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〜第四章〜
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勝敗は、一目瞭然だった。惨敗—————————。
「気を付けろ!風颯嵐の技は、使えると思え!」
速い!疾風迅雷か。まずいな、あのスピードで動かれたら攻撃が当たらない。
そして、昴には大量の能素が取り込まれている。つまり、能力は無数に使える。
「準備はまだか!」
「すみません。瓦礫で、倉庫への道が塞がれて・・・。1時間もあれば、いけるかと・・・。」
1時間・・・、長い。耐えることは、できるか?
正直、難しい・・・。
「1時間で、すませろ!それまで、持ち堪える。」
「はい!!!」
大丈夫か?いや、全然ダメだ。絶対、耐えきれない。1人じゃ、きついな。さて、どうしたもんか・・・。
「耐久戦か・・・。いいだろう、乗ってやる。俺の攻撃に、耐え切れるかな?」
攻撃の連鎖は、止まらなかった。
くっそ、槍術でどこまで捌き切れるか・・・。
「もう、おしまいか?まだ、3分も立っていないぞ。これでは、時間稼ぎにもならないか。殺してしまうのもアレだし・・・、そうだとりあえず気絶させよう。」
ひゅん、と耳元で囁かれた瞬間、背筋がゾッとした。ヤバイ、死ぬ。死ぬ境地に、陥ったことがないのにわかる。これはまずい。
このままだと、死んでしまう。どうにかしないと・・・。
「おうおう!ばちばち、やりあってんね。」
!?
「協力しにきました。」
異世界から連れ帰り、保護していただけなのに。何で・・・?
「今、何でとか思ったでしょ。私たちには、こっちの世界に連れてきてもらったって言う、かりがあるのよ。それを、返すだけよ。それにしても、いつもよりオーラが出てるみたいね。昴?」
「残念だが、今は昴じゃない。そこだけは、分かってくれ。まぁ、これで楽しめそうだ。俺を、退屈させないでくれ。」
そうは言っても、この人数でもまだきついぞ。側近のうち、1人はダウン。1人は、瓦礫の方へ。残り3人は今、持ち場を離しているとなると、増援には期待できない。でも、やるしかないんだ。ここで、止めないとスバルも街も悲惨なことになってしまう。
「は~!色色色彩 春 桜花乱舞!」
こんなところにも、桜の木は立つ。でも・・・。
「色色色彩 夏 赫赫烈日。」
一瞬にして、燃えてしまった。やはり、向こうのほうが数段上ということか。
「まだ、あだ~!色色色彩 春 春雷轟轟!」
雷が鳴り、その音が波紋状に轟いた。
「へ~、すごいね。1つの能力で、ここまで出来るんだ。でも、逆に言えば1つの能力さえ使えれば、ここまで出来るということ。色色色彩 春 春雷轟轟」
先ほどよりも、凄まじい雷が落ちてきた。音も、倍以上だ。これじゃ、轟くじゃなくもう、爆発だな。
こんなのに、勝てるのか?いや、勝つんだ。
「絶対に、ここは死守する。何としても、守り抜けー!」
「おー!」
みんな、なるべく既存の技を使うようにした。察したのだろう、あの能力の恐ろしさを。
12分後———————————。
やっと、10分の1だ。まずいな、本当にまずい。
何とかしなくては・・・。何とか・・・。
「気を付けろ!風颯嵐の技は、使えると思え!」
速い!疾風迅雷か。まずいな、あのスピードで動かれたら攻撃が当たらない。
そして、昴には大量の能素が取り込まれている。つまり、能力は無数に使える。
「準備はまだか!」
「すみません。瓦礫で、倉庫への道が塞がれて・・・。1時間もあれば、いけるかと・・・。」
1時間・・・、長い。耐えることは、できるか?
正直、難しい・・・。
「1時間で、すませろ!それまで、持ち堪える。」
「はい!!!」
大丈夫か?いや、全然ダメだ。絶対、耐えきれない。1人じゃ、きついな。さて、どうしたもんか・・・。
「耐久戦か・・・。いいだろう、乗ってやる。俺の攻撃に、耐え切れるかな?」
攻撃の連鎖は、止まらなかった。
くっそ、槍術でどこまで捌き切れるか・・・。
「もう、おしまいか?まだ、3分も立っていないぞ。これでは、時間稼ぎにもならないか。殺してしまうのもアレだし・・・、そうだとりあえず気絶させよう。」
ひゅん、と耳元で囁かれた瞬間、背筋がゾッとした。ヤバイ、死ぬ。死ぬ境地に、陥ったことがないのにわかる。これはまずい。
このままだと、死んでしまう。どうにかしないと・・・。
「おうおう!ばちばち、やりあってんね。」
!?
「協力しにきました。」
異世界から連れ帰り、保護していただけなのに。何で・・・?
「今、何でとか思ったでしょ。私たちには、こっちの世界に連れてきてもらったって言う、かりがあるのよ。それを、返すだけよ。それにしても、いつもよりオーラが出てるみたいね。昴?」
「残念だが、今は昴じゃない。そこだけは、分かってくれ。まぁ、これで楽しめそうだ。俺を、退屈させないでくれ。」
そうは言っても、この人数でもまだきついぞ。側近のうち、1人はダウン。1人は、瓦礫の方へ。残り3人は今、持ち場を離しているとなると、増援には期待できない。でも、やるしかないんだ。ここで、止めないとスバルも街も悲惨なことになってしまう。
「は~!色色色彩 春 桜花乱舞!」
こんなところにも、桜の木は立つ。でも・・・。
「色色色彩 夏 赫赫烈日。」
一瞬にして、燃えてしまった。やはり、向こうのほうが数段上ということか。
「まだ、あだ~!色色色彩 春 春雷轟轟!」
雷が鳴り、その音が波紋状に轟いた。
「へ~、すごいね。1つの能力で、ここまで出来るんだ。でも、逆に言えば1つの能力さえ使えれば、ここまで出来るということ。色色色彩 春 春雷轟轟」
先ほどよりも、凄まじい雷が落ちてきた。音も、倍以上だ。これじゃ、轟くじゃなくもう、爆発だな。
こんなのに、勝てるのか?いや、勝つんだ。
「絶対に、ここは死守する。何としても、守り抜けー!」
「おー!」
みんな、なるべく既存の技を使うようにした。察したのだろう、あの能力の恐ろしさを。
12分後———————————。
やっと、10分の1だ。まずいな、本当にまずい。
何とかしなくては・・・。何とか・・・。
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