旅行先で目を覚ましたら村上義清になっていた私。そんな私を支えることになったのがアンチ代表の真田幸隆だった。

俣彦

文字の大きさ
450 / 625

弱み

しおりを挟む
 堅田を奪われ、本国美濃との連絡路の1つを失った織田信長。ただ幸い陸路を使う事は出来るため行き来は不可能では無いが、このまま引き下がるわけにはいかない。朝倉と浅井に打撃を与え、自らの武威を示さなければならないも……。



私(村上義清)「(信長は比叡山を)包囲してしまっているのだろ?」

春日虎綱「はい。その状態で朝倉に決戦を挑んだ所で(朝倉は)勝つ事が出来ないのが目に見えていますので、当然(朝倉)義景が山を下りる事はありません。信長が自らを危険地帯に無防備な姿を晒す戦術。……これは戦術なのかどうかわかりませんが、既に姉川で一度使ってしまっています。加えてそこまでの余裕が信長にはありません。もしあるのでありましたら堅田に坂井を差し向けた時が唯一の好機では無かったかと。」

私(村上義清)「信長自らが堅田に入っていた?」

春日虎綱「はい。ただ仮に余裕があったとしましても堅田は門徒の多い場所でありますので、難しかったと思われます。それに比叡山を囲ってはいますが、先の堅田の例からもわかりますように信長の目の届かない所から朝倉は兵を動かす事が出来る状況にあります。信長は今の包囲を動かす事は出来ません。故に信長を囮に使う事は出来ません。」

私(村上義清)「このまま時間だけが無駄に過ぎてしまう事になる?」

春日虎綱「はい。ただ困っているのは信長だけではありません。朝倉と浅井も困っています。

 1つは後詰めであります。朝倉と浅井は比叡山に籠り続けています。何故なら信長と直接戦って局面を打開するだけの戦力を持っていないからであります。外からの援軍無しに信長を破る事は出来ません。その援軍となり得る可能性を見ますと、最も近い場所に居るのが六角でありますが、既に鎮圧されています。次に堅田の本願寺でありますが、朝倉の援軍を得て坂井を撃退した事からもわかりますように石山や長島程の勢力を誇っているわけではありません。堅田を守るのに手一杯の状況にあります。同じ事は野田福島に居る三好にも言えます。山城を越え、近江にまで兵を出す余裕はありません。

 2つ目が兵糧は自弁である事。籠っている場所は比叡山であります。比叡山を動かす事が出来るのは天皇様だけであります。その天皇様は信長の保護下にあります。故に比叡山から兵糧を徴収する事は出来ません。あくまで場所を借りているだけであります。

 で3つ目。補給であります。信長は陸路ではありますが、本国であります尾張と美濃からの道を確保しています。兵糧が尽きる心配はありません。これは朝倉、浅井も同様かもしれません。堅田を介し、水路を使う事は不可能ではありません。ただ不安定な状況にはあります。加えてもう1つ。信長には無く、特に朝倉が気にしなければならない事があります。」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました

ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

ダンジョン学園サブカル同好会の日常

くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。 まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。 しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。 一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!

枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕 タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】 3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...