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素顔の共有…
ありのままの自分で話をする…それだけの事が、とても、希少なイベントだと感じる。
これを…上手く表現できたら……。
軽い高揚感に包まれながら、葵はコメントを書く。
私、20面相を作るわ。お祖母(ばあ)ちゃんが好きそうなの (^_^;)
( ̄ー ̄)好きそうなの?
少女漫画…昭和の(^_^;)
葵は、遠い記憶にトキメク自分を感じる。
美しい長身の怪盗…
つばの長い羽のついた帽子をかぶり、アイマスクをした、謎の美男。
変幻自在の怪盗なんだから、少女の証言として書いて行けば、原作のイメージとか、設定に振り回される事はなくなる。
間違ってると指摘されたら、刑事なり、探偵に批判した人の言葉を言わせればいい。
そして、反論をする。
20面相は、捕まらないうちは、誰にも断言なんて出来はしないのだ。
UFOやネッシーと一緒なんだ。
後は、度胸。
自分を信じて、私の見たい…見せたい20面相を表現すればいいんだ。
葵は満足のため息をつく。スマホの柔らかな明かりに照らされた、その笑顔を遥希が見ているなんて気づきもせず。
胸が夢で膨らむ感覚を押さえるのに必死で。
( ̄ー ̄)そうか…頑張れよ。俺は、童話は書かない。
何で…(^_^;)
葵は、遥希のメッセージに我に返る。
童話を書かないとは、どういう事だろう?
( ̄ー ̄)大阪の放送局が、短編の公募をだしたんだ。
え?大阪…(^_^;)
( ̄ー ̄)ああ、奈穂子さん、大阪の舞台の話を考えてるだろ?
そう言えば (^_^;)
( ̄ー ̄)俺たちの実力じゃ、堺 おさむ なんて、無理だから、公募で希望を出してみる。
ま、まって… (^_^;)
葵は、遥希のコメントに、公募のURLを見つけてクリックする。
確かに、大阪の放送局が、短編の募集をしていた。
が、それは、現代劇の公募で、自分の見たいものを書く訳ではない。
これ、小説の公募だよ。見たいものをリクエストするわけじゃないよ(汗)(^_^;)
葵のコメントを見て、遥希は、肩をすくめてみせる。
( ̄ー ̄) そうだよ。一万字以下…最低200文字からだから、俺でも書けそうな気がする。
え……(^_^;)
あらすじ、聞かせて (^_^;)
葵は、片手を軽く上げて、可愛らしく『おねがい』のジェスチャーをする。
( ̄ー ̄)いや、まだ、細かくは考えてないけど。
( ̄ー ̄)現代劇だから、まんま、万博の大阪に明智の話を書く高校生で書けばいいんじゃね?
遥希は、そうコメントし、それから、少し、考えるようにスマホを見つめて、
( ̄ー ̄)なあ、大丈夫だよな?
と、聞いてきた。
書いてみたら?私も、これから書いてみるよ(^_^;)
葵は、そう言って、ガッツポーズをして見せた。
月明かりの幻想的な世界の中で、葵の笑顔が輝いて見えて、遥希は、思わず見つめてしまう。
ノーリアクションの遥希に、葵は、一瞬、混乱するが、
「遥希(はるき)、飯だぞ!」
と、父純一の声が響いて、二人は野うさぎのように、軽く飛んで、窓を閉める。
机の灯りをつけると、葵は、パソコンを開いた。
とにかく、私は、私の話を考えよう。
ありのままの自分で話をする…それだけの事が、とても、希少なイベントだと感じる。
これを…上手く表現できたら……。
軽い高揚感に包まれながら、葵はコメントを書く。
私、20面相を作るわ。お祖母(ばあ)ちゃんが好きそうなの (^_^;)
( ̄ー ̄)好きそうなの?
少女漫画…昭和の(^_^;)
葵は、遠い記憶にトキメク自分を感じる。
美しい長身の怪盗…
つばの長い羽のついた帽子をかぶり、アイマスクをした、謎の美男。
変幻自在の怪盗なんだから、少女の証言として書いて行けば、原作のイメージとか、設定に振り回される事はなくなる。
間違ってると指摘されたら、刑事なり、探偵に批判した人の言葉を言わせればいい。
そして、反論をする。
20面相は、捕まらないうちは、誰にも断言なんて出来はしないのだ。
UFOやネッシーと一緒なんだ。
後は、度胸。
自分を信じて、私の見たい…見せたい20面相を表現すればいいんだ。
葵は満足のため息をつく。スマホの柔らかな明かりに照らされた、その笑顔を遥希が見ているなんて気づきもせず。
胸が夢で膨らむ感覚を押さえるのに必死で。
( ̄ー ̄)そうか…頑張れよ。俺は、童話は書かない。
何で…(^_^;)
葵は、遥希のメッセージに我に返る。
童話を書かないとは、どういう事だろう?
( ̄ー ̄)大阪の放送局が、短編の公募をだしたんだ。
え?大阪…(^_^;)
( ̄ー ̄)ああ、奈穂子さん、大阪の舞台の話を考えてるだろ?
そう言えば (^_^;)
( ̄ー ̄)俺たちの実力じゃ、堺 おさむ なんて、無理だから、公募で希望を出してみる。
ま、まって… (^_^;)
葵は、遥希のコメントに、公募のURLを見つけてクリックする。
確かに、大阪の放送局が、短編の募集をしていた。
が、それは、現代劇の公募で、自分の見たいものを書く訳ではない。
これ、小説の公募だよ。見たいものをリクエストするわけじゃないよ(汗)(^_^;)
葵のコメントを見て、遥希は、肩をすくめてみせる。
( ̄ー ̄) そうだよ。一万字以下…最低200文字からだから、俺でも書けそうな気がする。
え……(^_^;)
あらすじ、聞かせて (^_^;)
葵は、片手を軽く上げて、可愛らしく『おねがい』のジェスチャーをする。
( ̄ー ̄)いや、まだ、細かくは考えてないけど。
( ̄ー ̄)現代劇だから、まんま、万博の大阪に明智の話を書く高校生で書けばいいんじゃね?
遥希は、そうコメントし、それから、少し、考えるようにスマホを見つめて、
( ̄ー ̄)なあ、大丈夫だよな?
と、聞いてきた。
書いてみたら?私も、これから書いてみるよ(^_^;)
葵は、そう言って、ガッツポーズをして見せた。
月明かりの幻想的な世界の中で、葵の笑顔が輝いて見えて、遥希は、思わず見つめてしまう。
ノーリアクションの遥希に、葵は、一瞬、混乱するが、
「遥希(はるき)、飯だぞ!」
と、父純一の声が響いて、二人は野うさぎのように、軽く飛んで、窓を閉める。
机の灯りをつけると、葵は、パソコンを開いた。
とにかく、私は、私の話を考えよう。
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