【完結】捕まった結婚詐欺師～化物の里で毎日甘く啼かされています

本編

１０．食休みからのー。そんなに焦らされたら困る

　食休みの時間をしっかりとってくれるのが助かる。いきなりヤられてリバースすんのはごめんだし？

「……まだしねえから……見せてみろ」

　布団には早々に運ばれてしまった。なんかいそいそって言葉が見えるようなかんじで。イアンが何故か上擦った声で俺の足を開き、舐めるように俺の尻穴を眺めた。そこってそんなに視線にさらされていいところじゃないと思うんだがなぁ。
　でも鬼には逆らえないし。

「なんかふっくらしてきたか？」
「あんっ！？」

　ツン、と指先でつつかれて、身体が大きく震えた。そのまま指の腹で尻穴を揉んだりしないでほしかった。

「あっ、あっ……」
「おまんこもエロエロになるのか。たまんねーなー」

　イアンが嬉しそうに言いながら、指の腹で尻穴を優しくこすったり、揉んだりする。そうされると尻穴が喜んでしまってきゅん、と動いてしまった。

「ひくひくしてきたぞ」
「ま、まだしないってぇ……」
「……ああ、しねえ。だが……」
「？」
「舐めるぐらいはいいんじゃねーか？」
「えええっ！？」

　指の腹で尻穴をさすさすしながらイアンがそんなことを言いだした。そして尻の間に顔を埋めてべろりと舐める。俺の身体が気持ちよさにびくん、と跳ねた。

「だっ、だめっ、だっ！」
「なんでだめなんだよ。入れてねーだろ？」
「なっ、舐められるとっ、お尻が……」

　べろべろと舐められるのがたまらなく気持ちいい。あ、なんか嫌なこと思い出した。そういえばあの男爵とかいうのにも尻穴べろべろ舐められたんだよなー。あの時は気持ち悪いだけだったなー。
　でもイアンに舐められるのも、ドックスにも、聖職者にもされるの気持ちいいっ。

「おまんこが？　どうしたんだ？」

　なんか声が笑っててムッとした。

「だからぁっ！　気持ちよくなっちゃうから休めないだろっ！」

　イアンはクックッと笑った。

「素直でいいことだ。されたいことも嫌なこともちゃんと言えよ？　聞けるかどうかは別だがなっ」
「あぁあんっ！？」

　ちゃんと理由も言ったのに舌先を尻穴にねじこんでくるとか反則だろぉ！　肉厚で長いから、その舌で中を舐められたり出し入れされりすると全然食休みにならないんだってば。

「やっ、舌っ……」

　ぐちゅぐちゅと音を立ててイアンの舌が何度も出し入れされる。尻穴の中そんなに舌で犯しちゃだめだってば。感じちゃうっ、感じちゃうからぁっ。

「あんっ、あんっ、あんっ……！」

　中、ぞりぞり舐められるの気持ちいいよぉっ。奥から濡れた感触がしてきて俺は身もだえた。
　もう全然休めない。
　でもイアンは俺の尻穴を舐める以上のことは、しばらくしなかった。いつまでも気持ちよくて困ってしまう。

「んんっ……！」

　俺はぶるりと身を震わせた。

「舌っ、長い、よぉおっ……！」

　根元までじゅぷじゅぷ入れて何度も抜き差ししないでほしい。普通の奴のイチモツぐらいの長さがある舌で尻穴の中を舐められるのがとんでもない。ちんちんが触手とか、触手族ならありなんだろうけど鬼の舌もこんなに気持ちいいなんて思ってもみなかった。
　下手したら尻穴を規格外のイチモツで引き裂かれて、死んじまうかもしれないって思ってたし。

「あっ、あっ、あんっ、あんっ、な、なぁ……イアンッ」

　じゅぽっとイアンの舌が抜かれ、俺は身もだえた。びくんびくんと震えてしまう。

「なんだ？」
「ぁあっ……イアンたちは、さ……俺のこと、殺さねーの？」
「なんで殺すんだ？」
「だって俺って、生贄みたいなもんだろ？」

　イアンははーっと息をつくと、俺の尻穴にいきなり指を三本突き入れた。

「あぁあんっ！？」

　びくんっ！　と身体が大きく跳ねた。だって、尻穴は中も外も気持ちいいからぁ。太い指を三本も入れられちゃったらイチモツで犯されてるのと変わらないって思う。もちろんイアンのはもっとでかいんだけど。
　あのでっかいイチモツで抱かれるのを思い出したら、もっと尻穴がきゅんきゅんしてしまった。

「生贄だっつーなら俺らがどんな扱いしようが勝手だろ？　お前は俺らのおまんこだ。毎日俺らにここを開かれて……」
「あぁあっ！」

　根元まで指を入れてぐりぐり動かされる。すごく気持ちよくて涎が垂れてしまう。

「一日中イチモツでぐちょぐちょにされるんだよ。もちろんちょっとでも傷ついたら治してやる。お前はただ喘いでろ」
「あっ、あっ、あっ、あっ！」

　指っ、そんなにぐりぐりされたらもっと気持ちよくなっちゃうう。

「じゃ、あ……あんっ、殺さ、ない？」
「逃げたりしたら殺すかもな？」

　背筋がぞくぞくした。どうせ俺はもう天使だから誰かに世話をしてもらえないとすぐに死んでしまう。それならここで性欲処理として使われる方がよかった。何よりも鬼たちとのえっちは気持ちがいい。

「逃げたりなんか、しない……イアンの、ほしいっ！」
「素直でいいことだが、俺はもう少しこのおまんこをいじりてえんだよっ」
「そっ、そんなぁあっ……！」

　イアンが言うには、イチモツを求めて泣く俺がめちゃくちゃかわいいのだそうだ。もうっ、本当に鬼だよなぁ。うん、相手は本物の鬼だった。