異世界で生きていく。

モネ

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第三章の話

閑話 ジェイドとケイ

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モエさんが部屋に戻った後ジェイドさんはダイニングのカウンターで一杯飲むようで座った。
「ケイ、ビールをたのむ。」
「かしこまりました。」
ビールと一緒にお水も出した。
昼間からずっと飲んでいたようなのでお水もあった方がいいだろう。
「なぁ、ケイ。」
「はい。」
「俺さっきモエに気持ちを伝えた。」
「えっ!」
「あぁ、返事はもらってないぜ。国に一緒に来てほしいことも。もちろん、モエが冒険者で旅途中なのは知ってるから俺も一緒に旅するとも言った。」
「はい。」
これは展開が早いな。まぁ早いだろうとは思っていたが、レンが戻ってない。
「花火見ながら抱いた。」
「はい!?」
「あぁ、抱きしめただけだ。そこまでしかしてない。ハグだ。」
「あぁ。それでもモエさんは戸惑うでしょう。」
「固まってた。でもハグをせずにいられなかった。愛おしすぎる。離したくない。」
「でしょうね、モエさんは純粋です。あまり大胆な行動は戸惑いますよ。」
「あぁ、返事はゆっくり考えてほしいと伝えた。レンが留守の時でずるいかもしんねぇけど、言うタイミングがなかなかなくなるからな。」
「まぁレンはしょっちゅうモエさんといますからね。」
「まぁズルはしねぇよ。俺は俺の思うようにモエにいくだけだ。」
「決めるのはモエさんですしね、それでいいと思いますよ。」
レンは先越されたな。だからモタモタするなと伝えたのに。
ジェイドさんは良い男だ。
これは強敵だぞ。
「モエ…柔らかくて良い匂いだった。」
「それ以上手を出さないでくださいね。」
「頑張る。」
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