16歳の誕生日に心臓を白羽の矢に撃ち抜かれ、見た目美少女の旦那様の元へ嫁ぎました。

豆腐屋

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    不満か?と聞かれると、ルーイのお嫁さんになるのが嫌なわけじゃない。けれど、今はまだ女の子にしか思えなくて、夫婦になるイメージができない。
それに、私の気持ちが沈んでいる大部分の原因は、ぜんぜん友好的でないダンデさんだ。
    心の準備をすることもなく、親との別れも慌ただしく済ませることになった私の身にもなって欲しい。

「ルーイ、そろそろ行かないと遅れてしまう。」
「あっ、そうだね。」

話しを聞くと、どうやら花嫁のお披露目とお祝いをかねて、パーティが用意されているのだという。そこで、周りに私をきちんと紹介すると言われたけれど

「待って、私、制服なんだけど!他の服も持ってきてないし!!」
「その服でいいよ?僕、その服来てる凛子が1番好き!!だから、迎えに行く時に指定してもらったんだ!」

そう、確かに私は家を出る時、制服に着替えろと言われた。可愛いことで有名なセーラーの制服は、私も気に入っているけれど、これを着ているのが1番と言われると複雑だ・・・
でも、ルーイはいつから私のことを知ってたんだろう?

「凛子、目を閉じて。パーティ会場に移動するから。」

私は目元をルーイの手に覆われた。
体温が低いのか、少しひんやりとしていて心地よかった。   

目を開けると風景が変わっていて、まったく別の建物の中にいるようだった。
目の前には、重そうで豪華な観音開きのドアがあって、ダンデさんがそのドアを押し開くと、ルーイは私の手をとり中へ入っていく。

     そこは、本当にパーティ会場だった。

    赤い絨毯の床に、シャンデリア、白いテーブルクロスの丸いテーブル。まばらだが、すでに人が入っている。 けれど、思ったより広くない。テーブルも六卓だし、少人数のパーティなのかもしれない。
    ダンデさんは、私と手を繋いだまま歩くルーイの腰に腕を回しついてくる。真ん中のルーイが歩きにくくないのか、少し心配になる。

「「ルーイ!!」」

男性と女性の声が、ぴったり重なってルーイをよんだ。

「僕の兄と姉だよ。双子なんだ。」

そっくりな顔をした男女が、妊婦さんを連れて、こちらに歩いてきてる。お兄さんの奥さんかな、と思っていたら

「一緒にいるのが二人の奥さんで、今、妊娠中
なんだよ。」
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