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69話.フルーツ牛乳とアイスクリーム
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三号店に移動して施設内へ入り、辺りを見回した。
右手側に見える受付カウンターも、異常な行列はなくなっており、現在は普通に対応を出来ているようだ。
二号店が日本時間で言うと、10:00~17:00までの営業とすると、三号店は10:00~20:00まで営業する予定だ。
夜の20:00までオープンしている理由は、仕事終わりのお客さんを捕まえたいからだ。
今日は3号店の営業初日という事もあり、スタッフには通しで働いてもらっている。
今後は時間制のシフト勤務にする予定だ。
……と、受付カウンターを見ながら今後の営業方針を決めていた。
それじゃ、テナントに行ってみるか。
テナントスペースにも人が集まっており好評みたいだ。
飲食店を好調ぶりを横目にしながら、シャンプーの販売店のテナントへ行く事にした。
そして、人の波を避けながら目的地へ移動した。
目的地に到着し辺りを見回すと、このお店も行列出来ていた。
エミリーとキャリーが二人体制でお客さんを対応している。
丁度、帰宅するお客さんの波が被ってこうなってるんだろうなと理解できた。
とりあえず、私もテナントの手伝い入り三人で行列を解消した。
「ハジメさん、ありがとうございます。
帰ってきてたんですね」
「うん。さっき帰ってきた所だよ」
「お兄さん、いいタイミングですよ。
あのままじゃ……見回りに行けなくなってました」
「あはは、人員増やすね……」
「お兄ちゃん。おかえりー」
「ただいま、シェリー。
仕事後に、お菓子を作ってあげるから楽しみにしといて」
「ハジメさん、(お兄さん)私の分も……」
「三人分作るから、安心してて……
それじゃ、ここのお店は再び任せるので、私は隣のテナントの冷凍庫と冷蔵庫を利用するから、何かあったら呼んでください」
私は隣のテナントに移動して、予備のテーブルをテナント内に設置して、テナント用の蛍光灯のスイッチを入れる。
次に、冷蔵庫と冷凍庫の魔道具に魔石を入れて、冷蔵庫と冷凍庫を稼働させた。
冷蔵庫に、牛乳や卵等の冷やす必要のあるものを置いていく。
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳は混ぜるだけで作れるので、後で対応しても大丈夫なので、最初はアイスクリームを作ろう。
まず[生クリーム]と、砂糖と卵を用意してかき混ぜるだけだ……
割と簡単に手作りアイスは出来るものである。
砂糖は【異世界取引】の[調味料]の枠で調達しているのと、[生クリーム]もスキル枠で獲得していた。
残りは、新鮮な卵さえ確保出来れば冷凍庫もあるので、アイスクリームが作れると考えていた。
まぁ、私はスイーツが嫌いではないので、こういった自作スイーツはお手の物である。
その為にも、色々と道具は用意してあるのだ。
甘い匂いを出したいならバニラエッセンスを入れるんだが……
バニラエッセンスはスキル枠に登録してないので、今回は匂い付けはナシの方向でいく。
生クリームをかき混ぜたモノを金属の容器に入れ固まり過ぎる前に一度混ぜる。
それを繰り返せば3~5時間程度で手作りアイスが作れる。
……が、今回は時間がないので荒技を使う。
冷凍庫の中で、[アイス]の魔法を使い、冷凍庫内の温度を下げて混ぜる為の時間を短縮する。
この荒技により冷凍時間を短縮する事に成功した。
(最上級の荒技は、手作りアイスにドライアイスを混ぜて強引に冷やしながら混ぜるという方法がある)
出来上がったアイスをスプーンで実食する。
うーん、美味い!!
よし、これでアイスは大丈夫だな。
次は、冷凍庫から出てフルーツ牛乳とコーヒー牛乳を作ろう。
【異世界取引】のスキルで、[フルーツジュース]登録し、フルーツミックスのジュースを取引した。
次に、コーヒー牛乳用の[コーヒー]を登録して、コーヒーを取引した。
グラスに牛乳を注いで、次にフルーツミックスを注ぐ――軽く混ぜたらフルーツ牛乳の出来上がり。
更に、グラスに牛乳注いで、コーヒー牛乳用のコーヒー混ぜたら――コーヒー牛乳の出来上がり。
飲み物を四人分を用意して、冷蔵庫で冷やしておく。
そんなこんな、スイーツ作りをやっていたら。
勤務時間が終了したので、従業員の皆に終礼を掛けて本日の業務は終了した。
スタッフが業務後に風呂の使用許可を求めてきたので、了承をしておいた。
それを聞いてきたのは、店長のキャリーだったからだ。
屋上の魔道具を止めてから、帰宅する事を条件に了承を出した。
「お兄ちゃん、お菓子ー」
「はいはい、解ってるよ」
これからの彼女達の反応が楽しみだ。
三人を連れて、テナントへ移動する。
飲食スペースの椅子に、座って待っててもらい。
私は、アイスと冷やした飲み物を持ってきた。
「はい、お待たせしました」
……と言って、私は皆の席の前にアイスと飲み物を配っていった。
「隣のテナントで売りに出そうと思っている、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳です。
飲み物は風呂上がりに、ついつい飲みたくなる商品なんですよ。
次に、アイスは作り方を知ってれば簡単に作れる美味しいデザートなんです」
「よく、冷えてて冷たそうですね」と、エミリーが言った。
「お兄ちゃん、食べていいの?」
「どうぞ、溶ける前にアイスから食べてね」
……と言ったら、三人ともに食べ始めた。
「「「甘い」」」「それに冷たい」
「ちなみに……その飲み物は風呂上がりに飲むと格別に美味いですよ」
「お兄さん、飲み物を冷蔵庫に入れといていいですか?」
ゴクリと喉をならし、キャリーが言った。
「どうぞ、どうぞ」
シェリーとエミリーは、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳を普通に飲んでいた。
「お兄ちゃん。こっちのフルーツ牛乳美味しい、コーヒーは苦手」
「コーヒー牛乳は美味しかったですよ。ハジメさん」
シェリーとエミリーの二人の意見が違ってた。
まっ、そりゃそうだな。好みの個人差はあるよな……
「キャリーに関しては、明日……感想を聞かせて下さい。
今からお風呂入るでしょ」
「はーい、わかりました」
「魔道具の止めるのと、電気の消し忘れ、建物の鍵はしっかり締めて帰ってね」
「はい」
と、キャリーが答えた。
「そしたら、今日はこの辺で帰りましょう」
「「はーい」」
三人で、建物を出て自宅に帰宅した。
二階に上がって、しばらくエミリーが料理を作るのを待っていると……。
二階に、誰かが上がってくる足音が聞こえた。
まだ、鍵をかけてないので扉が開いた。
「社長!!」
二階に上がってきたのは、ドワルドだった。
「どうしたよ? ドワルドさん、こんな時間に?」
「社長、ワシらに次の仕事の指示をくれ!!」
「あっ……!! 何も言ってなかったね」
「聞いとらんぞ!!」
「まぁまぁ……
二~三日、何もしなくて給料もらえたと思えば良くない?」
「働いた後に、あの大きい風呂に入りたいんじゃろが!!」
「そっか、それなら明日からの業務は――
このお店の裏の川の治水工事と、ここの裏庭と三号店に直接移動する為の橋を掛けてもらえるかな?
それで、君たちはウチの従業員だから社員割引で、三号店の施設利用料1ゴールドで良いよ。
君達が来るのは3号店の営業時間になるから、無料だと拙いからね」
「いや、むしろ高給貰って、割引して貰ってありがたい限りだ」
「それと、社員サービスで風呂上がりの牛乳商品を一杯無料で出させてもらうよ。
それは、シャンプー売り場の隣のテナントで対応するから」
「なんじゃ、社長が空いている二つ目のテナントも使うのか?」
「あはは、思いついちゃったせいで、今日も色々と忙しかったよ」
「まぁ、社長らしいな。
治水工事と橋作りは、二班に分かれて作業する。それで大丈夫か?」
「あぁ、よろしく頼むよ」
「新しく仕事貰えて一安心したよ、それはそうと焼酎を売ってくれ」
「あぁ、そうだったね」と言って、[焼酎]を三本ドワルドに手渡した。
「それじゃ、失礼する」と言って、ドワルドは帰って行った。
その後に、エミリーが作ってくれた料理を食べて、三人でお風呂に入った。
仕事で疲れていたので、この日は狩りにいかず、そのまま睡眠を取ることにした。
右手側に見える受付カウンターも、異常な行列はなくなっており、現在は普通に対応を出来ているようだ。
二号店が日本時間で言うと、10:00~17:00までの営業とすると、三号店は10:00~20:00まで営業する予定だ。
夜の20:00までオープンしている理由は、仕事終わりのお客さんを捕まえたいからだ。
今日は3号店の営業初日という事もあり、スタッフには通しで働いてもらっている。
今後は時間制のシフト勤務にする予定だ。
……と、受付カウンターを見ながら今後の営業方針を決めていた。
それじゃ、テナントに行ってみるか。
テナントスペースにも人が集まっており好評みたいだ。
飲食店を好調ぶりを横目にしながら、シャンプーの販売店のテナントへ行く事にした。
そして、人の波を避けながら目的地へ移動した。
目的地に到着し辺りを見回すと、このお店も行列出来ていた。
エミリーとキャリーが二人体制でお客さんを対応している。
丁度、帰宅するお客さんの波が被ってこうなってるんだろうなと理解できた。
とりあえず、私もテナントの手伝い入り三人で行列を解消した。
「ハジメさん、ありがとうございます。
帰ってきてたんですね」
「うん。さっき帰ってきた所だよ」
「お兄さん、いいタイミングですよ。
あのままじゃ……見回りに行けなくなってました」
「あはは、人員増やすね……」
「お兄ちゃん。おかえりー」
「ただいま、シェリー。
仕事後に、お菓子を作ってあげるから楽しみにしといて」
「ハジメさん、(お兄さん)私の分も……」
「三人分作るから、安心してて……
それじゃ、ここのお店は再び任せるので、私は隣のテナントの冷凍庫と冷蔵庫を利用するから、何かあったら呼んでください」
私は隣のテナントに移動して、予備のテーブルをテナント内に設置して、テナント用の蛍光灯のスイッチを入れる。
次に、冷蔵庫と冷凍庫の魔道具に魔石を入れて、冷蔵庫と冷凍庫を稼働させた。
冷蔵庫に、牛乳や卵等の冷やす必要のあるものを置いていく。
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳は混ぜるだけで作れるので、後で対応しても大丈夫なので、最初はアイスクリームを作ろう。
まず[生クリーム]と、砂糖と卵を用意してかき混ぜるだけだ……
割と簡単に手作りアイスは出来るものである。
砂糖は【異世界取引】の[調味料]の枠で調達しているのと、[生クリーム]もスキル枠で獲得していた。
残りは、新鮮な卵さえ確保出来れば冷凍庫もあるので、アイスクリームが作れると考えていた。
まぁ、私はスイーツが嫌いではないので、こういった自作スイーツはお手の物である。
その為にも、色々と道具は用意してあるのだ。
甘い匂いを出したいならバニラエッセンスを入れるんだが……
バニラエッセンスはスキル枠に登録してないので、今回は匂い付けはナシの方向でいく。
生クリームをかき混ぜたモノを金属の容器に入れ固まり過ぎる前に一度混ぜる。
それを繰り返せば3~5時間程度で手作りアイスが作れる。
……が、今回は時間がないので荒技を使う。
冷凍庫の中で、[アイス]の魔法を使い、冷凍庫内の温度を下げて混ぜる為の時間を短縮する。
この荒技により冷凍時間を短縮する事に成功した。
(最上級の荒技は、手作りアイスにドライアイスを混ぜて強引に冷やしながら混ぜるという方法がある)
出来上がったアイスをスプーンで実食する。
うーん、美味い!!
よし、これでアイスは大丈夫だな。
次は、冷凍庫から出てフルーツ牛乳とコーヒー牛乳を作ろう。
【異世界取引】のスキルで、[フルーツジュース]登録し、フルーツミックスのジュースを取引した。
次に、コーヒー牛乳用の[コーヒー]を登録して、コーヒーを取引した。
グラスに牛乳を注いで、次にフルーツミックスを注ぐ――軽く混ぜたらフルーツ牛乳の出来上がり。
更に、グラスに牛乳注いで、コーヒー牛乳用のコーヒー混ぜたら――コーヒー牛乳の出来上がり。
飲み物を四人分を用意して、冷蔵庫で冷やしておく。
そんなこんな、スイーツ作りをやっていたら。
勤務時間が終了したので、従業員の皆に終礼を掛けて本日の業務は終了した。
スタッフが業務後に風呂の使用許可を求めてきたので、了承をしておいた。
それを聞いてきたのは、店長のキャリーだったからだ。
屋上の魔道具を止めてから、帰宅する事を条件に了承を出した。
「お兄ちゃん、お菓子ー」
「はいはい、解ってるよ」
これからの彼女達の反応が楽しみだ。
三人を連れて、テナントへ移動する。
飲食スペースの椅子に、座って待っててもらい。
私は、アイスと冷やした飲み物を持ってきた。
「はい、お待たせしました」
……と言って、私は皆の席の前にアイスと飲み物を配っていった。
「隣のテナントで売りに出そうと思っている、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳です。
飲み物は風呂上がりに、ついつい飲みたくなる商品なんですよ。
次に、アイスは作り方を知ってれば簡単に作れる美味しいデザートなんです」
「よく、冷えてて冷たそうですね」と、エミリーが言った。
「お兄ちゃん、食べていいの?」
「どうぞ、溶ける前にアイスから食べてね」
……と言ったら、三人ともに食べ始めた。
「「「甘い」」」「それに冷たい」
「ちなみに……その飲み物は風呂上がりに飲むと格別に美味いですよ」
「お兄さん、飲み物を冷蔵庫に入れといていいですか?」
ゴクリと喉をならし、キャリーが言った。
「どうぞ、どうぞ」
シェリーとエミリーは、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳を普通に飲んでいた。
「お兄ちゃん。こっちのフルーツ牛乳美味しい、コーヒーは苦手」
「コーヒー牛乳は美味しかったですよ。ハジメさん」
シェリーとエミリーの二人の意見が違ってた。
まっ、そりゃそうだな。好みの個人差はあるよな……
「キャリーに関しては、明日……感想を聞かせて下さい。
今からお風呂入るでしょ」
「はーい、わかりました」
「魔道具の止めるのと、電気の消し忘れ、建物の鍵はしっかり締めて帰ってね」
「はい」
と、キャリーが答えた。
「そしたら、今日はこの辺で帰りましょう」
「「はーい」」
三人で、建物を出て自宅に帰宅した。
二階に上がって、しばらくエミリーが料理を作るのを待っていると……。
二階に、誰かが上がってくる足音が聞こえた。
まだ、鍵をかけてないので扉が開いた。
「社長!!」
二階に上がってきたのは、ドワルドだった。
「どうしたよ? ドワルドさん、こんな時間に?」
「社長、ワシらに次の仕事の指示をくれ!!」
「あっ……!! 何も言ってなかったね」
「聞いとらんぞ!!」
「まぁまぁ……
二~三日、何もしなくて給料もらえたと思えば良くない?」
「働いた後に、あの大きい風呂に入りたいんじゃろが!!」
「そっか、それなら明日からの業務は――
このお店の裏の川の治水工事と、ここの裏庭と三号店に直接移動する為の橋を掛けてもらえるかな?
それで、君たちはウチの従業員だから社員割引で、三号店の施設利用料1ゴールドで良いよ。
君達が来るのは3号店の営業時間になるから、無料だと拙いからね」
「いや、むしろ高給貰って、割引して貰ってありがたい限りだ」
「それと、社員サービスで風呂上がりの牛乳商品を一杯無料で出させてもらうよ。
それは、シャンプー売り場の隣のテナントで対応するから」
「なんじゃ、社長が空いている二つ目のテナントも使うのか?」
「あはは、思いついちゃったせいで、今日も色々と忙しかったよ」
「まぁ、社長らしいな。
治水工事と橋作りは、二班に分かれて作業する。それで大丈夫か?」
「あぁ、よろしく頼むよ」
「新しく仕事貰えて一安心したよ、それはそうと焼酎を売ってくれ」
「あぁ、そうだったね」と言って、[焼酎]を三本ドワルドに手渡した。
「それじゃ、失礼する」と言って、ドワルドは帰って行った。
その後に、エミリーが作ってくれた料理を食べて、三人でお風呂に入った。
仕事で疲れていたので、この日は狩りにいかず、そのまま睡眠を取ることにした。
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