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夜ノ山病院へ
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ここは夜ノ山第1中学校。
夜ノ山市で随一の有名私立中学。
いつも賑やかで楽しそうな声が聞こえてくる。
ー2年A組ー
「ねぇねぇ緑!」
東 紅音(あずま あかね)。赤髪にポニーテールをした元気いっぱいの女子中学生。
「なんだよ、紅音」
南 緑(みなみ みどり)。深緑色の髪の毛をした男子中学生。いつも気だるそうな感じで過ごしている。
紅音とは幼なじみで登下校もする仲。
「面白いとこ見つけたんだけどさー!」
「それ、毎回聞いてるんだけど?」
緑が立ち去ろうとすると、紅音が緑の腕の制服をガシッと掴み、行く手を阻んだ。
「待って待って!まだ何も話してないんだけど!」
「…どうせホラーだろ?」
「せーいかーい!」
(「せーいかーい」じゃねぇんだよ)
「ややこしいから」
「待ってって!話聞いてよ!」
紅音が緑の制服を引っ張りながら、目をうるうるさせて見上げる。
「…どうぞ、話してください」
「あのねあのね!夜ノ山の北に病院あったでしょ?」
「はい、おわり」
「まだ終わってないからっ!」
「トイレくらい行かせろよ」
しつこく制服を引っ張る紅音の手を振り払って緑は教室を出ていった。
「もーう…緑ったら…」
ー3分後ー
「ふぅ…」
「あ!帰ってきた!おかえりー」
「…ただいま…またホラーの話、続けるつもりだろ」
「せーいかーい!もう、私のことめっちゃわかってるじゃーん!」
紅音は嬉しそうに緑の肩をバシバシ叩く。
「痛いって…そもそもせーいかーいじゃねぇよ!」
緑は教室で大声を上げ、周りから注目される。
「緑、声大きいよ?」
緑は少し気まずそうにし、周りをきょろきょろしてから小声で紅音に話し始める。
「お前のせいだからな…!お前が持ってくるホラー話は毎回ややこしいんだよ…」
「んー…」
「自覚しろよな」
「でもでも…行きたいんだもん!」
「…わかったよ、で?夜ノ山病院がなんだって?」
「あそこね!幽霊を見たって話を聞いたから行ってみたいの!」
「やっぱりややこしそう…」
「お願いー!緑だけが頼りなのー!」
「分かったって!まとわりつくなー!」
「夜ノ山病院行ってくれるの!?」
「行くから!」
「やったぁぁぁ!さすが緑!お寺の子だけある!」
「色々と準備していくからな、前みたいに笑ったら即刻帰るからな!」
「わかったってー!あんまりぐちぐち言わないでよー」
「お前、自分がどんな立場かわかって言ってるんだろうな?」
緑は腕組をして明らかに不機嫌そうに紅音の方をジロっと睨んだ
「ご…ごめんなさい」
「前、肝試しに行った時、取り憑かれて散々だっただろ?」
「あの時は本当にごめんなさい…」
「まぁ、もう終わったことだから仕方ないけど。で?いつ行くんだ?」
「今日!」
「は…?」
夜ノ山市で随一の有名私立中学。
いつも賑やかで楽しそうな声が聞こえてくる。
ー2年A組ー
「ねぇねぇ緑!」
東 紅音(あずま あかね)。赤髪にポニーテールをした元気いっぱいの女子中学生。
「なんだよ、紅音」
南 緑(みなみ みどり)。深緑色の髪の毛をした男子中学生。いつも気だるそうな感じで過ごしている。
紅音とは幼なじみで登下校もする仲。
「面白いとこ見つけたんだけどさー!」
「それ、毎回聞いてるんだけど?」
緑が立ち去ろうとすると、紅音が緑の腕の制服をガシッと掴み、行く手を阻んだ。
「待って待って!まだ何も話してないんだけど!」
「…どうせホラーだろ?」
「せーいかーい!」
(「せーいかーい」じゃねぇんだよ)
「ややこしいから」
「待ってって!話聞いてよ!」
紅音が緑の制服を引っ張りながら、目をうるうるさせて見上げる。
「…どうぞ、話してください」
「あのねあのね!夜ノ山の北に病院あったでしょ?」
「はい、おわり」
「まだ終わってないからっ!」
「トイレくらい行かせろよ」
しつこく制服を引っ張る紅音の手を振り払って緑は教室を出ていった。
「もーう…緑ったら…」
ー3分後ー
「ふぅ…」
「あ!帰ってきた!おかえりー」
「…ただいま…またホラーの話、続けるつもりだろ」
「せーいかーい!もう、私のことめっちゃわかってるじゃーん!」
紅音は嬉しそうに緑の肩をバシバシ叩く。
「痛いって…そもそもせーいかーいじゃねぇよ!」
緑は教室で大声を上げ、周りから注目される。
「緑、声大きいよ?」
緑は少し気まずそうにし、周りをきょろきょろしてから小声で紅音に話し始める。
「お前のせいだからな…!お前が持ってくるホラー話は毎回ややこしいんだよ…」
「んー…」
「自覚しろよな」
「でもでも…行きたいんだもん!」
「…わかったよ、で?夜ノ山病院がなんだって?」
「あそこね!幽霊を見たって話を聞いたから行ってみたいの!」
「やっぱりややこしそう…」
「お願いー!緑だけが頼りなのー!」
「分かったって!まとわりつくなー!」
「夜ノ山病院行ってくれるの!?」
「行くから!」
「やったぁぁぁ!さすが緑!お寺の子だけある!」
「色々と準備していくからな、前みたいに笑ったら即刻帰るからな!」
「わかったってー!あんまりぐちぐち言わないでよー」
「お前、自分がどんな立場かわかって言ってるんだろうな?」
緑は腕組をして明らかに不機嫌そうに紅音の方をジロっと睨んだ
「ご…ごめんなさい」
「前、肝試しに行った時、取り憑かれて散々だっただろ?」
「あの時は本当にごめんなさい…」
「まぁ、もう終わったことだから仕方ないけど。で?いつ行くんだ?」
「今日!」
「は…?」
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