陽のあたる場所2

こたろ

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各々の旅路

各々の旅路18

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「コラっ!w

調子に乗るなっ!!ww

しかもパツキンの美女なら、パリの方がいっぱいいるっしょ!?(笑)」


「アハハっ!w

確かにっ!!そうっスよねっ!?ww

しかもこれからパリに行くっていうのに、わざわざ日本にいるパツキンの美女紹介してもらっても

1カ月やそこらですぐバイバイじゃ意味無いってか、そのパツキンの美女に失礼っスよね!?(笑)」


「ホントだよっ!w

だいたい日本にいるパツキンの美女なんて少数なんだから、パリ行った方がよりどりみどりっしょ!?ww

フランス語駆使して、自ら仲良くなりなって(笑)」


「アハハっw

そりゃその通りっスっ!!(笑)」


「ま、相手にされるかは別として(笑)」


「って、おいっ!?

コラっ!!(笑)」


「アハハハハハハっ!!(笑)」



桃井とこんなくだらない冗談を言い合えるのもあと僅か……。


そう思うと、笑いながらもなんだか切なくもある1日だった……。



そして桃井のからの……


"フクさん、元々面倒見いいからムチャクチャ向いてると思いますよっ!?"


そんな何気ない一言が私の心に嬉しく響いていたーーー。





それから約2週間後ーーー



「あれっ!?あのっ……!?」


  「……えっ?」



私はいつも通り歌舞伎町のコンビニで働いていると突然1人の若者に話し掛けられたーー。



「ちょっ……あの……」


「…えっ!?あっ!!」



「俺……覚えてますっ!?w


あのっ……俺…


"達也"ですっ!!」
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