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眠る前のお話(お天気シリーズ)『曇り空の物語』

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私は、お天気の中で曇り空が一番好き。

雨が降りそうで降らない。
晴れそうで晴れなくて、すっきりしない。

そんな曇っていて、はっきりしない、
優柔不断な所が、私にそっくりで。

今もそう。ランチのメニューを見て、何のパスタにしようか迷っている。

友達と同じメニューにしようか?
いや、いつものたらこスパゲティにしようか?
あー、全部おいしそう。

何気なく、窓の外を見てみると
やっぱり曇り空
一緒だね。

あとね、曇り空が好きなのには
もう一つ理由があって
曇り空には、明日の楽しみがぎゅっと詰まっているの。

明日は、雨かもしれないけれど、
雲一つない晴れ渡った空になるかもしれない。

まだ、未定のワクワクが大好きなんだ。
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