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武藤喜兵衛
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「ようやく――会えたな、武藤喜兵衛殿」
「…………」
躑躅ヶ崎館の中でも貴人を出迎えるのに使われた、奢侈な内装をしている広間にて、成政は武藤喜兵衛と相対していた。周りには小姓すら居らず、本当の意味で二人っきりだった。大蔵長安は忍びの善兵衛を隠れさせて様子を見てはどうかと進言したが、成政は取り下げた。それでは信用を得ることなどできないと返した。
「かの武田信玄公が己の目と評するほどの洞察力を持つ……実際に会ってみて正しいと分かるな」
成政はそう言うものの、普通に見れば――あるいは普通の人々が見れば――そこまでの知恵者であるとは見抜けないだろう。
まるで山賊の頭領のような格好をしている。獣の毛物を纏い、顔や手は黒々と汚れていた。髪も手入れしていない。見ようによっては物乞いのように思える。
しかし未来知識のある成政は武藤の本質を捉えていた。
白目が大きい三白眼ではあるものの、汚れた身なりでも隠せない知性を感じられる。同時に油断ならないと思わせる危うさを備えていた。
「……徳川家の重臣は暇なのか?」
「うん? どういう意味だ?」
「先代である武田信玄公を討ったあんたにしてみれば、俺なんぞ木っ端に過ぎないだろう。それが実によく調べられている」
「私には優秀な忍びがいる。だからこそ、あなたに会えることができた」
「母に手紙を持たせて解放した……その点も実に考えられている」
やや乱雑で敬意を持たない話し方だ。
成政のほうが有利な状況だが、下に見られるのを避けている。
否、交渉において定石なのだろう。
「まるで俺を味方に引き入れたいようだな」
「そのとおりだ。私は是非、武藤殿を我が陣営に迎え入れたい」
「答えは一昨日来やがれ、だ。主家を滅ぼした男にどうして仕えなきゃならない」
「まだ武田家は滅んでないだろう。諏訪で再起を図ろうとしている」
「滅びるに決まっている。風前の灯火どころか火種すら湿気た」
あっさりと決めつけた武藤に対し「火種が湿気る? まだそうじゃないだろう」と成政は笑った。
その笑みは悪意に満ちていて、長年の汚い仕事から自然と出るようになっていた。
「あなたがいるじゃないか。勝頼が五千の兵を預ければ甲斐国は危うかった」
「過大評価だな。俺にそこまでの器量はない」
「もしもの話をしよう。五千の兵があれば何をした?」
仮定の話だったので武藤はつい考えてしまう。
知恵者ゆえに考えてしまうのは止められなかった。
その逡巡こそが成政の思惑だった。
「やはり、あなたは優秀なのだな。できることをすぐに模索する。勝頼が五百の兵しか与えなかったのは失策だった。はたして器量がないのはどちらかな?」
「…………」
「肯定は沈黙で返すのが甲信の礼儀なのか?」
挑発じみた言い様に「俺は礼儀知らずの若輩者だ」と武藤は顔をそむけた。
「殿は五千の兵を預けるには時期尚早と思ったのだろう」
「君主というのは度し難いものだな。兵権があるからそれに縛られて、大軍を家臣に預けられない」
「ならばあんたは俺に大軍を預けられるのか?」
成政は「大軍の定義にもよるが」と前置きをした。
「甲斐国は今、二万の軍勢がいる。その二万をあなたに預けてもいい」
「本気で言っているのか?」
「ただし私の陣営に加わることが条件だ。もちろん、徳川家家臣としてだ。陪臣ではない」
武藤は内心、やられたなと思った。
話の流れ上、仕方のないことだが、まるで味方に入ると言うようなものだった。
「先ほども言ったが徳川家家臣になるつもりはない」
「残念だな……と普段の私ならば諦めるところだが、今回ばかりはそうはいかない。必ず頷かせてみせる」
「呆れた執念だな」
「では訊こう。どうすれば味方になってくれるのだ?」
「……なに?」
無策のように切り込む成政に、交渉上手なのかどうか判別できていない武藤は困惑した。
「なるべくあなたの希望に添えるように努力する。言ってみてくれ」
「甲斐国を返せ……とでも言えば通るのか?」
「私が新たに領地を得たならば与えてもいい。相手は武田家か?」
「何を馬鹿なことを……得た領地をタダで与える者がどこにいる?」
「ここにいる。誓紙を書いてもいいぞ」
武藤はこのとき、成政が嘘をついていると考えた。
けれども、嘘をつく意味がないことにも気づく。
実績のない自分を得るために何ゆえ大言壮語を吐くのか。
何か他に魂胆があるのだろうか――
「いろいろと頭の中で考えているとは思う。それだけ私はあなたの器量を買っているのだよ」
「それもまた、過大評価だ」
「他に要求はあるか?」
「それ以上を望んだら、俺は相当の欲深だな」
その言葉を受けて「人間は元来、欲深な生き物だ」と成政は言い出した。
「欲しいものがあれば奪う。分け合うことは二の次で与えることも後回しだ。戦国乱世が百年以上続いているのは単純な理由なのだ」
「だかあんたは甲斐国を与えようとしている。自分を聖人だと思い込んでいるような振る舞いだな」
「聖人? ははは、面白いことを言う。私は聖人どころか――悪人そのものだよ」
成政は「武藤殿は先ほど、甲斐国を与えると言った」と確認する。
疑念が生じて慎重になった武藤は――気づいて息を飲む。
「この場合の沈黙は察したと判断しよう」
「……土地を与えるという行為は恩賞だ」
「そう。つまり武田家は徳川家の家臣となる」
武藤は天を仰いだ。
そして今までの労苦を吐き出すように「そこが落としどころか」と言う。
「徳川家の家臣になるしか道はない。しかし殿がそれを受け入れるかどうか分からない。結局は――滅びるしかない」
「分かっているじゃあないか。なあ武藤殿。武田家への義理は通したと私は思うんだ。あなたはこれから己の進退だけを考えて生きるべきだ」
それでもなお、武藤は諦めきれなかった。
主家への義理ではない。
ここで自分が諦めたら本当の意味で武田家は滅んでしまう。
自分を引き立ててくれた恩を返せなくなる――
「殿! 一大事にてございます!」
大声で喚いてやってきたのは大蔵長安だった。
血相を変えていたので、邪魔をするなとは言えず「何があったんだ?」と成政は冷静に問う。
「武田勝頼が――死にました! 家臣の裏切りによって!」
「な、なにを! まさかそんなことが!?」
成政よりも驚いたのは武藤だった。
主君を殺されたのだから当然だろう。
「相手は誰だ!? 誰が殺した!?」
「そ、それはまだ……」
「長安。善兵衛を呼べ。調べさせる」
成政の命令に長安は「分かりやした!」と急ぎ向かう。
「武藤殿。動揺していると思うが――」
「……佐々殿。一つ提案がある」
思わぬ言葉に成政は一瞬だけ黙ったが、次に「なんだろうか」と応じた。
「話の裏が取れたら――俺はあんたの家臣になる」
「…………」
「代わりに殿を殺した野郎を殺させてくれ」
武藤の身体から怒りが発せられた。
それは幾多の戦場に赴いた成政でさえ慄くほどだった。
「徳川家家臣ではなく、私の家臣になると?」
「ああそうだ。あんたの家臣がいい」
「いいだろう。ではしばし待ってくれ。さっきも言ったが、私の忍びは優秀だからすぐに探ってくれる」
「ああ、任せた」
「……仇を討ったらどうするつもりだ?」
その問いに武藤は顎に手を置いて考え始めた。
それからゆっくりと口を開く。
「そうだな。殿が願ったことをあんたにしてやろう」
「聞かせてくれるか」
「決まっているだろう。戦国最強の軍隊を持っていた殿の願いなど、決まり切っている」
そのとき、初めて武藤は笑った。
それは存外、爽やかな笑みだった。
「あんたに天下を取らせてやるよ」
「…………」
躑躅ヶ崎館の中でも貴人を出迎えるのに使われた、奢侈な内装をしている広間にて、成政は武藤喜兵衛と相対していた。周りには小姓すら居らず、本当の意味で二人っきりだった。大蔵長安は忍びの善兵衛を隠れさせて様子を見てはどうかと進言したが、成政は取り下げた。それでは信用を得ることなどできないと返した。
「かの武田信玄公が己の目と評するほどの洞察力を持つ……実際に会ってみて正しいと分かるな」
成政はそう言うものの、普通に見れば――あるいは普通の人々が見れば――そこまでの知恵者であるとは見抜けないだろう。
まるで山賊の頭領のような格好をしている。獣の毛物を纏い、顔や手は黒々と汚れていた。髪も手入れしていない。見ようによっては物乞いのように思える。
しかし未来知識のある成政は武藤の本質を捉えていた。
白目が大きい三白眼ではあるものの、汚れた身なりでも隠せない知性を感じられる。同時に油断ならないと思わせる危うさを備えていた。
「……徳川家の重臣は暇なのか?」
「うん? どういう意味だ?」
「先代である武田信玄公を討ったあんたにしてみれば、俺なんぞ木っ端に過ぎないだろう。それが実によく調べられている」
「私には優秀な忍びがいる。だからこそ、あなたに会えることができた」
「母に手紙を持たせて解放した……その点も実に考えられている」
やや乱雑で敬意を持たない話し方だ。
成政のほうが有利な状況だが、下に見られるのを避けている。
否、交渉において定石なのだろう。
「まるで俺を味方に引き入れたいようだな」
「そのとおりだ。私は是非、武藤殿を我が陣営に迎え入れたい」
「答えは一昨日来やがれ、だ。主家を滅ぼした男にどうして仕えなきゃならない」
「まだ武田家は滅んでないだろう。諏訪で再起を図ろうとしている」
「滅びるに決まっている。風前の灯火どころか火種すら湿気た」
あっさりと決めつけた武藤に対し「火種が湿気る? まだそうじゃないだろう」と成政は笑った。
その笑みは悪意に満ちていて、長年の汚い仕事から自然と出るようになっていた。
「あなたがいるじゃないか。勝頼が五千の兵を預ければ甲斐国は危うかった」
「過大評価だな。俺にそこまでの器量はない」
「もしもの話をしよう。五千の兵があれば何をした?」
仮定の話だったので武藤はつい考えてしまう。
知恵者ゆえに考えてしまうのは止められなかった。
その逡巡こそが成政の思惑だった。
「やはり、あなたは優秀なのだな。できることをすぐに模索する。勝頼が五百の兵しか与えなかったのは失策だった。はたして器量がないのはどちらかな?」
「…………」
「肯定は沈黙で返すのが甲信の礼儀なのか?」
挑発じみた言い様に「俺は礼儀知らずの若輩者だ」と武藤は顔をそむけた。
「殿は五千の兵を預けるには時期尚早と思ったのだろう」
「君主というのは度し難いものだな。兵権があるからそれに縛られて、大軍を家臣に預けられない」
「ならばあんたは俺に大軍を預けられるのか?」
成政は「大軍の定義にもよるが」と前置きをした。
「甲斐国は今、二万の軍勢がいる。その二万をあなたに預けてもいい」
「本気で言っているのか?」
「ただし私の陣営に加わることが条件だ。もちろん、徳川家家臣としてだ。陪臣ではない」
武藤は内心、やられたなと思った。
話の流れ上、仕方のないことだが、まるで味方に入ると言うようなものだった。
「先ほども言ったが徳川家家臣になるつもりはない」
「残念だな……と普段の私ならば諦めるところだが、今回ばかりはそうはいかない。必ず頷かせてみせる」
「呆れた執念だな」
「では訊こう。どうすれば味方になってくれるのだ?」
「……なに?」
無策のように切り込む成政に、交渉上手なのかどうか判別できていない武藤は困惑した。
「なるべくあなたの希望に添えるように努力する。言ってみてくれ」
「甲斐国を返せ……とでも言えば通るのか?」
「私が新たに領地を得たならば与えてもいい。相手は武田家か?」
「何を馬鹿なことを……得た領地をタダで与える者がどこにいる?」
「ここにいる。誓紙を書いてもいいぞ」
武藤はこのとき、成政が嘘をついていると考えた。
けれども、嘘をつく意味がないことにも気づく。
実績のない自分を得るために何ゆえ大言壮語を吐くのか。
何か他に魂胆があるのだろうか――
「いろいろと頭の中で考えているとは思う。それだけ私はあなたの器量を買っているのだよ」
「それもまた、過大評価だ」
「他に要求はあるか?」
「それ以上を望んだら、俺は相当の欲深だな」
その言葉を受けて「人間は元来、欲深な生き物だ」と成政は言い出した。
「欲しいものがあれば奪う。分け合うことは二の次で与えることも後回しだ。戦国乱世が百年以上続いているのは単純な理由なのだ」
「だかあんたは甲斐国を与えようとしている。自分を聖人だと思い込んでいるような振る舞いだな」
「聖人? ははは、面白いことを言う。私は聖人どころか――悪人そのものだよ」
成政は「武藤殿は先ほど、甲斐国を与えると言った」と確認する。
疑念が生じて慎重になった武藤は――気づいて息を飲む。
「この場合の沈黙は察したと判断しよう」
「……土地を与えるという行為は恩賞だ」
「そう。つまり武田家は徳川家の家臣となる」
武藤は天を仰いだ。
そして今までの労苦を吐き出すように「そこが落としどころか」と言う。
「徳川家の家臣になるしか道はない。しかし殿がそれを受け入れるかどうか分からない。結局は――滅びるしかない」
「分かっているじゃあないか。なあ武藤殿。武田家への義理は通したと私は思うんだ。あなたはこれから己の進退だけを考えて生きるべきだ」
それでもなお、武藤は諦めきれなかった。
主家への義理ではない。
ここで自分が諦めたら本当の意味で武田家は滅んでしまう。
自分を引き立ててくれた恩を返せなくなる――
「殿! 一大事にてございます!」
大声で喚いてやってきたのは大蔵長安だった。
血相を変えていたので、邪魔をするなとは言えず「何があったんだ?」と成政は冷静に問う。
「武田勝頼が――死にました! 家臣の裏切りによって!」
「な、なにを! まさかそんなことが!?」
成政よりも驚いたのは武藤だった。
主君を殺されたのだから当然だろう。
「相手は誰だ!? 誰が殺した!?」
「そ、それはまだ……」
「長安。善兵衛を呼べ。調べさせる」
成政の命令に長安は「分かりやした!」と急ぎ向かう。
「武藤殿。動揺していると思うが――」
「……佐々殿。一つ提案がある」
思わぬ言葉に成政は一瞬だけ黙ったが、次に「なんだろうか」と応じた。
「話の裏が取れたら――俺はあんたの家臣になる」
「…………」
「代わりに殿を殺した野郎を殺させてくれ」
武藤の身体から怒りが発せられた。
それは幾多の戦場に赴いた成政でさえ慄くほどだった。
「徳川家家臣ではなく、私の家臣になると?」
「ああそうだ。あんたの家臣がいい」
「いいだろう。ではしばし待ってくれ。さっきも言ったが、私の忍びは優秀だからすぐに探ってくれる」
「ああ、任せた」
「……仇を討ったらどうするつもりだ?」
その問いに武藤は顎に手を置いて考え始めた。
それからゆっくりと口を開く。
「そうだな。殿が願ったことをあんたにしてやろう」
「聞かせてくれるか」
「決まっているだろう。戦国最強の軍隊を持っていた殿の願いなど、決まり切っている」
そのとき、初めて武藤は笑った。
それは存外、爽やかな笑みだった。
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