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〜第六章〜
延長戦
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「終わったぞ。」
見た感じ、時間は稼げているようだ。この作戦は、一見してただの時間稼ぎかも知れない。でも、それは違う。強い力には、代償がつきものだ。心眼の加護で覗いた限り、彼女にはタイムリミットがある。
「さぁ、第二ラウンドだ!」
さっきと同じことを、繰り返す。取り込み、生み出し、取り込む。
そして、小春と交代し、その間に俺は能素を放出する。
後、30分。
この作業は、一周に5分かかる。後6回やれば、俺たちは勝つことができる。
4回目のことだ。
「どうした?さっき目でと違って、焦ってるようじゃないか?」
「ここまでか・・・死ね。」
!?
俺は、膝から崩れ落ちた。体が動かない。
「昴!!何したの!魅崋!」
「仕方がない、どうせこの島は消えるのだ。早いか遅いかの違いだ。」
「私、早苗から聞いたわよ。貴方のお兄さんが、こう言ってたって。他力本願は駄目だと。だから、自分から率先してやるように頑張っていると。それがどう?今の貴方は、他力本願。」
「どういうことだ?この手で、やったのだぞ?」
「いいや、違う。貴方は、言霊に頼った。」
「だったら、貴様らは能力に頼っているじゃないか。」
「いや、全然違う。言霊の仕組みは分からないけど、能力は人の努力で天才をも超えれる。それは、自力であって他力ではない。」
「くっ、」
動揺している。言い返せなくなっているんだ。このまま行けば・・・、
「死ね。」
「人とは、あっけないものだ。どれだけ努力しようと、この一言、この一瞬で全て無に帰すのだから。さて、私にはもう時間がない。儀式に取り掛かるとしy。」
「おいおい、誰が死んだって?」
「そうよ、勝手に殺さないでくれる?」
「何!?なぜ生きている!?」
「簡単な話さ。言霊の正体は、能素を変化させたもの。つまり、俺の体内にある能素を毒にでも変えようとしたようだが、残念だったな。俺は、言霊が届く瞬間に、能素を全て排出した。」
「私もよ。」
「馬・・・馬鹿な。ありえない。あり得るはずg・・・。」
気絶させた。これで、危機はさった・・・訳ではない。目を覚ました後、暴走し出したら元も子もない。
「彼女を、助けたいのか?」
!?
俺は、咄嗟に身構えた。
「誰だ!!」
「俺は、土山地先代ボス、久良岐 忠親だ。」
先代ボス・・・
「目標は、何だったんだ?」
「言霊の真相を探ることだ。」
言霊の、真相?
「俺たちは、神王教だ。一説によれば、言霊は神王が与えたものになっている。だから、それを解明するのを目標にした。そして、魅崋が解明してみせた。だから、ボスの座を譲ったのだ。」
「一体なんなんだ?」
「それは・・・」
見た感じ、時間は稼げているようだ。この作戦は、一見してただの時間稼ぎかも知れない。でも、それは違う。強い力には、代償がつきものだ。心眼の加護で覗いた限り、彼女にはタイムリミットがある。
「さぁ、第二ラウンドだ!」
さっきと同じことを、繰り返す。取り込み、生み出し、取り込む。
そして、小春と交代し、その間に俺は能素を放出する。
後、30分。
この作業は、一周に5分かかる。後6回やれば、俺たちは勝つことができる。
4回目のことだ。
「どうした?さっき目でと違って、焦ってるようじゃないか?」
「ここまでか・・・死ね。」
!?
俺は、膝から崩れ落ちた。体が動かない。
「昴!!何したの!魅崋!」
「仕方がない、どうせこの島は消えるのだ。早いか遅いかの違いだ。」
「私、早苗から聞いたわよ。貴方のお兄さんが、こう言ってたって。他力本願は駄目だと。だから、自分から率先してやるように頑張っていると。それがどう?今の貴方は、他力本願。」
「どういうことだ?この手で、やったのだぞ?」
「いいや、違う。貴方は、言霊に頼った。」
「だったら、貴様らは能力に頼っているじゃないか。」
「いや、全然違う。言霊の仕組みは分からないけど、能力は人の努力で天才をも超えれる。それは、自力であって他力ではない。」
「くっ、」
動揺している。言い返せなくなっているんだ。このまま行けば・・・、
「死ね。」
「人とは、あっけないものだ。どれだけ努力しようと、この一言、この一瞬で全て無に帰すのだから。さて、私にはもう時間がない。儀式に取り掛かるとしy。」
「おいおい、誰が死んだって?」
「そうよ、勝手に殺さないでくれる?」
「何!?なぜ生きている!?」
「簡単な話さ。言霊の正体は、能素を変化させたもの。つまり、俺の体内にある能素を毒にでも変えようとしたようだが、残念だったな。俺は、言霊が届く瞬間に、能素を全て排出した。」
「私もよ。」
「馬・・・馬鹿な。ありえない。あり得るはずg・・・。」
気絶させた。これで、危機はさった・・・訳ではない。目を覚ました後、暴走し出したら元も子もない。
「彼女を、助けたいのか?」
!?
俺は、咄嗟に身構えた。
「誰だ!!」
「俺は、土山地先代ボス、久良岐 忠親だ。」
先代ボス・・・
「目標は、何だったんだ?」
「言霊の真相を探ることだ。」
言霊の、真相?
「俺たちは、神王教だ。一説によれば、言霊は神王が与えたものになっている。だから、それを解明するのを目標にした。そして、魅崋が解明してみせた。だから、ボスの座を譲ったのだ。」
「一体なんなんだ?」
「それは・・・」
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