陽のあたる場所2

こたろ

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涙の披瀝

涙の披瀝16

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私は頭の中がパニック状態になっていた…。

”例の話”ってまさか…!?



『もしかして私に隠してたことを社長にまで話したってこと!?』


もうそろそろ仕事が始まる時間になるというのに私は必死で返事を返していた…。


『そうだよ。朝会社着いたらボスがいたから仕事前に話してきた。クビになるかもな笑

幸子もう仕事の時間だろ?お昼に詳しく話すよ。』


私はただただびっくりして、仕事中も落ち着かなかった…。

お昼休憩になると私は急いで篤史に電話をした。


「も~っ!何でわざわざ社長にまで話したの!?」


「言わなくてもどうせバレるさ。

バレるくらいなら自分から言った方がマシだと思ったからさ。」


篤史は淡々と話し始めた…。


「バレるって…別に今までバレてないんだからバレないでしょ!?

私に話してその話は終わりで良かったのにっ!!

も~っ!ホントにクビになったらどうすんの!?」


「もう話しちまったからには腹くくるさ。

ボスがどんな判断を下そうともう受け入れるしかないからさ。

もしクビになったらごめんな(笑)」


「なんでそこまでバカ正直に話すのよ!?

も~っ!変なとこ真面目なんだからっっ!!」


「ははっw これからは真面目に真っ当に生きるさ(笑)」


「それはいい事なんだけどさぁ…。」


「さっきボスに呼び出しくらって今日の夜話することになったからさ、説教されに行ってくるわ(笑)」


「確実に怒られるだろうね(笑)」


「怒られるだけで済めばいいけどな(笑)」


「とにかくクビにならない事を祈るよっ!」


「ははっw


…ところで幸子の方はどうだ?

旦那さんと話したんだろ?」



「うん、結局全部話しちゃったよ(笑)」


「全部って、俺の事も話したのか?」


「うん、篤史の事も全部ねw

元々デリヘルのお客さんだったって話もしたしww

今までデリヘルのお客さんの話も家で普通に話してて『今日はこんなお客さんでした~w』とか全部話してたからさ(笑)


『その篤史くんっていうのは、もしかしてあの北海道の人のこと?』とか言われてさw

篤史のこと覚えていたんだよね(笑)」
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