161 / 182
凱旋
しおりを挟む
「成政! ようやってくれた! これで徳川家は救われた!」
武田信玄を討ち取った翌日、家康自ら成政を浜松城にて出迎えた。
家中の危機を救ったとはいえ、この対応は度が過ぎていた。
しかしそれを諫める者はいない。それほど武田信玄の首は価値がある。
「もったいなきお言葉。恐悦至極でございます」
対して成政は沈着冷静だった。
というより大きなことを成した後の虚脱感が強かった。今すぐにでも休みたい気分でいた。
だが休んでいる暇はない。武田家に奪われた城や砦を取り返す必要があった。
「殿、私は急ぎ武田家の兵を追討したいと思います。混乱している今が好機でございます」
「ああ。酒井に任せている。そなたはゆっくり休んでおれ」
「良いのですか?」
家康は「当たり前だろう」と鷹揚に笑った。
「信玄入道を討つことより大きな手柄はない。それにこれ以上の手柄を立てられたら、褒美を払いきれぬ」
「ふふ、それは殿を困らせることになりますね」
言葉に甘えて成政は城内で休むことにした。
黒羽組の面々に労いの言葉と彼ができる限りの褒賞を渡した後、城の一室で休んでいると「佐々殿! やりましたな!」と榊原康政が興奮した面もちで入ってきた。その隣には本多忠勝もいた。二人とも具足姿だが怪我はしていないようだ。
「おお。榊原殿、本多殿。ご無事でしたか」
「俺らの心配より、自分の成したことを誇ってください! 本当に、凄いですよ!」
康政の様子が上向きにおかしいのに苦笑して、成政は「ありがとう」と礼を言う。
「あなたたちのおかげでもある。黒羽組の編成を手伝ってくれなかったら、とてもじゃないが討てなかっただろう」
「そう言われると照れますね……ほら、忠勝も何か言えよ!」
ずっと黙っている忠勝を康政は促す。
すると忠勝は「……どうしてだ?」と静かに訊ねる。
「うん? どうしてとは?」
「あの状況で武田信玄を討てたことだ」
康政は質問の意図は分からなかったが、成政は忠勝が抱いている疑念を理解できた。
「あらかじめ、知っておかねばあの武田信玄の背後は突けない。佐々殿はどうやって知った?」
「忍びを使った……そうは考えられないか?」
康政は言ったものの自分でもおかしいと思っている。
何故なら武田家も忍びを使う。だからこそ、忍びを警戒するに決まっている。それは康政も重々承知していた。
そう考えると成政が信玄のいる本陣を捕捉できたのはおかしい――
「……全ての策を教えるわけにはいかない、という答えは不満か?」
「ああ、不満だ……不自然とも言える」
忠勝の返答に眉をひそめる成政。
「不自然ってどういうことだ?」
「今までの佐々殿なら丁寧に教えてくれるはずだ」
「私にも説明できることとできないことはある……」
不穏な空気が部屋に広がる。
見かねた康政が「もういいじゃないか、忠勝」と待ったをかけた。
「佐々殿にも言えないことがあるのだろう。それを無理やり聞くのはどうかと思うぞ」
「……佐々殿。俺はあんたのことを信じたい」
無口な忠勝が言葉を尽くしていた。
その事実は成政も重く受け止めている。
「同じ主君に仕える身だ。隠し事はやめてほしい」
「ならば本多殿。あなたは私が何を隠していると思うのだ?」
その言い方は何か隠していると誤解されてもおかしくない。
それでも成政が言ったのは――忠勝に対する誠意だった。
「それが分かれば苦労は要らない。だが……もし佐々殿が支えきれないほどの隠し事ならば、一緒に背負わせてほしい」
「な、なにを……?」
その言葉は成政に衝撃を与えた。
もしも他の徳川家の武将――本多正信や榊原康政、家臣の大蔵長安や可児才蔵から言われても衝撃はそこまで受けなかっただろう。
だけど、無骨な三河武士である忠勝から言われたのだ。
それは妻から悟られたと思っている成政の弱った心をすくい上げるものだった。
「俺なんかでは、不十分だとは思うが……」
「すまない。本多殿には言えぬ。それどころか誰にも言えぬことなのだ」
拒絶したわけではない。
自身の秘密である未来知識を持っていることは絶対に明かせない。
しかし忠勝の男気に報いるにはこちらも心を尽くさなければならないと成政は思ったのだ。
「武田信玄を討ったことに関して、徳川家の不利益になるような事実はない。だが偶然ではなく計算だったことは認めよう」
「佐々殿……」
「すまない。私が言えることはそこまでだ」
その一連の話を聞いていた康政は「もういいだろう、忠勝」と彼の肩に手を置いた。
「佐々殿が武田信玄を討ったのは事実。そして大手柄を立てたことも事実。それ以上、追及しても意味はない。むしろ無礼に当たるだろう」
「……分かっている。俺も自分が恥ずかしいことをしているとな」
そんな二人に成政は微笑んだ。
それは存外、たおやかな笑みだった。
「二人とも、私を気遣ってくれているのは分かる。本多殿が言うことも、榊原殿が押さえてくれることも、ありがたく思っている」
居ずまいを正して成政は「私の隠し事は口が裂けても言えないが、お二人に約束しよう」と宣言した。
「私は徳川家を天下に誇れる武家にする。つまり我が殿を天下一の主君にする」
「て、天下一……」
「そして私は天下一の家臣となる……少し言い過ぎたかな?」
忠勝と康政は息を飲んだ。
徳川家は駿遠三を治めているとはいえ、天下を望むまでは考えていない。
だが成政は天下を見据えて動いている。
その度量の大きさに驚いていた。
「……悪かった。佐々殿を疑うようなことを言って」
忠勝は頭を下げた。
それどころか自分が恥ずかしくなった。
徳川家のために一所懸命に働いている成政に疑念を抱くのは間違いだと思った。
「俺は佐々殿と一緒に戦う。徳川家の天下のために」
「おいおい、忠勝。一人で格好つけるな。俺も一緒に戦うさ」
康政もまた成政の在り方に感動していた。
隠し事に興味はあったが、それを聞く気はもはやなかった。
「ありがとう。御ふた方、本当にありがとう」
成政は穏やかな笑顔で頷いた。
これで万事上手くいくと思った。
◆◇◆◇
「なに? 武田家の残党が三河国で騒ぎを起こしていると?」
一夜明けた後、成政の元に報告が入った。
何でも五百の敗残兵が城下町を荒らしているとのことだった。
すぐさま岡崎城主の信康が鎮圧したが、思いのほか被害が出てしまったらしい。
「殿、どうする? 俺が様子見てこようか?」
可児才蔵が気を遣って言うが「私が見に行く」と成政は腰を上げた。
「少し気になるしな。それに信康様の手柄も称えねばならぬ」
「じゃあ俺も行くよ。噂の組頭補佐の顔も見たいし」
「そうか。では行くか」
軽い気持ちで三河国に行くこととなった成政は、家康の許可を得て出立することにした。
黒羽組も率いての凱旋も兼ねていた。道々で百姓が彼らに感謝していた。武田家の狼藉を防いだのもある。
「ようやく平和になったなあ。みんないい顔しているぜ」
百姓に貰ったお礼の団子を食べつつのん気に笑う才蔵に「ああ、百姓が国を支える基礎だ」と成政は同意する。
するとこちらに馬で迫る者がいた――大蔵長安だ。
黒羽組は警戒するが「安心しろ、私の家臣だ」と言う。
しかし何故か長安は供を連れずに焦った表情だった。
「殿! 良かった、行き違いにならなくて!」
近くまで来た長安は馬を止めた。
挨拶が無くどこか余裕のない顔をしている。
「どうした長安。お前、三河国で――」
「殿! 屋敷が襲われました!」
その言葉に成政は目を剥いた。
隣の才蔵も息を飲む。
「屋敷は、私の屋敷か!?」
「そうです! 奥方が――」
胸騒ぎがした。
そしてそれは的中することになる――
武田信玄を討ち取った翌日、家康自ら成政を浜松城にて出迎えた。
家中の危機を救ったとはいえ、この対応は度が過ぎていた。
しかしそれを諫める者はいない。それほど武田信玄の首は価値がある。
「もったいなきお言葉。恐悦至極でございます」
対して成政は沈着冷静だった。
というより大きなことを成した後の虚脱感が強かった。今すぐにでも休みたい気分でいた。
だが休んでいる暇はない。武田家に奪われた城や砦を取り返す必要があった。
「殿、私は急ぎ武田家の兵を追討したいと思います。混乱している今が好機でございます」
「ああ。酒井に任せている。そなたはゆっくり休んでおれ」
「良いのですか?」
家康は「当たり前だろう」と鷹揚に笑った。
「信玄入道を討つことより大きな手柄はない。それにこれ以上の手柄を立てられたら、褒美を払いきれぬ」
「ふふ、それは殿を困らせることになりますね」
言葉に甘えて成政は城内で休むことにした。
黒羽組の面々に労いの言葉と彼ができる限りの褒賞を渡した後、城の一室で休んでいると「佐々殿! やりましたな!」と榊原康政が興奮した面もちで入ってきた。その隣には本多忠勝もいた。二人とも具足姿だが怪我はしていないようだ。
「おお。榊原殿、本多殿。ご無事でしたか」
「俺らの心配より、自分の成したことを誇ってください! 本当に、凄いですよ!」
康政の様子が上向きにおかしいのに苦笑して、成政は「ありがとう」と礼を言う。
「あなたたちのおかげでもある。黒羽組の編成を手伝ってくれなかったら、とてもじゃないが討てなかっただろう」
「そう言われると照れますね……ほら、忠勝も何か言えよ!」
ずっと黙っている忠勝を康政は促す。
すると忠勝は「……どうしてだ?」と静かに訊ねる。
「うん? どうしてとは?」
「あの状況で武田信玄を討てたことだ」
康政は質問の意図は分からなかったが、成政は忠勝が抱いている疑念を理解できた。
「あらかじめ、知っておかねばあの武田信玄の背後は突けない。佐々殿はどうやって知った?」
「忍びを使った……そうは考えられないか?」
康政は言ったものの自分でもおかしいと思っている。
何故なら武田家も忍びを使う。だからこそ、忍びを警戒するに決まっている。それは康政も重々承知していた。
そう考えると成政が信玄のいる本陣を捕捉できたのはおかしい――
「……全ての策を教えるわけにはいかない、という答えは不満か?」
「ああ、不満だ……不自然とも言える」
忠勝の返答に眉をひそめる成政。
「不自然ってどういうことだ?」
「今までの佐々殿なら丁寧に教えてくれるはずだ」
「私にも説明できることとできないことはある……」
不穏な空気が部屋に広がる。
見かねた康政が「もういいじゃないか、忠勝」と待ったをかけた。
「佐々殿にも言えないことがあるのだろう。それを無理やり聞くのはどうかと思うぞ」
「……佐々殿。俺はあんたのことを信じたい」
無口な忠勝が言葉を尽くしていた。
その事実は成政も重く受け止めている。
「同じ主君に仕える身だ。隠し事はやめてほしい」
「ならば本多殿。あなたは私が何を隠していると思うのだ?」
その言い方は何か隠していると誤解されてもおかしくない。
それでも成政が言ったのは――忠勝に対する誠意だった。
「それが分かれば苦労は要らない。だが……もし佐々殿が支えきれないほどの隠し事ならば、一緒に背負わせてほしい」
「な、なにを……?」
その言葉は成政に衝撃を与えた。
もしも他の徳川家の武将――本多正信や榊原康政、家臣の大蔵長安や可児才蔵から言われても衝撃はそこまで受けなかっただろう。
だけど、無骨な三河武士である忠勝から言われたのだ。
それは妻から悟られたと思っている成政の弱った心をすくい上げるものだった。
「俺なんかでは、不十分だとは思うが……」
「すまない。本多殿には言えぬ。それどころか誰にも言えぬことなのだ」
拒絶したわけではない。
自身の秘密である未来知識を持っていることは絶対に明かせない。
しかし忠勝の男気に報いるにはこちらも心を尽くさなければならないと成政は思ったのだ。
「武田信玄を討ったことに関して、徳川家の不利益になるような事実はない。だが偶然ではなく計算だったことは認めよう」
「佐々殿……」
「すまない。私が言えることはそこまでだ」
その一連の話を聞いていた康政は「もういいだろう、忠勝」と彼の肩に手を置いた。
「佐々殿が武田信玄を討ったのは事実。そして大手柄を立てたことも事実。それ以上、追及しても意味はない。むしろ無礼に当たるだろう」
「……分かっている。俺も自分が恥ずかしいことをしているとな」
そんな二人に成政は微笑んだ。
それは存外、たおやかな笑みだった。
「二人とも、私を気遣ってくれているのは分かる。本多殿が言うことも、榊原殿が押さえてくれることも、ありがたく思っている」
居ずまいを正して成政は「私の隠し事は口が裂けても言えないが、お二人に約束しよう」と宣言した。
「私は徳川家を天下に誇れる武家にする。つまり我が殿を天下一の主君にする」
「て、天下一……」
「そして私は天下一の家臣となる……少し言い過ぎたかな?」
忠勝と康政は息を飲んだ。
徳川家は駿遠三を治めているとはいえ、天下を望むまでは考えていない。
だが成政は天下を見据えて動いている。
その度量の大きさに驚いていた。
「……悪かった。佐々殿を疑うようなことを言って」
忠勝は頭を下げた。
それどころか自分が恥ずかしくなった。
徳川家のために一所懸命に働いている成政に疑念を抱くのは間違いだと思った。
「俺は佐々殿と一緒に戦う。徳川家の天下のために」
「おいおい、忠勝。一人で格好つけるな。俺も一緒に戦うさ」
康政もまた成政の在り方に感動していた。
隠し事に興味はあったが、それを聞く気はもはやなかった。
「ありがとう。御ふた方、本当にありがとう」
成政は穏やかな笑顔で頷いた。
これで万事上手くいくと思った。
◆◇◆◇
「なに? 武田家の残党が三河国で騒ぎを起こしていると?」
一夜明けた後、成政の元に報告が入った。
何でも五百の敗残兵が城下町を荒らしているとのことだった。
すぐさま岡崎城主の信康が鎮圧したが、思いのほか被害が出てしまったらしい。
「殿、どうする? 俺が様子見てこようか?」
可児才蔵が気を遣って言うが「私が見に行く」と成政は腰を上げた。
「少し気になるしな。それに信康様の手柄も称えねばならぬ」
「じゃあ俺も行くよ。噂の組頭補佐の顔も見たいし」
「そうか。では行くか」
軽い気持ちで三河国に行くこととなった成政は、家康の許可を得て出立することにした。
黒羽組も率いての凱旋も兼ねていた。道々で百姓が彼らに感謝していた。武田家の狼藉を防いだのもある。
「ようやく平和になったなあ。みんないい顔しているぜ」
百姓に貰ったお礼の団子を食べつつのん気に笑う才蔵に「ああ、百姓が国を支える基礎だ」と成政は同意する。
するとこちらに馬で迫る者がいた――大蔵長安だ。
黒羽組は警戒するが「安心しろ、私の家臣だ」と言う。
しかし何故か長安は供を連れずに焦った表情だった。
「殿! 良かった、行き違いにならなくて!」
近くまで来た長安は馬を止めた。
挨拶が無くどこか余裕のない顔をしている。
「どうした長安。お前、三河国で――」
「殿! 屋敷が襲われました!」
その言葉に成政は目を剥いた。
隣の才蔵も息を飲む。
「屋敷は、私の屋敷か!?」
「そうです! 奥方が――」
胸騒ぎがした。
そしてそれは的中することになる――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる