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第42話 瘴気
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思わずしゃがみ込み感情のままに叫ぶと、ミズキが何かに弾かれたように飛んでいくのが見えた。
彼女は壁にぶつかり、そのまま倒れこんだ。
「大丈夫か! ミズキ!」
動けなかったミッシェが、必死な顔で彼女に近づいていく。その顔は泣きそうで、こんな時なのにミッシェは本当にミズキが好きなんだと思う。
ミッシェが抱きかかえるが、ミズキは意識がないのかぐったりしている。
呼びかけていても反応がない。
「なにが……どうして……」
全く状況がわからない。ミズキは生きているのだろうか。
私が殺した? どうしよう。どうしたらいいんだろう。
恐怖で頭の中がいっぱいになる。
「お前……ミズキと共に召喚されただけの、ただの女のくせに……!」
「ミッシェ殿下……」
ミズキを抱き留めたまま、私のつぶやきを聞いてミッシェがこちらを見た。その目は憎しみで満ちている。
ミズキをそろりと優しく床に寝かせると、ミッシェは右手を私の方にかざした。こちらをまっすぐ見たまま、何かを呟いている。魔法だろうか。
こわい。
感情がざわざわする。それと一緒に体の中にある何かがうごめいているのを感じる。
「やめてください! ミッシェ殿下。お願いです!」
やめてほしい。じゃないと、なにかが起こりそうで。
いや、私が何かを起こしてしまいそうで。
ミッシェ殿下に必死で呼びかけるが、彼は全く聞く素振りもない。
「ミズキをこんな目に合わせるだなんて、死んで詫びるんだ」
冷たい目が私を射抜く。ミッシェの声は、何故だかとてもよく響いた。
ああ、死んでしまう。
そう思うと、身体がかっと熱くなった。
何かが、すごく危ない。
ぎゅっと目をつむって顔を覆う。
私の中から何か力が湧いてくるのを感じる。
危ない何かだ。
何故私がこんな目に合うの? 彼らが先に私に攻撃したのに? それなら私がどうしようと、問題ない。力でねじ伏せてやればいい。
暴力的な気持ちが浮かんでは沈んでいく。この考えに支配されそうになるのを必死で食い止める。
こわい。
私ならこんな人達排除できる。お願いする必要なんてない。助かりたいのならば、彼らが乞うべきだ。
今まで考えたことのないような、高圧的な気持ちがどんどん生まれてきて、飲み込まれそうになる。
どうしたらいいんだろう。
ミッシェは私の事を殺そうとしているのに、このままでやられて死んでしまっていいの?
駄目だ。
そんな人たちに、優しくする必要なんてない。
私を攻撃してくる人に、やられる必要なんてない。
私に従うべきだ。私の方が、力があるのだから。
私は立ち上がってミッシェと向かい合った。
私の顔を見たミッシェは、びくりと肩を揺らして恐怖で顔を歪める。
どうしてそんな顔をするんだろう。反撃するなんて思いもしなかったのかな。
弱いと思っていたから、こういう事をするのかな。
ああ、傲慢だ。
怯えた顔のミッシェから大きな炎が飛んでくる。でも、私は避けなかった。
避ける必要なんてなかったから。
炎は私の前で霧散した。私の中の渦が、相殺したからだ。
魔法が使える。
使い方もわかる。
私はミッシェに向けて、ゆっくりと手をかざす。ミッシェは呆然とした顔で、その場に座り込んだ。
思わず笑ってしまう。馬鹿みたい。
「ツムギ!!」
良く知った声が聞こえて、ハッとする。
……フィスラ様。
フィスラがミッシェの後ろに居る。
綺麗な顔をぐしゃっと歪め必死な顔をして、私の名前を呼んでいる。
「フィスラ、さま」
頭がさっと冷え、今自分が何をしようとしていたかを悟った。
「私、なんでこんな……」
何故かミッシェに向けていた手を下げる。あのままだったら、フィスラだって無事じゃなかったのに。
何故こんな事をしてしまったのだろう。
自分に思考がおかしい事にぞっとする。
「瘴気の影響だ! 君は、聖魔法がないからきっと瘴気をコントロールしきれないんだ」
悔しそうな声で、フィスラがうなだれた。
この、今にも溢れそうになる憎しみの感情は、瘴気からだったのか。
すっかり影響されているようで、ミッシェがとても憎い。
ああ、思うままに力をぶつけてしまいたい。
暴力的な衝動が次から次へとわき出てくる。
「……瘴気をそのままにすれば、君は飲み込まれてしまうかもしれない。師団長なんて肩書があっても、この状況でどうしていいかわからないなんて……」
フィスラの目から、涙が流れる。
ただ涙をこぼす彼がとても愛おしい。
その気持ちでミッシェへの興味が薄れたのを感じた。
私は、こんな状況なのに彼を抱きしめたくなる。冷静な彼が、私の為に涙を流している。
気持ちのままに動いたら彼が危ないので、できないけれど。
大好きな彼にそんな顔をしてほしくない。でも、私がさせているのだ。
……私がさせているなら、私がどうにかできる。
簡単な事だ。
何故こんな事に気が付かなかったのだろう。
「大丈夫です、フィスラ様。私、瘴気の感情になんて負けません」
憎しみは浮かんでくるが、同じぐらい、いやそれ以上にフィスラへの愛情が溢れている。
きっと、大丈夫。
私は油断すれば憎しみと共に外に出ようとするその力を、内側に押し込める。
その力は強く、私の中で出口を求めて暴れているのがわかる。
「ツムギ、お願いだ……何でもするから、無事でいてくれ……」
フィスラが祈るように私を見ている。
身体がどんどん熱くなっていくのがわかる。でも、それでも自分の中にとどめなければいけない。身体のすべてがギリギリと痛い。
ミッシェなんて、ミズキなんてどうでもいい。私は、私の大事な人を守るのだ。
憎しみで我を忘れてフィスラに何かしてしまうだなんて、死ぬより辛い。
自分を抱きかかえるようにして、痛みに耐える。心臓が驚くほど大きな音で鳴り、歯が勝手に鳴っている。
時間がどれぐらいたったのかも、今がどういう状況かもわからず、頭がぼんやりしてくる。ただ、抑えることに集中する。
自分を見失いそうな痛みの中で、ふと何か温かいものに包まれていることに気が付いた。
いつの間にかつむっていた目を開くと、フィスラの顔が目の前にあった。
彼は私の視線に気が付くと、優しく微笑んだ。
しかし、顔色が驚くほど悪い。
ぐっと更に強く抱きしめられたかと思うとフィスラは激しくせき込んだ。彼は私から隠すように、震える手でぐいっと口元をぬぐう。その袖には血がついているのが見えた。
瘴気の影響だ。
いつの間にこんな近くにきたのだろう。危ないとわかっているのに。
「ツムギ。大丈夫だ。私が、何とかするから」
つらさを全く感じさせない声で、フィスラは囁く。
彼の手から何か温かいものを感じる。彼は何かしようと試みているようだ。
こんなにぼろぼろになりながら、私を見つめる目は優しい。
ミッシェを見る。ミッシェは私からミズキを隠すようにしながら、警戒心露わにこちらを見ている。その姿は、ただ好きな女の子を守る男の人だ。
自然に笑顔が浮かんだ。
憎しみの渦は確かに私の身体の中にある。でも、私が死んだとしても私の好きな人は守る。
私は自分の中の渦に再び集中し、いつの間にか意識を失っていた。
彼女は壁にぶつかり、そのまま倒れこんだ。
「大丈夫か! ミズキ!」
動けなかったミッシェが、必死な顔で彼女に近づいていく。その顔は泣きそうで、こんな時なのにミッシェは本当にミズキが好きなんだと思う。
ミッシェが抱きかかえるが、ミズキは意識がないのかぐったりしている。
呼びかけていても反応がない。
「なにが……どうして……」
全く状況がわからない。ミズキは生きているのだろうか。
私が殺した? どうしよう。どうしたらいいんだろう。
恐怖で頭の中がいっぱいになる。
「お前……ミズキと共に召喚されただけの、ただの女のくせに……!」
「ミッシェ殿下……」
ミズキを抱き留めたまま、私のつぶやきを聞いてミッシェがこちらを見た。その目は憎しみで満ちている。
ミズキをそろりと優しく床に寝かせると、ミッシェは右手を私の方にかざした。こちらをまっすぐ見たまま、何かを呟いている。魔法だろうか。
こわい。
感情がざわざわする。それと一緒に体の中にある何かがうごめいているのを感じる。
「やめてください! ミッシェ殿下。お願いです!」
やめてほしい。じゃないと、なにかが起こりそうで。
いや、私が何かを起こしてしまいそうで。
ミッシェ殿下に必死で呼びかけるが、彼は全く聞く素振りもない。
「ミズキをこんな目に合わせるだなんて、死んで詫びるんだ」
冷たい目が私を射抜く。ミッシェの声は、何故だかとてもよく響いた。
ああ、死んでしまう。
そう思うと、身体がかっと熱くなった。
何かが、すごく危ない。
ぎゅっと目をつむって顔を覆う。
私の中から何か力が湧いてくるのを感じる。
危ない何かだ。
何故私がこんな目に合うの? 彼らが先に私に攻撃したのに? それなら私がどうしようと、問題ない。力でねじ伏せてやればいい。
暴力的な気持ちが浮かんでは沈んでいく。この考えに支配されそうになるのを必死で食い止める。
こわい。
私ならこんな人達排除できる。お願いする必要なんてない。助かりたいのならば、彼らが乞うべきだ。
今まで考えたことのないような、高圧的な気持ちがどんどん生まれてきて、飲み込まれそうになる。
どうしたらいいんだろう。
ミッシェは私の事を殺そうとしているのに、このままでやられて死んでしまっていいの?
駄目だ。
そんな人たちに、優しくする必要なんてない。
私を攻撃してくる人に、やられる必要なんてない。
私に従うべきだ。私の方が、力があるのだから。
私は立ち上がってミッシェと向かい合った。
私の顔を見たミッシェは、びくりと肩を揺らして恐怖で顔を歪める。
どうしてそんな顔をするんだろう。反撃するなんて思いもしなかったのかな。
弱いと思っていたから、こういう事をするのかな。
ああ、傲慢だ。
怯えた顔のミッシェから大きな炎が飛んでくる。でも、私は避けなかった。
避ける必要なんてなかったから。
炎は私の前で霧散した。私の中の渦が、相殺したからだ。
魔法が使える。
使い方もわかる。
私はミッシェに向けて、ゆっくりと手をかざす。ミッシェは呆然とした顔で、その場に座り込んだ。
思わず笑ってしまう。馬鹿みたい。
「ツムギ!!」
良く知った声が聞こえて、ハッとする。
……フィスラ様。
フィスラがミッシェの後ろに居る。
綺麗な顔をぐしゃっと歪め必死な顔をして、私の名前を呼んでいる。
「フィスラ、さま」
頭がさっと冷え、今自分が何をしようとしていたかを悟った。
「私、なんでこんな……」
何故かミッシェに向けていた手を下げる。あのままだったら、フィスラだって無事じゃなかったのに。
何故こんな事をしてしまったのだろう。
自分に思考がおかしい事にぞっとする。
「瘴気の影響だ! 君は、聖魔法がないからきっと瘴気をコントロールしきれないんだ」
悔しそうな声で、フィスラがうなだれた。
この、今にも溢れそうになる憎しみの感情は、瘴気からだったのか。
すっかり影響されているようで、ミッシェがとても憎い。
ああ、思うままに力をぶつけてしまいたい。
暴力的な衝動が次から次へとわき出てくる。
「……瘴気をそのままにすれば、君は飲み込まれてしまうかもしれない。師団長なんて肩書があっても、この状況でどうしていいかわからないなんて……」
フィスラの目から、涙が流れる。
ただ涙をこぼす彼がとても愛おしい。
その気持ちでミッシェへの興味が薄れたのを感じた。
私は、こんな状況なのに彼を抱きしめたくなる。冷静な彼が、私の為に涙を流している。
気持ちのままに動いたら彼が危ないので、できないけれど。
大好きな彼にそんな顔をしてほしくない。でも、私がさせているのだ。
……私がさせているなら、私がどうにかできる。
簡単な事だ。
何故こんな事に気が付かなかったのだろう。
「大丈夫です、フィスラ様。私、瘴気の感情になんて負けません」
憎しみは浮かんでくるが、同じぐらい、いやそれ以上にフィスラへの愛情が溢れている。
きっと、大丈夫。
私は油断すれば憎しみと共に外に出ようとするその力を、内側に押し込める。
その力は強く、私の中で出口を求めて暴れているのがわかる。
「ツムギ、お願いだ……何でもするから、無事でいてくれ……」
フィスラが祈るように私を見ている。
身体がどんどん熱くなっていくのがわかる。でも、それでも自分の中にとどめなければいけない。身体のすべてがギリギリと痛い。
ミッシェなんて、ミズキなんてどうでもいい。私は、私の大事な人を守るのだ。
憎しみで我を忘れてフィスラに何かしてしまうだなんて、死ぬより辛い。
自分を抱きかかえるようにして、痛みに耐える。心臓が驚くほど大きな音で鳴り、歯が勝手に鳴っている。
時間がどれぐらいたったのかも、今がどういう状況かもわからず、頭がぼんやりしてくる。ただ、抑えることに集中する。
自分を見失いそうな痛みの中で、ふと何か温かいものに包まれていることに気が付いた。
いつの間にかつむっていた目を開くと、フィスラの顔が目の前にあった。
彼は私の視線に気が付くと、優しく微笑んだ。
しかし、顔色が驚くほど悪い。
ぐっと更に強く抱きしめられたかと思うとフィスラは激しくせき込んだ。彼は私から隠すように、震える手でぐいっと口元をぬぐう。その袖には血がついているのが見えた。
瘴気の影響だ。
いつの間にこんな近くにきたのだろう。危ないとわかっているのに。
「ツムギ。大丈夫だ。私が、何とかするから」
つらさを全く感じさせない声で、フィスラは囁く。
彼の手から何か温かいものを感じる。彼は何かしようと試みているようだ。
こんなにぼろぼろになりながら、私を見つめる目は優しい。
ミッシェを見る。ミッシェは私からミズキを隠すようにしながら、警戒心露わにこちらを見ている。その姿は、ただ好きな女の子を守る男の人だ。
自然に笑顔が浮かんだ。
憎しみの渦は確かに私の身体の中にある。でも、私が死んだとしても私の好きな人は守る。
私は自分の中の渦に再び集中し、いつの間にか意識を失っていた。
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