154 / 318
健在
しおりを挟む
3ヶ月後。飛騨国の国人衆への働き掛けを強化していた馬場信春から急使が届く。内容は織田信雄の侵攻により越前一向一揆が壊滅。この報を受けた武田勝頼は、緊急の軍議を開くため諸将を躑躅ヶ崎の館に召集。
私(武田勝頼)「現時点でわかる事を教えて下さい。」
馬場信春「はい。8月14日に当時織田領国最前線にありました越前国敦賀に入った織田信雄は、翌15日からの攻撃を開始。翌16日には府中に達したとの事であります。」
私(武田勝頼)「1日持たなかったのか……。」
馬場信春「はい。府中を奪った織田信雄は手を緩める事無く、越前内の一向宗掃討を進め。9月初めの豊原寺の焼討を以て一向宗による組織的抵抗は終わりとなったとの事であります。」
山県昌景「織田の部隊編成はわかりますか?」
馬場信春「敦賀に入った織田勢は、我らと戦った時とほぼ同じであります。今回はこれに若狭からの水軍も作戦に参加しています。」
内藤昌豊「そうなると陸からは3万。海からは……。」
馬場信春「ハッキリとした数はわかりませんが、数百艘と言われています。」
高坂昌信「戦い方についてわかる事はありますか?」
馬場信春「我らの時とは異なり、積極策。似た事例を探しますと……比叡山での一件を思い浮かべていただければ宜しいのでは無いかと。」
撫で斬り。
馬場信春「一向宗側として戦った者は勿論の事。途中、降伏を請うた者。更には名のある首を持って投降した者に対しても厳しい処断を下しています。このいくさにより、命を落とした一向宗徒は1万を超え。尾張や美濃へ送られた者。恐らく奴隷として。は数万を超えるとの事であります。」
山県昌景「我らとのいくさに敗れたとは言え、織田信長、信忠親子以外で討ち取る事が出来た者は居ない。尤もその織田親子についてもはっきりした事はわからないのが現状。今回指揮した信雄が後継者としてなのか。部隊長として越前に入ったのかも定かでは無い。織田は健在である事を知らしめるべく、今回の振る舞いに至った。」
馬場信春「そう考えて間違いありません。」
私(武田勝頼)「そうなると美濃や三河も?」
馬場信春「注意はしなければなりません。なりませんが……。」
真田信綱「先のいくさにおいて、織田信雄へはしっかり恐怖心を植え付ける事に成功しています。」
山県昌景「織田から見て、三河は徳川の管轄。徳川が動かなければ織田は動きません。その徳川は当主並びに重臣を失い混乱状態にあります。今、大岡からの情報を得ながら綻びを探っている所であります。」
私(武田勝頼)「現時点でわかる事を教えて下さい。」
馬場信春「はい。8月14日に当時織田領国最前線にありました越前国敦賀に入った織田信雄は、翌15日からの攻撃を開始。翌16日には府中に達したとの事であります。」
私(武田勝頼)「1日持たなかったのか……。」
馬場信春「はい。府中を奪った織田信雄は手を緩める事無く、越前内の一向宗掃討を進め。9月初めの豊原寺の焼討を以て一向宗による組織的抵抗は終わりとなったとの事であります。」
山県昌景「織田の部隊編成はわかりますか?」
馬場信春「敦賀に入った織田勢は、我らと戦った時とほぼ同じであります。今回はこれに若狭からの水軍も作戦に参加しています。」
内藤昌豊「そうなると陸からは3万。海からは……。」
馬場信春「ハッキリとした数はわかりませんが、数百艘と言われています。」
高坂昌信「戦い方についてわかる事はありますか?」
馬場信春「我らの時とは異なり、積極策。似た事例を探しますと……比叡山での一件を思い浮かべていただければ宜しいのでは無いかと。」
撫で斬り。
馬場信春「一向宗側として戦った者は勿論の事。途中、降伏を請うた者。更には名のある首を持って投降した者に対しても厳しい処断を下しています。このいくさにより、命を落とした一向宗徒は1万を超え。尾張や美濃へ送られた者。恐らく奴隷として。は数万を超えるとの事であります。」
山県昌景「我らとのいくさに敗れたとは言え、織田信長、信忠親子以外で討ち取る事が出来た者は居ない。尤もその織田親子についてもはっきりした事はわからないのが現状。今回指揮した信雄が後継者としてなのか。部隊長として越前に入ったのかも定かでは無い。織田は健在である事を知らしめるべく、今回の振る舞いに至った。」
馬場信春「そう考えて間違いありません。」
私(武田勝頼)「そうなると美濃や三河も?」
馬場信春「注意はしなければなりません。なりませんが……。」
真田信綱「先のいくさにおいて、織田信雄へはしっかり恐怖心を植え付ける事に成功しています。」
山県昌景「織田から見て、三河は徳川の管轄。徳川が動かなければ織田は動きません。その徳川は当主並びに重臣を失い混乱状態にあります。今、大岡からの情報を得ながら綻びを探っている所であります。」
0
あなたにおすすめの小説
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる