1 / 4
ここは…草原!?
しおりを挟む
突然、目の前に広がる幻想的な草原に目を丸くする。
ザザァ…と風が吹き、改めて遠くまで広がる草原に建物らしき物は見当たらない。
近くに見えるのは周りを取り囲む木ぐらいだ。
「またか…」と木の影からフードを深く被った小柄な子供らしき人が草原に現れた人物を眺めている。
ザザァ…ザザァ…風が強くなる。
辺りを見渡すと木の奥に人影らしきものが見える。
「いてて…ここは…草原!?な!?なななななんで?俺…会社にゔぅ…頭が…」
(駄目だ…思い出そうとすると頭が痛い…とりあえず誰か探そう)
プールから上がる時の様に体が重く、上手く立ち上がれない。
立ち上がろうと腕に力を入れてみるがガクガクと震えて草原に倒れ込んでしまう。
草原の真ん中で、起き上がろうしては倒れ込むことを繰り返していると誰かが近づいて来る音がする。
ザッ…ザッ…と音は大きくなる、寝返りをうとうとするが完全に体の力が力尽きたらしく動かない。
力尽きたからか自然と視界が小さくなる。
(誰だ?さっき見かけた人か?…あぁ…もう、限界だ…少し眠ろう…)
フードを深く被った小柄な男の子は、ボロボロの首に巻かれたしまうま模様に似た布を手に取り、勢いよく手を上下に振る。草原に現れた人物の固まった体が柔らかい草原に何度も叩きつけられる。
「っぶ!!ぶへ!?」と情けいない声をあげる。
「!!お、おい!!オス、人のオス!!起きろ」と上下する手が強まり早くなる。
体がくの字に叩きつけられ、上手く話せない。
「っそべ…!?っぐ…やべで…」
「え?なに?聞こえない?ちゃんと話せよ?」と言うが手の動きを止める様子はない。
「そ、そべ!!」と力いっぱい声を上げる。
「あ!!ごめん…」と男の体が浮いたまま慌てて手を離す。
「っゔぅ…!?はぁ、はぁ…死ぬかと思った…お陰で起きたぜ…」
「ごめん…つ、つい。死んだらいけないと思って…」
「ま、まぁいいさ。助けてくれてありがとう…」
元の世界でも得意だった心ない笑顔でお礼を言うと手を伸ばす。
差し伸べられた手をフードの子供が掴み、腕を引き上げる。
ようやく体を起こせたが、ふらふらとしている。
「すまないが、肩を貸してくれないか?まだふらふらするんだ」
「いいけど?肩ってどう貸すんだ?」
「え?お前、肩貸すって知らないのか?あぁ、知らないよな…まぁ、そうか。子供だもんな…」
「…子供…か…人からしたらそうなんだよな…」と小さくつぶやく。
「ん?なんか、言ったか?肩を貸すってのはこうするんだ…よ!」
小柄な男の子の肩に腕をかけるとフードに目がいく。
フードが2つの山の様に膨らんでいる。
「なぁ、その…フードの下って…」
「え?フード?あ、あぁ…これ?草原だと普通だけど…」とパサっとフードをとる。
「!?……え?猫耳!?普通なの…か?」
「あぁ、草原はネコ科の獣人だけが住むグラスランドだ」
「グ、グラ…グラスランド?ネコ科しか居ないのか?」
「うん、ネコ科とイヌ科で紛争が起きて2つの街に別れてしまったんだ…」
「………そうか」
「おじさんはどうして、グラスランドに?」
「おじさん…か。まぁいいか、俺は草原に来る前…」
ゆっくりと草原の上を歩きながら突然、草原の上に寝ていた訳を説明する。
その日は朝から少し身体が重くどこか体調が良くないと感じていた。
でも、簡単に仕事を休める訳でもないので会社に行こうとアパートの階段を降りて道路を歩いていた。
「すると、目の前がグラグラと揺れたんだ。次、目を覚ましたら草原に寝てたんだ」
「………い…いっ…だ…」
「ん?なんだ?」
「一緒だ!10年前に居たお爺さんと!!一緒だ!!!!!」
「何が…だ?何が、一緒なんだ?」
「おじさんがグラスランドに来たときに話してくれた。状況は少し違うけどだいたい同じだよ。あ!着いたよ、ここが僕らの街グラス・ランド・ストリートだよ!!」
「グラス・ランド・ストリート…本当にネコ科の獣人しか…居ないんだな。てか、君。人間の言葉が話せるのか…どうして?」
「それは…さっきも話したけど…10年前に居たお爺さんが居て…」
※
ーーー10年前
ある日、ゴゴッ…ゴゴッ…と地面が揺れる。
「ゔぅ…ここは…どこだ?」
トレンチコートを着た白い髭の男性が草原の真ん中に倒れている。
「なんだ?さっきまで、道を歩いていたはずだ…体が重いな…」
周りを見渡し、遠くに人影を見つける。
「おーい!!君!!」と大きな声で叫び、腕を高く上げ振る。
ザッ…ザッ…と手を振る方へ猫耳の男の子が近づいて行くる。
「にゃーご?にゃ、にゃ?」
「ん?!?ひ、人じゃないのか!!でも、二足歩行…獣人か…言葉は通じそうにないな」
試しに手を差し伸ばしてみるが、ぼーと見つめられるだけで掴んではくれそうにない。
(困ったな…どうすべきだろうか…?)と頭を抱えていると…
「にゃー?」と手を伸ばして手首を上下に振っている。
慌てて手を握ると握手される…。(違う、そうじゃない!!が、力を込めてみる…)
すると、腕を上に引き上げられ上半身だけ起き上がる。
「ありがとう!!助かったよ!」と笑顔で話しかけると猫耳の男の子はクルリっと背を向けて、尻尾を振って歩き始める。
「お、おい?どこ行く?……ん?」
猫耳の男の子が振り返り、笑顔で手招きされる。
(懐かれたのか…?とりあえず、案内してもらうか!)
重たい腰をよっこらしょと上げると猫耳の男の子を追うことした。
ずっとずっと続く草原を2時間くらいひたすら真っ直ぐ歩く。すると、グラス・ランド・ストリートと書かれた看板が出てくる。
看板の先を越えると、石と木を組み合わせた背の高い建物が連なっている。
「ここがこの子の街なのか…?やけにネコ科の獣人が多いな…」
「にゃーにゃ、にゃにゃ!」と1つの建物を指差している。
指さす建物の階段を上り、部屋に入ると棚に1枚の写真が飾ってある。
「そうか、そうか。君の家か…」
「にゃーあ!!」と嬉しそうに建物の中を案内してくれる。
「ありがとう、ありがとう!君、名前は?」
「にゃにゃ?にゃーにゃ」と首を横に振る。
「名前…ないのか?」
コクリっと頷く猫耳の男の子を見つめ、頭を撫でる。
「名前、つけても構わないか?」
そう、聞くとぴょんぴょんと嬉しそうに飛び跳ねる。
「良かった…なら、君は今日から導くだ!!リード、宜しくな!」
「にゃーにゃ!!!!」
「あははは!言葉も教えてあげないとね?リード」
「にゃーん!!」
その日から数週間、お爺さんとリードの言語とお爺さんの地元の歴史について勉強が始まった。
「ねぇ、お爺さん!これは?これ!!」
「はい、はい。待て待て…教えるからゆっくり…」
「早く教えてよ!!亀に乗った男の人は海に出てどうなったの?この話の続き、教えてよ!!」
「っあははは!勉強、熱心で嬉しいな。なら、隣り街に出て図書館でもっと詳しく教えられるように書物でも探して来るかな?すぐ、戻るからここで待ってなさい」
「え?隣り街まで行くの?一緒に行くよ!!」
「大丈夫!!ここで待ってなさい。お土産、買ってくるよ」
「うぅ、わかった…早く帰ってきてね!!約束」
「わかったよ、約束!!行ってきます!」
「いってらっしゃいー!!!」
大きく手を振るお爺さんの姿が見えなくなるまで、見送った。
まだか、まだかと看板の前で同じネコの獣人と遊びながら太陽が赤くなり、太陽が見えなくなる。
「お爺さん……どこまで行ったの?」
それから、何日も何年も待ったが帰って来ることはなかった。
リードは諦めずに最初にお爺さんと出会った草原に通っていた。
※
「でも、お爺さんは帰ってこないんだ…もう、10年も経ったよ」
「……10年か。寂しいな…」
「うん、お爺さんに会う少し前に地面が揺れてお爺さんに会えたことを思い出して、また地面が揺れたから…」
「会えると思って草原に?」
静かに頷くと耳と尻尾が下がる。
「辛いこと聞いてごめんな…」と頭を撫でる。
「にゃーぁ…」
ザザァ…と風が吹き、改めて遠くまで広がる草原に建物らしき物は見当たらない。
近くに見えるのは周りを取り囲む木ぐらいだ。
「またか…」と木の影からフードを深く被った小柄な子供らしき人が草原に現れた人物を眺めている。
ザザァ…ザザァ…風が強くなる。
辺りを見渡すと木の奥に人影らしきものが見える。
「いてて…ここは…草原!?な!?なななななんで?俺…会社にゔぅ…頭が…」
(駄目だ…思い出そうとすると頭が痛い…とりあえず誰か探そう)
プールから上がる時の様に体が重く、上手く立ち上がれない。
立ち上がろうと腕に力を入れてみるがガクガクと震えて草原に倒れ込んでしまう。
草原の真ん中で、起き上がろうしては倒れ込むことを繰り返していると誰かが近づいて来る音がする。
ザッ…ザッ…と音は大きくなる、寝返りをうとうとするが完全に体の力が力尽きたらしく動かない。
力尽きたからか自然と視界が小さくなる。
(誰だ?さっき見かけた人か?…あぁ…もう、限界だ…少し眠ろう…)
フードを深く被った小柄な男の子は、ボロボロの首に巻かれたしまうま模様に似た布を手に取り、勢いよく手を上下に振る。草原に現れた人物の固まった体が柔らかい草原に何度も叩きつけられる。
「っぶ!!ぶへ!?」と情けいない声をあげる。
「!!お、おい!!オス、人のオス!!起きろ」と上下する手が強まり早くなる。
体がくの字に叩きつけられ、上手く話せない。
「っそべ…!?っぐ…やべで…」
「え?なに?聞こえない?ちゃんと話せよ?」と言うが手の動きを止める様子はない。
「そ、そべ!!」と力いっぱい声を上げる。
「あ!!ごめん…」と男の体が浮いたまま慌てて手を離す。
「っゔぅ…!?はぁ、はぁ…死ぬかと思った…お陰で起きたぜ…」
「ごめん…つ、つい。死んだらいけないと思って…」
「ま、まぁいいさ。助けてくれてありがとう…」
元の世界でも得意だった心ない笑顔でお礼を言うと手を伸ばす。
差し伸べられた手をフードの子供が掴み、腕を引き上げる。
ようやく体を起こせたが、ふらふらとしている。
「すまないが、肩を貸してくれないか?まだふらふらするんだ」
「いいけど?肩ってどう貸すんだ?」
「え?お前、肩貸すって知らないのか?あぁ、知らないよな…まぁ、そうか。子供だもんな…」
「…子供…か…人からしたらそうなんだよな…」と小さくつぶやく。
「ん?なんか、言ったか?肩を貸すってのはこうするんだ…よ!」
小柄な男の子の肩に腕をかけるとフードに目がいく。
フードが2つの山の様に膨らんでいる。
「なぁ、その…フードの下って…」
「え?フード?あ、あぁ…これ?草原だと普通だけど…」とパサっとフードをとる。
「!?……え?猫耳!?普通なの…か?」
「あぁ、草原はネコ科の獣人だけが住むグラスランドだ」
「グ、グラ…グラスランド?ネコ科しか居ないのか?」
「うん、ネコ科とイヌ科で紛争が起きて2つの街に別れてしまったんだ…」
「………そうか」
「おじさんはどうして、グラスランドに?」
「おじさん…か。まぁいいか、俺は草原に来る前…」
ゆっくりと草原の上を歩きながら突然、草原の上に寝ていた訳を説明する。
その日は朝から少し身体が重くどこか体調が良くないと感じていた。
でも、簡単に仕事を休める訳でもないので会社に行こうとアパートの階段を降りて道路を歩いていた。
「すると、目の前がグラグラと揺れたんだ。次、目を覚ましたら草原に寝てたんだ」
「………い…いっ…だ…」
「ん?なんだ?」
「一緒だ!10年前に居たお爺さんと!!一緒だ!!!!!」
「何が…だ?何が、一緒なんだ?」
「おじさんがグラスランドに来たときに話してくれた。状況は少し違うけどだいたい同じだよ。あ!着いたよ、ここが僕らの街グラス・ランド・ストリートだよ!!」
「グラス・ランド・ストリート…本当にネコ科の獣人しか…居ないんだな。てか、君。人間の言葉が話せるのか…どうして?」
「それは…さっきも話したけど…10年前に居たお爺さんが居て…」
※
ーーー10年前
ある日、ゴゴッ…ゴゴッ…と地面が揺れる。
「ゔぅ…ここは…どこだ?」
トレンチコートを着た白い髭の男性が草原の真ん中に倒れている。
「なんだ?さっきまで、道を歩いていたはずだ…体が重いな…」
周りを見渡し、遠くに人影を見つける。
「おーい!!君!!」と大きな声で叫び、腕を高く上げ振る。
ザッ…ザッ…と手を振る方へ猫耳の男の子が近づいて行くる。
「にゃーご?にゃ、にゃ?」
「ん?!?ひ、人じゃないのか!!でも、二足歩行…獣人か…言葉は通じそうにないな」
試しに手を差し伸ばしてみるが、ぼーと見つめられるだけで掴んではくれそうにない。
(困ったな…どうすべきだろうか…?)と頭を抱えていると…
「にゃー?」と手を伸ばして手首を上下に振っている。
慌てて手を握ると握手される…。(違う、そうじゃない!!が、力を込めてみる…)
すると、腕を上に引き上げられ上半身だけ起き上がる。
「ありがとう!!助かったよ!」と笑顔で話しかけると猫耳の男の子はクルリっと背を向けて、尻尾を振って歩き始める。
「お、おい?どこ行く?……ん?」
猫耳の男の子が振り返り、笑顔で手招きされる。
(懐かれたのか…?とりあえず、案内してもらうか!)
重たい腰をよっこらしょと上げると猫耳の男の子を追うことした。
ずっとずっと続く草原を2時間くらいひたすら真っ直ぐ歩く。すると、グラス・ランド・ストリートと書かれた看板が出てくる。
看板の先を越えると、石と木を組み合わせた背の高い建物が連なっている。
「ここがこの子の街なのか…?やけにネコ科の獣人が多いな…」
「にゃーにゃ、にゃにゃ!」と1つの建物を指差している。
指さす建物の階段を上り、部屋に入ると棚に1枚の写真が飾ってある。
「そうか、そうか。君の家か…」
「にゃーあ!!」と嬉しそうに建物の中を案内してくれる。
「ありがとう、ありがとう!君、名前は?」
「にゃにゃ?にゃーにゃ」と首を横に振る。
「名前…ないのか?」
コクリっと頷く猫耳の男の子を見つめ、頭を撫でる。
「名前、つけても構わないか?」
そう、聞くとぴょんぴょんと嬉しそうに飛び跳ねる。
「良かった…なら、君は今日から導くだ!!リード、宜しくな!」
「にゃーにゃ!!!!」
「あははは!言葉も教えてあげないとね?リード」
「にゃーん!!」
その日から数週間、お爺さんとリードの言語とお爺さんの地元の歴史について勉強が始まった。
「ねぇ、お爺さん!これは?これ!!」
「はい、はい。待て待て…教えるからゆっくり…」
「早く教えてよ!!亀に乗った男の人は海に出てどうなったの?この話の続き、教えてよ!!」
「っあははは!勉強、熱心で嬉しいな。なら、隣り街に出て図書館でもっと詳しく教えられるように書物でも探して来るかな?すぐ、戻るからここで待ってなさい」
「え?隣り街まで行くの?一緒に行くよ!!」
「大丈夫!!ここで待ってなさい。お土産、買ってくるよ」
「うぅ、わかった…早く帰ってきてね!!約束」
「わかったよ、約束!!行ってきます!」
「いってらっしゃいー!!!」
大きく手を振るお爺さんの姿が見えなくなるまで、見送った。
まだか、まだかと看板の前で同じネコの獣人と遊びながら太陽が赤くなり、太陽が見えなくなる。
「お爺さん……どこまで行ったの?」
それから、何日も何年も待ったが帰って来ることはなかった。
リードは諦めずに最初にお爺さんと出会った草原に通っていた。
※
「でも、お爺さんは帰ってこないんだ…もう、10年も経ったよ」
「……10年か。寂しいな…」
「うん、お爺さんに会う少し前に地面が揺れてお爺さんに会えたことを思い出して、また地面が揺れたから…」
「会えると思って草原に?」
静かに頷くと耳と尻尾が下がる。
「辛いこと聞いてごめんな…」と頭を撫でる。
「にゃーぁ…」
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私は愛する人と結婚できなくなったのに、あなたが結婚できると思うの?
あんど もあ
ファンタジー
妹の画策で、第一王子との婚約を解消することになったレイア。
理由は姉への嫌がらせだとしても、妹は王子の結婚を妨害したのだ。
レイアは妹への処罰を伝える。
「あなたも婚約解消しなさい」
【短編】子猫をもふもふしませんか?〜転生したら、子猫でした。私が国を救う!
碧井 汐桜香
ファンタジー
子猫の私は、おかあさんと兄弟たちと“かいぬし”に怯えながら、過ごしている。ところが、「柄が悪い」という理由で捨てられ、絶体絶命の大ピンチ。そんなときに、陛下と呼ばれる人間たちに助けられた。連れていかれた先は、王城だった!?
「伝わって! よく見てこれ! 後ろから攻められたら終わるでしょ!?」前世の知識を使って、私は国を救う。
そんなとき、“かいぬし”が猫グッズを売りにきた。絶対に許さないにゃ!
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる