旅行先で目を覚ましたら村上義清になっていた私。そんな私を支えることになったのがアンチ代表の真田幸隆だった。

俣彦

文字の大きさ
555 / 625

気になるのは

しおりを挟む
私(村上義清)「三河はどうだ?」

春日虎綱「気になるのはむしろこちらかもしれません。」

私(村上義清)「家康が何か仕掛けているのか?」

春日虎綱「家康に比べれば信長の方が厄介であります。信長は多方面に展開するだけの力を備えているのに対し、家康は一方面に進出するのがやっとの状態であります。加えて家康が進もうとする場所の全てが、家康と同等無いしそれ以上の勢力を持っている者ばかりでありますので。問題はそれではありません。」

私(村上義清)「では三河の何が問題なのだ?」

春日虎綱「うちの統治方法の違いであります。美濃は私が直接管理しています。当地を治めていた遠山一族に替地を与える形で。このため全てを私がやらなければならない負担はありますが、東濃の全てを統制下に収める事が出来ています。信長が東濃の内から協力者を得る事は出来ません。仮に出来たとしましても我らに脅威を。それも内部から加える事は困難な状況となっています。

 では奥三河はどうでしょうか?殿の方針に従う事を条件に各国人の権益を安堵する形で傘下に収まっていただいています。東濃から奥三河。そして遠江を担当するにあたり、奥三河を当地の国人に委ねるのは対信長。東濃重視を考えた場合、相当の負担軽減になっています。大変助かっています。ただ今の状況でこの統治の仕方が懸念材料になっています。

 家康だけでありましたら問題にはなりません。既に線が確定していますので。足助に古宮。そして長篠を押さえ、家康に隙を見せないのと同時に良好な関係を保ち続ければ今の関係を維持する事はそれ程難しくはありません。家康の方針は東海道。それも稲が実る場所を獲得する事にありますので。」

私(村上義清)「ここに武田が加わって来る可能性が出て来た?」

春日虎綱「武田もありますが、本当に大変なのは北条かもしれません。北条は今川氏真から駿河遠江を託されています。陸は武田が優位を保っています。保っていますが、海はそうではありません。武田徳川に水軍はありませんし、当然我らも持っていません。北条今川の独壇場であります。加えて、我らが管轄しています北遠並びに奥三河は今川から我らに鞍替えした者ばかりであります。鞍替えした理由は今川が三河を去った。天竜川から離れたからであります。もし北条が今川氏真の名代として浜名湖奥深くに斬り込んで来た時、彼らがどのような行動に出るのかわかりません。」

私(村上義清)「もし家康や義信が氏真を奉じた場合も?」

春日虎綱「同じ事が言えると考えて間違いありません。」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました

ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

中条景泰に転生した私。場所は魚津。目の前には織田の大軍。当主も越後に去り、後は死を待つばかり。今日は天正10年の6月2日……ん!?

俣彦
ファンタジー
ふとした切っ掛けで戦国武将に転生。 しかし場所は魚津城で目の前には織田の大軍。 当主上杉景勝も去り絶望的な状況。 皆が死を覚悟し準備に取り掛かっている中、 暦を見ると今日は天正10年の6月2日。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

ダンジョン学園サブカル同好会の日常

くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。 まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。 しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。 一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...