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光の国に転生した闇属性の俺!?
44)皆で魔法の練習3
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魅了魔法の発動条件は、皆に俺のことを可愛いと思ってもらうこと。この前は無意識だったから使った時に恥ずかしいとか思う事は無かったが、今日は意図的に使わなければいけない。それがどうしようもなく恥ずかしい。だって中身は元会社員の成人済み男性なのだ。
しかし、自分の魔力操作のために皆を呼びつけている身としてはここで逃げるわけにはいけない。大きく息を吸い込み覚悟を決める。
「…じゃあ、よろしくお願いします」
覚悟を決めた俺は強い。この能力を使いこなせなければ、最悪待っているのは「死」だ。死ぬことと、今の羞恥心を耐える事であれば俺は迷わず耐えることを選ぼう。
ーーー
「………」
「さすがだねナハト」
「全然嬉しくありません。お兄様」
魅了魔法を使う練習を始めて5分。俺の魔力が高いからなのか、魅力魔法を使うのに適性があるのか知らないが皆俺に魅了されてしまった。今この場で正気を保っているのは俺と義兄だけだ。
「まさかナハトにあそこまでの演技力があるとは思わなかったな。僕は一番最初のオドオドしながら「ぼ、僕…可愛い?」って目を潤ませながら言ってる姿にグッときたよ」
「恥ずかしくて居た堪れなくなるのでやめてください」
「ナハトはもっと自分に自信を持っていいと思うけどなあ。…それで、コツは掴めたのかい?」
「発動条件はわかったのですが、狙った相手だけでなく無差別に周りも巻き込んでしまうので完全にコントロールするのは難しいです」
そう、魅了魔法の使い方は理解したのだがどうやって範囲を指定するのかがわからない。先程は、レインにのみ魅了魔法を使ったつもりだったが、近くにいたローズとファイノスにも魅了魔法がかかってしまった。今この場に義兄がいるからいいものの、もし義兄のいないパーティーなどで誤作動して仕舞えばその時点でアウトだ。そこに悪意が無かったとしても、俺だけでなく家族も処罰の対象になりかねない。
「じゃあ魅了魔法を解いて彼らにも何か聞いてみるかい?」
「それでもいいのですが、少しだけ魅了魔法にかかった人を観察してみてもいいですか?」
「ああ、ナハトが望むなら構わないよ。まあ、危険なことがあればすぐ割って入るけどいいね?」
「もちろんです。ありがとうございます」
未だ虚な目でこちらを見ている3人と向き合う。この目の焦点が合っていない感じ、本当に魅了魔法がかかっているのだと実感する。しかし、彼らは魅了魔法にかかっているだけであり何か行動を起こすわけではない。試しに近くを歩いてみたが、親鳥についていく雛のように後ろを付いてくるだけだ。
「今のところ害は無さそうだね。昔、魅了魔法を使っていた闇属性の魔術師はこの力を使って周りを従えてたみたいだけどナハトもできるかい?」
「そんな友人を操るなんて…」
「簡単なことでいいんだよ。例えば”そこの椅子に座って”とか”お菓子を食べて”とか。命令は悪い事だけに使う訳ではないんだ」
「…なるほど、確かにお兄様の言うとおりですね。やってみます」
しかし、自分の魔力操作のために皆を呼びつけている身としてはここで逃げるわけにはいけない。大きく息を吸い込み覚悟を決める。
「…じゃあ、よろしくお願いします」
覚悟を決めた俺は強い。この能力を使いこなせなければ、最悪待っているのは「死」だ。死ぬことと、今の羞恥心を耐える事であれば俺は迷わず耐えることを選ぼう。
ーーー
「………」
「さすがだねナハト」
「全然嬉しくありません。お兄様」
魅了魔法を使う練習を始めて5分。俺の魔力が高いからなのか、魅力魔法を使うのに適性があるのか知らないが皆俺に魅了されてしまった。今この場で正気を保っているのは俺と義兄だけだ。
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「発動条件はわかったのですが、狙った相手だけでなく無差別に周りも巻き込んでしまうので完全にコントロールするのは難しいです」
そう、魅了魔法の使い方は理解したのだがどうやって範囲を指定するのかがわからない。先程は、レインにのみ魅了魔法を使ったつもりだったが、近くにいたローズとファイノスにも魅了魔法がかかってしまった。今この場に義兄がいるからいいものの、もし義兄のいないパーティーなどで誤作動して仕舞えばその時点でアウトだ。そこに悪意が無かったとしても、俺だけでなく家族も処罰の対象になりかねない。
「じゃあ魅了魔法を解いて彼らにも何か聞いてみるかい?」
「それでもいいのですが、少しだけ魅了魔法にかかった人を観察してみてもいいですか?」
「ああ、ナハトが望むなら構わないよ。まあ、危険なことがあればすぐ割って入るけどいいね?」
「もちろんです。ありがとうございます」
未だ虚な目でこちらを見ている3人と向き合う。この目の焦点が合っていない感じ、本当に魅了魔法がかかっているのだと実感する。しかし、彼らは魅了魔法にかかっているだけであり何か行動を起こすわけではない。試しに近くを歩いてみたが、親鳥についていく雛のように後ろを付いてくるだけだ。
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「簡単なことでいいんだよ。例えば”そこの椅子に座って”とか”お菓子を食べて”とか。命令は悪い事だけに使う訳ではないんだ」
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