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164.二輪挿しのたいへんなところ

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「あっ、あっ、ああっ、あっ、あぁんっ……」

 涙混じりの喘ぎ声が止まらない。ジャックとジャンのイチモツで同時に尻穴の奥をぬっくんぬっくんと優しく抜き差しされる。中をいっぱいこねこねされて涙も涎も止まらなくて、全身を満たす快感も止まらなくて俺は何度もイッてしまった。

「俺たちのを喜んで受け入れるなんて、カイトのおまんこはなんていいこなんだろうな」

 嬉しそうにジャックが言う。そんなこと言っちゃやだ。

「かわいい奥さんのおまんこなんですから、いっぱいよしよししてあげないと……」

 ジャンも機嫌良さそうにジャックに答えた。
 恥ずかしいよぉ。でもすんごく気持ちいいよぉっ。

「あぁーー、んっ、んんっ……!」

 びくびく震えながら俺はまたイッてしまった。二人に抱かれるの好き。もっともっと甘く抱かれ続けたい。
 でもそんなこと言ったらたいへんなことになっちゃうから言わない。
 絶対、バレてるけど。

「くっ、そろそろ……」
「僕も、ですっ……!」

 俺に奉仕するような動きが途端に激しくなる。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ! と何度も濡れた音を響かせて二人のイチモツが尻穴を蹂躙する。

「あっ、あっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」

 激しくされる動きに快感がどんどん生まれたが、でも本番はこれからだ。俺はできるだけ身体の力を抜いてその時を待った。

「くううっ……!」
「くっ……!」

 二人の腰の動きが止まったかと思うと、凄まじい快感が身体の奥からせり上がってきた。

「あっ、あっ、あああああーーーーーーっっ!?」

 だめ。こんなのだめ。せーえき、だめだめっ。
 ただでさえ感じてるのに全身を犯されるような激しい快感に俺はがくがくと身を震わせた。二人分の精液を一気にとか、気持ちいいけど鬼じゃないかって思う。しかも二人は一滴残らず僕の中に注ぎたいというように腰を打ち付けてきた。

「ひぃっ、あひっ、あああああーーーーーっっ!!」

 快感も過ぎればつらくなるなんて、二人に抱かれるまで知らなかった。

「や……もうっ、らめっ、らめぇっ……!」

 ちんちんからはとろとろと精液が流れ続けているし、注がれたせーえきのおかげでいつまでも気持ちいいしどうしたらいいのかわからない。俺はぐったりとジャックの胸に身を預けたが、それだけでは終わらないのだ。胸の奥がなんか熱くなったかと思うと、せーえきを受け止めたことで乳が出始めたようだった。

「兄さん、一度抜きますよ」

 荒い息をついていたジャンが俺にイチモツを入れたまま俺の身体を持ち上げた。

「あひぃいいいいっっ……!?」

 腰がおかしくならないのかとか、どういう動きなんだとか頭に浮かんでは消えていく。だって、俺はジャンのイチモツに串刺しにされたまま身体を起こされてしまったから。ずるずるとジャックのイチモツが抜かれるのにも感じてしまい、俺はびくびくと身を震わせた。

「さ、兄さん。カイトのおっぱいをどうぞ」
「あ……」

 そうだよね。せーえき出されたら乳が出るようになってるんだもん。

「カイト……」
「ああっ……!」

 ジャックが乳首を乳輪から覆うようにしてむしゃぶりついてきた。そして舌先で転がすようにして俺の乳を味わう。

「ああ……カイトのおっぱいは最高だ……」
「あっ、あっ、あっ……!」

 もう片方の乳首にはまたスライムもどきがくっつけられ、俺の中でジャンのイチモツがまた力を取り戻していくのを感じながら、いっぱい乳を飲まれてしまった。もちろん汚れた股間もべろべろ舐められてキレイにされ、ジャックの後はジャンに胸を吸われた。もうっ、この後戯がしつこいしたいへんなんだってばぁ。
 二人に抱かれた後はぐったりして、指先一つ動かすのがおっくうだ。

「カイト、またいっぱい抱き合おうな」
「カイト、また毎日抱くからな」

 ジャックとジャンの絶倫っぷりがつらい。

「や、優しくして……」

 俺はそう答えるのが精いっぱいだった。
 こうして結局、「Hしない宣言」は一日で終わってしまった。

「……なぁ、ジャン」
「なんだ?」

 ジャックは上機嫌でロンドと昼食を作る為に寝室を出て行った。俺は今ジャンに裸のままベッドで抱きしめられている。

「……俺が我慢できないって気づいてただろ……」
「おそらくは、だな。天使は数が少ないから参考にできる者がいない」
「……不思議だよな。抱かれたくて抱かれたくて身体が疼くなんて……」

 俺は頬を染めたまま呟いた。ジャンはそんな俺をぎゅうっと抱きしめた。

「ちょ、いたっ……」
「すまん。カイトがあまりにもかわいいことを言うから……」

 えええ、俺のせいなの?

「カイトから誘われなくても早晩我慢ができなくなっていたことは間違いない。うちの奥さんは世界一かわいくて、感じやすいからな」
「そ、そんな……」

 熱がどんどん上がっていく気がする。

「カイト、愛してる。お前だけだ」
「……う、うん……」

 意地悪だけど、俺もジャンのことは好きだ。ちゅ、と唇に口づけられてちょっとときめいた。何度も抱かれてすごいことをされてしまっていると思うのに、キスはやっぱり違うみたいだった。それから俺は、ジャックたちが呼びにくるまで、ずっとジャンに口づけをされていたのだった。
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