陽のあたる場所2

こたろ

文字の大きさ
上 下
257 / 771
不実な策略

不実な策略13

しおりを挟む
篤史が元々警察に呼ばれた理由は、篤史が今まで薬物の売人をやっていたからだ…。

違法のドラッグを合法と偽って売買していたのだ…。


違法ドラッグとはいえ、近年騒がれている危険ドラッグとはまた別物らしく、

日本ではあまり知られていないがアメリカでは流行中の物らしい。

そのドラッグは痩せる効果もあるとして主婦層がターゲットになっていたようだ…。


しかし篤史は既に売人をやめ、証拠も何一つもないのだが……


「…え!?起訴…!?」


「あぁ…そうらしい(笑)」


「え…それって…どうなるの!?」


「心配すんなって!捕まるワケではないからさ!

大人しくしてれば大丈夫だ!」


「そうなの!?そうゆうものなの!?」


「あぁ…大丈夫さ♪

ったく、電話では1時間で終わるとか言っておきながらよ?

俺朝10時に警察行って夕方の18時くらいまでか?

結局一日中かかっちまって騙されたわっ!(笑)」


「まぁそれはしょうがないよね(笑)

ところで警察にタレコミしたのは誰なのか分かったの?」


「あぁ…

その話だけどよ…”やっぱりな”って感じよ(笑)」


「…え?やっぱりって…まさか社長じゃないよね!?」


「そのまさかさ(笑)

タレコミしたのはボスらしいんだわっ!」
しおりを挟む

処理中です...