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第1話 スタートダッシュ
スタートダッシュミスった兄妹
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第一話 スタートダッシュをミスった兄妹(きょうだい)
入学式、私立N学園高等学校。このどこにでもある普通の高校に今日、美少女が入学してきた。
「見て見て、あの子めっちゃ可愛くない?」
「なんだあの美少女は!?」
彼女が校門を通るとそんな声が飛び交った。彼女はそんな声を気にせずにそのまま歩いて行く。
「そこのお嬢ちゃん」
「……私?」
「そうそうお嬢ちゃんだよ」
チャラチャラした男が彼女に声をかけたので周りにいる生徒は注目した。
「この部活に入ってみない?」
そう言って男は部活のチラシを彼女に見せる。
「すいません、入る部活は決まっているので」
「そっか。そりゃ残念」
「それじゃあこれで」
彼女は再び歩きだした時に男は彼女の前に立ち諦めが悪いのか再び話しかける。
「じゃあさ連絡先交換しない?」
その瞬間、周りからとんでもない視線が男にのしかかる。
(これだから陽キャは)
(リヤ充は爆発しろ!)
と思われている事も知らないで男はスマホを取り出し自分の連絡先を見せる。
「ほら。これが俺の連絡先」
「……はあっ」
彼女がため息を付いた瞬間、周りの空気が凍り付いた。しばらく沈黙した後に彼女が口を開く。
「どいてくれません?」
彼女は笑顔でそう言ったが彼女はどこか怖いオーラのような物をまとっていた。それでも諦めが悪いのか男はまだ話しかける。
「まあまあそう言わずに、実は俺、結構君の事、」
「早くどいてください」
「そう言わずに」
「すみませんが……」
彼女が一泊置くとかなり冷たくこう言った。
「私は貴方に一切興味がありません。それに貴方自分が思ってるよりブスですよ」
「おいおいそりゃあねえぞ」
男は切れたのか、彼女に近づきながら手をグーにして彼女に言った。
「痛い目にあいたく無かったら言うこと聞いてくれよ?」
かなり怒った感じで言っていたのに対し、彼女は全くひるまなかった。さらに言うと彼女の後ろに”ゴゴゴゴゴ”と文字が見えた気がする。そして彼女は男に歩んで行き、そして……
「せいっ!!」
「あああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!」
彼女は男の股に膝蹴りをかました。男は股を押さえ、叫びながらその場に倒れた。
(股○があああ!!)
(よくやった!!)
(ざまあねえ)
などと周りから思われてる間に彼女は校舎に向かって歩いて行く。行く先々でかなり視線が彼女に集まるが、彼女は気にしない様子で歩いて行く。
「おはよう。お兄(にい)!」
「おはよう。美春(みはる)」
彼女こと美春(みはる)は生徒のクラスが書かれている表の前にいる翔流(かける)に声をかけた。
「自分たちの名前見つけた?」
「まだ見つけてない」
そう言われたので美春は自分達の名前を探し始めた。
「あった」
美春はそう言いながら自分の名前を指さす。
「1組か~~ お兄は~~?」
美春は翔流の名前を探すが、すぐに見つけた。なんせ自分の名前の上に翔流の名前があった。
「やった! お兄と一緒だ!」
「何でだよ! 普通兄妹は分けるだろ!」
「これでいつでもお兄をいじれる」
「我が妹ながら最低だな」
翔流はそう言いながら美春の頭に平手打ちをかました。
「ひっど!!」
「ひどいのはお前だろ!!」
「良いもん! 授業中後ろからちょっかい出すもん!」
「最低だな! じゃあもう弁当作らないからな!」
美春はかなりショックを受けた顔をしたがすぐに切り替え笑顔になる。
「そろそろ教室に行こっか?」
「不利になったからって話をそらすな」
「早く行こ!」
「おい!」
話をそらそうと手をひっぱてくる美春に翔流はそう言ったが美春は無視をして1組の教室に入って行く。
◇
「聞いた? あの子先輩に向かって膝蹴りかましたらしいよ」
「え~~ まじ~~?」
「しかも当たった場所が股○らしいよ」
「まじかよやっば!」
そう言いながら男三人組はその犯人を見ながらコソコソと話す、まあ聞こえてるけど。周りを見ればクラスはその話題で持ちきりだった。
「やっちまったぜ!」
「『やっちまったぜ!』じゃねえよ! 何やってんだよ!」
そう言いながら噂の犯人に突っ込んでる俺は 竹内(たけうち) 翔流(かける)。運動普通、成績は普通…… よりちょっと下、以上。
「やばいどうしよう」
そう俺の後ろでつぶやいてるのは 竹内 美春(みはる)。俺の実の妹だ。成績優秀、スポーツ万能おまけに容姿も整っていて非の打ち所が無い。本当に俺の妹か? と思うくらいだった。そしてどうやらさっき、校門の所で先輩にナンパされてしつこかったから股にダイレクトアタックしたらしい。マジで何やってるの?
「ちょっとお兄聞いてる!?」
「うんうん聞いてるよ」
「だったらどうにかしてよ。こんなに可愛い妹が困ってるんだよ?」
「自分で言うな」
翔流は「でも今回は」と一泊入れて言う。
「お前が悪い!」
「何で!?」
「別に良いよ! しつこかったら暴力振っても、でも股は無いだろ!?」
「嫌だって……」
「あれかなり痛いからな!!」
「いって」
言い訳をする美春に翔流は頭にチョップをかました。
「さて……」
「どうした?」
キメ顔をする美春にとまどいながら聞く。
「どうしよっか」
「しるか」
入学式、私立N学園高等学校。このどこにでもある普通の高校に今日、美少女が入学してきた。
「見て見て、あの子めっちゃ可愛くない?」
「なんだあの美少女は!?」
彼女が校門を通るとそんな声が飛び交った。彼女はそんな声を気にせずにそのまま歩いて行く。
「そこのお嬢ちゃん」
「……私?」
「そうそうお嬢ちゃんだよ」
チャラチャラした男が彼女に声をかけたので周りにいる生徒は注目した。
「この部活に入ってみない?」
そう言って男は部活のチラシを彼女に見せる。
「すいません、入る部活は決まっているので」
「そっか。そりゃ残念」
「それじゃあこれで」
彼女は再び歩きだした時に男は彼女の前に立ち諦めが悪いのか再び話しかける。
「じゃあさ連絡先交換しない?」
その瞬間、周りからとんでもない視線が男にのしかかる。
(これだから陽キャは)
(リヤ充は爆発しろ!)
と思われている事も知らないで男はスマホを取り出し自分の連絡先を見せる。
「ほら。これが俺の連絡先」
「……はあっ」
彼女がため息を付いた瞬間、周りの空気が凍り付いた。しばらく沈黙した後に彼女が口を開く。
「どいてくれません?」
彼女は笑顔でそう言ったが彼女はどこか怖いオーラのような物をまとっていた。それでも諦めが悪いのか男はまだ話しかける。
「まあまあそう言わずに、実は俺、結構君の事、」
「早くどいてください」
「そう言わずに」
「すみませんが……」
彼女が一泊置くとかなり冷たくこう言った。
「私は貴方に一切興味がありません。それに貴方自分が思ってるよりブスですよ」
「おいおいそりゃあねえぞ」
男は切れたのか、彼女に近づきながら手をグーにして彼女に言った。
「痛い目にあいたく無かったら言うこと聞いてくれよ?」
かなり怒った感じで言っていたのに対し、彼女は全くひるまなかった。さらに言うと彼女の後ろに”ゴゴゴゴゴ”と文字が見えた気がする。そして彼女は男に歩んで行き、そして……
「せいっ!!」
「あああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!」
彼女は男の股に膝蹴りをかました。男は股を押さえ、叫びながらその場に倒れた。
(股○があああ!!)
(よくやった!!)
(ざまあねえ)
などと周りから思われてる間に彼女は校舎に向かって歩いて行く。行く先々でかなり視線が彼女に集まるが、彼女は気にしない様子で歩いて行く。
「おはよう。お兄(にい)!」
「おはよう。美春(みはる)」
彼女こと美春(みはる)は生徒のクラスが書かれている表の前にいる翔流(かける)に声をかけた。
「自分たちの名前見つけた?」
「まだ見つけてない」
そう言われたので美春は自分達の名前を探し始めた。
「あった」
美春はそう言いながら自分の名前を指さす。
「1組か~~ お兄は~~?」
美春は翔流の名前を探すが、すぐに見つけた。なんせ自分の名前の上に翔流の名前があった。
「やった! お兄と一緒だ!」
「何でだよ! 普通兄妹は分けるだろ!」
「これでいつでもお兄をいじれる」
「我が妹ながら最低だな」
翔流はそう言いながら美春の頭に平手打ちをかました。
「ひっど!!」
「ひどいのはお前だろ!!」
「良いもん! 授業中後ろからちょっかい出すもん!」
「最低だな! じゃあもう弁当作らないからな!」
美春はかなりショックを受けた顔をしたがすぐに切り替え笑顔になる。
「そろそろ教室に行こっか?」
「不利になったからって話をそらすな」
「早く行こ!」
「おい!」
話をそらそうと手をひっぱてくる美春に翔流はそう言ったが美春は無視をして1組の教室に入って行く。
◇
「聞いた? あの子先輩に向かって膝蹴りかましたらしいよ」
「え~~ まじ~~?」
「しかも当たった場所が股○らしいよ」
「まじかよやっば!」
そう言いながら男三人組はその犯人を見ながらコソコソと話す、まあ聞こえてるけど。周りを見ればクラスはその話題で持ちきりだった。
「やっちまったぜ!」
「『やっちまったぜ!』じゃねえよ! 何やってんだよ!」
そう言いながら噂の犯人に突っ込んでる俺は 竹内(たけうち) 翔流(かける)。運動普通、成績は普通…… よりちょっと下、以上。
「やばいどうしよう」
そう俺の後ろでつぶやいてるのは 竹内 美春(みはる)。俺の実の妹だ。成績優秀、スポーツ万能おまけに容姿も整っていて非の打ち所が無い。本当に俺の妹か? と思うくらいだった。そしてどうやらさっき、校門の所で先輩にナンパされてしつこかったから股にダイレクトアタックしたらしい。マジで何やってるの?
「ちょっとお兄聞いてる!?」
「うんうん聞いてるよ」
「だったらどうにかしてよ。こんなに可愛い妹が困ってるんだよ?」
「自分で言うな」
翔流は「でも今回は」と一泊入れて言う。
「お前が悪い!」
「何で!?」
「別に良いよ! しつこかったら暴力振っても、でも股は無いだろ!?」
「嫌だって……」
「あれかなり痛いからな!!」
「いって」
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「さて……」
「どうした?」
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「どうしよっか」
「しるか」
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