能覚人

ミライ164

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〜第二章〜

仕込み

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 運営委員を俺は見ていた。全員心が見える・・・。この中に、もう分身はいないってことか。ついに、選手に手を出し始めやがったな。これは許されることじゃない。ん?でもなんで、皆んな記憶を保っているんだ?こういうのは、すぐに消しておいた方がいいんじゃないのか?分身を作り出しているときは、記憶を書き換えられないのか?まぁ、どっちでもいい。いまは、警戒していなきゃ。

 ~4日目~

 「さぁ、今日は応援合戦と棒倒しだぜ!」

 応援合戦では、能力の仕様が禁止されている。声律次高校は、能力者育成というよりは一般人の育成に力を入れている。唯一の、無能力者の希望だ。まぁ、能力者の割合が5:5に倒して学校が9:1というのは何かとおかしいと思うが。一応、無能力者でも入れないことはないが・・・。無理だ。大半の授業が、能力に関してだし実技も劣る。こういう理由があってなのか知らないが、声律次高校は生徒総数100000を超えているらしい。ぶっちぎりでトップじゃないか。無能力者の集まりってところか。でも、莉愛は炎律次高校に通っている。まさに、無能力者の鏡ってところか。まぁ、この競技では能力は使われないし大丈夫か。問題は、棒倒し。棒倒しのルール上、相手の骨を折らなければいいのだが・・・。道具の中には、能素を強制的に送り込むものもあると聞いた。これで、優勝校にエースを潰すきか?事前に止めれるようがんばろう。

 応援合戦が終わり、棒倒しが始まった。さすが、仲律次高校。チームワークが凄すぎる。これは優勝が決まったな。

 「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 !?

 仲律次高校の選手が叫んでいる。どうやら、相手がルール違反のオーバーアタックをしてしまったらしい。一体どうやって?確かに点検したはずだが・・・。そうか!道具は棒の中に仕込まれていたんだ。そうと分かったら、早く調べないと。

 案の定、予測は当たった。ていうか、天眼の加護を使えばよかった気もするが・・・。まぁ、いまはそれよりこっちの件だ。やはりこの道具は、能素を供給するものだった。前に倒した黒闇闇のボスの分身が仕込んだんだろう。これは、厄介だぞ。競技道具全て見なくちゃいけないなんて。明日までに確認しておかないと。

 結果、炎律次高校は失格。仲律次高校は、控えの選手を出して見事優勝。でも、奴らは一体何がしたかったんだ。どうあがいても、控えの選手がいる限り結果に変わりはない。なぜ、炎律次高校を失格にさせたのか。いや誰でもよかったんだろう。あいつだからな。
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