異世界で生きていく。

モネ

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第三章の話

船での夜を楽しむ

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みんなだいぶほろ酔いで、もうあたりは暗い。
星と月の光が照らしてくれて、海風が心地良い。
少し酔いを覚まそうと海を眺める。
楽しいな。
なんかマリンの街についてからこうやって楽しい時間が多い。
そして1人でいる時が少ない気がする。
もちろんいつでもスックはいてくれてたんだけれど、行動するときは人といるってことがあまりなかったから。

それも、レンさんやジェイドさんといるから自然と知り合いがたくさんできたり。
出会いって大切だな。

「モエ。」
「レンさん。」
「どうした?気分でも悪りぃのか?」
「ううん。夜風に当たってただけですよ。」
「そうか。海風気持ちいいだろう?特に船の上だと気持ちいい。」
「はい。あっそういえば、久々な気がします!」
「ん?」
「ほら、宿に泊まった時に部屋の窓を夜明けたら隣にレンさんが。」
「あぁ。確かに。なんか昔のことのような気がするな。最近なのにな。」
「はい、あっレンさんタバコですよね!気にせずどうぞ!」
「悪りぃな。ありがとう。」
レンさんがタバコに火をつけた。
「そういえばさ、まだしばらくはマリンの街にいるのか?」
「え?」
「いや、モエは旅してるからさ。まぁ俺もなんだけどな。」
「あぁ。はい。調合の勉強もしたいですし。まだ少ししか依頼も受けてないからもう少し滞在しようかと。レンさんは?」
「あぁ、俺もしばらくいるよ。」
「ならまだマリンの街を一緒に楽しめますね!」
「あぁ。飲めるしな!」
「フフッ。そうですね!楽しみです!」
「あの、レンさん。普通でいてくれて、ありがとうございます。」
「ん?そりゃ普通だろ。だって気持ちとか関係なくモエはモエだ。出会ったときからそうだろ。それはこれからも変わんねーよ。でも俺は諦めた訳じゃねぇからな。」
「私もレンさんはレンさんです。フフッ。はい。これからもよろしくお願いします!」
「よろしくな。そういえばさ、この依頼終わったらそろそろジェイドは国へ帰るらしいよ。」
「え?そうなんですか?」
「あぁ、いつまでもこっちにいれねぇしな、ジェイドへの直接依頼とかもあるんだろうよ。俺もたまにあるからな。」
「そうなんですね、でもそうですよね、こちらには依頼できてたんですもんね。帰る前にまたこんな感じでみんなで飲みたいですね!」
「あぁ、その時はケイも誘おうぜ!」
「はい!もちろんです!」
2人で少し話してまた戻った。

ジェイドさんとシーさんは出来上がっている。
そしてベンツ君に絡んでいる。
私はキッチンに行ってデザートを取ってきた。
仕込んでおいたプリンだ。
「わぁー、美味しそうです!僕甘いもの大好きで。」
ベンツ君大喜び。
「美味そう!いただきます!」
みんな喜んでくれた。
「フルーツ水もありますから飲んでくださいね!」
「「はーい」」
楽しい夜だ。
こういうのたまにできたらいいな。
みんなでワイワイしながらバーベキューっぽいことして。
楽しい時間を過ごした。


後片付けをみんなでして、お風呂はシーさん、ジェイドさん、ベンツ君、私、レンさんの順で入ることになった。
今夜は船全体に結界を張って、船を停めてみんな眠ることになった。
何かあればすぐレンさんジェイドさんが動いてくれるそうだ。
お風呂待ちの間は食堂でお茶タイムだ。
「ベンツ。大丈夫か?」
「はい、お風呂入ったら寝るだけです。」
「そうか。悪かったな、寝るの遅くなっちまって。」
「いえ、楽しかったです。僕もお酒が飲めるようになったとき、また是非参加したいです!」
「あぁ、もちろんだ。一緒に飲もうぜ。」
「いいなぁ、そこのお二人さんは。俺なんて国違うから滅多に会えねぇよ。今度会う時にはベンツも大人になってるかもな。」
「ジェイドさん!僕は船乗りだから外国も行きますよ!」
「あっそうだったな。そん時は飯にでも行こうぜ。」
「はい!是非!」
ベンツ君は真面目で人懐っこいからみんなから好かれるタイプだ。
レンさんとジェイドさんもお気に入りのようだ。
「モエさん!本当にありがとうございます!快適な船旅でした。ごはんも毎回とても美味しくて、一つ一つの気遣いも参考になりました!僕も気遣いができる船乗りを目指します!!」
「いえ、こちらこそありがとう。ベンツ君にたくさん助けてもらって。また一緒に船に乗るの楽しみにしてるね!」
みんなでそんな会話をしながら今日が終わっていった。
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