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7謎の死体ばかり・・
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真田達が福井を出た後、秀秋は・・
「・・・なんじゃこれは?」秀秋
「はっ。こちらも盗賊か何かにやられたかと・・」家臣
秀秋が領内の視察中に見つけた遺体。
身ぐるみ剥がされうち捨てられた遺体。
さらに悲しくさせるのは、
この遺体の男がガリガリに痩せている事。
そんな者でさえ襲われる対象になるとは・・
「・・・領内の警備を増やすのじゃ」秀秋
「はっ。」
今日見ただけで、
いったい幾つの死体が転がってただろうか・・
民の事を思い、
民がもっと腹一杯に毎日飯が食えるようにと・・
「ふぅ・・ワシは内政もろくに出来ぬのか・・」秀秋
「いえっ!殿は誰よりも民の事を思い!」
「スッ・・」
秀秋が馬から降り・・
「バサ・・バサ・・」
「・・・お主らも手伝わぬか」
「はっ!」
遺体に土をかけ優しく葬る秀秋。
それを遠くから見ている領民は・・
「・・我が殿は何と心優しき方か」
「戦が近いというのに、民の御心配とは」
「ふむ秀秋殿が太閤になられれば日ノ本も安泰じゃ」
「くっ、次の大戦で殿の為に武功を!」
「よしっワシも殿の為に!」
くく・・
どうよ?
「・・よし、城に戻るぞ」秀秋
「はっ」
くく・・
唇強く噛みしめてないと笑いがこぼれてしまう。
「ぷはぁ!ははは!民の心を躍らすのは簡単じゃの」秀秋
「中々の御演技でしたぞ殿」
「これが本当の内政でござるな。あっぱれです殿」
まぁ、この演技も必要で領内に行ったのだが、
肝心の・・
「まだ分からぬか大谷の現れた場所が」秀秋
「はっ・・・
せめて未来人の持っておる『すまほ』というものがあれば・・」
秀秋達が探してるのは大谷の最初の出現地・・
「・・・我が領内ではないのか?」
領内の村のそのほとんどを今日探したのだが・・
「近頃で空が割れた者を見た者がござらぬので・・」
「闇夜の刻だったのでは?」
「ワシが似たような物を見たのも一昨年も前じゃし・・」
なんの手掛かりも目撃者もなし・・
去年真田が現れた時の事を伝聞で知れば、
「空が割れ、風が歪み、聞いた事の無い音がする・・か」
奴は城の前に捨てられていた・・
そしてそこから10日ほど眠ったまま。
どこかの村で見つけられ、不審に思った領民が
城まで運んできた・・・が、城の者の考えだが・・。
「見つからぬか?その領民も?」
「はっ、恐れて名乗り出ないものと思われます」
もしくは、大谷が自ら歩いて城まで来て力尽きたか・・
「・・・引き続き探すのじゃ」秀秋
「はっ」
もし未来からのモノがまだ他に落ちてれば・・
たとえそれがこの戦国の戦に使えずとも・・
「とても価値のあるものになるぞ」
「価値ある茶釜どころではございませぬな」
そして秀秋が去った後の領内の街道には、
闇夜に集まる人だかりに農民の死体があり・・
「・・・・半蔵ぅ・・・」
「なぜアヤツは間者だと分かったのじゃ!」
「くそっ!半蔵様でも真田には一刀のモノか!」
忍びだ・・・この農民は。
「・・・殿・・闇夜のうちに・・」
「・・・うむ・・国に戻ろう」
「くそっ!あの妖刀、不離得守プリウスめ!」
勇気ある我が藩の忍者の棟梁半蔵。
たった一人でも真田を討ち不離得守を奪うと言って・・
「ワシは本当バカ息子じゃ!」
たった一人の忍びの為に危険を冒してまで追いかけた・・
一人の家臣も失いたくない・・
「・・・次の大戦を勝ち、德川の世は殿(秀忠)が・・」
「手前共はそのバカ息子が好きでござる」
そうだ・・そう呼べ。バカ息子だと・・
それがワシの力となる。
「とにかく真田じゃ!」バカ息子
あんな妖刀で父(家康)いや、東軍を取られてたまるか!
「・・・殿・・これは?」
「何じゃ?」バカ息子
打ち捨てられた半蔵の手に握られていたのは・・
「不離得守の欠片じゃ!」
「なんと!」
「一太刀入れ申したか!不離得守に!」
「可能性はあるでござる!」
「ふむ。半蔵が我らに教えてくれとる」
だが、実際はただ空しいだけの現実だ。
だが、もし圧倒的人数で飛び掛かれば・・
「・・・すまぬ半蔵、打ち捨ててゆくぞ・・」
「殿っ、早く国元へ」
「まず中山道まで裏街道で・・」
そう言って手を合わせ闇夜に消えていく集団。
この福井の辺りは西方が強力だ。
福井から大阪に向かう途中に三成の佐和山城。
この北国街道は非常に危険だ。
江戸に帰るには中山道・甲州街道と通らねばならぬが、
中山道途中には真田移住の上田城。
簡単に抜けれる道ではない。
さらに・・
「上田までの中山道は無理でござる」
「うむ・・目立ちすぎる」
真田ちゃんがプリウス用に、
中山道の信濃(長野)大阪間を整備。
一旦この北国街道を三成と同じ大阪に向け進み、
東海道へと出て江戸に向かう行き方もあるが・・
そうなると途中の佐和山城の・・
「・・・『左近』がのうぅ・・」
「くそっ!なぜ西方にああも猛将が」
「傾奇者の様ないでたちのあの異端者が!」
現代にもその猛将ぶりが残る島左近
戦国最強と言われるほどの武勇だ。
やはり西方は簡単には落ちない・・
この先起こるであろう大戦も圧倒的西軍有利の声
「引き続き調略(裏切りの勧誘)は続けよ」バカ息子
「はっ・・」
猛将、島左近・・・
これをどうにかせねば、三成も討てぬ・・
「・・・なんじゃこれは?」秀秋
「はっ。こちらも盗賊か何かにやられたかと・・」家臣
秀秋が領内の視察中に見つけた遺体。
身ぐるみ剥がされうち捨てられた遺体。
さらに悲しくさせるのは、
この遺体の男がガリガリに痩せている事。
そんな者でさえ襲われる対象になるとは・・
「・・・領内の警備を増やすのじゃ」秀秋
「はっ。」
今日見ただけで、
いったい幾つの死体が転がってただろうか・・
民の事を思い、
民がもっと腹一杯に毎日飯が食えるようにと・・
「ふぅ・・ワシは内政もろくに出来ぬのか・・」秀秋
「いえっ!殿は誰よりも民の事を思い!」
「スッ・・」
秀秋が馬から降り・・
「バサ・・バサ・・」
「・・・お主らも手伝わぬか」
「はっ!」
遺体に土をかけ優しく葬る秀秋。
それを遠くから見ている領民は・・
「・・我が殿は何と心優しき方か」
「戦が近いというのに、民の御心配とは」
「ふむ秀秋殿が太閤になられれば日ノ本も安泰じゃ」
「くっ、次の大戦で殿の為に武功を!」
「よしっワシも殿の為に!」
くく・・
どうよ?
「・・よし、城に戻るぞ」秀秋
「はっ」
くく・・
唇強く噛みしめてないと笑いがこぼれてしまう。
「ぷはぁ!ははは!民の心を躍らすのは簡単じゃの」秀秋
「中々の御演技でしたぞ殿」
「これが本当の内政でござるな。あっぱれです殿」
まぁ、この演技も必要で領内に行ったのだが、
肝心の・・
「まだ分からぬか大谷の現れた場所が」秀秋
「はっ・・・
せめて未来人の持っておる『すまほ』というものがあれば・・」
秀秋達が探してるのは大谷の最初の出現地・・
「・・・我が領内ではないのか?」
領内の村のそのほとんどを今日探したのだが・・
「近頃で空が割れた者を見た者がござらぬので・・」
「闇夜の刻だったのでは?」
「ワシが似たような物を見たのも一昨年も前じゃし・・」
なんの手掛かりも目撃者もなし・・
去年真田が現れた時の事を伝聞で知れば、
「空が割れ、風が歪み、聞いた事の無い音がする・・か」
奴は城の前に捨てられていた・・
そしてそこから10日ほど眠ったまま。
どこかの村で見つけられ、不審に思った領民が
城まで運んできた・・・が、城の者の考えだが・・。
「見つからぬか?その領民も?」
「はっ、恐れて名乗り出ないものと思われます」
もしくは、大谷が自ら歩いて城まで来て力尽きたか・・
「・・・引き続き探すのじゃ」秀秋
「はっ」
もし未来からのモノがまだ他に落ちてれば・・
たとえそれがこの戦国の戦に使えずとも・・
「とても価値のあるものになるぞ」
「価値ある茶釜どころではございませぬな」
そして秀秋が去った後の領内の街道には、
闇夜に集まる人だかりに農民の死体があり・・
「・・・・半蔵ぅ・・・」
「なぜアヤツは間者だと分かったのじゃ!」
「くそっ!半蔵様でも真田には一刀のモノか!」
忍びだ・・・この農民は。
「・・・殿・・闇夜のうちに・・」
「・・・うむ・・国に戻ろう」
「くそっ!あの妖刀、不離得守プリウスめ!」
勇気ある我が藩の忍者の棟梁半蔵。
たった一人でも真田を討ち不離得守を奪うと言って・・
「ワシは本当バカ息子じゃ!」
たった一人の忍びの為に危険を冒してまで追いかけた・・
一人の家臣も失いたくない・・
「・・・次の大戦を勝ち、德川の世は殿(秀忠)が・・」
「手前共はそのバカ息子が好きでござる」
そうだ・・そう呼べ。バカ息子だと・・
それがワシの力となる。
「とにかく真田じゃ!」バカ息子
あんな妖刀で父(家康)いや、東軍を取られてたまるか!
「・・・殿・・これは?」
「何じゃ?」バカ息子
打ち捨てられた半蔵の手に握られていたのは・・
「不離得守の欠片じゃ!」
「なんと!」
「一太刀入れ申したか!不離得守に!」
「可能性はあるでござる!」
「ふむ。半蔵が我らに教えてくれとる」
だが、実際はただ空しいだけの現実だ。
だが、もし圧倒的人数で飛び掛かれば・・
「・・・すまぬ半蔵、打ち捨ててゆくぞ・・」
「殿っ、早く国元へ」
「まず中山道まで裏街道で・・」
そう言って手を合わせ闇夜に消えていく集団。
この福井の辺りは西方が強力だ。
福井から大阪に向かう途中に三成の佐和山城。
この北国街道は非常に危険だ。
江戸に帰るには中山道・甲州街道と通らねばならぬが、
中山道途中には真田移住の上田城。
簡単に抜けれる道ではない。
さらに・・
「上田までの中山道は無理でござる」
「うむ・・目立ちすぎる」
真田ちゃんがプリウス用に、
中山道の信濃(長野)大阪間を整備。
一旦この北国街道を三成と同じ大阪に向け進み、
東海道へと出て江戸に向かう行き方もあるが・・
そうなると途中の佐和山城の・・
「・・・『左近』がのうぅ・・」
「くそっ!なぜ西方にああも猛将が」
「傾奇者の様ないでたちのあの異端者が!」
現代にもその猛将ぶりが残る島左近
戦国最強と言われるほどの武勇だ。
やはり西方は簡単には落ちない・・
この先起こるであろう大戦も圧倒的西軍有利の声
「引き続き調略(裏切りの勧誘)は続けよ」バカ息子
「はっ・・」
猛将、島左近・・・
これをどうにかせねば、三成も討てぬ・・
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