主人公の義弟兼当て馬の俺は原作に巻き込まれないためにも旅にでたい

発光食品

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光の国に転生した闇属性の俺!?

46)皆で魔法の練習5


「はっ‼︎」

「目が覚めましたか?」

「レイン…という事は俺はまたナハトの魅了魔法にかかったんだな」

「安心しなさいファイノス、皆やられましたわ」

義兄の光魔法によって俺のかけた魅了魔法は相殺され、皆正気に戻り始める。瞳も虚だったが、今ではイキイキとしていてホッとする。

「皆気分は大丈夫かい?何かボーッとしたりとかしない?」

「問題ないよ。魅了魔法にかかっている時の記憶が曖昧だということくらいだ」

精神状態も正常に戻っているようだ。俺の問いに対してもはっきりと答えられる様になっている。

「じゃあ、僕の方から君たちが操られていた時の状況を軽く説明させてもらおうかな」

義兄はそれはもう分かりやすく纏められた言葉で3人が魅了魔法にかかっていた時の状況を説明してくれた。本当は一人にかけるつもりだった魔法を3人にかけてしまったこと。魔法にかかっている最中は口を聞くことはできるが返事はとても曖昧で目も虚であったこと。

「なるほど、魅了魔法にかかった人は知能にまで影響が出る場合があると」

「それに行動も僕が命令しないとその場で何もしようとしない。本物の人形の様に見えてゾッとしたよ。あんな魔法を皆にかけてしまって申し訳ない」

3人に向けて頭を下げる。するとギョッとした顔で俺に駆け寄ってきた。

「何で頭を下げるんですの!!私達が申し出たんですのよ謝らないでくださいまし」

「俺もどこも痛くねーし大丈夫だって」

「未知の魔法に触れられるのは私も願ったり叶ったりなんです。気に病まないでください」

まだ友達になって日も浅いのにここまで信用してくれるなんて良い人すぎて心配になってくる。彼らの期待を裏切らないためにも早く魅了魔法をマスターしなければいけないと、ゲーマー心に火がつく。

「まず、今の時点での課題をまとめよう」

「時間もあるしゆっくり座って話をしようか。また新しいお茶とお菓子を用意してもらうね」

「ありがとうございます。お兄様」

それから夕方くらいまで話し合い、現時点での課題がまとまった。

課題① 魅了魔法の範囲のコントロール
課題② 解除方法が光魔法しかない
課題③   発動方法は理解したがまた無意識に発動する可能性がある

「まあ、このくらいですかね」

「全部僕がコントロールできれば解決するんだけどなあ…」

義兄がニコニコしながら「そんなことより」と言いながら近づいてくる。こういう時は大抵ろくな事を言わない。

「僕がナハトから離れなければ解決なんだけどね」

「「「「……」」」」

できるだけ早く自分の力をコントロールできる様になろう。この義兄であれば本当にやりかねない。このキラキラ主人公といつまでも一緒にいるなんて耐えられない。いつか頑丈な縄で繋がれて離れられなくなりそうな未来を想像してしまい鳥肌が立つ。

(早く弟離れしてくれ!!!!)
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