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月のない夜、クオとフローとガーラは森の中でポータブルグリルを囲んで夕食を摂っていた。グリルの中で炭を熱し、金網には串に刺した鶏の焼き鳥が並んでいた。ディアドラが丁寧に焼き鳥の串を回して程良い焼き加減を維持していた。炭火の煙が上がり、旅人たちの食欲をそそった。グリルと焼き鳥はガーラの用意したものだった。
ガーラはきれいに焦げ目の付いた柔らかな焼き鳥を食しながら、フローに聞いた。
「バラ族の国って、どんな所なの?」
フローはガーラが用意した芋焼酎を口に含みながら、機嫌よく答えた。
「赤、白、青、ピンク、黄色、オレンジ、紫の七つに分かれている国だね~。
赤、白は大国。青のバラ園は奇蹟が叶うと言われていて、願い事のある旅人が集まる神秘的な国ということで有名。
ピンクは赤と白が強いけど、どちらにも肩入れしないしっかりした国と言われているね。
黄色は友情の強い絆がある旅人たちが、バラ園でお互い黄バラを交換して絆を深めたりするね~。
紫は昔から、男の王様が多くて、その伴侶も男ということが多いから、同性で結婚したい人や、二人組の形にとらわれない恋人たちが誓いを立てに集まってるね~。オレたちが行くのも紫バラの国だね」
「結婚式は、予約が多いのかしらね?」
ガーラが現実的な問いを投げた。フローが軽く答えた。
「そうだね~。たぶん、半年くらい待つかもね~」
ガーラは明るく提案した。
「その間に、二人は一緒に私の国に挨拶に行ってくれないかしら?」
話を聞いていたクオは、落ち着いて答えた。
「挨拶、か。そうだな。俺も行きたい」
フローも軽快に承諾した。
「OK! いいぜ!」
「二人ともありがとう」
ガーラはきれいに焦げ目の付いた柔らかな焼き鳥を食しながら、フローに聞いた。
「バラ族の国って、どんな所なの?」
フローはガーラが用意した芋焼酎を口に含みながら、機嫌よく答えた。
「赤、白、青、ピンク、黄色、オレンジ、紫の七つに分かれている国だね~。
赤、白は大国。青のバラ園は奇蹟が叶うと言われていて、願い事のある旅人が集まる神秘的な国ということで有名。
ピンクは赤と白が強いけど、どちらにも肩入れしないしっかりした国と言われているね。
黄色は友情の強い絆がある旅人たちが、バラ園でお互い黄バラを交換して絆を深めたりするね~。
紫は昔から、男の王様が多くて、その伴侶も男ということが多いから、同性で結婚したい人や、二人組の形にとらわれない恋人たちが誓いを立てに集まってるね~。オレたちが行くのも紫バラの国だね」
「結婚式は、予約が多いのかしらね?」
ガーラが現実的な問いを投げた。フローが軽く答えた。
「そうだね~。たぶん、半年くらい待つかもね~」
ガーラは明るく提案した。
「その間に、二人は一緒に私の国に挨拶に行ってくれないかしら?」
話を聞いていたクオは、落ち着いて答えた。
「挨拶、か。そうだな。俺も行きたい」
フローも軽快に承諾した。
「OK! いいぜ!」
「二人ともありがとう」
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