陽のあたる場所2

こたろ

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噂の真相

噂の真相37

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そういえば、私は小さい頃からピンクが大好きだった(笑)

ピンクの洋服、ピンクの小物が大好きで……


だけど、小学生の高学年になったら突然『ピンクなんて子供っぽいっ!』とか言い出してw

突然”水色”をこよなく愛するようになりw それからは水色の洋服ばかり選ぶようになっていた(笑)


だけどあれは”ピンクに対する反抗期”みたいなもので…w

三十路を越えた今になって再びピンクの服ばかり着るようになり、ピンクが好きだと実感しているワケで……(笑)


「アハハハハっw

やっぱり篤史からみても私と言えばピンクなんだね!?(笑)」


「あぁ、幸子と言えばピンクだべ!?

お前はピンクが一番似合うしよ!?

お前の雰囲気にはやっぱピンクが一番ピッタシだわっ!!」


人間って、自分の純粋な感情ともう一つ反抗的な感情があったりもするワケで…

でも反抗的な感情って結局続かなくて、純粋な感情が最後には勝つのだろう…(笑)


だからこそ私は再び女に戻ることが出来たし、ピンクが好きと純粋に言えるようになったのだろう…。


篤史と出会ってからというもの、自分の心に正直になってきている自身に気付き、なんだか照れ臭くも嬉しくもあった(笑)


「アハハっw

ありがとう♪ 嬉しいね♪

ま、私はピンク好きだけど、篤史のその風貌でピンクの車乗るのはキツかったでしょ!?(笑)」


「そりゃそうさ!w

乗ってるだけで目立ってしょうがねぇしよww

幸子が一緒に乗ってりゃまだしも、乗ってる人間は俺と山本の野郎2人だしよww

もう恥ずかしくて早く降りたかったわっ!!(笑)


でよ、その車で例のビルまで行ったんだけどよw


そのビルが雑居ビルみたいな感じでよ、またすんげぇ怪しい感じのビルなのさ(笑)」


「そこは愛人の所有してるビルなんだよね?」


「あぁ、そうさ。

そのビルの一階にはよ、なんか胡散臭いリサイクルショップがあってよw

店ん中薄暗ぇし怪しさMAXでよww

んでよ、事務所のある階まで上がって行く途中すれ違う奴みんな人相の悪い奴等ばっかりでよww

マジでこのビル大丈夫かと思ったさっ!!!(笑)


したらよ…w

山本はあんなに行く気満々だったクセによww

なんだかビビっちまってよw

俺の後ろに隠れて、まるでペンギンのように歩いてたんだわっ!!(笑)」
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