に薄色の粉をつける習慣なのですが」
確かにアルブレアの人々の肌の色だとそうかもしれない。シーナも顔には血色を感じても、よく見れば手はかなり白い。王族の人々は手袋をしていて顔以外に殆ど肌の露出がない服装だったから、何の疑問にも思わなかったけれど。
とはいえシーナが持っている平たい瓶の中に入っている粉の色は、ラズリウの肌よりもかなり明るい気がする。あれがアルブレアの標準なんだろうか。
それもあってか、残念ながら必要ないですね、としょんぼりした様子でシーナは瓶の蓋を閉じた。
……何も悪い事はしていないのに、何故か申し訳なさが湧き上がってくるのは何故だろう。
「でも素のままなのも勿体ない……がっつりいってしまおうかしら……ああでも、殿方はあまり化粧を好まれないし……」
ワゴンに向かってぶつぶつと呟いていた顔が、ちらちらとラズリウの方を見る。その手には明らかに肌色から程遠い色のついた粉や紅が握られていて。
「……え、えと……シーナさんに……お任せします……」
向けられる好奇心に満ちた視線に圧されて答えると、シーナの顔がぱぁっと輝いた。
あーでもないこーでもないと道具と睨めっこをしているシーナを見守って、しばらく。
あまり濃すぎてはいけないという結論に達したらしく、透明な粉をはたいて瞼と唇にほのかな色を載せるに留まった。
朝の食事会で良かった。これが夜だったりしたら、もっとアレコレされて時間がかかったかもしれない。
「ラズリウ殿下はお化粧のし甲斐がありますね……皆様成長してしまって残念な想いをしておりましたが、これから楽しくなりそうですわ」
ほうっと満足そうな溜息を吐きながら、シーナの目が感じたことのない方向性の熱烈さでラズリウを見つめていた。情欲でも嗜虐でもなさそうではあるが、何か獲物を見つけたと言いたげな、何とも言えない顔。
いくら考えてもその正体が分からず、身を震わせることしか出来ない。何と返すべきなのか言葉に詰まっていると、こんこんとまた扉をノックする音が鳴って。
「おはよう」
部屋に入ってきたのは、昨日部屋から摘まみ出されたきりの第三王子だった。
予想外の人物が現れて思考が止まる。絶対にラズリウの部屋を訪ねては来ないと思っていたから。
しかも昨日は少しぼさっとしていた服や髪がきっちりし過ぎるほどに整えられている。面倒くさがりそうなのに。
「あ……お、おはようございます……!」
挨拶も返さずにじっと観察していた事に気がついて、慌てて椅子から立ち上がり頭を下げる。
あの王子に気に入られるように振る舞うと決めたそばからやってしまった。気分を害していないといいのだけれど。
顔を上げたらどう取り繕えばいいのだろうと考え込んでいると、目の前にすっと白い手袋をはめた手が差し出された。
「朝からすまない。食堂まで共に向かっても構わないだろうか」
恐る恐る向けた視線の先には、少し戸惑った様子の笑顔があった。
「え……ありがとう、ございます」
そっと手を取ると流れるように体を導かれる。いってらっしゃいませと見送ってくれるシーナの笑顔や、部屋の外に居たらしいテネスの頷く顔を横目に廊下を歩き始めた。
……第三王子の方が背が高いのに、同じ歩調で歩いてくれている。引っ張られたりすることもなく歩きやすい速度で。
昨日のやり取りではあまり感じる事はなかったけれど、彼も王族なのだとラズリウは改めて実感するのだった。
食堂につくと既に二人以外は席に着いていた。末席が一番最後の到着になった事にざあっと血の気が引くが、第三王子は気にする素振りもない。第二王子の婚約者の隣に空いていた、ラズリウの席らしき椅子を引いて勧めてくれる。
おっかなびっくりその席に座ると、その正面に第三王子も座った。
「では、朝食を始めよう」
国王がそう言うと、皆一斉に空中で手を動かし始める。左右に二回、上下に一回。とりあえず真似しながらも困惑していると、第二王子がぱちんとウインクを寄越した。
「アルブレアで恵みを森に感謝する祈りの印だよ。食事以外にもいくつかあるから、覚えておくと便利かもしれないね」
「あ……も、申し訳ありません……」
よく考えれば婚約をしようという相手の国について殆ど知らない。あまりにも不勉強だ。いくら急だったとはいえ、道中に書物を読むくらい出来たはずなのに。
全身から沸き上がってくる恥ずかしさに襲われて、顔を上げていられなかった。離宮から出られる事に舞い上がって何も考えていなかった自分が情けない。
「ふふ、そうお気になさらないで。少しずつ覚えれば良いのだから」
「ありがとうございます。精進します……」
王妃にまでフォローの言葉をかけられ、これはちゃんと学習しなければならないとラズリウは決意を新たにした。
この席でこれ以上の失敗はできない、とも。
「さ、食事を進めようか」
国王の声で再開した朝食の様子を伺いながら、味のしない食事を終えたのだった。
視界の端にある窓はカーテンがきっちり閉ざされていて、薄暗いどころか暗い部屋。いつもより小さい天蓋もぴたりと閉まっているのに少しひんやりする。
起き上がって目の前の景色を眺めていると、こんこんと控えめなノック音が聞こえてきた。
「……? はい……」
「失礼いたします」
こんな暗い内から何だろうと答えると、かけられた声は女性のものだった。今まで女性が来る事などなかったのに。不思議に思いながら着崩れた寝間着を軽く整える。天蓋の布地をベッドの柱に引っかけて留めると、メイド服の上に上着を着た女性が丁度部屋の明かりを灯した所だった。
クリーム色の柔らかそうな髪を結い上げた、その人の青い目がラズリウを映す。目尻を下げて微笑んだその人の顔に見覚えがある。
「あ」
ちがう、離宮じゃない。
「ラズリウ殿下、おはようございます」
「あ、え……お、はようございます……」
祖国の自室だと思っていたけれど、そうではなかった。昨日アルブレアに到着して王宮の部屋に宿泊したのだった。すっかり熟睡して寝ぼけていたらしい自分が恥ずかしくて、軽く頭を掻く。
シーナが手際よく部屋に置かれているいくつかのランプを灯すと、すっかり部屋が明るくなった。連動するように天井に近い壁の飾りも光っているけれど、あれも何かの道具なんだろうか。
そんな事を考えつつぼんやりとシーナの行動を見ていると、洗い桶や水差しの乗ったワゴンと一緒にラズリウの方へ向かってくる。
「ご支度を。本日よりアルブレア王家の皆様とお食事を共にして頂きます」
「えっ!?」
「とはいっても昼食や夕食は別々になられる事が多いので、殆ど朝食のみでございますよ」
促されるまま顔を洗い、体を軽く拭いて貰って出された服に袖を通す。柔らかい花のような香りがする長袖のシャツは柔らかくて暖かい。その上に袖のない上衣を着て、またその上に厚手の長袖を着る。下半身もぴたりとした下衣の上に厚手のズボンのような下衣を重ねるという徹底ぶりだ。
ここまでしなくても十分暖かいのにと不思議に思っていると、シーナが窓のカーテンを開いた。穏やかな朝日と一緒に冷たい空気がラズリウの元まで一気に押し寄せてくる。雪の中にある王宮だった事を忘れて油断していたラズリウは思わず震え上がってしまった。
これは着替えずにうっかりカーテンを開けると凍えてしまう。気を付けなければ。
最初こそ驚いたが、しばらくすると火が大きくなってきた暖炉のお陰で冷たい空気も気にならなくなっていく。
優しい手つきで髪を梳いて貰い、心地よさに少し微睡んでいると急にシーナの顔がすぐ近くにやってきて一瞬息が止まった。
「まぁ……ラズリウ殿下のお肌の色でしたら薄化粧は要りませんわね」
「え、お、お化粧、ですか?」
ネヴァルストで普段化粧をするのは一部の化粧好きな女性だけだ。それ以外の女性や男性は儀式の時や、戦に出る時くらいでしかその習慣はない。
「肌色が白いと、朝は血色が特に悪く見えてしまうのです。アルブレアでは殿方でも朝方に薄色の粉をつける習慣なのですが」
確かにアルブレアの人々の肌の色だとそうかもしれない。シーナも顔には血色を感じても、よく見れば手はかなり白い。王族の人々は手袋をしていて顔以外に殆ど肌の露出がない服装だったから、何の疑問にも思わなかったけれど。
とはいえシーナが持っている平たい瓶の中に入っている粉の色は、ラズリウの肌よりもかなり明るい気がする。あれがアルブレアの標準なんだろうか。
それもあってか、残念ながら必要ないですね、としょんぼりした様子でシーナは瓶の蓋を閉じた。
……何も悪い事はしていないのに、何故か申し訳なさが湧き上がってくるのは何故だろう。
「でも素のままなのも勿体ない……がっつりいってしまおうかしら……ああでも、殿方はあまり化粧を好まれないし……」
ワゴンに向かってぶつぶつと呟いていた顔が、ちらちらとラズリウの方を見る。その手には明らかに肌色から程遠い色のついた粉や紅が握られていて。
「……え、えと……シーナさんに……お任せします……」
向けられる好奇心に満ちた視線に圧されて答えると、シーナの顔がぱぁっと輝いた。
あーでもないこーでもないと道具と睨めっこをしているシーナを見守って、しばらく。
あまり濃すぎてはいけないという結論に達したらしく、透明な粉をはたいて瞼と唇にほのかな色を載せるに留まった。
朝の食事会で良かった。これが夜だったりしたら、もっとアレコレされて時間がかかったかもしれない。
「ラズリウ殿下はお化粧のし甲斐がありますね……皆様成長してしまって残念な想いをしておりましたが、これから楽しくなりそうですわ」
ほうっと満足そうな溜息を吐きながら、シーナの目が感じたことのない方向性の熱烈さでラズリウを見つめていた。情欲でも嗜虐でもなさそうではあるが、何か獲物を見つけたと言いたげな、何とも言えない顔。
いくら考えてもその正体が分からず、身を震わせることしか出来ない。何と返すべきなのか言葉に詰まっていると、こんこんとまた扉をノックする音が鳴って。
「おはよう」
部屋に入ってきたのは、昨日部屋から摘まみ出されたきりの第三王子だった。
予想外の人物が現れて思考が止まる。絶対にラズリウの部屋を訪ねては来ないと思っていたから。
しかも昨日は少しぼさっとしていた服や髪がきっちりし過ぎるほどに整えられている。面倒くさがりそうなのに。
「あ……お、おはようございます……!」
挨拶も返さずにじっと観察していた事に気がついて、慌てて椅子から立ち上がり頭を下げる。
あの王子に気に入られるように振る舞うと決めたそばからやってしまった。気分を害していないといいのだけれど。
顔を上げたらどう取り繕えばいいのだろうと考え込んでいると、目の前にすっと白い手袋をはめた手が差し出された。
「朝からすまない。食堂まで共に向かっても構わないだろうか」
恐る恐る向けた視線の先には、少し戸惑った様子の笑顔があった。
「え……ありがとう、ございます」
そっと手を取ると流れるように体を導かれる。いってらっしゃいませと見送ってくれるシーナの笑顔や、部屋の外に居たらしいテネスの頷く顔を横目に廊下を歩き始めた。
……第三王子の方が背が高いのに、同じ歩調で歩いてくれている。引っ張られたりすることもなく歩きやすい速度で。
昨日のやり取りではあまり感じる事はなかったけれど、彼も王族なのだとラズリウは改めて実感するのだった。
食堂につくと既に二人以外は席に着いていた。末席が一番最後の到着になった事にざあっと血の気が引くが、第三王子は気にする素振りもない。第二王子の婚約者の隣に空いていた、ラズリウの席らしき椅子を引いて勧めてくれる。
おっかなびっくりその席に座ると、その正面に第三王子も座った。
「では、朝食を始めよう」
国王がそう言うと、皆一斉に空中で手を動かし始める。左右に二回、上下に一回。とりあえず真似しながらも困惑していると、第二王子がぱちんとウインクを寄越した。
「アルブレアで恵みを森に感謝する祈りの印だよ。食事以外にもいくつかあるから、覚えておくと便利かもしれないね」
「あ……も、申し訳ありません……」
よく考えれば婚約をしようという相手の国について殆ど知らない。あまりにも不勉強だ。いくら急だったとはいえ、道中に書物を読むくらい出来たはずなのに。
全身から沸き上がってくる恥ずかしさに襲われて、顔を上げていられなかった。離宮から出られる事に舞い上がって何も考えていなかった自分が情けない。
「ふふ、そうお気になさらないで。少しずつ覚えれば良いのだから」
「ありがとうございます。精進します……」
王妃にまでフォローの言葉をかけられ、これはちゃんと学習しなければならないとラズリウは決意を新たにした。
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