90 / 136
89.かわいいって言われても
しおりを挟む
昨日と一昨日は偉明が頃合いを見てベランダに出してくれた。
僕はずっと部屋の中で過ごしているので太陽の光を浴びる時間が全く足りないらしい。太陽の光を浴びることは身体にとってとても重要だと教えてもらったので、連れ出してもらえるのが嬉しかった。
明輝に抱かれて庭に出る。敷地内だから顔を隠す必要はないみたいだった。
今日は晴れている。
巨人族の国は一年中温暖な気候だと聞いたことがある。僕のいた国も比較的暖かかったかもしれないけど、一年中温暖というほどではなかった。
風が気持ちいい。
「いい風ですね」
「はい」
今着ている衣服に添うような風だった。ちょうどいい、というのだろうか。
この布の多い衣裳は、この国の気候に合わせてできているのだろう。
「旦那さま」
「なんでしょう?」
「こちらの国では、このような過ごしやすい気候が一般的なのでしょうか?」
「正確には、こちらの領地ではとお伝えしておきます。この国はとても広いのです。地域によっては一年中寒いところも、暑いところもあるのですよ」
「そうなんですか?」
「そういえば、落ち着いたら街へ出かけようと言っていましたね。リューイがかわいすぎてつい閉じ込めてしまいましたが……近場でよければそのうちみなで出かけましょう」
「嬉しいです……」
僕は明輝の胸に頭をもたせかけた。
「……そんなかわいいことをされてしまうと、襲いたくなってしまいますね」
「ええっ!?」
僕は慌てて顔を上げた。
明輝のいい顔が至近距離にあって、どきどきした。
「何度伝えたらわかるのでしょう。私たちはリューイがかわいくてたまらないのですよ。ですが、リューイはなかなか頑固ですね?」
「えっ……その、ごめんなさい……」
「……謝ってはいけないとお伝えしたはずですよ」
しまったと思った。明輝は僕をきつく抱きしめると、庭の四阿のような場所へ向かった。
「本当は誰にも見せたくはないのですが……」
「あっ……んんっ……」
明輝は四阿の長椅子に腰掛けると、僕の顔を上げるようにそっと顎に手を添えて僕に口づけた。
こんな、誰の目があるかもわからない場所で口づけられるなんて思ってもみなかった。近くから視線を感じるけれどもそれどころじゃない。舌を舐められ、口腔内も舐められると僕はすぐに明輝との口づけに夢中になってしまう。
すぐに身体の力が抜けてしまい、もうどうとでもしてと言いたくなった。
「んっ……ぁ……」
口づけはそれほど長くはなかったけど、息が上がってしまった。
「リューイが愛しすぎてたまりません。もう少しそのかわいさを自重してください」
「は……えっ……?」
かわいさを自重するって、何を言われているのかわからない。
夫たちは僕をかわいいかわいいとずっと言っているけど、絶対目が悪いのだと思う。
「ぼ、僕はかわいくないです。きっと、旦那さまの目が悪いんですっ!」
言ってしまってから慌てて口を塞いだけど、後の祭りだった。明輝の目がスッと細められる。
「ほう? 私たちの目が悪いと?」
「あ……その……」
だって明輝がわけわからないことを言うから。僕は目を泳がせた。
「確かに悪いかもしれませんね」
「えっ?」
「目が悪いのですから、至近距離でリューイを見ないといけません。明日は昼まで一緒ですから、庭園を回るのはまた明日にしましょう」
「えっ? えっ?」
「目が悪いのでリューイのおまんこもよく見せていただかなくてはいけません。たっぷり舐めさせてください」
「えっ? そ、それって……」
僕の尻穴を見るのとか舐めるのは違うと思う。でも僕が戸惑っている間に明輝は僕を抱いたまま立ち上がり、すごい速さで建物の中へ戻ると、一気に部屋まで駆け上がった。
どういうことなのかさっぱりわからないけど、僕の尻穴はまたこれ以上ないってくらい舐められてしまうみたいだ。
どうしようと思う間もなくベッドに下ろされ、衣服も奪われてしまう。
「あっ……」
「怖がらないでください。愛し合うだけですよ」
そう言う明輝の目が笑っていなくて怖いけど、ちゅ、ちゅと宥めるように口づけられたらすぐに身体の力が抜けてしまう。僕って絶対チョロすぎると思うんだけど、相手は明輝だからそれでもいいかなと思った。
「んっ……」
口づけられながら両方の乳首を指でこねられる。すぐに僕の乳首はピンと立ってしまったみたいで、引っ張られてくにくにと揉まれてしまった。乳首、気持ちいいよぉ。
「んっ、んっ、んっ、んんっ……!」
引っ張られるの、少し痛みもあるんだけど、そうされながら捻るようにくにくに揉まれるのがたまらなく気持ちいい。もっと乳首を可愛がってほしいと思ってしまう。
「んんっ……ぁっ……」
「リューイは乳首も敏感ですね。おまんこをいじりながら乳首も同時にかわいがればもっと気持ちよくなるでしょう。後で浩明も呼んで乳首も一緒にかわいがってもらいましょうね」
「えっ……あっ、そん、なぁっ、あっ、あっ……」
みんなで愛撫されたら感じすぎちゃうから勘弁してほしいと思ったけど、乳首をいっぱいいじられてしまって、僕はまともな返事なんてとてもできなかったのだった。
ーーーーー
本日からは完結まで毎日一話更新の予定です。
どうぞよろしくお願いします。
僕はずっと部屋の中で過ごしているので太陽の光を浴びる時間が全く足りないらしい。太陽の光を浴びることは身体にとってとても重要だと教えてもらったので、連れ出してもらえるのが嬉しかった。
明輝に抱かれて庭に出る。敷地内だから顔を隠す必要はないみたいだった。
今日は晴れている。
巨人族の国は一年中温暖な気候だと聞いたことがある。僕のいた国も比較的暖かかったかもしれないけど、一年中温暖というほどではなかった。
風が気持ちいい。
「いい風ですね」
「はい」
今着ている衣服に添うような風だった。ちょうどいい、というのだろうか。
この布の多い衣裳は、この国の気候に合わせてできているのだろう。
「旦那さま」
「なんでしょう?」
「こちらの国では、このような過ごしやすい気候が一般的なのでしょうか?」
「正確には、こちらの領地ではとお伝えしておきます。この国はとても広いのです。地域によっては一年中寒いところも、暑いところもあるのですよ」
「そうなんですか?」
「そういえば、落ち着いたら街へ出かけようと言っていましたね。リューイがかわいすぎてつい閉じ込めてしまいましたが……近場でよければそのうちみなで出かけましょう」
「嬉しいです……」
僕は明輝の胸に頭をもたせかけた。
「……そんなかわいいことをされてしまうと、襲いたくなってしまいますね」
「ええっ!?」
僕は慌てて顔を上げた。
明輝のいい顔が至近距離にあって、どきどきした。
「何度伝えたらわかるのでしょう。私たちはリューイがかわいくてたまらないのですよ。ですが、リューイはなかなか頑固ですね?」
「えっ……その、ごめんなさい……」
「……謝ってはいけないとお伝えしたはずですよ」
しまったと思った。明輝は僕をきつく抱きしめると、庭の四阿のような場所へ向かった。
「本当は誰にも見せたくはないのですが……」
「あっ……んんっ……」
明輝は四阿の長椅子に腰掛けると、僕の顔を上げるようにそっと顎に手を添えて僕に口づけた。
こんな、誰の目があるかもわからない場所で口づけられるなんて思ってもみなかった。近くから視線を感じるけれどもそれどころじゃない。舌を舐められ、口腔内も舐められると僕はすぐに明輝との口づけに夢中になってしまう。
すぐに身体の力が抜けてしまい、もうどうとでもしてと言いたくなった。
「んっ……ぁ……」
口づけはそれほど長くはなかったけど、息が上がってしまった。
「リューイが愛しすぎてたまりません。もう少しそのかわいさを自重してください」
「は……えっ……?」
かわいさを自重するって、何を言われているのかわからない。
夫たちは僕をかわいいかわいいとずっと言っているけど、絶対目が悪いのだと思う。
「ぼ、僕はかわいくないです。きっと、旦那さまの目が悪いんですっ!」
言ってしまってから慌てて口を塞いだけど、後の祭りだった。明輝の目がスッと細められる。
「ほう? 私たちの目が悪いと?」
「あ……その……」
だって明輝がわけわからないことを言うから。僕は目を泳がせた。
「確かに悪いかもしれませんね」
「えっ?」
「目が悪いのですから、至近距離でリューイを見ないといけません。明日は昼まで一緒ですから、庭園を回るのはまた明日にしましょう」
「えっ? えっ?」
「目が悪いのでリューイのおまんこもよく見せていただかなくてはいけません。たっぷり舐めさせてください」
「えっ? そ、それって……」
僕の尻穴を見るのとか舐めるのは違うと思う。でも僕が戸惑っている間に明輝は僕を抱いたまま立ち上がり、すごい速さで建物の中へ戻ると、一気に部屋まで駆け上がった。
どういうことなのかさっぱりわからないけど、僕の尻穴はまたこれ以上ないってくらい舐められてしまうみたいだ。
どうしようと思う間もなくベッドに下ろされ、衣服も奪われてしまう。
「あっ……」
「怖がらないでください。愛し合うだけですよ」
そう言う明輝の目が笑っていなくて怖いけど、ちゅ、ちゅと宥めるように口づけられたらすぐに身体の力が抜けてしまう。僕って絶対チョロすぎると思うんだけど、相手は明輝だからそれでもいいかなと思った。
「んっ……」
口づけられながら両方の乳首を指でこねられる。すぐに僕の乳首はピンと立ってしまったみたいで、引っ張られてくにくにと揉まれてしまった。乳首、気持ちいいよぉ。
「んっ、んっ、んっ、んんっ……!」
引っ張られるの、少し痛みもあるんだけど、そうされながら捻るようにくにくに揉まれるのがたまらなく気持ちいい。もっと乳首を可愛がってほしいと思ってしまう。
「んんっ……ぁっ……」
「リューイは乳首も敏感ですね。おまんこをいじりながら乳首も同時にかわいがればもっと気持ちよくなるでしょう。後で浩明も呼んで乳首も一緒にかわいがってもらいましょうね」
「えっ……あっ、そん、なぁっ、あっ、あっ……」
みんなで愛撫されたら感じすぎちゃうから勘弁してほしいと思ったけど、乳首をいっぱいいじられてしまって、僕はまともな返事なんてとてもできなかったのだった。
ーーーーー
本日からは完結まで毎日一話更新の予定です。
どうぞよろしくお願いします。
66
あなたにおすすめの小説
【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる